化粧品
概説
編集種類(主な化粧品)
編集日本
編集日本での法的な定義
編集日本での表示
編集化粧品には、消費者の誤認を招かないように販売名、製造販売業者の名称・住所、製造番号や記号などが明瞭に記載されていなければならない(薬機法第61条)。
原則として用いられている全成分が表示なされなければならない(非開示の承認を得たものを除く)。表示は配合量の多い順にされる。表示名称は、通常日本化粧品工業連合会で作成している表示名称リストに従う。全成分表示は、2001年(平成13年)からの措置である。同年以降、従来の化粧品の品目ごとの承認や許可が不要になったのを受けて、欧米と同様に、全成分の表示が義務付けられ、消費者への情報提供の機会が確保されたのである。
日本では薬機法で決められた有効成分を含有していれば、「治す」といった違反にあたらない表現の制限範囲の中で効能を表示することができる[3]。
製造
編集化粧品の製造の全部または一部を行う場合には、化粧品製造業許可(一般)が、包装・表示・保管のみを行う場合には、化粧品製造業許可(包装・表示・保管)が必要である。
販売方法
編集製造販売(元売)
編集(薬機法上の)化粧品を日本国内で上市(製造・販売)するには、事業者は化粧品製造販売業許可を取得する必要がある。また、製品ごとに化粧品製造販売届が必要である。
輸入販売する事業者は化粧品製造販売業許可と製造業許可を取得する必要がある。さらに輸入品目ごとに化粧品外国届、化粧品製造販売届、化粧品輸入届の3つの届出が必要である。
日本国内で上市する商品には特別な場合を除いて容器とそれを覆う外箱に全成分、内容量、製造販売業者(輸入業者)の表記が必要である。
販売(小売)
編集輸入化粧品
編集世界の主要メーカー
編集世界シェアランキング
編集一般的に経済調査では化粧品・トイレタリー企業で区分されている。下記はそのランキングである。[いつ?]
※下に2020年における化粧品メーカーの売上高ランキングを別掲。
- プロクター・アンド・ギャンブル(アメリカ)
- ユニリーバ(イギリス)
- ロレアル(フランス)
- コルゲート・パーモリーブ(アメリカ)
- ヘンケル(ドイツ)
- レキットベンキーザー(イギリス)
- 花王(日本)
- SCジョンソン(アメリカ)
- エスティローダー(アメリカ)
- 資生堂(日本)
- エイボン・プロダクツ(アメリカ)
- バイヤスドルフ(ドイツ)
- エコラボ(アメリカ)
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(アメリカ)
- アルバート・カルバー(アメリカ)
- アクセス・ビジネス・グループ(アメリカ)
- コティー(アメリカ)
- ジョンソン・ダイバーシー(アメリカ)
- リミテッド・ブランズ(アメリカ)
- LVMH(フランス)
- クロロックス(アメリカ)
- メアリー・ケイ(アメリカ)
- ライオン(日本)
- サラ・リー(アメリカ)
- ロレアル(フランス)
- エスティローダー(アメリカ)
- プロクター・アンド・ギャンブル(アメリカ)
- 資生堂(日本)
- バイヤスドルフ(ドイツ)
- LVMH(フランス)
- コティ(アメリカ)
- アモーレパシフィック(韓国)
- コーセー(日本)
- 花王(日本)
その他のメーカーはCategory:化粧品メーカー・ブランドを参照。
日本の主要メーカー
編集以下の日本メーカーは世界的に評価が高く、海外市場でも販売されており、中国の富裕層などでも販売が伸びている。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 『メディチ家』 - コトバンク
- ^ 日本商品分類中分類88-化粧品、歯みがき、石けん、家庭用合成洗剤及び家庭用化学製品 (PDF) 総務省統計局
- ^ 朝田康夫、鈴木一成『コスメティックQ&A事典―化粧品のすべてがわかる』(全面改訂最新版)中央書院、2011年、14 - 15頁。ISBN 978-4-88514-043-3 。
関連項目
編集外部リンク
編集- 日本化粧品工業連合会
- 化粧品・医薬部外品等ホームページ - 厚生労働省
- 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ - 厚生労働省
- 医薬品等の回収に関する情報 - 医薬品医療機器総合機構
- NCM:化粧品業界の変遷
- Hitomi's Eye