さすがの猿飛のソースを表示

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{{Infobox animanga/Header
|タイトル=さすがの猿飛
}}
{{Infobox animanga/Manga
|作者=[[細野不二彦]]
|出版社=[[小学館]]
|他出版社=
|掲載誌=[[増刊少年サンデー]]
|レーベル=[[少年サンデーコミックス]]<br>[[小学館文庫]]
|終了日=
|発表期間=[[1980年]] - [[1984年]]
|巻数=単行本：全<span class="ltr">7</span>巻<br />文庫版：全<span class="ltr">4</span>巻
|話数=
|その他=
}}
{{Infobox animanga/Manga
|タイトル=さすがの猿飛G
|作者=細野不二彦
|出版社=小学館
|掲載誌=[[月刊ヒーローズ]]
|レーベル=ヒーローズコミックス
|終了日=
|発表期間=[[2017年]] - [[2019年]]
|巻数=全<span class="ltr">4</span>巻
|話数=
|その他=
}}

{{Infobox animanga/TVAnime
|原作=細野不二彦
|監督=佐々木皓一（チーフディレクター）
|シリーズ構成=[[首藤剛志]]
|キャラクターデザイン= [[金沢比呂司]]
|音楽=[[久石譲]]
|アニメーション制作=[[土田プロダクション]]
|製作=[[日本アドシステムズ|NAS]]、[[ADKホールディングス|旭通信社]]
|放送局=[[フジネットワーク|フジテレビ系列]]
|放送開始=1982年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">17</span>日
|放送終了=1984年<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">11</span>日
|話数=全<span class="ltr">69</span>話
|その他=
}}
{{Infobox animanga/Footer
|ウィキプロジェクト=[[プロジェクト:漫画|漫画]]・[[プロジェクト:アニメ|アニメ]]
|ウィキポータル=[[Portal:漫画|漫画]]・[[Portal:アニメ|アニメ]]
}}
『'''さすがの猿飛'''』（さすがのさるとび）は、『[[週刊少年サンデー超|週刊少年サンデー増刊号]]{{Refnest|group="注"|週刊と付いているので紛らわしいが、“週刊少年サンデー”の“増刊号”であって、週刊誌ではなく月刊誌である。このため便宜的に『増刊少年サンデー』と呼ばれることもある。}}』（[[小学館]]刊）にて1980年（昭和<span class="ltr">55</span>年<span class="ltr">8</span>月増刊号）から1984年（昭和<span class="ltr">59</span>年<span class="ltr">4</span>月増刊号）まで連載された{{Refnest|group="注"|他にアニメ化記念のタイアップとして、[[週刊少年サンデー]]昭和<span class="ltr">57</span>年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">27</span>日号（No.45）に「NO.1忍者、肉丸…の巻」（第<span class="ltr">5</span>巻所収）が、[[少年ビッグコミック]]昭和<span class="ltr">57</span>年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">12</span>日（No.21）号に「命の次に大切なモノの巻」（第<span class="ltr">6</span>巻所収）が、読み切りで掲載された。なお単行本収録の際に前者は「NO.1忍者・肉丸の巻」の表記に改められ、後者はもともと無題だったのが「命の次に大切なモノの巻」とのサブタイトルが付けられた。}}、[[細野不二彦]]による[[漫画]]作品。

1982年から1984年にかけて[[テレビアニメ]]化された。

