都市工学科
都市計画学及び衛生工学を専門とする学科
編集東京大学 工学部 都市工学科
編集1962年に日本で最初の都市計画に関する専門教育課程として東京大学工学部に都市工学科が設置された。1966年に1期生が卒業した[2]。
2022年現在、同学科には都市計画が都市計画コースとなって9研究室、衛生工学が都市環境工学コースとなって8研究室を有する[3]。
設置の経緯
編集土木工学全般を専門とする学科
編集横浜国立大学 都市科学部 都市基盤学科
編集大阪市立大学 工学部 都市学科
編集前身の土木工学科は1959年に理工学部を、理学部・工学部に改編の際、設置された。2005年に土木工学科の名称を都市基盤工学科に変更。その後都市基盤工学科は2009年4月の学科再編により都市学科に再編した。1級建築士の受験資格が認定を受けていた土木工学科を都市基盤工学科に変更の際、本来得られる資格を国土交通省との連絡が不十分でカリキュラム不備となり、さらに大学は再び認定を受けるための申請が2009年4月まで遅れていた。2012年6月、実務経験を終え受験を申し込んだ卒業生に国土交通省から資格がないと連絡があり、発覚。申請できないという事態が起こる。 2008年までは改正前の条件なので、試験は当時、国土交通省が認定した学科を卒業し、2年の実務経験を経るなどすると受験できる制度であった。大阪市立大学#教育課程講座ミス参照。
東京都市大学 建築都市デザイン学部 都市工学科
編集もともとは1929年に武蔵高等工科学校創立時、土木工学科を設置するが、1949年の学制改革により武蔵工業大学に昇格する際、建設工学科を設置。1957年、建設工学科を建築工学科、土木工学科に分離し、2002年土木工学科を都市基盤工学科と改称。2007年に都市工学科に名称変更。
都市工学科は東京都市大学移行後も工学部にあったが2020年4月より工学部を改編し、理工学部への名称変更と建築都市デザイン学部を新設するのにともない、従来の工学部から建築学科と都市工学科が建築都市デザイン学部に移行。
土木工学及び建築学全般を専門とする学科
編集佐賀大学 理工学部 都市工学科
編集都市工学科は、1970年理工学部に設立した土木工学科がルーツで、1982年には建築系の建設工学科も創設。1997年に理工学部全体の改編にともない、土木工学科、建設工学科の両学科を統合し「都市工学科」を誕生させた。
このため、佐賀大学の都市工学科は土木系の都市環境基盤コースと建築系の建築・都市デザインコースという2つのコース制による教育カリキュラムを特徴とし、カリキュラムを支える専門領域は構造・材料工学、都市計画・交通計画、環境・マネージメント等の土木工学関連の専門領域と建築の専門領域双方に関わりを持つ分野の他に水環境・河川・流域水工学、地盤工学・道路工学といった土木工学社会基盤整備方面に密接なつながりを持つ分野と、建築歴史・意匠、建築計画・都市デザイン、建築環境工学といった建築学分野からなりたち、各専門領域が連携しあい一体となって教育・研究活動を展開している。
その他
編集その他の設置校
編集- 大阪市立都島工業高等学校
- 大阪府立西野田工科高等学校 建築都市工学系・都市工学科
- 東京都立田無工科高等学校
- 鹿児島県立薩南工業高等学校
- 山口県立岩国工業高等学校
- 東京都立総合工科高等学校 建築・都市工学科
- 静岡県立島田工業高等学校
- 島根県立松江工業高等学校 建築都市工学科
- 静岡県立静岡工業高等学校
- 福岡県立福岡工業高等学校
- 奈良県立御所実業高等学校
- 大阪市立都島第二工業高等学校
- 静岡県立科学技術高等学校
- 三重県立四日市中央工業高等学校
- 秋田県立能代工業高等学校
- 兵庫県立兵庫工業高等学校 都市環境工学科(旧土木科)
受験資格
編集造園施工管理技士
編集- 都市システム工学科 - 立命館大学理工学部※
- 環境デザイン学科 - 北海道科学大学工学部
- 環境システム学科 - 芝浦工業大学、和歌山大学システム工学部※
- 都市デザイン工学科 - 大阪工業大学
- 旧環境計画学科 - 大阪芸術大学芸術学部、現・環境デザイン学科