若尊

鹿児島湾北東部にある海底カルデラ・火山群

若尊(わかみこ)とは、日本鹿児島湾北東部の海中にある南北約2.5キロメートル、東西約3.5キロメートルの海底カルデラおよび海底火山群2003年(平成15年)には活火山に指定された。

姶良カルデラと若尊カルデラ

概要

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20025,000[1]鹿[2]

主な調査

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1970調調

1977 

2003 使調20m 137[3]

2007 [4]187.3[1]

20072008調18025t[5]

生物群

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1993年の調査によって噴気口周辺の海底に新種のハオリムシチューブワーム[6]が生息しており、サツマハオリムシと名付けられた。

脚注

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  1. ^ a b 藤野恵子, 山中寿朗, 江原幸雄 ほか、「鹿児島湾若尊火口と周辺での熱流量分布」『日本地熱学会誌』 2015年 37巻 1号 p.13-26, doi:10.11367/grsj.37.13, 日本地熱学会
  2. ^ 小林哲夫, 佐々木寿、桜島火山 日本地質学会第121年学術大会(2014年・鹿児島)巡検案内書、『地質学雑誌』 2014年 120巻 Supplement号 p.S63-S78, doi:10.5575/geosoc.2014.0020, 日本地質学会
  3. ^ 山中寿朗, 石橋純一郎, 山下徹 ほか、「鹿児島湾若尊火口における熱水湧出」『日本地球化学会年会要旨集』 2005年度日本地球化学会第52回年会講演要旨集 セッションID:1P26, doi:10.14862/geochemproc.52.0.103.0, 日本地球化学会
  4. ^ 三好陽子, 石橋純一郎, 松倉誠也 ほか、「鹿児島湾若尊火口熱水域における堆積物中の熱水変質反応」『日本地球化学会年会要旨集』 2008年度日本地球化学会第55回年会講演要旨集 セッションID:1P09 14-P01, doi:10.14862/geochemproc.55.0.135.0, 日本地球化学会
  5. ^ アンチモン90万トン(推定)を含むレアメタルの鉱床を鹿児島湾奥部海底で発見! 岡山大 岡山大学 プレスリリース 2011.4.28
  6. ^ 有光層におけるハオリムシの発見 しんかいシンポジウム報告書 Proceedings of JAMSTEC Symposium on Deep Sea Research (9) , pp.321 - 326 , 1993年11月 , 海洋科学技術センター (JAMSTEC)

参考文献

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  • 『かごしま文庫61 鹿児島湾の謎を追って』(大木公彦、春苑堂出版、2000年、ISBN 4915093689

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯31度40分0秒 東経130度48分0秒 / 北緯31.66667度 東経130.80000度 / 31.66667; 130.80000