獅子岩
三重県熊野市にある岩山
獅子岩(獅子巌、ししいわ)は三重県熊野市井戸町に位置し、国道42号の七里御浜沿いの獅子の頭部に似た形状の岩山である。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a7/Shishiiwa_Onigajo_Shichirimihama.jpg/220px-Shishiiwa_Onigajo_Shichirimihama.jpg)
右手前の浜が七里御浜
概要
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高さ約25メートル、周囲約210メートル[1]。砂浜を挟んだ東隣に位置する鬼ヶ城は、熊野酸性岩が隆起や海面の上昇、下降に伴う海蝕、風蝕によって形成された自然景観で[2]、獅子岩も同様に海蝕現象、風蝕現象によって形成された自然景観である[3][2]。岬の先端に口を開いている様に見える事から[4]、獅子岩の南側に位置する神仙洞の吽︵うん︶の岩︵雌岩︶に対して、阿︵あ︶の岩︵雄岩︶と呼ばれ、井戸川[注1]上流に位置する大馬神社の狛犬とされ敬愛されており、そのため大馬神社には今も狛犬が置かれていない[1][5]。
毎年8月17日に開催される﹁熊野大花火大会﹂では、多くのカメラマンが集まる絶好の撮影スポットとなっている[5]。
天然記念物・名勝
編集世界遺産
編集ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』を構成する熊野参詣道「伊勢路」の構成資産の一つとして「熊野の鬼ヶ城附獅子巖」[7]が、2004年7月に登録されている[8]。
脚注
編集注釈
編集出典
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(一)^ ab“観光名所一覧”. 観光名所の紹介. 熊野市観光協会. 2019年4月7日閲覧。
(二)^ ab“伊勢路︵いせじ︶”. 和歌山県世界遺産センター. 2019年12月26日閲覧。
(三)^ ﹃自然紀行 日本の天然記念物﹄講談社、2003年、213頁。ISBN 4-06-211899-8。
(四)^ ab﹃日本の天然記念物﹄講談社、1995年、881頁。ISBN 4-06-180589-4。
(五)^ ab“獅子岩︽世界遺産︾”. 熊野市観光公社. 2019年12月25日閲覧。
(六)^ “熊野の鬼ケ城 附 獅子巖”. 国指定文化財等データベース. 文化庁. 2019年4月7日閲覧。
(七)^ “登録資産目録”. 和歌山県世界遺産センター. 2019年12月26日閲覧。
(八)^ 世界遺産登録推進三県協議会︵三重県・奈良県・和歌山県︶、2005、﹃世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道﹄、世界遺産登録推進三県協議会、pp.39,75