ショートパンツ

ショートパンツ︵英: short pants︶とは、ズボンの裾丈による分類の一つ。口語では短パンの呼称も多く使われる。

デニムのショートパンツ︵ホットパンツ︶

主に夏用の衣服ではあるが、冬用の厚手のものもあり、タイツやストッキングの上から着用する着方も見られる。

丈の定義

ショートパンツは、ロングパンツ︵長ズボン︶に対して短いもの、との意味合いを持つ。裾の長さとしては、おおむねホットパンツからハーフパンツの中間に当たる丈の物を指す語であるが、製造メーカー・販売店・消費者またはメディアなどによってその定義はあいまいである。

ホットパンツの丈のものをショートパンツと呼ぶことも度々ある。

用途

TPOに合わせて多種多様なものが存在するが、夏季用の衣服として用いられる場合が多い。動きやすさを活かして、子供服や体操着などのスポーツウェアなどに用いられる。

長さによる分類の例

それぞれの裾丈には厳密な定義がないため、以下はおおよその目安である。

●ホットパンツ - 0-1分丈、裾がほとんどない極端に短いもの。おもに女性用。

●半ズボン - 5分丈未満、裾が膝より短く、おもに男児用の子供服を指す。

●ショートパンツ - おおむね1-3分丈のものを指す。

●クォーターパンツ - 2-3分丈程度。クォーター=1/4→2.5分丈。

●ハーフパンツ - 4-6分丈程度。スリークォーターパンツより短く、クォーターパンツより長い、中間的なものの総称。

●カプリパンツ・クロップドパンツ・スリークォーターパンツ - 7-8分丈、おもに女性用。厳密には長さによる分類ではなく特定の形態を指すが、﹁カプリ丈﹂・﹁クロップド丈﹂などとして使用される場合もある。スリークォーター=3/4→7.5分丈。

●長ズボン - 10分丈、くるぶしの下までの裾丈。基本的には脚をすべて覆って肌が露出しないもの指す。

関連項目

• ショーツ - 英語圏ではショートパンツまたは男性用下着のこと。