杉並一家放火殺人事件
杉並一家放火殺人事件(すぎなみいっかほうかさつじんじけん)は1986年(昭和61年)11月に東京都杉並区下井草で発生した事件。
概要
編集殺害
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次男は11月3日に娘の教育問題で妻と口論となり、その際に妻から自分の子供ではなく浮気した他の男性の子どもであると罵られたため、逆上して妻の首を絞めて殺害。寝ていた娘にも憎しみがわいて絞殺した。
4日後、次男は父親に犯行を打ち明けたが、父親から﹁おまえは母親︵前妻︶が浮気してできた子供であり、自分とは血縁がない︵ただし、事件後に血液型を調べた結果、次男が父親の実子であることが法医学的に確認された。また、長男は既に交通事故で亡くなっている[1]︶﹂と突き放すように言われたため、錯乱して父親を殺害。その後、父親の子供でないことを隠していたことを憤り、父親の内縁を殺害した。8日未明、4人の遺体を1階の寝室に並べ、灯油をふりかけて火をつけて逃走した。
裁判
編集脚注
編集出典
編集参考文献
編集- 犯罪事件研究倶楽部『日本凶悪犯罪大全』文庫ぎんが堂、2011年。