バトルホーク

日本の特撮テレビドラマ、およびその作品に登場するヒーロー

バトルホーク』は、1976年10月4日から1977年3月28日まで東京12チャンネル(現:テレビ東京)で毎週月曜日19:30 - 20:00に全26話が放送された、東洋エージェンシー(現:創通)ナック(現:ICHI)製作の特撮テレビ番組、および作品内に登場するヒーローの名称。

バトルホーク
ジャンル テレビドラマ
原作 永井豪
石川賢
企画 ダイナミックプロ
永井隆
菊池忠昭
脚本 桂真佐喜
伊東恒久
高円寺博
吉田進
衣裴洋之
古諸州
監督 長野卓
山田健
土屋啓之助
小池要之助
出演者 時本和也
堀江信介
深田ミミ
オープニング 「怒れ勇者よバトルホーク」
エンディング 「正義の闘士バトルホーク」
製作
プロデューサー 大熊伸行
篠原通男
制作 東京12チャンネル
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1976年10月4日 - 1977年3月28日
放送時間月曜19:30 - 20:00
放送分30分
回数26
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石川賢による漫画が『冒険王』に連載されていたが、ストーリーは大きく異なる。

あらすじ

日本有数の武道家である楯哲舟を祖父に持つ楯彰吾、大二郎、ユリカの楯三兄妹はテロリスト集団「兇鬼の掟」の東洋支部長・紅鬼大人に祖父・哲舟を謀殺され復讐を誓う。祖父・哲舟がアメリカで修行中のころ、伝説に生きるインディアン・シャスタ族の酋長にもらった3つのゴッドトマホークを託されていた楯三兄妹はゴッドトマホークを打ち合わせることによって、伝説が生んだ不滅の戦士バトルホーク、ビッグホーク、クイーンホークに化身。世界を戦乱の渦に巻き込もうとするテロリスト集団「兇鬼の掟」の殺しのプロ、闇が醸した憎しみの妖精、テロル闘人と死闘を繰り広げる。

概要


[1][2][3][1][2][3]

[1]

3[5]



殿[2]

主要登場人物

楯三兄妹


25

  



  

2

  

使

バトルホーク

楯三兄妹の長男・彰吾が化身する戦士。柄の部分で合体させることが可能な2本のトマホークを武器として戦う[6]

武器・技







[7]使







27使



使11使



使







25



3



使



3

ビッグホーク

楯三兄弟の次男・大二郎が化身する戦士。怪力の持ち主で、巨大なトマホークを武器とする[6]。プロレス技も得意で、大魔公望やヒトライヤーをプロレス技で倒している。

武器・技
怪力岩石砕き
大型トマホークを力いっぱい振り下ろす。岩石の後ろに隠れた敵も、この技で岩石ごと倒されてしまう。
突風(名称不明)
大型トマホークを振り回して突風を起こす。
地響き(名称不明)
大型トマホークの柄を地面に打ちつけて地響きを起こし、兇鬼兵を蹴散らす。

クイーンホーク

三兄妹の末妹・ユリカが化身する戦士。スピード戦を得意とし、鎖でつながれた2本のトマホークを武器とする[7]

武器・技
飛燕風車鎖
鎖付きトマホークを振り回して攻撃する。
空中クイーン斬り
ビッグホークの腕を踏み台にしてジャンプし、空中の敵を斬る必殺技。風むささびを倒した。
手裏剣(名称不明)
短剣状の手裏剣。バトルホークのものと同じ。

兇鬼の掟












()7



使西



[3]

[4]


[10]!?[11]

マシン




2[6]2







!

3使使

スタッフ

主題歌

  • オープニングテーマ:「怒れ勇者よバトルホーク」(作詞:高円寺博 / 作曲、編曲:小森昭宏[注 5] / 歌:池田鴻
  • エンディングテーマ:「正義の闘士バトルホーク」(作詞:高円寺博 / 作曲、編曲:小森昭宏 / 歌:池田鴻)