『[[月刊ヒーローズ]]』2017年<span class="ltr">7</span>月号より2019年<span class="ltr">10</span>月号まで、<span class="ltr">33</span>年ぶりの新作・続編となる『'''さすがの猿飛G'''』が連載された。タイトルの『<span class="ltr">G</span>』は、“現代を舞台に「グローバル（Global）」で活躍する作品内容（原文ママ）”、という意味が込められている<ref>[https://www.heros-web.com/works/sarutobi/ 月刊ヒーローズ『さすがの猿飛<span class="ltr">G</span>』「PLAY BACK!さすがの猿飛」] - 月刊ヒーローズ公式<span class="ltr">HP</span>。</ref>。

== 作品解説 ==
表向きは普通の私立高校でありながら、実は[[忍者]]を養成し、世に送り出す専門機関でもある'''私立忍ノ者'''（しのびのもの）'''高校'''が舞台。そこに転入してきた'''猿飛肉丸'''の活躍や恋の行方を描く。同校の創立者・猿飛八宝斎の孫である彼は、「かなり背が低い・超肥満体・卑しいほどの大食漢・スケベ」と、女性に嫌悪されそうな条件を揃えているが、なぜか校長の娘で幼馴染みの美少女[[くノ一]]・'''霧賀魔子'''には好かれており、周囲も羨む相思相愛の仲だった。彼女がピンチの時には怒りの台詞と共に豹変し、得意の忍術を駆使して大活躍する。

肉丸の必殺技は、足底を地面に超高速で擦り付ける事で発生する強力な熱対流がミニ台風となる「'''神風の術'''」（女生徒の[[スカートめくり]]にも使用）と、空腹時に胃壁を振動させる事によって超音波を発生させ、敵を破壊する「'''胃の笛の術'''」。

非常に個性的な登場人物の面々が繰り広げる、ちょっとエッチなシーンが特徴のドタバタ[[コメディー]]であり、また[[ラブコメ]]の要素も踏まえている。たまにストーリー本編と関係のない番外編が挟まれるのも特徴で、特にアニメ版では多くの番外編が追加されている
{{Refnest|group="注"|name="syudou takeshi"|原作に捕らわれないアニメオリジナルのエピソードや番外編・パロディをふんだんに盛り込むことは（原作者や出版社、プロデューサーらの承諾を得た上での）スタッフ、とりわけシリーズ構成の首藤剛志の意向・方針であった<ref>{{Cite web|和書|author= |date=2006-08-09|url=http://www.style.fm/as/05_column/shudo61.shtml |title=「シナリオえーだば創作術――だれでもできる脚本家［首藤剛志］ 第<span class="ltr">61</span>回　ここまで言っていいのか『さすがの猿飛』 |work= |publisher=WEBアニメスタイル |accessdate=2009-12-26}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author= |date=2006-08-16|url=http://www.style.fm/as/05_column/shudo61.shtml |title=「シナリオえーだば創作術――だれでもできる脚本家［首藤剛志］ 第<span class="ltr">62</span>回　なんでもありの『さすがの猿飛』」 |work= |publisher=WEBアニメスタイル |accessdate=2009-12-26}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author= |date=2006-08-23|url=http://www.style.fm/as/05_column/shudo63.shtml |title=「シナリオえーだば創作術――だれでもできる脚本家［首藤剛志］ 第<span class="ltr">63</span>回　『さすがの猿飛』ってなんだったのか |work= |publisher=WEBアニメスタイル |accessdate=2009-12-26}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author= |date=2006-08-30|url=http://www.style.fm/as/05_column/shudo64.shtml |title=「シナリオえーだば創作術――だれでもできる脚本家［首藤剛志］ 第<span class="ltr">64</span>回　『さすがの猿飛』終了と、なぜか引っ掛かるもの |work= |publisher=WEBアニメスタイル |accessdate=2009-12-26}}</ref><ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、<span class="ltr">77</span>頁。</ref><ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛②』小学館、1983年<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101122-5、<span class="ltr">74</span>頁。</ref><ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、<span class="ltr">87</span>頁。</ref>。}}。

