エスプレッソ・マティーニ
エスプレッソ・マティーニ | |
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基本情報 | |
作成技法 | シェイク |
色 | 茶色[1] |
グラス |
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アルコール度数 | |
度数 |
![]() 8-25度[1] |
国際バーテンダー協会のレシピ | |
ベース | ウォッカ |
材料 |
ウォッカ …… 50ml |
カルーア …… 30ml | |
シュガーシロップ …… 10ml | |
エスプレッソ …… 1杯分 |
概要
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カクテルランキングでは必ず上位に選ばれる人気カクテルである[2]。一例としてイギリスの酒類専門誌﹃DRINKS INTERNATIONAL﹄が毎年発表する﹁世界のベストセラーカクテルランキング︵The World’s Best-Selling Classic Cocktails︶﹂ではエスプレッソ・マティーニは2018年は9位、2019年は7位となっている[3][4]。
﹁マティーニ﹂の名は付いているがマティーニに使われるジンもベルモットも使用されない。通常のマティーニがステアで作られるのに対し、エスプレッソ・マティーニはシェイクで作られる。マティーニグラス︵カクテルグラス︶で提供されることが数少ないマティーニらしさではあるが、クーペグラス︵シャンパン用の広口のワイングラス︶で提供されることもあり、この場合はマティーニの要素と呼べるものは何もなくなっている[2]。
1983年にロンドンにあるソーホ・ブラッセリー︵Soho Brasserie︶のバーテンダーディック・ブラッドセルが考案した[5]。ソーホ・ブラッセリーではバーカウンターの裏にエスプレッソマシーンがあり、常にコーヒーの香りが立ち込めていたため、マティーニにエスプレッソを加えることを思いついたという[5]。
日本においてもバーのバーテンダーからではなく、バールのバリスタ発信のコーヒーカクテルのムーブメントとして、エスプレッソ・マティーニは火付け役にもなっている[3]。
レシピの例
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エスプレッソを使うのは大前提となっているが、レシピが確立された状態になっているとは言えず、バーテンダー、バリスタからさまざまなアプローチ、アレンジがなされている[6]。
国際バーテンダー協会によるレシピを以下に挙げる[7]。
出典
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(一)^ ab“エスプレッソ・マティーニ”. アサヒビール. 2022年10月1日閲覧。
(二)^ ab後閑信吾 (2021年2月11日). “欧米のマティーニはもっと自由﹃エスプレッソマティーニ﹄淑女のためのカクテルレッスンvol.2”. GINZA. 2022年10月1日閲覧。
(三)^ ab﹁夜のコーヒーはカクテル?﹂﹃BRUTUS特別編集合本もっとおいしいコーヒーの教科書完全版﹄、マガジンハウス、2020年、142-143頁。
(四)^ “The World’s Best-Selling Classic Cocktails 2019” (英語) (2019年1月4日). 2022年10月1日閲覧。
(五)^ ab﹃カクテルをたしなむ人のレッスン&400レシピ﹄日本文芸社、2021年、213頁。ISBN 978-4537218695。
(六)^ “コーヒー新潮流﹁エスプレッソマティーニ﹂おいしく作れるのはバリスタ?バーテンダー?The Okura Tokyoの気鋭が語る”. 食品新聞. (2021年1月27日) 2022年10月1日閲覧。
(七)^ “Espresso Martini”. 国際バーテンダー協会. 2022年10月1日閲覧。