キャスト

スーツアクター

ほか

主なゲスト

役者の左の括弧内は登場話数。その他のゲストは放送リストを参照。

  • 張丙則:中庸介 (1)
  • ミセス・ネーブル:緒方千秋 (1)
  • 男の子:中越司 (2)
  • ミニスター:F・ボサート (3)
  • 三田村社長:細川俊夫 (4)
  • 三田村厚:近藤宏 (4)
  • 児玉安彦:西村淳二 (4)
  • 児玉正彦:梶正昭 (4)
  • 湯浅教授:奥野匡 (5, 6)
  • 理沙:西原美由紀 (5, 6)
  • ミキ:小林ゆかり (5, 6)
  • 少年時代の彰悟:片岡孝之 (7, 8)
  • 少年時代の大二郎:米村知晃 (7, 8)
  • 少女時代のユリカ:伊藤つかさ (7, 8)
  • サンダー夫人:亀渕友香 (8)
  • 楯正一郎:渡辺高光 (8)
  • 楯静子:小園蓉子 (8, 26)
  • アナウンサー:篠原大作 (9)
  • 作造:柳谷寛 (10)
  • 東次郎:多宮健二 (11)
  • 野中マサル:吉田友紀 (12)
  • 美代:今井美佐子 (13)
  • 直治:江藤照之 (13)
  • 住職:福原秀雄 (14)
  • 珍念:都井健治 (14)
  • 英二:長井悟 (15)
  • 女店員:金子美佐子 (15)
  • 勇一:新井つねひろ (16)
  • 茜マリ:竹田かほり (16)
  • 吉岡記者:佐野光洋 (17)
  • 一夫:遠藤義徳 (17)
  • 高科令子:萩原奈緒美 (18)
  • 高科雪夫:小山渚 (18)
  • 老バラモン:邦創典 (19)
  • 小野小町:林野奈子 (20)
  • 前田和夫:染谷利貴 (21)
  • 哲也:鹿股裕司 (21)
  • 一幸:神谷信弘 (21)
  • 哲也の母:安藤純子 (21)
  • 子供たち:劇団ひまわり (21, 23, 25)
  • 和子:大井小町 (22)
  • 美砂子:行事美佳 (22)
  • 玄一:倉沢満夫 (23)
  • 光太:岸裕一 (23)
  • 浅川元海軍大将:天草四郎 (24)
  • 浅川美代子:杉野公子 (24)
  • 張谷理事長:松尾文人 (24)
  • 渡辺部長:早川研吉 (24)

放送リスト

参照宇宙船SPECIAL 1998, p. 223

話数 放映日 サブタイトル 登場怪人 脚本 監督
1 1976年
10月4日
闘人どくろ鎌
  • どくろ鎌(声:福原圭一)
桂真佐喜 長野卓
2 10月11日 三日月剣テロル殺法
3 10月18日 死を刻む闘人 錨むち 山田健
4 10月25日 弱虫記者対テロル闘人
5 11月1日 平和を砕く鉄の爪 伊東恒久
6 11月8日 紅鬼大人を打ち倒せ!
7 11月15日 楯兄弟暗殺指令 土屋啓之助
8 11月22日 父と母に誓う
  • ウロコザル(声:沢りつお) 
9 11月29日 血に狂う風むささび 高円寺博 山田健
10 12月6日 紅鬼大人死す!!
11 12月13日 妖術師・白虎道士の挑戦 伊東恒久 土屋啓之助
12 12月20日 血と炎の人形魔術
  • ダイガ(声:沢りつお)
13 12月27日 呪われた、地獄の使者
  • ドルド[注 6](声:山下啓介)
吉田進 山田健
14 1977年
1月3日
楯三兄弟、処刑危機一発!
15 1月10日 空からきた死神
  • コクバ[注 9](声:山下啓介)
伊東恒久 土屋啓之助
16 1月17日 兇鬼兵に改造せよ!!
17 1月24日 吸血魔 兇仙女
  • エリナ松原 / 兇仙女(演:謝秀容)
山田健
18 1月31日 呪いの糸、化身不可能!!
19 2月7日 恐怖の透明怪人
  • テンジール / 透明怪人(演:荻原紀)
吉田進 土屋啓之助
20 2月14日 メゴラ、電撃作戦
21 2月21日 驀進!少年軍団 衣裴洋之 小池要之助
22 2月28日 必殺!は号大作戦
23 3月7日 海底の使者!海骨蟹 古諸州 土屋啓之助
24 3月14日 必殺!連発弾の恐怖
  • スリンガン(声:高橋義治)
25 3月21日 地獄の復讐鬼・紅鬼大人
  • 紅鬼大人
伊東恒久 小池要之助
26 3月28日 妖術師・白虎道士の最後
  • 白虎道士
土屋啓之助

第14話は19:30 - 20:54に『国際プロレスアワー』90分特番が編成されたため、19:00 - 19:30に繰上げて放送、19:00の『迷路でデート!』は休止された[14]

放送局

映像ソフト、レコード、CD

映像ソフト

  • バトルホーク DVD - BOX(2005年5月25日発売。特典ディスクに全予告編を収録)
  • レンタル専用 DVD バトルホークvol.1 - 7(全7巻)※次回予告収録なし
  • バトルホーク DVD - BOX(2013年5月20日発売。映像特典として、各巻に次回予告を収録)
  • バトルホークvol.1 - 8(セル/レンタル単品・全8巻)※次回予告収録あり

