コイル
コイル︵英語: coil︶とは、針金などひも状のものを、螺旋状や渦巻状に巻いたもののことである。電気回路における素子として用いられるほか、ばねとしても利用される。明治末から昭和前期には線輪︵せんりん︶とも言われた[1]。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/45/Solenoid-1.png/220px-Solenoid-1.png)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a1/Electronic_component_inductors.jpg/220px-Electronic_component_inductors.jpg)
回路素子としてのコイル
編集詳細は「インダクタ」を参照
コイルに利用する電線を巻線という。コイルの性質を変化させるために、コイルの中に入れられる強磁性体の部品を磁心という[2]。磁心が無いコイルは、空芯コイルという。
用途
編集電磁誘導を利用した例
その他
電気用図記号
編集インダクタの電気用図記号
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IECのインダクタ記号
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磁心入りのインダクタ (IEEE Std 315)
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IECの分岐されたインダクタの図記号
その他の回路図記号
コイルばね
編集「巻きばね」を参照
このばね類の特徴として、荷重と変形に比例関係が得られる、環境耐性がある、安価で大量生産可能といった特徴がある[3]。受ける荷重の種類によって、圧縮コイルばね、引張コイルばね、ねじりコイルばねといった種類に分けられる[4]。
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ねじりコイルばねの図
関連項目
編集注
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(一)^ たとえば1907年﹃文明利器電話機使用問答﹄全国書誌番号:40067160の目次に﹁六 誘導線輪・自第二十四問至第二十六問﹂とある。また、昭和14年内閣告示第1号、電気関係標準用語にもある。
(二)^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 磁心︵じしん、magnetic core︶
(三)^ 絵とき﹁機械要素﹂基礎のきそ p166
(四)^ ばね技術研究会︵編︶、1998、﹃ばねの種類と用途例﹄初版、 日刊工業新聞社︿ばね技術シリーズ﹀ ISBN 4-526-04232-3 p6