中瀬航也
略歴
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1971年に東京都国分寺市で生まれ、神奈川県横須賀市馬堀海岸で育つ[1][4]。学生時代はアルバイトで得た収入をほぼ全て海外旅行につぎ込み、ヨーロッパ、アフリカを主に回る。[4]。
アルバイトも飲食業を中心に経験し、駿台トラベル&ホテル専門学校を卒業後[4]、飲食店で、ソムリエ、きき酒師︵日本酒ソムリエ︶、調理師として働き、ワイン業界からシェリー酒に興味を抱くようになった[1][4]。1994年より2005年まで銀座のシェリー専門店﹁しぇりークラブ﹂で店長を務める[4]。
2000年にゴンサレス・ビアス︵スペイン︶で、2002年にはオズボーンで、それぞれベネンシアドール︵シェリー酒の熟成度合いをチェックするテイスター︶の実技試験に合格し、ヘレスの原産地呼称統制委員会から2002年ベネンシアドール・デ・メリトの称号を授与される[1]。
イベリコ丼
2005年、銀座にバー﹁シェリー・ミュージアム﹂を開業。シェリー・ミュージアムには、後にバカルディ・レガシー・カクテルコンペティション2012で総合優勝する日本人バーテンダー後閑信吾が働いていたこともある[5]。
2014年に東京都五反田でシェリー専門バー︵南蛮料理︶|シェリー専門バー︵南蛮料理︶﹁Bar Sherry Museum﹂を開業︵移転︶する[2][4]。
自店では、シェリーの提供だけでなく、料理とのペアリングを提案。シェリーを楽しみながらの演奏家、声楽家を招いての演奏イベント、大学教授や各業界の専門家やビジネスマンをゲストスピーカーとして招いての勉強会︵新月の会︶、シェリーに酔いしれる落語の会など主催し、シェリーの楽しみ方の提案を行っている。
シェリーに合う料理として、スペイン産のイベリコハムを丼にした﹁イベリコ丼﹂を考案した。
店舗運営の傍ら、日本全国︵北は札幌、南は沖縄︶で、依頼、主催、共催でシェリー・セミナーやイベントを行う他、大学︵同志社、東洋大学、立教大学︶などでゲストスピーカーで講演も行う。
書籍出版
編集- 単著
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- 『シェリー酒: 知られざるスペイン・ワイン』 PHP研究所、2003年、ISBN 9784569631639
- 『Sherry - Unfolding the Mystery of Wine Culture』 志學社、2017年、ISBN 9784904180709
- 共著
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- 『南スペイン・アンダルシアの風景』 丸善、2005年、ISBN 9784621061053
- 『スペイン文化事典』 丸善、2011年、ISBN 9784621083000
オリジナルシェリー
編集2014年スペインと日本の国交400周年を記念して、「サン・フアン・バウティスタ・パロ・コルタド・VOS・シェリー」を企画、限定販売。ラベルは、1613年、使節としてスペインに渡った支倉常長の肖像画を起用し、国宝「支倉常長像」を仙台市博物館の許可の元、使用した[6][7]。
脚注
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(一)^ abcdefg“人名事典 中瀬航也”. PHP研究所 (2003年). 2018年12月28日閲覧。
(二)^ abc“シェリー酒、日本酒好きならお試しあれ 意外な共通点”. NIKKEI STYLE (2017年4月27日). 2018年12月28日閲覧。
(三)^ 上田孝嗣 (2014年10月16日). “古酒――新酒より新しい? 日本酒でも人気じわり”. ことば談話室 - ことばマガジン‥朝日新聞デジタル. 2018年12月28日閲覧。
(四)^ abcdef“中瀬航也 プロフィール”. HMV. 2018年12月28日閲覧。
(五)^ “カクテル世界大会で1位に輝いた後閑信吾さん”. NY1PAGE (2012年4月7日). 2018年12月28日閲覧。
(六)^ ﹃Sherry - Unfolding the Mystery of Wine Culture﹄志學社、2017年、[要ページ番号]頁。ISBN 9784904180709。
(七)^ 中瀬航也 (2014年2月13日). “サン・ファン・バウティスタ発売”. 中瀬航也. 2019年1月18日閲覧。
外部リンク
編集- 中瀬航也 Sherry Museumホームページ
- Sherry Museum館長 中瀬航也オフィシャルブログ「中瀬航也のオフィシャル・シェリー酒ブログ」 - Ameba Blog
- 中瀬航也 (@CaskDiogenes) - X(旧Twitter)
- 中瀬航也 (@sherry_museum_tokyo) - Instagram
- 中瀬航也 (nakase.kohya) - Facebook