鳴子温泉

宮城県にある温泉


鳴子温泉
鳴子温泉の遠景
温泉情報
所在地 宮城県大崎市鳴子温泉

座標 北緯38度44分33.4秒 東経140度43分1.6秒 / 北緯38.742611度 東経140.717111度 / 38.742611; 140.717111座標: 北緯38度44分33.4秒 東経140度43分1.6秒 / 北緯38.742611度 東経140.717111度 / 38.742611; 140.717111
交通 鉄道:JR陸羽東線鳴子温泉駅すぐ
泉質 硫黄泉硫酸塩泉炭酸水素塩泉塩化物泉
外部リンク 鳴子温泉郷観光協会
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鳴子温泉の位置(宮城県内)
鳴子温泉
鳴子温泉の位置(日本内)
鳴子温泉


また、玉造郡鳴子町にあたる現在の行政地名。厳密には「鳴子温泉」の大字はなく、旧鳴子町の大字「鳴子町(大字)○○」が「大崎市鳴子温泉○○」の大字となっている。

名称

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-1997[1][2]

/

[3] (

泉質

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10種類の「温泉法上の温泉[4]」のうち、7つの泉質が楽しめる。

地質

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花崗岩類を基盤とし、その上に中新統の緑色凝灰岩層が変朽安山岩類をともなって発達しており、鳴子峡凝灰岩溶結凝灰岩層が重なり、鳴子湖成層におおわれ、地表は段丘堆積物および鳴子火山噴出物におおわれている。

源泉

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3[5]

(一)

(二)

(三)

沿沿



64.9%30%[6]

[7]

pHNa, Cl, HBO2, SO4pHFe, Al, Ca, Mg, Mn44Cl, SO4

Na, ClSO4HCO3ClSO4[6]

温泉街

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西150-200 m西

47宿宿

47[8]47宿

宿

9
 

 - 

 - 

 - 

 - 尿

 - 





620222[9]12[10]

[11]

湯治場

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7宿宿[12]



[13]

12宿[13]

共同浴場

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観光客も入浴できる共同浴場として「滝の湯」、「早稲田桟敷湯」がある。その他地域住民専用の浴場が点在している。

滝の湯

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滝の湯

湯元にある共同浴場。温泉神社の御神湯として古い歴史を持つ。総ヒバ造りの浴槽には木樋から滝の様に源泉が注がれる。地元民も多く訪れ、世間話に花を咲かせる。シャワーなどはない。「滝の湯保存会」が管理をしている。「滝の湯」の隣に位置する「ゆさや旅館」はアルカリ性の強い「うなぎ湯」で知られ、源泉は酸性泉である滝の湯のそのすぐ側にある。酸性度、アルカリ性度が強い源泉が近接して湧出している。

  • 酸性-含硫黄-ナトリウム・アルミニウム・カルシウム・鉄(Ⅱ)-硫酸塩泉(硫化水素型)

早稲田桟敷湯

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早稲田桟敷湯

新屋敷にある共同浴場。1948年(昭和23年)に、早稲田大学理工学部土木工学科の7人の学生がボーリング実習で掘り当てた源泉を利用して造られた共同浴場。1998年(平成10年)に早稲田大学理工学部建築学科の教授石山修武のデザインで全面改築された。共同浴場としては極めて前衛的な内外観が特徴。

  • ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉

名産品

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栗だんご
  • 栗だんご - 栗を包んだ団子を蒸しあげて醤油のタレを絡めた菓子。
  • わらび餅 - わらび粉で作る餅。見た目や食感はゆべしに近い。
  • しそ巻き - ゴマやクルミが入った甘辛い味噌餡を紫蘇の葉で包み、さらに油で揚げた食品。
  • 菊なめこ - 菊の花となめこを一緒に漬けこんだもの。
  • 山葡萄細工、あけび細工

鳴子こけし

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鳴子こけし



     18621940153


鳴子漆器

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使[14]

