経国大典
各種表記
ハングル 경국대전
漢字 經國大典
発音 キョングクテジョン
日本語読み: けいこくたいてん
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1397使1460146114694

14701471147414851485

概要

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13945139712885[1]

1466

1485



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編纂の経緯

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(一)1455 - 1468

(二)稿1458214607

(三)14617

(四)1466

(五)146891468 - 1469

(六)1469911

(七)1469 - 14941471

(八)1472272

(九)1481148412稿148516

概要

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『経国大典』は、徐居正(戸曹判書兼芸文館大提学)による序文と崔恒(寧城府院君兼春秋館領事)による箋文および目録と条文の本文からなり、成化5年(睿宗元年)1469年9月の日付がある。『経国大典序』で徐居正は、大典の集成が世祖王により、崔恒以下の9名に命じられたこと、六典が古代の六卿に依拠し、周官・周礼との調和を目指したものであること、万世の成法として国家悠久の大業であることを叙述している。

吏典

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経国大典の券之一(29項)。吏典は公法のうち行政法・人事法に該当し、官制の基本的な構造を規定したもの。

  1. 中央および地方の官制
  2. 官吏の種別と等級・品位
  3. 官吏の任免、辞令などの規定

戸典

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経国大典の券之二(30項)。戸典は人民の統治の基本となる法典で、1460年に最初に公布された。内容は民法の基幹となる規定を含み、商法・税法・戸籍法など財政経済と租税制度に関わる成文法。

  1. 戸籍
  2. 租税と賦役に関する規定
  3. 商業と産業に関する諸規定(通貨、蚕業、倉庫や還穀、漁業と塩業など)
  4. 不動産、動産の売買に関する規定(土地・家屋・奴婢・牛馬の売買)
  5. 立案(今日の登記制度)に関する規定
  6. 債務の返済と利子率に関する規定

礼典

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経国大典の券之三(61項)。礼典は、儒教の「礼」に基づく成文法を規定し、科挙制度や外交儀礼、冠婚葬祭についての細かな諸規定が定められている。

  1. 科挙に関する規定(文科・武科・雑科などの試験、選抜方法などを規定)
  2. 儀仗、外交、祭礼、喪葬、墓地などの規定
  3. 官印や公文書に関する規定
  4. 喪服制度、先祖の奉祀、立后や婚姻に関する規定

兵典

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経国大典の券之四(51項)。兵典は、軍制、軍務および武官など軍事全般に関する法規。

  1. 中央と地方の軍事制度
  2. 武官の種別と等級
  3. 軍隊の機構や軍務に関する規定
  4. 城塞や兵器、兵船についての諸規定

刑典

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経国大典の券之五(28項)。刑法のうち、刑罰の種類や刑期、訴訟関係、犯罪の種類、監獄や看守に関する規定は、明の刑法典である『大明律』を基本として援用し、『経国大典刑典』では明律に記載のない条文を補完し、朝鮮独自の特殊な事案を規定している。

  1. 刑罰、裁判に関する規定
  2. 公奴婢・私奴婢に関する規定
  3. 捕盗(今日の警察)や監獄に関する規定
  4. 刑の決定期限や禁刑日に関する規定

工典

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経国大典の券之六(14項)。工典は、土木、建築に関する諸規定と殖産、度量衡などに関する規定。

  1. 道路、橋梁や築城に関す規定
  2. 度量衡と殖産に関する規定
  3. 営繕と工匠に関する規定
  4. 手工業制度に関する規定

脚注

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(一)^  -  - . www.koretame.jp. 20201028

(二)^ 220135160-161ISSN 1346-3810NAID 120005710669 

関連項目

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外部リンク

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