ワードサラダ
文法は正しいが、意味が破綻している文章
(言葉のサラダから転送)
ワードサラダ(英: word salad)とは、文法としては正しいが、意味が破綻している文章のこと[1]。言葉のサラダ(ことばのサラダ)とも。
精神医学にて
編集「精神病#症状」も参照
コンピューティングにて
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検索エンジンの検索結果やブログ、迷惑メールに多く見られる。
検索エンジンやメールのスパムフィルタを回避して、閲覧者を特定のウェブサイトに誘導することを目的としている。
誘導先のサイトは、アドセンスやアフィリエイト収益のみを目的としたサイトや、アダルト・違法サイト、閲覧者をウイルスに感染させることを目的としたサイトが多い。過去に著名人や企業が保有しており、所有権が失効したドメインを悪用したケースも存在する。
ワードサラダは多くの場合、検索エンジンの検索結果やRSSなどのウェブ上に存在する文章を元に、形態素解析・構文解析を使用して自動生成される。
このため、例えば﹁昨年は山に登ったので、今年は海に行きました。﹂と﹁今年はプールで泳いだので、来年は海で泳ぎます。﹂の2文から、﹁今年は山で泳いだので、来年はプールで行きました。﹂のような支離滅裂の文章ができる。
コンピュータが文章の意味情報を完全に理解することは難しい︵自然言語処理#処理内容とその限界︶ため、自然文とワードサラダを判別することは困難であった。2010年頃には検索エンジンスパムの手法としてよく用いられていたが、Googleが2011年2月に検索アルゴリズムを改良︵通称 パンダアップデート︶したことから、その多くが排除されるようになった。︵日本でのアップデートは2012年7月︶そのため、検索エンジンスパムの手段としては有効ではなくなった[2]。
脚注
編集出典
編集- ^ “ワードサラダとは - コトバンク”. 小学館『デジタル大辞泉』. 2022年3月1日閲覧。
- ^ ワードサラダのスパムサイトの制作者の告白(Webアーカイブ)
関連項目
編集- スパム (メール)
- 検索エンジンスパム
- パプリカ (アニメ映画) - キャラクターがこのようなセリフを発するシーンがある