レコード、CD

  • キングレコード バトルホーク TV(H)26
  • ソノラマエース パピィシリーズ バトルホーク APS-5062
  • ソノラマ・ゴールデン・パピイ・シリーズ人気TV番組主題歌4曲集 APD-6515
  • 朝日ソノラマ テレビ主題歌シリーズ 仮面・変身・超人パレード PART2 APW-9544
  • 朝日ソノラマ テレビ主題歌シリーズ ヒットソングビッグ8 APW-8507
  • 特撮ファンが選んだオリジナル音源によるTV映画特撮オリジナルセレクト40 SKM(H)-2321 - 2
  • 特撮・ヒーロー主題歌大全集GES-31245 - 31254
  • 特撮ヒーロースペシャルCD-BOX 特撮英雄伝
  • 特撮ヒーロー主題歌・挿入歌大全集III
  • TVサイズ! 特撮ヒーロー主題歌大全 1976-2003

漫画、関連書籍

掲載誌

単行本

  • パワァコミックス(双葉社)全2巻
  • サンワイドコミックス(朝日ソノラマ)全1巻
  • アクションコミックス(双葉社)全1巻

脚注

注釈



(一)^ 126[4]

(二)^ 1

(三)^  100[8][7]

(四)^ [9][3][7]

(五)^ 6

(六)^ 

(七)^ 

(八)^  [9]

(九)^ 

(十)^ 

(11)^ [9][13]

(12)^ 

出典

  1. ^ a b 全怪獣怪人 下 1990, p. 204
  2. ^ a b 竹書房/イオン編 編『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、136頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。 
  3. ^ a b c 宇宙船SPECIAL 1998, p. 181
  4. ^ 『読売新聞』1976年10月4日付朝刊、24面、ラジオ・テレビ欄。
  5. ^ 永井豪TVアニメ大全 2003, p. 170
  6. ^ a b c テレマガDX・178 2007, p. 20.
  7. ^ a b c d テレマガDX・178 2007, p. 21.
  8. ^ 全怪獣怪人 下 1990, p. 205.
  9. ^ a b c 全怪獣怪人 下 1990, p. 207
  10. ^ 特撮全史 2016, p. 84-85, 「バトルホーク」
  11. ^ 永井豪TVアニメ大全 2003, p. 179, 第二章 GO NAGAI on TV 1976-1980 バトルホーク テロル闘人&五色衆原案ラフ集
  12. ^ a b c d 『バトルホーク大図鑑』 p.81
  13. ^ 宇宙船SPECIAL 1998, p. 223.
  14. ^ 『読売新聞』1977年1月3日付朝刊、24面、ラジオ・テレビ欄。
  15. ^ 北海道新聞』1977年1月テレビ欄。
  16. ^ 秋田魁新報』1981年8月25日 - 9月29日付朝刊、テレビ欄。
  17. ^ 河北新報』1977年5月25日 - 6月29日付朝刊、テレビ欄。
  18. ^ 日刊スポーツ』1977年1月10日 - 7月18日付テレビ欄。
  19. ^ 京都新聞』1977年1月テレビ欄。
  20. ^ 山陰中央新報』1977年1月テレビ欄。
  21. ^ 月曜 - 金曜午後5時台の子供向け番組枠『5時だ集まれ!』の中での放送(『中国新聞』1977年1月テレビ欄より)。
  22. ^ 山陽新聞』1977年1月テレビ欄。
  23. ^ 西日本新聞』1977年1月テレビ欄。
  24. ^ 熊本日日新聞』1977年1月テレビ欄。

参考文献


 19901130ISBN 4-7669-1209-8C0676 

SPECIAL 701998530ISBN 4-257-03533-1 

 TV︿2003325ISBN 4-575-29531-0 

 100 ︿1782007525ISBN 4-06-304580-3 

WILD GEEKS2012[]

  1970 2016129ISBN 978-4-06-219821-9 

関連項目

2013年8月28日放送分で「新・3大『バトルホーク』敵組織のツメが甘い作戦」と銘打ち、本作品の中から、テロル闘人コクバが子供から奪った模型飛行機で催眠術をかけまくる第15話、哲舟の墓を盗んだばかりに哲舟の霊に逆襲された第14話、特製カニを食わせて洗脳された子供たちが、大二郎にも特製カニを食べさせて洗脳させるも、大二郎は洗脳されたフリをしていたという第23話が取り上げられた。
東京12チャンネル 月曜19時台後半
前番組 番組名 次番組

野生アニマル
【火曜19:00に移動】

バトルホーク

忍者キャプター
(再放送)
【土曜19:00より移動】