相対音感
相対的な音の高低を聞き分ける能力
概要
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大抵のひとは音の高度を感じていないため、音程を音の高さと混同または錯覚している。そういう人が﹁音の高度に対する感覚、音感﹂と言っているのは厳密には音程感である。これが﹁ある音の高さを基準に、他の音の高さを判別する能力﹂と説明されることも多い。
調性音楽、旋法による音楽の演奏を前提とした場合、より実践的には﹁音階を辿る能力﹂といえる。
どちらの音のほうが高い、といった程度の相対音感は多くの人が持っているが、複数の音の音程を長二度、完全四度などといった具合に瞬時に把握するといった、いわば音楽家によって語られる水準において、相対音感が鋭い︵鈍い︶、といったニュアンスで﹁相対音感がある︵無い︶﹂などという言い方もされる。
相対音感の鋭いひとの特徴
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●基準音をひとつ示されれば、それ以降は絶対音感と同じように音名を正確無比に答える。
●相対音感だけを持つ人は無調音楽など、調性がまったく感じられないような音楽の弦楽器や声楽、即興演奏での演奏においては苦手だとされている︵注: ジャズにおいては相対音感が重視され、即興演奏にはかえって有利である︶。
●絶対音感にくらべて、年齢を問わずに訓練で鍛え易いと言われる。
●習得の速さや到達レベルには個人的資質が強く関わる。
外部リンク
編集- 英語式ソルフェージュ音節の記述および佐藤式ソルフェージュ音節システムの説明(作曲家佐藤賢太郎の公式サイトより)