アニメ版は原作の話数が足りなかったためオリジナルキャラや独自の設定が盛り込まれ、原作とは大きく異なる<ref name="syudou takeshi" group="注" />。「アナログな忍者」を養成して世に送り出す'''忍ノ者高校'''に対し、「ハイテクな機械を駆使する近代的なスパイ」を養成するライバル校・'''スパイナー高校'''とその生徒が当初から登場し、肉丸をはじめ、忍ノ者高校をあからさまに敵対視して、色々な対決を仕掛けてくる。

== 登場人物 ==
声はアニメ版のもの。文中の原作漫画の出典（巻数と頁）は初単行本である少年サンデーコミックスに基づく。
; 猿飛 肉丸（さるとび にくまる）
: [[声優|声]] - [[三ツ矢雄二]]
:本作の主人公。かなり背が低く、超肥満{{Refnest|group="注"|アニメ版における、スパイナー高校のコンピューターのデータでは高さ1m横1m周囲3.14……（[[円周率]]）の完全な球体と分析されている。（第<span class="ltr">2</span>話）}}。卑しいほどの大食漢、スケベと女性に嫌悪されそうな条件を備えた風貌の持ち主。しかし、魔子とは幼少時より相思相愛の仲であり、{{要出典範囲|周囲から「バカップル」と揶揄される|date=2023年<span class="ltr">1</span>月}}ほどのラブラブぶりで、大食漢の肉丸のために毎日魔子が持参する「愛情たっぷり量もたっぷり特製手作り弁当」を一緒に食べる様子は、忍ノ者高校の昼休みの名物となっている。
:誰よりも一番好きなのは魔子であるが、他の美少女も大好きである。ナンパをすることもあるが（無論、本心で付き合おうというわけではない）、相手にされることは滅多にない。得意の「'''神風の術'''」でスカートめくりをするのは御挨拶代わりで、この上ない楽しみの一つとしているが、毎度のごとく魔子に叱られるのがオチとなっている。
:普段はころころと笑顔で明るく、母曰く「はしっこい」性格{{Sfn|細野4|1983|p=116}}で素直。朗らかで人懐っこい。しかし、魔子の窮地には「'''魔子ちゃんいじめた！'''」と怒りが爆発し、何人たりとも容赦しない。また、魔子以外の女の子が傷つけられたり自分の食べ物を粗末にされても怒りを爆発させる。
:年齢はアニメ版では第<span class="ltr">61</span>話の時点で<span class="ltr">17</span>歳{{Refnest|group="注"|なおアニメ版では第<span class="ltr">24</span>話から第<span class="ltr">69</span>話の間でちょうど<span class="ltr">1</span>年が経過している（第<span class="ltr">69</span>話のシンシアのセリフより）ので、少なくとも<span class="ltr">24</span>話以前は<span class="ltr">16</span>歳ということになる。}}。昭和五十×年<span class="ltr">7</span>月に忍ノ者高校<span class="ltr">1</span>年<span class="ltr">A</span>組に異例の中途入学を認められる{{Sfn|細野6|1984|p=16}}。その風貌や言動ゆえに「忍者」には不向きと思われるも、学校屈指の極めて優秀な生徒であり、最優秀生徒として知られる{{Sfn|細野5|1983|p=6}}{{Refnest|group="注"|アニメ版でも忍ノ者高校最優秀生徒として内外に知られている（第<span class="ltr">19</span>、<span class="ltr">25</span>、<span class="ltr">41</span>、<span class="ltr">61</span>、<span class="ltr">62</span>話ほか）。}}。生まれながらの環境と天性の才能から、一般的な忍術も難なくこなす。加えて、オリジナルの忍術も体得しており、学校主催の大演習では圧倒的実力で優勝を果たした{{Refnest|group="注"|第<span class="ltr">6</span>巻「肉丸と魔子の明日はあるかの巻」における全校一斉大演習にて最優秀忍者に認定されている{{Sfn|細野6|1984|p=124}}。}}。
