プルシャ
インド神話
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世界の最初に存在したとされ、﹃リグ・ヴェーダ﹄においては、原人プルシャの身体から太陽や月、神々や人間など世界の全てが生まれたという。
千個の目と千個の頭、千本の足を持つと言われる。
﹃リグ・ヴェーダ﹄10章の創造讃歌﹃プルシャ・スークタ︵原人の歌︶﹄は、4つのヴァルナ︵社会的身分︶が生まれた由来を問い、その答えのなかとして次のように説明している。
神々が原人を切り分かちたるとき
いくつの部分に切り離したるや。
その口は何に、両腕は何になりたるや。
その両腿は、その両足は何とよばれるや。
その口はバラモン︵司祭︶となれり。
その両腕はラージャニヤ︵武人︶となれり。
その両腿からはヴァイシャ︵農民、商人︶、
その両足からはシュードラ︵奴隷︶生じたり。
﹁ヴァルナ﹂の原義は﹁色﹂であり、上位からそれぞれ白、赤、黄、黒の4色であった。
サーンキヤの概念
編集脚注
編集関連項目
編集- 神話関連
- 死体化生神話 - 神などの遺骸から世界が作られる神話の類型
- インド哲学関連
- 他