シャレード (2002年の映画)
2002年制作のアメリカの映画作品
『シャレード』(The Truth About Charlie)は、2002年のアメリカ映画。
シャレード | |
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The Truth About Charlie | |
監督 | ジョナサン・デミ |
脚本 |
ジョナサン・デミ スティーヴ・シュミット ピーター・ジョシュア ジェシカ・ベンディンガー |
原作 | ピーター・ストーン脚本による映画『シャレード』 |
製作 |
ジョナサン・デミ ピーター・サラフ エドワード・サクソン |
製作総指揮 | イロナ・ハーツバーグ |
出演者 |
マーク・ウォールバーグ タンディ・ニュートン ティム・ロビンス |
音楽 | レイチェル・ポートマン |
主題歌 |
シャルル・アズナヴール(Quand tu m'aime) アンナ・カリーナ(Charade d'amour) ラシッド・タハ(Garab) |
撮影 | タク・フジモト |
編集 | キャロル・リトルトン |
製作会社 | Clinica Estetico |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 104分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
興行収入 | $7,093,284[1] |
概要
編集
この映画は1963年の﹃シャレード﹄︵主演‥ケーリー・グラント、オードリー・ヘプバーン︶のリメイクであるが、フランソワ・トリュフォーの﹃ピアニストを撃て﹄のオマージュ要素もあり、後者に出演したシャルル・アズナヴールが"Quand tu m'aimes"の英語版この映画のために歌う場面で登場した︵なお、サントラはフランス語のオリジナル版を収録し、英語版はこの映画の中でのみ聴けるのもファン泣かせ︶。日本では東京国際ファンタスティック映画祭で特別上映された後、DVDスルーとなった。
制作・監督はジョナサン・デミ。脚本はデミとピーター・ジョシュアことピーター・ストーン。なお、ピーター・ジョシュアという名前は1963年版﹃シャレード﹄で、ケーリー・グラントが演じた役名であり、 マーク・ウォールバーグの演じた役名がジョシュア・ピーターズ︵Joshua Peters︶となっている。
スコア音楽はレイチェル・ポートマンが担当しているが、アンジェリーク・キジョ、ハレド、マヌ・チャオ、エンド・クレジットに炸裂するラシッド・タハの﹁Garab﹂など劇中はフランスで人気のアーティストの楽曲が多数使用され、デミの音楽センスが発揮されている。撮影はパリで行われ、多くのフランス人俳優も採用された。劇中で歌を披露するアズナヴールはもとより、マガリ・ノエル、ピーター・ブルックの舞台で活躍したソティギ・クヤテ、アラン・レネ作品の常連フランソワーズ・ベルタン、映画監督のアニエス・ヴァルダらが顔をみせ、アンナ・カリーナはジャック・リヴェットの﹃パリでかくれんぼ﹄を彷彿させるクラブ歌手・カリーナとしてセルジュ・ゲンズブールの歌を唄い、カリーナのファン役でフィリップ・カトリーヌも登場。おもちゃ屋の主人は同じく﹃パリでかくれんぼ﹄にも出演したウィルフレッド・ブナイシュである。なお、カリーナはスコア担当のレイチェル・ポートマンと共作で新曲﹁Charade d'amour﹂を描き下ろした。なおヘンリー・マンシーニとジョニー・マーサーによるオリジナル映画の有名なテーマ曲﹁シャレード﹂はBuzz Kilmanの歌で使われた。ちなみに同じロケ地なども登場するが、﹃サムシング・ワイルド﹄﹃愛されちゃって、マフィア﹄などに近いデミ色の強いマニアックな作りとなっているため、オリジナル映画のように幅広い層に向けた作品とはなっていない。
あらすじ
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キャスト
編集- ジョシュア・ピーターズ:マーク・ウォールバーグ
- レジーナ・ランバート:タンディ・ニュートン
- バーソロミュー:ティム・ロビンス
- イル・サン・リー:パク・チュンフン
- ザダペック:テッド・レヴィン
- ローラ:リサ・ゲイ・ハミルトン
- ドミニク:クリスティーヌ・ボワッソン
- チャーリー:スティーヴン・ディレイン
- デサリーヌ中尉:シモン・アブカリアン
- マダム・デュ・ラック:フレデリック・メナンジェ
- シャルル・アズナヴール:シャルル・アズナヴール
- クラブ歌手カリーナ:アンナ・カリーナ
以下登場順(主な出演者)
- 陸軍少佐:オルガ・セリュキック
- 電車の女性:フランソワーズ・ベルタン
- シルヴィア:サキーナ・ジャフリー
- ミステリアスな黒衣の女性:マガリ・ノエル
- イポリットの未亡人:アニエス・ヴァルダ
- アズナヴール・ファンの受付:オリヴィエ・ブロシュ
- おもちゃ屋店主:ウィルフレッド・ブナイシュ
- カリーナのファン:フィリップ・カトリーヌ
- サイアン・スーパ・クルー:フェニスキ、リーロイ・ケシア、サー・サミュエル、スライ・ザ・ミック・ブッダ、スペクタ、ヴィスロー、
- カフェの調理人:フィリップ・デュケーヌ
- ビストロの歌手:ピエール・キャレ
- ディーラー「プロフェート」:ソティギ・クヤテ
- ホスキンズ夫人(刑務所の配膳係):ポーラ・ムーア
- 精霊の声:ナターシャ・アトラス
- DVD日本語吹き替え声優
サウンドトラック
編集- De Phazz - "Jim the Jinn"
- ラシッド・タハ - "Garab"
- Jean Marc Miro - "La voix du vaurien"
- アンジェリーク・キジョー - "Les Enfants Perdus"
- The Soft Boys - "Mr. Kennedy"
- Transglobal Underground - "This Is The Army Of Forgotten Souls"
- ハレド - "Ragda"
- スパークルホース - "It's A Wonderful Life"
- Gotan Project - "Epoca"
- マヌ・チャオ - "Mentira"
- エイジアン・ダブ・ファウンデーション - "Fortress Europe"
- ラサ・デ・セラ - "De cara a la pared"
- The Feelies - "Slow Down"
- アンナ・カリーナ - "Sous le Soleil exactement"
- Backward Dog - "Hey Natty (Day Monsters)"
- テッド・デミ - "Bigga Man"
- レイチェル・ポートマン - "Truthful Moods"
- シャルル・アズナヴール - "Quand tu m'aimes"
DVD
編集元の作品がパブリックドメインだったため、リメイク版の北米版DVDには映像特典としてリメイク元の映画も添加された。日本では、本作のみでDVDスルーとなった。
出典
編集- ^ “The Truth About Charlie(2002)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年7月5日閲覧。