コーヒーカップ
コーヒーカップ(英: coffee cup)は、コーヒーを飲む時に用いられる茶碗のこと[1]。「コーヒー碗」あるいは「コーヒー茶碗」ともいう[2]。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4a/Cup_of_Coffee_with_foam.jpg/250px-Cup_of_Coffee_with_foam.jpg)
概説
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上辺の開きが︵比較的︶少なくて、取っ手がついている洋風茶碗である[1]。
一般的に米国ではティーカップよりも大きく[3]、英国ではティーカップよりも小さい[3]。
手付き[2]︵取っ手付き・持ち手付き︶、脚付き[2]、これらの両方が付いた手脚付き[2]がある。また、容器体と脚部︵ホルダー︶が分離しているものもある[2]︵インサートカップ︶。
ティーカップと同様に取手付きのカップとソーサー︵受け皿︶をセットにしたものもある[2]。また、コーヒーポット、ミルクピッチャー、砂糖入れなどとともにコーヒーセットを構成する[2]。
一般なスタイルのコーヒーカップは、紅茶用のティーカップと比較して口が小さく、カップの上下での幅の違いが少ない。これは一説には、コーヒーの香りが飛んでしまうのを抑え、コーヒーが冷めるのを防ぐためだと言われる。
なお、北ヨーロッパでは、コーヒーカップの中でも特に背が高い、トールカップと呼ばれるコーヒーカップが好んで使用される。特に寒い時期は、このトールカップにホットコーヒーを注ぎ、それを両手で包むように持つことによって、手も温めている者がしばしば見られる[4]。
喫茶店の学校などでしっかりしたトレーニングを受けた店主や店員がコーヒーを提供する場合は、︵多くの場合︶お客から見て左側に﹁取っ手﹂が来るようにコーヒーカップを置く。これは﹁フレンチスタイル﹂などと呼ばれており、元をたどればフランス流である。なぜ左側に取っ手なのかというと、客はまずは砂糖やミルクなどを入れて、自然と︵利き手のことが多い︶右手でスプーンを持ってかき混ぜようとする。その時カップがひっくり返らないように支えようとするが、それは自然と左手になるので、カップの取っ手は左側にあったほうが都合がよい︵左側に取っ手がないと、熱い部分を持ってしまうことになり、火傷をしかねない︶。客はスプーンで混ぜた後にスプーンを置き、カップを半回転させ右側に来た取っ手を持って飲む、というのがフレンチスタイルである。
特殊なコーヒーカップ
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マグカップ
大型で取っ手の付いたもので、通常は受け皿がない。マグカップとは日本独自の名称で、本来は﹁マグ﹂自体がカップの意味になる。ビアマグ、コーヒーマグなど。
タンブラー
本来はコップと呼ばれる筒型の底の平らな飲料用容器全般︵タンブラーグラス︶を指す[5]が、日本においてはタンブラーグラスの一種で保温機能を持ったふた付きの﹁サーモマグ﹂や﹁トラベルマグ﹂に限定して﹁タンブラー﹂と称するケースが多い。
デミタス
通常の半分程度の大きさで、エスプレッソを飲む場合に用いられる。demiは半分、tasseはカップの意。
カフェオレ・ボウル
カフェ・オ・レを飲むときに用いる専用の食器。大きめで全体的に丸い形状であり、取っ手がない。
一覧
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ステンレス製のタンブラー
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青銅製のタンブラー
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デミタス
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トルコのコーヒーカップと菓子入れ(陶器製)
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デミタスとデミタススプーン