ヴァイオリンソナタ (ドビュッシー)

クロード・ドビュッシーが作曲した室内楽曲

ヴァイオリン・ソナタ:Sonate pour violon et piano)は、クロード・ドビュッシー(1862年 - 1918年)の最後の作品。ガストン・プーレのヴァイオリン、ドビュッシー本人のピアノによって初演された。

概要

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63[1]

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ドビュッシーとガストン・プーレ 

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ドビュッシーとガストン・プーレの出会いはドビュッシーの弦楽四重奏がきっかけであった。プーレは当時弦楽四重奏団を率いており、1916年にドビュッシー本人に演奏を聴いてもらおうと手紙を書いた。快諾を得たプーレは作曲家の自宅で演奏し、ドビュッシーに高く評価されるようになったという。そしてヴァイオリニストと知り合ったことを契機にかねてから温められていたヴァイオリンソナタの計画がすすめられ、作曲に際して草稿をプーレに見てもらい、演奏効果などの細かな助言を求めるという関係が築かれた。こうして1917年5月5日パリのサル・ガヴォーにて、前述のようにガストン・プーレのヴァイオリン、ドビュッシー本人のピアノによって初演がなされたのである。


構成

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ト短調で3楽章からなる。演奏時間は約15分。

  • 第1楽章 Allegro vivo
  • 第2楽章 Intermède. Fantasque et léger(間奏曲 幻想的かつ軽快に)
  • 第3楽章 Finale. Très animé(終曲 きわめて活発に)

脚注

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(一)^ 191723Les soirs illuminés par l'ardeur du charbon20012003

外部リンク

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