シーフォートスクエア
東京都品川区の天王洲アイルにある街区
シーフォートスクエアは、東京都品川区東品川の天王洲アイルの一角にある高層ビルなどがある街区の総称である。 シーフォートとは「海の砦」を意味し、第四台場跡地となる同地の歴史的な面影を残したネーミングとなっている。
シーフォートスクエア Seafort Square | |
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東側から見るシーフォートスクエア。写真右よりシーフォートタワー︵白いタワー︶、東京フロントテラス、センタービルディング、JTBビル︵その隣奥はスフィアタワー天王洲︶になる。写真左に銀河劇場の建物も見える。 | |
施設情報 | |
所在地 | 東京都品川区東品川2-3-10 |
座標 | 北緯35度37分27.1秒 東経139度45分3.6秒 / 北緯35.624194度 東経139.751000度座標: 北緯35度37分27.1秒 東経139度45分3.6秒 / 北緯35.624194度 東経139.751000度 |
状態 | 完成 |
竣工 | 1992年(平成4年)6月 |
開業 | 1992年7月20日 |
用途 | 事務所・ホテル・店舗・劇場 |
各種諸元 | |
階数 |
シーフォートタワー 地上29階地下1階 塔屋2階 東京フロントテラス 地上22階地下1階 塔屋2階 センタービルディング 地上23階地下1階 塔屋2階 JTBビル 地上20階地下1階 塔屋2階 天王洲 銀河劇場 地上5階地下1階 |
敷地面積 | 22,129.24 m² |
建築面積 | 12,937.45 m² |
延床面積 | 147,543.06 m² |
構造形式 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造) |
戸数 | 139戸 |
駐車台数 | 466台 |
関連企業 | |
設計 | アール・アイ・エー |
施工 | 鹿島建設 |
デベロッパー | 三菱商事・第一ホテルエンタープライズ・宇部興産開発・第一ホテル |
シーフォートスクエア Seafort Square | |
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店舗概要 | |
所在地 | 東京都品川区東品川2-3-10 |
施設管理者 | JLLリテールマネジメント |
延床面積 | 17,752 m² |
商業施設面積 | 7,100 m² |
店舗数 | 33店 |
駐車台数 | 466台 |
最寄駅 | 天王洲アイル駅 |
概要
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天王洲アイルの東北角地にあたる、この開発に併せて新設された天王洲アイル駅に隣接した約22000平方メートルを対象に[1]、地権者である三菱商事、第一ホテルエンタープライズ、第一ホテル、宇部興産の四者が一体的にホテル、コンドミニアム、商業施設、オフィス、劇場等を有するコンプレックスビルを建設したもので、1992年︵平成4年︶7月20日にオープンした[1]。
建物は天王洲アイル駅側に三棟連続した超高層オフィスビルとホテルなどのタワー棟、劇場、センターコートなどで構成される。タワー棟にはオープン時、シティグループ、宇部興産などが本社を置いたが[1]、後に撤退。劇場や商業施設は三菱商事の子会社が運営していたが[1]、後にその権利はオリックスに売却された[2]。
施設
編集シーフォートタワー
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街区の北側にある建物で、下層階︵地下1階から地上3階︶および上層階︵23階から27階︶が﹁第一ホテル東京シーフォート﹂だったが[1]、2023年︵令和5年︶2月末で営業を終了した[3]。
4階から22階はコンドミニアムとして各社の区分所有形態をとり、分譲あるいは賃貸住宅として使用されている[1]。
センタービルディング
編集街区中央にあるテナントビルで、三菱商事と第一ホテルエンタープライズの所有だった[1]。テイクアンドギヴ・ニーズ等が入居している。
東京フロントテラス
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街区の北側にある建物で、センタービルディングとJTBビルとの三連構造になっている。旧称シティグループセンター。米国シティコープに一括売却され、シティグループが日本の拠点ビルとして使用していた[1]。後にシティグループはビルを売却し撤退した。
JTBビル
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街区南側にある建物で、旧称UBEビル。宇部興産が東京本社を置いていたが[1]、2000年︵平成12年︶8月に浜松町のシーバンスN館に移転し、JTBグループにビルを売却した。これに伴い名称もJTBビルに改められた。なお、JTBは業績悪化のため、ビルを2021年︵令和3年︶に売却したが[4]、賃貸契約を結び引き続き入居している。
天王洲 銀河劇場
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敷地内にある劇場で、旧称アートスフィア[1]。オープン時は三菱商事の子会社による運営だった[1]。しかし、2005年︵平成17年︶に商業施設とともにオリックスに売却され[2]、劇場の運営ノウハウを持たないオリックスからホリプロに運営が任され[2]、翌年10月、同社が設立した銀河劇場が﹁天王洲 銀河劇場﹂として再オープンさせ[5]、劇場も取得した。その後、2016年︵平成28年︶2月1日付で、ホリプロは劇場を代々木アニメーション学院グループに売却している[5]。
詳細は「天王洲 銀河劇場」を参照
シーフォートスクエア
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ビル下層階にある商業施設。オープン時は上述の劇場と同様、三菱商事の子会社による運営だったが[1]、オリックスへの売却を経て[2]、2010年︵平成22年︶9月からJLLモールマネジメント︵現‥JLLリテールマネジメント︶が運営を受託している。
シーフォートスクエア地下駐車場
編集地下1階にある自走式・機械式併用の駐車場。地下駐車場には各エレベーターよりシーフォートスクエア各ビルにアクセス可能。
- 駐車台数 計466台[6]
- 地下平面式 50台
- 地下機械式 416台
アクセス
編集脚注
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(一)^ abcdefghijkl﹁天王洲シーフォートスクエアが7月にオープン﹂﹃月刊レジャー産業資料﹄1992年5月号 p.51 - 52
(二)^ abcd﹁芸能プロが劇場を持つ時代 自由席﹂﹃日本経済新聞﹄夕刊 2005年9月29日18頁
(三)^ “第一ホテル東京シーフォート、2023年2月28日で営業終了”. TRAICY. (2022年12月26日) 2023年5月2日閲覧。
(四)^ “JTB、東京の本社ビルなど売却 手元資金確保急ぐ”. 日本経済新聞. (2021年9月13日) 2022年2月11日閲覧。
(五)^ ab“天王洲 銀河劇場、2017年4月以降も名称変更せず 発表当初は﹁天王洲 YOANI劇場﹂”. はてなニュース. (2016年7月5日) 2022年2月11日閲覧。
(六)^ 天王洲アイルシーフォートスクエア地下駐車場ホームページ
参考文献
編集- 『月刊レジャー産業資料』1992年5月号