魚粉
(魚粕から転送)
概要
編集原料
編集
原料魚としては世界的にはイワシ︵アンチョビ︶などが対象となることが多い。日本では、スケトウダラ、サンマ、ニシンを用いる。水産製品︵かつお節、魚肉練り製品など︶製造の際の副産物・加工残滓[5]も原料となる。また、売れ残り、市場に出荷できないサイズの小さいものなどを分別し製造することもある。
外来魚駆除の取り組みとして水揚げされたアメリカナマズ、ブルーギル、ブラックバス、ハクレンなどの外来魚を用い、地産地消の畜産用配合飼料として利用を行っている自治体もある[6]。しかし、配合量によっては嗜好性の低下に伴いブタなど家畜の体重増加遅が生じるとされている[7]ほか、農業用肥料への実験も行われている[8]。
用途
編集脚注
編集- ^ a b "魚粕". 精選版 日本国語大辞典. コトバンクより2024年2月16日閲覧。
- ^ a b 望月篤. "魚粕(ぎょかす)". 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2024年2月16日閲覧。
- ^ 国内統計資料 農畜産業振興機構
- ^ 世界漁業・養殖業白書 2014年
- ^ 加工残滓液汁について 鹿児島県水産技術開発センター
- ^ 外来魚駆除対策事業 滋賀県 2016年9月14日
- ^ 外来魚魚粉配合飼料の豚における嗜好性改善の検討 滋賀県 畜産技術
- ^ 漁業と農業の連携による外来魚駆除事業 (PDF)
- ^ アユ養殖、低コスト飼料開発へ 魚粉高騰で業者負担増 紀伊民報 (2012年09月13日更新)
- ^ 魚粉価格の動向と養殖漁業への影響 (PDF) 農林金融2010年10月号