:得意技は足の裏を地面に超高速で擦り付けて上昇気流を発生させ竜巻を起こす「神風の術」や、常人なら自らの意思でコントロールできない消化器の蠕動運動を自律的に制御して、破壊力を伴った超音波を発生させ、対象物を破壊する「胃の笛の術」など{{Refnest|group="注"|元々空腹時には周囲の人間が会話するのに支障をきたすほどの大音量で鳴く腹の虫を飼っている{{Sfn|細野4|1983|p=73}}。}}。「神風の術」はスカートめくり、（空腹時にしか使えないが）「胃の笛の術」は女性の衣服だけを破壊し全裸にするなど、どちらもお色気技の要素が強い。その一方でアニメ版での「神風の術」は、巨木や人や建物を天の彼方まで吹き飛ばすほどの必殺技としても描かれていた。
; 霧賀 魔子（きりが まこ）
: 声 - [[島津冴子]]
:本作のヒロイン。肉丸の恋人。B83/W58/H84{{Sfn|細野3|1982|p=95}}、靴のサイズは23.5cm{{Sfn|細野5|1983|p=9}}{{Refnest|group="注"|『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』に掲載された「魔子の履歴書」記事には、身長162-163cm、体重47kg、B83cm W58cm H84cm、靴のサイズ23.5cm、<span class="ltr">2</span>年<span class="ltr">A</span>組、などと記載されている<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、<span class="ltr">76</span>頁。</ref>。}}、アニメでは身長156cm、B83/W54/H83（第<span class="ltr">2</span>話）。幼少期（小学二年生の<span class="ltr">7</span>歳の頃）に肉丸と出会い{{Sfn|細野4|1983|p=8、102}}、その時に起こった「ある出来事」をきっかけに相思相愛、両家公認（当初は母・亜子のみ猛反対するも、後に和解）の仲となる（第<span class="ltr">4</span>巻「昔とかわらぬ肉丸君の巻」、アニメ第<span class="ltr">18</span>話）。忍ノ者高校校長の一人娘で、普段は長い髪をポニーテールにしており、学校きっての美少女と誉れ高い{{Refnest|group="注"|name="misscon"|アニメ版では（第<span class="ltr">55</span>話によると）、魔子は'82ミス忍ノ者高校コンテストのグランプリに輝いている。なお'83ミス忍ノ者高校は<span class="ltr">1</span>位が松田明菜、<span class="ltr">6</span>位に石川美加、<span class="ltr">11</span>位に伊藤さやかという結果であった（「ガールフレンドにしたい女の子」投票なので、すでに肉丸という決まったステディがいる魔子は男子から選考対象外と見なされ、やはりすでにガールフレンドにしているという理由から肉丸自身も票を投じなかったために<span class="ltr">1</span>票も入らなかった）。}}。原作第<span class="ltr">7</span>巻の時点で<span class="ltr">2</span>年<span class="ltr">A</span>組の<span class="ltr">17</span>歳{{Sfn|細野7|1984|p=117}}。アニメ第<span class="ltr">63</span>話によると魔子の生年月日は昭和<span class="ltr">42</span>年<span class="ltr">1</span>月<span class="ltr">17</span>日。
:一般教養も忍術も成績優秀であり{{Refnest|group="注"|風間小太郎本人の弁によると、小太郎ですら霧賀魔子に次ぐ実力というレベルであるという{{Sfn|細野1|1982|p=100}}（アニメ第<span class="ltr">4</span>話）。}}、将来有望な“くノ一”とされている。学業だけでなく、家事も得意であり家庭的な面もある。特に料理の腕はかなりのもので、大食漢の肉丸のために手作り弁当を作るのが日課であり、それを美味しそうに食べる肉丸を見ることが何より至福の時間である。だが肉丸の肥満が彼の身長すら圧縮し始めた事に気付いた時には、肉丸の意志とは関係なくダイエット計画を発動するなど、思い込みの激しい所もある（第<span class="ltr">4</span>巻「シェイプアップ・ラブの巻」、アニメ第<span class="ltr">22</span>話）。
