大阪国際中学校・高等学校
大阪府守口市にある私立の中高一貫校
大阪国際中学校・高等学校(おおさかこくさい ちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、大阪府守口市にある男女共学の私立の中高一貫校。大阪国際大学の附属学校で、1960年代「高等学校生徒急増期」に大阪国際滝井高等学校(女子高)の分校として設置された。
大阪国際中学校・高等学校 | |
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(2012年5月9日撮影) | |
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過去の名称 |
帝国女子高等学校大和田校 帝国女子大学大和田高等学校 帝国学園中学校大和田校 帝国女子大学大和田中学校 大阪国際大和田中学校・高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人大阪国際学園 |
併合学校 |
大阪国際滝井高等学校 帝国高等女学校 帝国女子高等学校 |
設立年月日 |
高校1978年(昭和53年)2月13日 中学1985年1月10日 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース |
スーパー文理コース 文理コース |
学校コード |
C127310000336 中学校) D127310000600 (高等学校) | (
高校コード | 27584A |
所在地 | 〒570-8787 |
外部リンク | 公式サイト |
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令和4年3月末にて、大阪国際滝井高等学校(守口市馬場町2-8-24)を募集停止し、大阪国際大和田中学校高等学校の名称変更(大阪国際中学校高等学校へ)及び所在地移転(同市松下町1-28)を行う。
令和4年4月に、大阪国際中学校高等学校(移転後の現在地)として、再スタートする。 残置される、大阪国際大和田中学校高等学校の校地及び建物(同市藤田町6-21-57)の今後は不明。
概要
団塊の世代の高校進学率が急増した[1]﹁高等学校生徒急増期﹂[2]の高度経済成長期に、大阪国際滝井高等学校の分校として設置され、1978年︵昭和53年︶に大阪府から認可され独立校となった。両校の運営者は学校法人大阪国際学園。
大阪国際滝井高校の源流は1929年︵昭和4年︶、北河内郡三郷村︵現在の守口市︶に設立された高等女学校︵修業5年︶の﹁帝国高等女学校﹂。太平洋戦争︵第二次世界大戦︶後の学制改革により新制の高等学校﹁帝国女子高等学校﹂となり、1962年に分校︵大和田校︶を設置した。
この分校が1978年に帝国女子大学大和田高等学校として独立し、1985年に中学校も併設。系列の帝国女子大学が大阪国際大学に改称されたことに伴い、1992年︵平成4年︶に大阪国際大和田高等学校と大阪国際大和田中学校に改称された。
大和田校︵分校︶設置60周年で﹁大阪国際﹂改称30周年にあたる2022年︵令和4年︶、滝井高校から約500m北東に離れた守口市松下町のパナソニック工場の北側跡地に、校舎を新設︵大枝公園の南側で、通称﹁松下町校地﹂︶。大和田は滝井と統廃合され移転、校名も﹁大阪国際中学校﹂と﹁大阪国際高等学校﹂に改称される。
教育方針
教育方針は、学校法人大阪国際学園の
、建学の精神﹁全人教育﹂を基礎として、﹁礼節を重んじ世界に通じる心豊かな人材を育成すること﹂。
その上で﹁心の力﹂﹁グローバル力﹂﹁知力﹂の3つの力を﹁人間力﹂として、中高6年間でバランスよく育成するとしている[3]。
沿革
年表
●1947年︵昭和22年︶ - ﹁帝国学園中学校﹂開設︵1974年に事実上の廃校︶
●1948年 - ﹁帝国女子高等学校﹂開設︵のちの大阪国際滝井高等学校︶
●1951年 - 学校設置者の財団法人帝国学園を﹁学校法人帝国学園﹂に改組
●1962年 - 分校の﹁帝国女子高等学校大和田校﹂が開校︵現在地︶。同じ校地に中学の分校﹁帝国学園中学校︵大和田校︶﹂と帝国女子短期大学も開校
●1978年 - 2月13日、帝国女子高等学校大和田校の分離独立︵高校の新設︶を、大阪府から認可される。4月、﹁帝国女子大学大和田高等学校﹂開校
●1985年 - 1月10日、﹁帝国女子大学大和田中学校﹂設立を大阪府から認可される。4月、開校
●1992年︵平成4年︶ - 4月、﹁大阪国際滝井高等学校﹂﹁大阪国際大和田高等学校﹂﹁大阪国際大和田中学校﹂に改称
●2002年 - 4月、高校が男女共学化
●2004年 - 4月、中学校も男女共学化
●2022年︵令和4年︶ - 3月末に滝井を募集停止、大和田を閉校。
●4月、﹁大阪国際高等学校﹂﹁大阪国際中学校﹂開校[4]
︵沿革は学校法人大阪国際学園の事業報告など参照[5]︶。
基礎データ
交通アクセス
電車
- 2022年(令和4年)に統廃合後(松下町校地)は京阪本線守口市駅より南へ約800m(徒歩約12分)、土居駅より東へ約600m(徒歩約9分)、またはOsaka Metro今里筋線清水駅から約1km(徒歩約15分)。
制服
授業
高校は2004年4月に国際コース、翌2005年4月に理数コース、2010年4月にスーパー理数コースを設置していたが、2014年4月、理数コースを特進に、スーパー理数コースをスーパー特進に改名した。
不祥事
●高等学校必履修科目未履修問題 - 2006年︵平成18年︶10月に発覚。︵大阪府内で30校︶未履修分は補習で対応した。
●大学合格実績水増し問題 - 2007年の大学受験︵入学試験︶で、生徒9人に関西の有名4私大100学部・学科の受験料を負担。9人は87学部・学科に合格した。4大学の合格実績を﹁255人﹂と公表したが、うち3分の1を9人で占めていた。1990年代から行われていたという。
著名な出身者
脚注
(一)^ ︵3︶﹁団塊の世代﹂が社会に与えたインパクト - 文部科学省
(二)^ 1961年︵昭和36年︶312万人が4年後の1965年︵昭和40年︶507万人に急増した。
(三)^ “校長先生からのメッセージ”. 大阪国際大和田高等学校︵校長の清水隆︶. 2020年9月29日閲覧。
(四)^ “大阪国際学園広報誌﹁GLOBAL MIND﹂2020年夏︵第65号”. 大阪国際学園. 2020年9月29日閲覧。
(五)^ “令和元年度 事業報告書”. 学校法人大阪国際学園. 2020年9月29日閲覧。
(六)^ “募集要項︵高校︶”. 大阪国際大和田中学校高等学校. 2020年9月29日閲覧。
(七)^ “募集要項︵中学︶”. 大阪国際大和田中学校高等学校. 2020年9月29日閲覧。