舞浜アンフィシアター
千葉県浦安市にある多目的ホール
舞浜アンフィシアター(まいはまアンフィシアター)は、千葉県浦安市舞浜の東京ディズニーリゾート(TDR)内にある多目的ホールである。
舞浜アンフィシアター Maihama Amphitheater | |
---|---|
![]() | |
![]() | |
情報 | |
旧名称 | シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京 |
完成 | 2008年6月3日 |
開館 | 2012年9月1日 |
開館公演 | プレミア音楽祭2012 |
収容人員 | 2,170人 |
客席数 | 2,170席 |
延床面積 | 約14,000m² |
用途 | 多目的ホール |
旧用途 | シルク・ドゥ・ソレイユ専用の常設劇場 |
運営 | オリエンタルランド |
所在地 |
〒279-8512 千葉県浦安市舞浜2番地50 |
位置 | 北緯35度37分57.3秒 東経139度53分21.2秒 / 北緯35.632583度 東経139.889222度座標: 北緯35度37分57.3秒 東経139度53分21.2秒 / 北緯35.632583度 東経139.889222度 |
アクセス |
JR京葉線舞浜駅から徒歩10分 ディズニーリゾートライン リゾートゲートウェイ・ステーション駅から徒歩8分 |
外部リンク | http://www.maihama-amphitheater.jp/ |
概要
編集「ZED (シルク・ドゥ・ソレイユ)」を参照
アンフィシアター︵amphirgeater、amphitheatre︶とは、ひな壇式︵階段式︶客席のある大講堂・大教室の意味である。
2008年︵平成20年︶10月1日にオープンし2011年12月31日まで営業していたシルク・ドゥ・ソレイユ専用劇場であるシルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京をリニューアルし、2012年9月1日にオープンした。本項では前身の劇場についても扱う。北米以外では初となる、独自演目を公演するシルク・ドゥ・ソレイユ専用の常設劇場として建設された。オリエンタルランド︵OLC︶が事業主として所有し、TDRの正式な構成施設である。場所はTDR内ディズニーアンバサダーホテルの隣接地︵旧アネックス・パーキングの一部︶で、2008年︵平成20年︶5月末に完成した。
2008年︵平成20年︶10月1日にレジデント・ショー︵常設公演︶﹁ZED﹂のグランドオープン公演を開催、常設公演を開始した。シアター外壁には巨大なシルク・ドゥ・ソレイユのロゴマークが描かれており、ディズニーリゾートラインやJR京葉線の車内等から見ることができた。
2011年︵平成23年︶3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、同年3月14日から4月22日の間、﹁ZED﹂をはじめとする全ての公演がキャンセルとなった。同年4月23日より公演は再開されたが、同年7月、劇場所有者で公演主催者でもあるOLCは東日本大震災後の来場者数の減少が続いた事により黒字化が困難であること等を理由に、﹁ZED﹂公演を同年12月31日をもって終了することを発表した[広報1]。また、日本経済新聞などでの報道で﹁ZED﹂初演以来、シアター部門は赤字状態が続いていた事が明らかとなった[要出典]。これに伴い﹁ZED﹂千秋楽を以てシルク・ドゥ・ソレイユとの主催契約を中途解除することになり、実質的にシルク・ドゥ・ソレイユの日本における常設劇場は消滅することになった。
﹁ZED﹂公演終了後、2012年︵平成24年︶3月14日の広報[広報2]にて、舞浜アンフィシアターと施設名称を変更し多目的ホールとして再オープンすることが発表され、同年9月1日よりオープンした。壁面に描かれていたシルク・ドゥ・ソレイユのロゴマークは消されている。
2022年10月から劇団四季︵四季株式会社︶がディズニーミュージカル﹃美女と野獣﹄を本シアターにてロングラン上演することを2021年12月に発表した。劇団四季はこれまでに7作品のディズニーミュージカルを上演しているが、東京ディズニーリゾート内で上演するのは同作品が初めてとなる[1][2]。それに伴い、壁面に新たに﹁劇団四季 美女と野獣﹂のロゴマークが貼り付けられた。
施設
編集沿革
編集
●2005年︵平成17年︶4月13日 - シルク・ドゥ・ソレイユ・OLC・ディズニーの3社間で、TDR内にシルク・ドゥ・ソレイユの専用劇場を建設することで合意、業務提携契約を締結。
