瀋陽故宮

中国の遼寧省瀋陽市に残る清朝の離宮

:: Shěnyáng Gùgōng
崇政殿

概要

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12116252

19612004

建築物

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瀋陽故宮平面図
 
大政殿

敷地内は主に東路(東院)・中路(中院)・西路(西院)に分けられる。

東路

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大政殿の扁額

殿使

殿殿2

10殿
  • 大政殿(amba dasan i diyan):帳殿式という独特な建築様式が採用されており、満洲の特色がもっとも濃厚な建物である。また、清朝初期の皇帝が重大な式典を執り行った場所で、宮殿群における主要建築となっている。
  • 十王亭
    • 左翼王亭
    • 右翼王亭
    • 八旗亭
      • 鑲黄旗亭
      • 正黄旗亭
      • 正白旗亭
      • 正紅旗亭
      • 鑲白旗亭
      • 鑲紅旗亭
      • 正藍旗亭
      • 鑲藍旗亭

中路

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殿

殿殿殿334


(genggiyen elhe gurung)[1]

(hūwaliyasun doronggo gurung)[1]

(da gosin gurung)[1]

(hūturi badaraka gurung)[1]

(enteheme hūturingga gurung)[1]



(eldengge šun i taktu)[1]

(boconggo tugi i taktu)[1]

(sain be alhūdara jai)[1]

(dulimba de acanara jai)[1]

殿(wesihun dasan i deyen)[1]16261635殿

(deyere muduri i asari)[1]

(deyere garudai i asari)[1]

(daicing duka)[1]

西路

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文溯閣

山海関入関後に引き続き離宮として建てられ続けた建物である。『四庫全書』が収められていた文溯閣がある。

  • 仰熙斎
  • 文溯閣(šu songkon asari)[1]
  • 太廟(taimiyoo)[1]

東宮

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  • 崇謨閣(bodogon be wesihulere asari)[1]
  • 介祉宮(amba fengšengge gurung)[1]
  • 頤和殿(hūwaliyasun be ujire deyen)[1]

西宮

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  • 敬典閣(kooli be ginggulere asari)[1]
  • 継思斎(cibtui gūnihangga jai)[1]
  • 保極宮(ten be karmara gurung)[1]
  • 迪光殿(ijishūn eldendere deyen)[1]

瀋陽故宮博物院

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瀋陽故宮の崇政殿

中華人民共和国遼寧省瀋陽市瀋河区瀋陽路171号にあり、1926年に創立した。

博物館は敷地面積が7000平方メートル、収蔵されている文物は数万点あり、いずれも清朝の宮廷の歴史、宮廷の生活を反映した実物や資料であり、典制文物・宗教関係の文物・書・絵画・磁器・刺繡・碑刻などが含まれ、そのなかには国宝級の収蔵品も数多くある。博物院の展観として、「清朝宮廷の原状」、「宮廷歴史文物」、「清代芸術品展」などがあり、清朝の前期の宮廷の遺物を主とし、2239点の文物・資料が展示されている。

2004年、瀋陽故宮はユネスコ世界遺産(文化遺産)に「北京と瀋陽の明・清王朝皇宮」として指定された。

文献

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  • 『台北国立故宮博物院を極める』(板倉聖哲・伊藤郁太郎編、新潮社「とんぼの本」、2009年
  • 『台北故宮博物院』(平凡社「別冊太陽」、2007年)
  • 『国立故宮博物院案内』(清水仁編、郁朋社、改訂版2006年)

アクセス・その他

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  • 瀋陽駅および瀋陽北駅から路線バスが出ている。
  • 故宮のすぐ北側には、瀋陽最大の繁華街である中街路がある。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 『衙署名目』

関連項目

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※上記のほか、遼陽にヌルハチの一族を葬った東京陵がある


座標: 北緯41度47分46.9秒 東経123度26分56.20秒 / 北緯41.796361度 東経123.4489444度 / 41.796361; 123.4489444 (瀋陽故宮)