カルボン酸無水物
カルボン酸無水物︵カルボンさんむすいぶつ、英語: carboxylic anhydride︶とは、2分子のカルボン酸を脱水縮合させた化合物 (R-CO-O-CO-R') のことである。酸無水物︵さんむすいぶつ、英語: acid anhydride︶の一種。単に酸無水物といった場合にはこのカルボン酸無水物を指すことが多い。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/63/FunktionelleGruppen_Carbons%C3%A4ureanhydrid.svg/200px-FunktionelleGruppen_Carbons%C3%A4ureanhydrid.svg.png)
命名法
編集IUPAC命名法では、カルボン酸の名称から「acid」を除いて「anhydride」と付けて命名する。
合成
編集反応
編集塩基存在下アミノ基あるいはヒドロキシ基と反応させて、
を生成する。上記各項目の合成法の節も参照いただきたい。
また、カルボニル基からの脱離基がカルボキシラート(共役酸のpka=5)で良好な脱離基なので上にあるように、求核置き換え反応をしやすい。
主なカルボン酸無水物
編集脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- ウィキメディア・コモンズには、カルボン酸無水物に関するカテゴリがあります。