動詞化
日本語
編集
平安時代の日本語では、和語や漢語の名詞に﹁す﹂もしくは﹁ばむ﹂などの接尾辞を付けることで作られた動詞︵﹁対面す﹂﹁気色ばむ﹂など︶がある[2]。この他、名詞の語尾を活用させる形で作られたものとして、天延2年︵974︶以後の蜻蛉日記に﹁装束く﹂︵﹁装束﹂の動詞化︶が見られる[3]。
現代の日本語で、怠けることを意味する﹁サボる﹂という言葉は、フランス語の﹁サボタージュ﹂に五段活用語尾﹁る﹂が付いて動詞化して生まれた言葉である[4]。同様の例としては﹁ダブる﹂などかある。また﹁たそがれる﹂も﹁たそがれ﹂が動詞化したものだが、﹁サボる﹂等とは違って下一段活用し、逆成の例ともされる[要出典]。
「る」による動詞化
編集脚注
編集
(一)^ ab“第54回 名詞からうまれた動詞 | ﹃日本国語大辞典﹄をよむ︵今野 真二︶ | 三省堂 ことばのコラム”. 三省堂WORD-WISE WEB -Dictionaries & Beyond- (2019年2月23日). 2020年8月13日閲覧。
(二)^ 平安時代仮名文学作品にみえる漢語動詞の一考察
(三)^ https://kotobank.jp/word/%E8%A3%85%E6%9D%9F%E3%81%8F-532401
(四)^ “﹁さぼりたい﹂?﹁サボりたい﹂?﹁サボリたい﹂?”. 毎日ことば. 2020年8月13日閲覧。
(五)^ ab“流行語︵若者ことば︶”. www.komazawa-u.ac.jp. 2020年8月13日閲覧。
(六)^ ab“よく使う、外来語+﹁る﹂で動詞化した言葉1位﹁サボる﹂ - Peachy”. ライブドアニュース. 2020年8月13日閲覧。