記録媒体
種類・用途
編集仕様
編集テープタイプ
編集ディスクタイプ
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メモリータイプ
編集弱点
編集磁気テープ・磁気ディスク
編集光ディスク
編集レーザーディスク、コンパクトディスク、DVDなどが該当する。熱、湿気、紫外線に弱い。現在広く使われている基盤素材はポリカーボネートだが、熱や湿気の影響を受けて劣化する。過去に基盤素材として広く使われたアクリルは、より湿気を嫌う(基盤にガラスを使うものは理論上1000年以上の寿命がある)。有機色素を使うCD-RやDVD-Rなどは、紫外線の影響を受けやすい。紫外線への耐性は使用する有機色素の種類や製造時の品質によってまちまちだが、積極的に紫外線に晒される場所に放置すると、数年と持たずに寿命が尽きる。磁気ディスクに比べ埃や汚れの影響を受けにくく、多少の傷ならば特に問題なく使えるが、ディスクが剥き出しのものはカートリッジタイプよりも汚れやすく傷つきやすいことに注意。
光磁気ディスク
編集カートリッジに収められており、磁気や紫外線の影響も受けにくく、他のどの媒体よりも耐久性があるとされるが、ドライブにプリズムを使用している関係上、埃の多い場所(喫煙者の居るオフィスも含む)でドライブを使用し続けると、ドライブの故障に陥りやすい。
半導体メモリ
編集寿命
編集適切な使用や保管を行ったとしても媒体を問わず、データを保持できる期間は有限である。読み込みや書き込み処理を行わずとも経年変化により媒体は劣化していき、やがては記録したデータが消失したり、正常に読み出せなくなる。例えば、CD-RやDVD-Rは色素が退色すると反射率が狂う。磁気テープやFDなどは磁力が薄れていく。フラッシュメモリはフローティングゲートに捕捉した電子を維持できなくなる。
書き込み・書き換えの上限
編集その他の要因
編集電子媒体の場合、光学ドライブなどの媒体を駆動させることで保存した記録を読みだす装置が故障することで、記録の保存および読み取りが不可能になる。そのため数世紀から数万年にかけて記録を保存するためには、石板、木簡、紙などの電子媒体が登場する以前から使用されていた媒体の使用を考慮する。
石英ガラスを使った記憶媒体の可能性
編集2014年10月20日、日立製作所と京都大学は共同で石英ガラスにデータを記憶する技術を開発したと発表した。 この技術を応用すれば半永久的(3億年)なデータ保存が可能となる。 JAXAは同年11月に打ち上げる人工衛星に試作チップを搭載する[3]。
出典
編集- ^ “電子媒体で申請するに当たっての注意事項”. 厚生労働省. 2022年1月8日閲覧。
- ^ “電子媒体申請”. 日本年金機構 (2021年4月1日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ 渡辺康一 , 渡部隆夫 , 塩澤学 , et al. 2013 「恒久的データアーカイブに向けた石英ガラスへの記録再生技術(固体メモリ・媒体,一般)」『電子情報通信学会技術研究報告. MR, 磁気記録』 113(127):35-36