カテゴリ

基本的な分類、範疇

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概説

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10




歴史

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古代

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プラトンにおけるカテゴリ

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プラトンは以下の五つのカテゴリを区別した。

  1. 存在 (Sein)
  2. 同一性 (Identitat)
  3. 多様性 (Verschiedenheit)
  4. 変化 (Veränderung)
  5. 存続 (Beharrung)

であり、これらをプラトンはのあかし(Zeugnisse der Seele)とみなした。

カテゴリの本来的な創設者としてのアリストテレス

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PQQ10[2]10'Aussageweise''Seinsweise'

(一)

(二)

(三)

(四)

(五)

(六)

(七)

(八)

(九)

(十)





Klasse(Universum)




中世

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聖トマス

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トマス・アクィナスは、アリストテレスの10の範疇に、以下の六つの超範疇的概念を加えた。

  1. もの
  2. 存在者
  3. 一 (曖昧さ回避)
  4. あるもの

近世

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哲学的範疇論に対する重大な貢献を、古典的ドイツ哲学、取り分けイマヌエル・カントG.W.F.ヘーゲルが果たした。

カント

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  1. (単一性、多数性、全体性)
  2. (実在性、否定性、限界性)
  3. 関係(実体性、因果性、相互性)
  4. 様態(可能性、現実存在、必然性)

ヘーゲル

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ヘーゲルは、ドイツ哲学の包括的なカテゴリ体系にまで発展させた。彼はとりわけ―たとえ観念論的形式においても―異なった哲学的カテゴリの間に弁証法的観点を際立たせた。

脚注

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  1. ^ 範疇(はんちゅう)の意味 - goo国語辞書
  2. ^ 『カテゴリー論』第4章

関連項目

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外部リンク

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