:常に肉丸に添うように行動し、ピンチの際は肉丸の庇護を受けてきた。しかし、今の技量では忍者として先に進んでいく肉丸との差は開くばかりで、共に歩むことが出来なくなるのではないかと自問し、葛藤するようになる。そんな折、'''妖野幻十郎'''（あやしの げんじゅうろう）と出会って、百年に一人という“水晶眼”を持った幻術師としての才能を見出され、高度な技を身につけるも、その幻術により（肉丸への想いを利用される形で）洗脳状態にされ暴走、忍ノ者高校崩壊に一役買ってしまう。さらに幻術師たちの属する妖ノ者学院と、忍ノ者高校との決戦において肉丸を敗北寸前にまで追い詰めるが、自らを傷つける方法で幻術を破られ、またそのために傷ついてゆく肉丸の姿に平常心を保てず正気に戻る。なおこの一連の幻術をめぐる最終エピソードはアニメ化されていない。（以上、原作第<span class="ltr">7</span>巻）
:魔子が常に肉丸に助けられてきた己の不甲斐なさに直面する展開はアニメ版でも終盤に訪れるが、肉丸と別れて自立しようともがき苦悩する姿こそ描かれるも、やや済し崩し的に元の鞘に収まってしまう。そもそもアニメ版では第<span class="ltr">46</span>話で緒形に「得意技の一つも無い、かわいいだけが取り柄のブリッコ忍者」と痛罵され、第<span class="ltr">55</span>話でのミス忍ノ者高校コンテスト落選<ref name="misscon" group="注" />、さらには第<span class="ltr">58</span>話で全日本高校スパイコンテストの忍ノ者高校出場メンバーに、肉丸の発奮材料として選抜されたと知ってショックを受けたことで、肉丸からの自立を意識するようになるのだが、第<span class="ltr">61</span>話では犯罪組織「'''黒い旅団'''」に「霧賀魔子（<span class="ltr">17</span>歳）は肉丸に準ずる優秀な生徒」と分析されているうえに、第<span class="ltr">63</span>話では「黒い旅団」のチェリーアイランド（桜島）基地への潜入に成績優秀者上位<span class="ltr">2</span>名を選抜することになった際、魔子がそれに該当したことで「娘を死地へ送らねばならなくなる」と霧賀校長が悩むほど、肉丸が別格なだけで“くノ一”としてじゅうぶん優秀であり、緒形の言葉は事実に反する。
:得意な忍術は「忍法投げキッス」{{Sfn|細野5|1983|p=153-154}}（アニメ第<span class="ltr">32</span>話）、「もろ肌くずし」{{Sfn|細野5|1983|p=136}}（アニメ第<span class="ltr">32</span>話）、「幻術」（原作<span class="ltr">7</span>巻）、「蝶の舞」（アニメ第<span class="ltr">51</span>、<span class="ltr">56</span>、<span class="ltr">58</span>話ほか）。また、原作では魔子も「神風の術」を使うことができる（魔子いわく、毎日傍らで女の子への挨拶代わりにやられていれば嫌でも覚えるとのこと）{{Sfn|細野2|1982|p=87}}{{Sfn|細野5|1983|p=152}}。
; 石川 美加（いしかわ みか）
: 声 - [[三田ゆう子]]
:魔子の恋のライバルにして親友。魔子とはタイプの違う、高校生らしからぬグラマラスな美貌の持ち主。威勢の良い性格に加えツッパリで気性が激しく、忍ノ者高校の不良生徒達を取り仕切る姉御肌の「スケバン」として君臨している。[[石川五右衛門]]の末裔であることから、優れた盗人としての資質に恵まれている{{Sfn|細野1|1982|p=122}}{{Refnest|group="注"|name="ishikawa"|アニメ版では原作と異なり、初登場（第<span class="ltr">3</span>話）の折に“石川五右衛門の末裔である”との説明が無いまま、第<span class="ltr">38</span>話で唐突に「先祖が石川五右衛門」との自分語りがある。普段からの身の上に関する虚言や、終盤での実は石川九ェ門の孫であり捨て子だったという真相からすると、（自身の出自を知らなかった）アニメ版の美加本人が口にした“五右衛門の子孫”という話は、事実では無かった可能性も高い。なお『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』には「泥棒を先祖に持つ美加は盗みも上手」との記述がある<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、<span class="ltr">94</span>頁。</ref>。}}。
