モーラ

言語学の一分野における単位

音韻論におけるモーラ: mora)は一定の時間的長さをもった音の分節単位である[1](はく)やモラとも呼ばれる。

概要 編集


 mŏra [ˈmɔra] mora [ˈmɔːɹə] 


 


調調

111112special moraindependent mora

編集

音節、モーラ方言(拍)、シラビーム方言(音節音素)比較の例
単語 音節区切り

(音声学上の単位)

モーラ(拍)方言での区切り

(いわゆる東京弁
現代の俳句短歌での
七五調五七調」の数え方)

シラビーム(音節音素)方言での区切り

東北方言などに見られる)

さる(猿) サ|ル サ|ル サ|ル
かっぱ(河童) カッ|パ カ|ッ|パ カッ|パ
チョコレート チョ|コ|レー|ト チョ|コ|レ|ー|ト チョ|コ|レー|ト
がっこうしんぶん(学校新聞) ガッ|コー|シン|ブン ガ|ッ|コ|ー|シ|ン|ブ|ン ガッ|コー|シン|ブン
がっきゅうしんぶん(学級新聞) ガッ|キュー|シン|ブン ガ|ッ|キュ|ー|シ|ン|ブ|ン ガッ|キュー|シン|ブン
かんそく(観測) カン|ソ|ク カ|ン|ソ|ク カン|ソ|ク
かあさん(母さん) カー|サン カ|ー|サ|ン カー|サン
にいさん(兄さん) ニー|サン ニ|ー|サ|ン ニー|サン

脚注 編集

  1. ^ "日本語では、リズムの最も基本的な単位は拍(モーラとも言います)です。" 東外大言語モジュール|日本語|発音|実践編| 1 サバイバルのためにこれだけは 1.10.1 拍感覚基礎 より引用. 2023-11-28閲覧.

関連項目 編集

外部リンク 編集