成恒鎮家

成恒 鎮家︵なりつね しげいえ︶は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将。大友氏の家臣。豊前国田嶋崎城主。

凡例 成恒 鎮家
時代	戦国時代 - 安土桃山時代
生誕	生年不詳
死没	没年不詳
戒名	安信
官位	越中守
主君	大友義鎮→義統
氏族	成恒氏
父母	父：成恒清種
子	統忠

略歴

成恒清種の子として生まれる。成恒氏は豊前国上毛郡成恒名︵現在の福岡県築上郡上毛町︶の地頭を務めた相良氏の代官で、南北朝時代には北朝、室町時代には大内氏に属したが、弘治2年︵1565年︶、鎮家のときに大友義鎮に服属し、田嶋崎城に拠った。

天正6年︵1578年︶、耳川の戦いの敗戦で大友氏が衰退したことにより、天正9年︵1581年︶、反大友勢力の野中鎮兼に田嶋崎城を攻められ落城、このとき父・清種は自刃するが、鎮家・統忠父子は賀来統直の砦に籠城して応戦し、大友義統から感状を得た。

天正14年︵1586年︶、豊臣秀吉の九州征伐に際し、鎮家は時枝城で羽柴秀長を迎えこれに従うが、天正16年︵1588年︶、黒田孝高の入封に抵抗して敗れ、所領を失った。

脚注

(一)^ 森岡浩﹃戦国大名家辞典﹄東京堂出版、2013年12月30日、411,413頁。ISBN 9784490108422。 

(二)^ ^ab阿部猛、西村圭子﹃戦国人名事典 コンパクト版﹄新人物往来社、1990年9月10日、586頁。ISBN 4404017529。