:ショート{{Refnest|group="注"|第<span class="ltr">4</span>巻「シェイプアップ・ラブの巻」、第<span class="ltr">5</span>巻「美加、バイクに乗ってひさびさの登場の巻」など、耳を出したショートにしていることがある。一方アニメでは一貫して初期の（耳が隠れるボリュームの）髪型のままであった。}}もしくはミディアムのカーリーヘアーに、（校内では）昭和のスケバン定番のロングスカートのセーラー服姿といった格好をしているが、その長いスカートの中に隠された下着は意外に可愛らしい（肉丸が彼女に対して初めて「神風の術」を使った際は、蝶ネクタイ柄の白パンティ＋フリルのついたガーターを着用していた{{Sfn|細野1|1982|p=117}}）ことから、女の子らしさというものを気にかけている心境がうかがえる。また取り巻きの男は多いものの、どこか腫れ物に触るかのような態度で踏み込んできてくれない者ばかりなため、時折スケバンと言う自分の立場に虚しさと侘しさを感じていたようでもあり、自分という存在に物怖じせず他の娘と同様に扱う肉丸に興味を持つ。
:たびたび問題行動を起こし、休学や停学の期間が頻繁にあるため学科の成績は劣っている{{Sfn|細野1|1982|p=122}}が、忍術の腕は一流（魔子よりも上らしい{{Sfn|細野1|1982|p=128}}）で、「陽忍逆釜殺しの術」{{Sfn|細野1|1982|p=132-134}}{{Refnest|group="注"|なおアニメ第<span class="ltr">3</span>話における「陽忍逆釜殺しの術」は、肉丸が裸の女性に化ける形に改変されており、（美加が術を指示したとはいえ）むしろ肉丸が使う忍術となっている。また『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』ではアニメ版のこの術を「陽忍オカマ殺しの術」として原作の術と分けているが、実際の映像では原作と同じ「陽忍逆釜殺しの術」の名称のままである<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、<span class="ltr">24</span>、<span class="ltr">70</span>、84-85頁。</ref>（アニメ版では石川五右衛門の末裔という前フリが無かったため、釜を使うことが“[[釜茹で]]”に掛けてあるというネタが、肉丸が[[おかま|オカマ]]に扮してるからという意味に変わってしまっている）。}}など、色香を漂わせ異性の目を引いている間に忍術を仕掛けるといった、魔子にはまだ習得できない忍法の心得もある。
:原作では最終的に舎弟にした風間小太郎{{Sfn|細野6|1984|p=116}}{{Sfn|細野7|1984|p=9-10}}と、男女の仲を魔子や周囲に疑われるようになるが、本人もまんざらではない様子を見せる（第<span class="ltr">7</span>巻「石川美加、恋の綱わたりの巻」）。小太郎との関係は、幻術師の陰謀による忍ノ者高校崩壊に際してさらに深まり、今後の進展を窺わせていた{{Sfn|細野7|1984|p=154}}。
:アニメ版では（第<span class="ltr">50</span>話や第<span class="ltr">59</span>話で本人が語ったことによると）赤ん坊の頃、街のゴミ箱のそばに捨てられていたところを旅のサーカス一座の団長に拾われ、団員として虐待ともいえる厳しい修行の日々を送って育ったという（美加の身の軽さや身体能力の高さは、このときに培われた）。後に一座を脱走し都会の片隅で盗みなどして一人生きていたが、小学生ほどの頃に霧賀校長と偶然出会い、その腕を見込まれ将来は（<span class="ltr">4</span>、<span class="ltr">5</span>年したら）忍びの者高校へ入学するよう勧められている。