応答時間(おうとうじかん)またはレスポンスタイム: Response time)は、工学テクノロジーにおいて、システム実行ユニット入力を与えられてから反応するまでにかかる時間を指す。

データ処理

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データ処理におけるレスポンスタイムとは、エンドユーザーが知覚する以下のような時点間の間隔を意味する。

  1. 操作者が端末からコンピュータが応答すべき要求を入力した時点
  2. 端末にその応答の最初の文字が表示された時点

遠隔データシステムでのシステム応答時間は、問合せメッセージを送信完了した時点と、応答メッセージが問合せ発信地で受信され始めた時点の間隔である[1]

リアルタイムシステム

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WCETworst-case execution timeWCET/

液晶ディスプレイ

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液晶ディスプレイは以下の2つの要素から遅延する。一般に、LSI内部での処理遅延の方が大きい。

  • 内部処理遅延 - LSIでの処理
  • 応答時間 - ピクセル毎の適切な色を表示するまでの時間

内部処理遅延

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2 - 1030 - 170ms[2]

0 - 470ms

応答時間

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黒→白→黒

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LCD(ms)

LCD

8ms16msISOResponse Time Compensation[3](RTC)RTC

60Hz80Hz12.5ms

LCDLCDLCD

中間色から別の中間色

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GTG(Gray to Gray)は中間階調応答速度を評価する。ミリ秒(ms)単位で計測される。実際に、中間色から別の中間色への変化が行われる事が多く、黒→白→黒の計測より推奨される[4]

撮影した動画の残像を計測

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MPRT(Moving Picture Response Time)調[5](ms)GTG[6]

オーバードライブ回路

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主に中間階調の応答速度を高速化する。設定で強度を上げすぎるとオーバーシュートおよびアンダーシュートにより、本来の映像ソースにはない色が発生する[7]。オーバードライブ回路の名称はメーカーによって異なる。

脚注

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(一)^ Federal Standard 1037C and MIL-STD-188

(二)^ 4Gamer.net  CEDEC 2012

(三)^ Response Time Compensation

(四)^ GTG Gray to Gray

(五)^  : 60420064510-515doi:10.3169/itej.60.510ISSN 13426907NAID 110006838448 

(六)^ MPRT

(七)^ !?2010531

関連項目

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外部リンク

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