177321857430

188921

189123使40

1913219154




歴史

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古代

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中世

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13世紀に順徳上皇が著した『八雲御抄』には陸奥の名湯として名取湯佐波湖湯玉造湯の三湯があげられている。

源義経郷御前の子、亀若の産湯に使われたことから「啼き子なきこ」と呼ばれ、それが転じて「鳴子」となった伝承があるが、『義経記』には「出羽国を経由し、亀割山を越えて平泉を目指す明くれば馬を尋ねて乗せ奉り、其の日は栗原寺に著き給ふ。」とだけ記載がある。

近世

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16尿[17]

[18][8]

16329宿

163613[19] 

16822[19]

16892514  尿   

17776[19]

17822沿[19]

18441526

18463[19]

近代・現代

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[20]

18736

19154418
105,000[21]

19187

192211

192312

19316

193611

193813
[22]

194419[23]

194722[24][25]

194823


194924[26]

195530[23]
101

19573218,000 kW[27]

196237

196641

197449調[6]

197550

19946[28]
[23]

199810

200214

20071918

201123沿[18]

201628520[18]

201830865 kW[29]

名親

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 Naruko

20081[30][31]

 Narukospa

1997164102009104

舞台となった作品

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短歌

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大町桂月
薄着して山に入れば 残雪ふきの薹」(鳴子ダムに歌碑)
斎藤茂吉
元禄の芭蕉おきなもここ越えて 旅のおもひをとことわにせり」(出羽仙台街道、薬師堂跡付近に歌碑)
みづうみの岸にせまりて硫黄ふく けむりの立つは一ところならず」(潟沼に歌碑)
おのずから 硫黄の香するこの里に 一夜のねむり さめておもへる」(鳴子ホテルに歌碑)
種田山頭火
湯あがりのつつじまっかに咲いて あてもない袂草こんなにたまり」(鳴子公園に歌碑)
前田夕暮
朝風に吹きあふらるる青樫の さやぐをきけば既に春なり」(鳴子公園に歌碑)
結城哀草果
谷川の岩につかへし流し木に こえゆく水の白くせきあふ」(鳴子峡に歌碑)

映画

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  - 1971

  - 41()()使[1]

アクセス

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脚注

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注釈

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  1. ^ 車掌は宴会には加わっているが宿泊はしていない。

出典

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(一)^ 6JR319971283

(二)^   ︿2021410452-453ISBN 978-4-480-09930-3 

(三)^ 194029-30:60009606 

(四)^  | .   . 20221221

(五)^ 5631944108-116CRID 1390282679215340672 

(六)^ abc 調  49調1975:69026962 

(七)^  調  19751975:69026963 

(八)^ ab1916:43016552 

(九)^ 調. TBS NEWS DIG. TBSJNN NEWS DIG (2022929). 20221222

(十)^  . TBS NEWS DIG. TBSJNN NEWS DIG (20221212). 20221222

(11)^  . J.  (20201222). 20221222

(12)^  1242197365-67 202461 

(13)^ ab 1261977245-256CRID 1050851497138361216 

(14)^  ︿2007222:21208202 

(15)^  6 ()193072NDLJP:1194459/56 

(16)^  6 ()1930152NDLJP:1194459/96 

(17)^  1984:90011636 []

(18)^ abc20165https://www.env.go.jp/nature/onsen/area/naruko.pdf2022927 

(19)^ abcde 18917208NDLJP:763493/135 

(20)^  1939183-187:46055756 

(21)^  1967331327-330:67008688 []

(22)^  : . www.narukohotel.com. 20221221

(23)^ abc822201948-52doi:10.11390/onki.2323 

(24)^ 沿. www.toa-tone.jp. 20221221

(25)^ 1953:54005950 

(26)^  22  . . 20221223

(27)^ 調27195728-32CRID 1523106605597559424 

(28)^ 49 -  - Jspo. JSPO. 20221223

(29)^ . . 20221227

(30)^ NARUKO.  (20096). 2024610

(31)^ Naruko (PDF).  (20089). 2024610

(32)^ . www.miyakou.co.jp. 20221221

関連項目

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外部リンク

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