グラウンドポジション

ガードポジションから転送)

Ground Position[1][2]
マウントポジション(上)
サイドポジションの一つ横四方固め(上)

各競技・ルールにおけるセオリー

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総合格闘技におけるインサイドガードポジションからのパンチ

[][3]

ブラジリアン柔術

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##

レスリング

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##使

総合格闘技

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##

柔道

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姿[4]姿

ロンドンの日本柔術学校の柔術

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[5]

主なポジション

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バックマウントポジション(上)

マウントポジション

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 使[6]

バックマウントポジション

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 (ride) [6]

サイドマウント

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サイドマウント (side-mount[7]) はアンダーマウント(マウンティド)から横転して逃れたい相手を、片膝を立てて踵で抑えた状態。バッククラブへの移行や片羽絞めを狙う過程によく現われる。

S字マウント

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マウンティングから更に片脚が相手の肩を越え、枕状に後頭部へ差し込まれた状態。トライアングルホールドへのアタック上よく現われる。またはボトムポジションからこれでリバーサルした体勢。

アンダーマウントポジション

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マウントポジションをとられている相手の下の選手の状態。

バッククラブ

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バッククラブ(背後)からの裸絞め

[8]

ニーオンザベリー

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ニーオンザベリー(上)

[9]

サイドポジション

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サイドポジションの一つ崩れ袈裟固め(上)

上の選手が、下の選手の胴体を横から抑え込んでいる状態を指す。柔道でいう横四方固、袈裟固、崩袈裟固の体勢である。上の選手が有利なポジションであり、さまざまな技を掛けることができる。マウントポジション以上に攻撃のバリエーションに富むため、選手によっては敢えてマウントポジションを取らずにこの体勢から攻撃を仕掛ける。この中で特に横四方固めは選手によっては最も安定して抑え込むことができる。ここから相手の足の方を向き、脚を交差させてマウントポジションを狙ったポジションをセンキーロジコスタスと呼ぶことがある。

ノースサウスポジション

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ノースサウスポジション

柔道の上四方固崩上四方固の体勢。この体勢から極めることができる絞め技・関節技は限られるが、相手を安定して抑え込むことが出来る。

ガードポジション

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 (guard position) [10]

クローズドガード

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クローズドガード(下)

倒れた側(ガードポジション)が相手(トップポジション)の胴体を、両脚で挟み、相手の背面で足首を組んで抑えている状態。 この体勢から、自ら両脚を固定しているため、関節技・スイープをねらうことは難しい。相手にパスガードされそうになった、サイドをとられた体勢から持ち直したときなどの一時的な防御の体勢といえる。 一瞬脚をリリースした状態からならば、袖を引いて脚を掬うペンデュラムスイープや起き上がって引き倒すヒップスローと攻撃の幅はやや拡がりうる。別名クロスガード。

 
アメリカ海兵隊の接近戦マニュアルに見られるオープンガード(下)の基本形

スパイダーガード

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スパイダーガード(下)


巻き付けスパイダーガード

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デラヒーバガード

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ブラジリアン柔術の稽古で使われたデラヒーバガード(下)


フックガード

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ラバーガード

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赤によるラバーガードのイラスト

エディ・ブラボーが開発したガードポジションの一種。自分の右(または左)足首を相手の首に巻きつけた上、自分の左(または右)手で掴み、相手の動きを制限する。

バタフライガード

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柔道の稽古でのバタフライガード(下)


ハーフガードポジション

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[11]

Xガード

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ブラジリアン柔術の大会で使われたXガード[12](下)

猪木アリ

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1976[]

スパイラルガード

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50-50ガード

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50-50ガード(下)を実演するメガトン・ディアス

など。

インサイドガードポジション

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ガードポジションをとられている相手の上の選手の状態。ハーフマウントポジションを除けば相手の脚で有効な動きが出来ず、有効な関節技・絞技は、脚への関節技といくつかの絞め技に限られている。原則、腕への関節技はかからない。ガードポジションの種類にもよるが、インサイドガードポジションからパンチを当てることはサイドポジションやマウントポジションからと比較すると難しい。脚への関節技は有利なポジションを保ったままかけることが難しく、失敗すると後述する「スイープ」をかけられたのと同様の不利なポジションになる。

ハーフマウントポジション
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#ハーフガードポジションをとられている相手の上の選手の状態。インサイドガードポジションの一種。マウントポジションには含まれない。他のインサイドガードポジションほどではないが関節技・絞技は極めにくい。

パーテールポジション

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パーテールポジションを取るアマチュアレスリング選手(右)

