ユニバーサル・ロケット

UR-700から転送)

: Универса́льная раке́та, : Universal RocketUR- («УР»  семейство) 2020
UR-500
UR-500
UR-100N-M

使UR32UR-500ICBM

派生型

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以下、計画段階にあったか現時点でも衛星打ち上げに使われるユニバーサルロケットの派生型を記す。

UR-100

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UR-100とその改良型は、冷戦期のソビエト連邦での標準的なICBMであった。ローンチ・ヴィークルであるストレラロコットは、これを基本として製作された。

UR-200

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UR-200使ICBM1963114196410209UR-200R-36 

UR-500

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UR-500ICBM100使23UR-5002011

UR-700

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UR-700はウラジーミル・チェロメイソビエトの月ロケット発射のために設計した重量級打ち上げロケットであった。それは宇宙飛行士をLK-1宇宙船に載せたまま月へ直接運び上げることを予定していた。セルゲイ・コロリョフN-1ロケットとソユーズ 7K-L3 / LK 着陸機が月飛行ミッションのために選定され、ついにUR-700は製図板を離れて計画段階から進むことが出来なかった。

表面的には、UR-700は、中央コア・ブロックと、それを取り巻く側方横付けブースターで構成された、良く知られるタイプのソビエト連邦で現在でも見られる打ち上げ機のデザインに見えた。しかし、従前のソ連製ロケットと明確に分ける一つの特徴があった。第一段目のエンジンは、第一段目が燃焼する間中、ストラップ・オン・ブースターの燃料タンクから、ヒドラジンと赤煙硝酸の両推進剤をクロス-フィードされていたのである。これは、ブースターが使用済みになって切り離されたとき、中央の機体はまだ燃料が満タンな状態で飛べる、そのためデッドウェイトを減少し運搬可能なペイロードを増加させるという事を意味していた。

UR-900

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UR-900は、ユニバーサルロケットの、究極の応用法であった。火星や金星といった、地球以外の他の惑星への有人飛行を成し遂げるための超重量級打ち上げロケット・ブースターであった。それ自体は設計図上の、計画段階で終わったプロジェクトとして残っている。

参考文献

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Mark Wade. Universal Rockets. friends-partners.org. 2012129

Mark Wade. UR-100. Astronautix.com. 2012129

Mark Wade. UR-200. Astronautix.com. 2012129

Mark Wade. Proton. Astronautix.com. 2012129

Mark Wade. UR-700. Astronautix.com. 2012129

Mark Wade. UR-700M. Astronautix.com. 2012129

Mark Wade. UR-900. Astronautix.com. 2012129

関連項目

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