buckling[1]




圧縮荷重を受ける長柱の曲げ座屈応力

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支配方程式

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 EI P y[2]

 

 x

 



 



a=b=c=d=0

端末条件係数

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座屈応力を求める際に、端末条件係数と呼ばれる値が関係してくる。棒の末端部分の形状により係数は次のような値になる。

端末条件 座屈形 基礎式 境界条件 特性式 最低次の解(  端末条件係数C
自由端-固定端
 
   
 
 
 
    0.25
ヒンジ(回転端)-ヒンジ(回転端)
 
   
 
 
 
    1
ヒンジ(回転端)-固定端
 
   
 
 
 
    2.046
固定端-固定端
 
   
 
 
 
    4

オイラーの式

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Pcr: 

σcr: 

C: 

E: 

I: 2

λ: 

L: 



 a, b, c ,d  y a : b : c : d 

σs[2]

 


ランキンの式

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ランキンの式は次のように表される。

 

ここで

  •  : 材料の許容引張応力
  •  : 柱の材料による実験定数

である。

ジョンソンの式

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座屈応力を細長比の2次式で表したものである。[2]

 

テトマイヤの式

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座屈応力を細長比の1次式で表したものである。[2]

 

係数σsaは実験的に決定される。

種類

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建築における種類

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Hlateral-torsional buckling




力学的分類

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力学的には、座屈は構造の変形による幾何学的非線形性に起因して、構造物に不安定な平衡状態が発生することである。この観点からは、以下のように分類される。

分岐座屈
荷重-変位曲線が2つ以上の解に分岐し、分岐点でそれまでの安定な平衡状態から不安定な平衡状態に急激に移行する現象。オイラー座屈(直立した柱を軸方向に圧縮するときの座屈)などに見られる。
飛び移り座屈(スナップスルー)
荷重-変位曲線が極値を持つ場合に、安定な経路をたどる構造物の応答がその極値に達したあと、不安定な経路を跳び越し安定な経路上の別の平衡点に動的に移行する現象。外圧を受けるアーチや球殻などに見られる。

参考文献

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(一)^ 便5 P.137

(二)^ abcd寿; ; 1986216-225ISBN 4-254-23051-6 

  • 『材料力学入門』パワー社、1989年。