 (:parterre position) (:defense position) (:clouting position) 

[13]使[13]姿[4]

がぶり

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がぶり

 (sprawling position) 姿

4点ポジション

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4

グラウンドポジションにおいて使用されるテクニック

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パスガード

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 (pass guard) 

[14]

[15]

[16]

[14]







()


リバーサル

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リバーサル (reversal) は下の選手がアンダーマウントポジションやガードポジションなど不利な体勢から相手をひっくり返し、上下を入れ替えること。柔道では同様の技術を「返し」と呼ぶ。

  • ウーパ
  • TKシザーズ
  • 鉄砲返し[17]

スイープ

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スイープ (sweep) はガードポジションから相手をひっくり返し、上下を入れ替えるリバーサル。

  • シザーズスイープ[18]
  • ヒップスロー[19]
  • フラワースイープ[20]
  • ヘリコプター[21]
  • アナコンダ
  • 草刈り[22][23][24]
  • 後ろ帯取り返し
    • 浅野返し(下村返し)[25]
    • 縦返し[26]
  • 膝乗せ返し[27]
  • 横帯取り返し[28]
  • 腕挫膝固返し(巻きスパイダースイープ)[29][30]
  • 腹乗せ返し[31]
  • キャタピラ返し[32]
  • 十字絞返し
  • 肩固め返し[33]
  • 高橋返し
  • 脚蹴り返し
  • 酒井返し[34]
  • スコップ
  • わき取り返し
  • ベリンボロ(ポルトガル語で「回転」の意)

など様々な方法がある。

参考文献

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  • 高専柔道技術研究会 編『高専柔道の真髄』原書房
  • 松本勝『初心者の柔道教室』弘文出版
  • 山口香・向井幹博『ジュニアのための考える柔道』東京書店

脚注

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(一)^ :

(二)^ DREAM

(三)^  201571" " 

(四)^ ab119991121111ISBN 4871522059"姿" 

(五)^ The Game of Ju-jitsu 20138888-89,94-95,103-111ISBN 978-4-88142-811-5"D" 

(六)^ abAkemi Yoshida (2018-08-07) [2018-06]. IBJJFVer.5. . p. 21. https://www.jbjjf.com/wp-content/uploads/2018/08/ibjjf_rule_v5_jp.pdf 20201124 

(七)^ RULE BOOK INTERNATIONAL BRAZILIAN JIU-JITSU FEDERATION. IBJJF. (2018-11). pp. 17. "by going straight to the side-mount" 

(八)^ Akemi YoshidaIBJJFVer.52018872018622https://www.jbjjf.com/wp-content/uploads/2018/08/ibjjf_rule_v5_jp.pdf20201123"4.5 4" 

(九)^ Akemi YoshidaIBJJFVer.52018872018620https://www.jbjjf.com/wp-content/uploads/2018/08/ibjjf_rule_v5_jp.pdf20201123"2" 

(十)^ 2011930381 

(11)^ 貿2018112ISBN 978-4817060259"" 

(12)^ 貿2018112ISBN 978-4817060259"X" 

(13)^ ab2201522201371174-175ISBN 978-4-86487-108-2"" 

(14)^ ab2201522201371118ISBN 978-4-86487-108-2"" 

(15)^ 貿2018112ISBN 978-4817060259":" 

(16)^ 2201522201371125ISBN 978-4-86487-108-2"" 

(17)^ 220152220137134-35ISBN 978-4-86487-108-2"" 

(18)^ 貿2018112ISBN 978-4817060259":" 

(19)^ 貿2018112ISBN 978-4817060259":" 

(20)^ 貿2018112ISBN 978-4817060259":" 

(21)^ 貿2018112ISBN 978-4817060259":" 

(22)^ 220152220137144ISBN 978-4-86487-108-2"" 

(23)^ 貿2018112ISBN 978-4817060259":" 

(24)^ 貿2018112ISBN 978-4817060259":" 

(25)^ 2201522201371ISBN 978-4-86487-108-2"" 

(26)^ 220152220137167ISBN 978-4-86487-108-2"" 

(27)^ 2201522201371100ISBN 978-4-86487-108-2 

(28)^ 220152220137197ISBN 978-4-86487-108-2 

(29)^ 寿  ︿" " 

(30)^ 貿2018112ISBN 978-4817060259":" 

(31)^ 2201522201371108-109ISBN 978-4-86487-108-2 

(32)^ 2201522201371112ISBN 978-4-86487-108-2 

(33)^ 2201522201371182ISBN 978-4-86487-108-2"" 

(34)^ 2201522201371272ISBN 978-4-86487-108-2""