絶対音感

比較する音なしに音の高さを当てる能力

Absolute pitch使 使

概要

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[1]

西[1][2]

CDE94.974.4[2]

A=440193951819422445 1939A=44244420435

1845[3]

調調?[4]

[5]

[6]

絶対音感の上限

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発振器を用いた実験によると、絶対音感という感覚は、およそ 4 kHz 以下の領域でのみ成立することがわかっている。すなわち、およそ 4 kHz が絶対音感の上限であり、この上限を超えた周波数の音はどれを聞いても同じような音名に聞こえてしまう。面白いことに、絶対音感の上限が左右ので異なっている人もいる。

「絶対音感」の保持者の特徴

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12









12調

調

便


調A=440442

調





調


「絶対音感」の有益性

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[7]

A=440442HzA=440=442

440Hz445Hz使3[8]

「絶対音感」に対する誤解

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心理学者の宮崎謙一は、「絶対音感を巡る誤解」『日本音響学会誌』 69(10), 562-569 (2013)の中で次のように述べている[9]

絶対音感に対応する英語のabsolute pitchということばはどちらかというと学術的な用語であるが,英語圏ではその同義語としてperfect pitchということばが広く用いられていて, こちらの方が一般の人々にはよく知られている。 絶対音感が完ぺきな素晴らしい音感として理解されている。日本では 完ぺき音感という同義語はないが,絶対音感の「絶対が,絶対的に(ほかに 比べるものがないほどに) 素晴らしいという意味で受け取られることが多く, 一般に理解されている絶対音感と英語のperfect pitchの意味はほぼ重なる。 しかし学術用語としての絶対音感の絶対( absolute) は, 他と比較することなしにという操作的な意味を表しているだけであり, 特別に素晴らしいとか 完ぺきなとかいう価値的な意味は含んでいない。

日本における西洋音楽演奏者と絶対音感

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調CC#C調調

日本での受容

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1933年(昭和8年)、園田清秀ピアノで小児への早期教育を実施。1939年(昭和14年)頃、ピアニスト笈田光吉の呼びかけに軍人が全国民が飛行機など機械音に敏感になるため普及活動を展開。一部の音楽家は反対するも大日本帝国海軍対潜水艦戦教育、大日本帝国陸軍防空教育で採用されたが、1944年(昭和19年)には中止されたという。

脚注

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注釈

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(一)^ 調20021Hz

(二)^ 寿20019019971998C)1999903011

出典

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(一)^ Bachem, A. (1937). Various types of absolute pitch. The Journal of the Acoustical Society of America 9(2): 146151. Bibcode: 1937ASAJ....9..146B. doi:10.1121/1.1915919. 

(二)^  (1999)

(三)^ Roeckelein (1998, p. 148)

(四)^  (1970, p. 222)

(五)^ !?.  (201988). 2020112

(六)^ Wong, Alan C.-N.; Yip, Ken H. M.; Lui, Kelvin F. H.; Wong, Yetta Kwailing (28 January 2019). "Is it impossible to acquire absolute pitch in adulthood?". bioRxiv 10.1101/355933

(七)^  (2000)

(八)^  (1998, pp. 191192)

(九)^  (2013, p. 562)

参考文献

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Q&A 寿 ︿420006ISBN 978-4-11-880034-9 

寿 ︿3200110ISBN 978-4-11-880042-4 

19983ISBN 978-4-09-379217-2  - 421
︿20023ISBN 978-4-09-403066-2  - 

︿ -53-320065ISBN 978-4-10-148223-1  - 

,  20107ISBN 978-4-15-209147-5 
,  ︿ NF 41420148ISBN 978-4-15-050414-4 

,   1970ISBN 978-4-560-03628-0 
,   ︿U 102119925ISBN 978-4-560-07321-6 

︿ 1391977ISBN 978-4-06-158139-5 

 ︿(C)(2), 91019993NCID BA41577953http://www.human.niigata-u.ac.jp/~psy/miyazaki/Papers/Report1999/Report1999.html 

PDF691020133562-569 

,    20025ISBN 978-4-276-21743-0 

Roeckelein, Jon E. (1998-10), Dictionary of Theories, Laws, and Concepts in Psychology (Hardcover ed.), Greenwood Pub Group, ISBN 978-0-313-30460-6 

外部リンク

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