●2006年︵平成18年︶4月18日 - 劇場の建設予定地で﹁安全祈願祭﹂を開催、建設工事に着手[注釈1]。
●2007年︵平成19年︶10月1日 - 劇場の正式名称と開業日が発表された。
●2008年︵平成20年︶
●6月3日 - 劇場が完成、報道関係者などに公開され、東京でのレジデント・ショーのタイトルが﹁ZED︵ゼッド︶﹂となることを発表。ファミリーマートが、東京でのレジデント・ショー﹁ZED﹂に協賛︵オフィシャルスポンサー︶することを発表。
●8月15日 - ZEDのトライアウト公演を開始。
●10月1日 - グランドオープン。ガラプレミア︵こけら落とし公演︶を開催。
●10月2日 - ZEDの本公演を開始。
●11月27日 - 11月24日および同日の2日間、シアター内の﹁フード&ドリンクバー﹂にて本来11月23日が賞味期限であった﹁コーラ︵カロリーフリー︶﹂を販売していたことが公演終了後のクロージング作業において、キャストが賞味期限の確認をおこなった際に判明し、OLCはその事実を公表した。原因は、賞味期限の確認のための台帳記入はおこなわれていたものの、確認意識の低さから、賞味期限が過ぎていることに気づかなかったためと発表されている[広報3]。
●2011年︵平成23年︶
●12月31日 - この日をもって、﹁ZED﹂公演を完全終了。シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京、劇場閉鎖。
●2012年︵平成24年︶
●3月14日 - OLC広報にて、﹁舞浜アンフィシアター﹂と施設名称を変更し多目的ホールとして再オープンすることが発表。
●9月1日 - 舞浜アンフィシアターとして再オープン。
●2017年︵平成29年︶
●4月10日 - 舞台機器点検のためワイヤーで吊るされていたアクロバット監督・吉野和剛が落下し死亡する事故が発生[3][4][5]。
●2022年︵令和4年︶
●10月23日 - 劇団四季によるミュージカル﹁美女と野獣﹂が上演開始。
アクセス
編集- 最寄りの鉄道駅
- ディズニーリゾートライン リゾートゲートウェイ・ステーション下車 徒歩約8分
- JR東日本京葉線 舞浜駅下車 徒歩約10分
- 最寄りのバス停留所
- 東京ベイシティバス 2系統・4系統・6系統・8系統・14系統・20系統・21系統・23系統「オリエンタルランド本社前」[注釈 2]下車後、徒歩3分、または「運動公園前」下車 徒歩約5分
- 東京ベイシティバス12系統「運動公園前」下車 徒歩約5分
- 浦安市コミュニティバス「おさんぽバス」舞浜線「運動公園前」下車 徒歩約5分
- 最寄りのインターチェンジ
脚注
編集注釈
編集出典
編集
(一)^ “劇団四季が舞浜に TDRパーク入場券とセット販売も 来年10月から﹁美女と野獣﹂”. スポーツ報知 (2021年12月9日). 2021年12月10日閲覧。
(二)^ “劇団四季がTDRで初上演 来年10月から﹁美女と野獣﹂”. 共同通信 (2021年12月9日). 2021年12月10日閲覧。
(三)^ 矢島大輔 (2017年4月11日). “パフォーマー、転落死 TDRの劇場、装置調整中”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊37
(四)^ “TDRの劇場でパフォーマー男性死亡 ワイヤから転落”. 朝日新聞. (2017年4月10日). オリジナルの2017年4月11日時点におけるアーカイブ。
(五)^ ﹁舞台﹃進撃の巨人﹄公演中止 アンフィシアター死亡事故受け主催者が謝罪﹂﹃ORICON NEWS﹄、2017年4月13日。2023年11月8日閲覧。
広報資料など一次資料
編集関連項目
編集- 日本のコンサートホールの一覧
- 東京ディズニーリゾート
- シルク・ドゥ・ソレイユ
- ウォルト・ディズニー・カンパニー
- オリエンタルランド
- 東京ディズニーリゾート25thアニバーサリー
- アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション - ゲーム内のライブステージという設定で登場し、協力としてクレジットされている。
外部リンク
編集- 舞浜アンフィシアター オフィシャル・ホームページ
- オリエンタルランドからのニュースリリース
- シルク・ドゥ・ソレイユ社との業務提携について (PDF) [リンク切れ]
- 安全祈願祭の開催について (PDF) [リンク切れ]
- 正式名称と開業日について (PDF) [リンク切れ]