glare




グレアの分類

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 (Blinding glare)



 (Disability glare)



 (Discomfort glare)
















グレアの生じる状況

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背景と光源の輝度の対比が大きいほどグレアの程度が大きくなる。暗い部屋に小さな点光源を置いた場合などがこれにあたる。 光源自体の輝度が高いほうがグレアの程度が大きくなる。 光源が視線に近いほどグレアの程度が大きくなる。光源の方向を注視した場合、大きな不快感を生じる。





CRT




 





LASEKLASIK

研究の歴史

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1910
 Percy G. Nutting  (Illuminating Engineering Society, IES) 

1920

19401950 DGI (Daylight Glare Index) 3

1970
Commission International de l'Eclairage/International Commission on IlluminationCIE19131995 UGR (Unified Glare Rating) ISO  UGR 

LED 

グレアの評価方法

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BCD (Borderline between Comfort and Discomfort)

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快/不快の境目となるような光源輝度 / 背景輝度の値であり、不快グレアの評価の基本として用いられている。

DGI(Daylight Glare Index)法

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1950年に提唱されたもので、グレア評価式としては古参の部類である。背景光の輝度・光源の輝度・光源が視野に占める立体角の3要素を用いる。DGIの値は以下の式によって求められる。
 
(ここで、  : 光源の輝度[cd/m2],   : 背景の輝度[cd/m2],   : 観察者からみた光源の立体角[sr],   : 光源の修正立体角
これは IES(英国照明学会)グレアインデックス法の元となった。

グレアインデックス法

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IES(イギリス照明学会)によって提唱された評価方法。DGI法に修正を加えたものであり、まず個々の光源のグレアコンスタント(g)を求め、全体のグレアの程度を表すGI(Glare Index) を算出する。
 
 
この数値は、主観的には以下のような評価に相当する。

GI値 評価
28~ Intolerable (ひどすぎる、耐え難い)
28 Just Intolerable (ひどすぎると感じ始める)
25 Uncomfortable but not intorelable (不快である)
22 Just uncomfortable (不快であると感じ始める)
19 Unacceptable but not uncomfortable (気になる)
16 Just acceptable (気になり始める)
13 Perceptible but unacceptable (感じられる)
10 Just perceptible (感じ始める)
~10 Imperceptive (感じない)

VCP (Visual Comfort Probability) 法

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BCD (VCP) VCP >70 BCD 70%

UGR (Unified Glare Rating)法

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Lb: [cd/m2]L: [cd/m2]  : [sr]P: 
 
 :  : 

 UGR 251916

ISO (ISO8995)  UGR 2006 (JIS) 

グレアの規制

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VDT

日本

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VDT (Visual Display Terminals) VDT

調







1999

アメリカ

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[1]

グレアを防ぐ技術

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室内照明

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光幕反射を防止するため照明設置を避けるべき位置。上図で示した範囲内に照明を置くと、作業面を介して強い反射グレアが生じ、長時間作業には不適切である。





調

ディスプレイ

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 CRT 

CRT調

寿LEDLEDLED LED LED


自動車・二輪車

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調調調

[1]使[1][2]

サングラス

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便

高輝度光源をあえて用いるケース

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脚注

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  1. ^ a b 道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第五十二条 第二項:車両等の灯火”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局 (2019年6月14日). 2020年1月10日閲覧。 “2019年12月14日施行分” 及び道路交通法施行令(昭和三十五年政令第二百七十号)第二十条:他の車両等と行き違う場合等の灯火の操作”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局 (2019年9月26日). 2020年1月10日閲覧。 “2019年12月1日施行分”
  2. ^ この交通法規から現行市販車では構造的に走行中のヘッドライト消灯が出来ないよう設計されている。二輪車の前照灯常時点灯義務が敷かれている国は 日本、フィリピン、他。

参考文献

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  • IES : Lighting Handbook, 4th edition
  • Draft of CIE Publication : Guide to lighting of urban areas
  • 『現代建築環境計画』(島武男・中村洋、オーム社) ISBN 4-274-12796-6
  • 『建築設計資料集成 環境』(日本建築学会) ISBN 978-4-621-07835-8

関連項目

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外部リンク

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