ロバート・クレイス
ロバート・クレイス (Robert Crais) | |
---|---|
誕生 |
1953年6月20日(71歳)![]() |
職業 | 作家、脚本家 |
言語 | 英語 |
国籍 |
![]() |
最終学歴 | ルイジアナ州立大学 |
活動期間 | 1987年 - |
代表作 | エルヴィス・コール・シリーズ |
主な受賞歴 |
アンソニー賞(1988年) シェイマス賞(1997年) |
デビュー作 | 『モンキーズ・レインコート』 |
![]() |
来歴
編集
ルイジアナ州バトンルージュ近郊のインディペンデンス出身。テレビドラマの脚本家としてキャリアをスタートし、﹃ヒルストリート・ブルース﹄、﹃女刑事キャグニー&レイシー﹄、﹃特捜刑事マイアミ・バイス﹄などを手掛けた。﹃ヒルストリート・ブルース﹄ではエミー賞にもノミネートされている︵第21話﹁売春婦狩り﹂︶。
1987年、初長篇﹃モンキーズ・レインコート﹄で作家デビュー。同作でアンソニー賞︵1988年度 Best Paperback Original部門︶及び、マカヴィティ賞︵1988年度 Best First Novel部門︶を受賞する。
2005年には、﹃ホステージ﹄がブルース・ウィリス主演で映画化された。
2010年には、PWAより功労賞を贈られている。
特徴
編集
デビュー作以来、主としてロサンゼルスの私立探偵エルヴィス・コールを主人公としたシリーズを執筆。その相棒であるジョー・パイクと共に事件を追う姿を描いている。
2007年の﹃天使の護衛﹄からは、ジョー・パイクを主人公に据えた新シリーズを開始。こちらにもコールは登場する。
また2003年の﹃The Last Detective﹄と2005年﹃The Forgotten Man﹄には、単独作品﹃破壊天使﹄︵2000年︶の主人公キャロル・スターキーが、2015年の﹃約束﹄には﹃容疑者﹄︵2013年︶の警官スコットと警察犬マギーが登場している。
他にも、﹃天使の護衛﹄においてパイクが置き去りにした愛車チェロキーが、単独作品﹃The Two-Minute Rule﹄において主人公Max Holmanによって奪われるなど、すべての作品が共通の世界観に基づいている。
同じミステリー作家であるマイクル・コナリーと交流があり、ハリー・ボッシュ・シリーズの﹃暗く聖なる夜﹄にはエルヴィス・コールが、﹃The Last Detective﹄にはハリー・ボッシュの登場場面が描かれている。
主な作品
編集「エルヴィス・コール」シリーズ
編集
●﹃モンキーズ・レインコート - ロスの探偵エルヴィス・コール﹄︵The Monkey's Raincoat (1987)、新潮文庫︶ 1989
●﹃追いつめられた天使 - ロスの探偵エルヴィス・コール﹄︵Stalking the Angel (1989)、新潮文庫︶ 1992
●﹃ララバイ・タウン - ロスの探偵エルヴィス・コール﹄︵Lullaby Town (1992)、扶桑社ミステリー︶ 1994
●﹃ぬきさしならない依頼 - ロスの探偵エルヴィス・コール﹄︵Free Fall (1993)、扶桑社ミステリー︶ 1996
●﹃死者の河を渉る - 探偵エルヴィス・コール﹄︵Voodoo River (1995)、扶桑社ミステリー︶ 2000
●﹃サンセット大通りの疑惑 - 探偵エルヴィス・コール﹄︵Sunset Expres (1996)、扶桑社ミステリー︶ 2000 - シェイマス賞長編部門受賞
●Indigo Slam ︵1997︶
●L.A. Requiem ︵1999︶
●The Last Detective ︵2003︶
●The Forgotten Man ︵2005︶
●Chasing Darkness ︵2008︶
●﹃約束﹄︵The Promise (2015)、創元推理文庫︶ 2017 - ﹃容疑者﹄(後出)の続編でもある。
●﹃指名手配﹄︵The Wanted (2017)、創元推理文庫︶ 2019
「ジョー・パイク」シリーズ
編集- 『天使の護衛』(The Watchman (2007)、RHブックス・プラス) 2011
- The First Rule (2010)
- The Sentry (2011)
- Taken (2012)
- 『危険な男』(A Dangerous Man (2019)、創元推理文庫) 2021