マジックナンバー (フォーマット識別子)

マジックナンバーとは、ファイルなどオブジェクト類の形式を識別するもの、フォーマット識別子のことである[1]

なお、本項内でのマジックナンバーの具体的な値の表記には、特記無い限り16進表記を用いる。

概要

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使使



辿PDP-11[1]1(PDP-1116)80407 PDP-11 0400 8 0718a.outO_MAGIC

オペレーティングシステムのマジックナンバー

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Unix系

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Unixa.outCOFFELFUnix#!

UnixBSDLinuxSVR4BSDWin32 PEACE[2] 

BSDLinuxELF 7F ELF7ELFFreeBSD09NetBSD02Linux03

Windows系

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MS-DOSWindows オペレーティングシステムで使われる実行形式のバイナリーフォーマットには、COMフォーマットEXEフォーマットの二種類があるが、EXEフォーマットは、COMフォーマットと区別するために、ファイルの先頭が 4D 5A というマジックナンバーになっている。

アプリケーションソフトのマジックナンバー

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Microsoft Office 

8D0 CF 11 E0 A1 B1 1A E1

gzip 

21F 8B

Java

JavaJavaJava4 CA FE BA BE 



LHA

35-lh0--lh4-3LZH

PDF

5%PDF-

WindowsMacintosh

マスターブートレコードのマジックナンバー

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FAT32 0BNTFS 07 FreeBSD FFS A5 

Windows

PC-UNIX FreeBSD  fdisk  newfs  newfs_msdos FAT32UFSLinuxmkfs.ext4mkfs.vfatmkfs -t msdos使LinuxFreeBSDmount 使

その他

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ジャーゴンファイルでは、「既存のファイル形式と重ならないように、新しい番号をどのように決めれば良いか」「簡単である。ランダムに決めれば良い」「まさしくマジック(手品)である」と取り上げられている[1]

脚注

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  1. ^ a b c Jargon File - magic number”. 2009年11月9日閲覧。 - ジャーゴンファイルではコンピュータ関連の4種類のマジックナンバーが示されており、本項のマジックナンバーは左記の3に相当する。
  2. ^ The PEACE Project”. 2009年11月9日閲覧。

関連項目

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