その一方で第<span class="ltr">28</span>話では「バイクレース中の事故で亡くなった、母親の違うバイクレーサーの姉がいた{{Refnest|group="注"|『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』の誌上VTR（ストーリーガイド）には「足を怪我してレースに出られなくなり、バイクだけ残して美加の前から姿を消した」とあるが、この記述は本編映像の説明と合致しない<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、<span class="ltr">18</span>頁。</ref>。}}」、あるいは「腹違いの兄がいて…」などと語るなど、本人の身の上話はその日によってコロコロかわるためどこまで事実なのか信憑性には疑問があったが、天涯孤独で一人で生きていることは事実だったようで、第<span class="ltr">67</span>話にてようやく祖父・'''九ェ門'''（声 - [[宮内幸平]]）{{Refnest|group="注"|祖父・石川九ェ門（きゅうえもん）は死の商人として、「黒い旅団」に武器を提供していた多国籍企業「ゴエモングループ」の会長であった。なお「九ェ門」の表記はエンディング・クレジットに基づく。}}と会い、自身も知らなかった本当の生い立ちが明かされる。曰く、美加の母はとある暴力組織のボスの娘と男を取り合った挙句、その男と結ばれ美加を授かるもヤクザに追われる生活となり、赤ん坊の美加をサーカス団のテントの前に隠して逃亡した後、逃げ回る生活が祟ったのか病に倒れ、夫ともども相次いで死んだらしいということだった。なお第<span class="ltr">50</span>話でサーカス時代に“お兄ちゃん”と慕っていた“'''風'''”を名乗る青年（声 - [[古川登志夫]]）{{Refnest|group="注"|“風”の正体は、ある情報機関の第一級エージェントと言われ、サーカス団にいたのは潜入捜査だったと思われる。}}との因縁が描かれていることから、サーカス団で過酷な幼少期を送っていたことは事実だった模様。<ref name="ishikawa" group="注" />
:16歳にしてBAR「くろねこ」で男装の麗人としてアルバイトをしている（アニメ第<span class="ltr">59</span>話）。魔子（昭和<span class="ltr">42</span>年<span class="ltr">1</span>月<span class="ltr">17</span>日生まれ、第<span class="ltr">61</span>話の時点で<span class="ltr">17</span>歳）と同い年のはずだが、第<span class="ltr">63</span>話によると生年月日は昭和<span class="ltr">41</span>年<span class="ltr">7</span>月<span class="ltr">10</span>日（クリスマスの時点で<span class="ltr">16</span>歳）なので計算が合わない。肉丸の弁によるとB83/W58/H83（アニメ第<span class="ltr">50</span>話）。
; 緒形 剣一郎（おがた けんいちろう）{{Refnest|group="注"|フルネームは続編『さすがの猿飛<span class="ltr">G</span>』にて初めて明かされた<ref>細野不二彦・著、<span class="ltr">HC</span>ヒーローズコミックスHC247『さすがの猿飛<span class="ltr">G</span>』第<span class="ltr">1</span>巻、ヒーローズ（発行：小学館クリエイティブ）、2018年<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">31</span>日、ISBN 978-4-86468-547-4、<span class="ltr">18</span>頁。</ref><ref name="play back!">細野不二彦・著、<span class="ltr">HC</span>ヒーローズコミックスHC247『さすがの猿飛<span class="ltr">G</span>』第<span class="ltr">1</span>巻、ヒーローズ（発行：小学館クリエイティブ）、2018年<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">31</span>日、ISBN 978-4-86468-547-4、「PLAY BACK!さすがの猿飛」207頁。</ref>もので、旧作では原作漫画・アニメとも「緒形先生」としか呼ばれていない。}}
: 声 - [[若本規夫|若本紀昭]]
:肉丸や魔子らのクラスを担当している教師。<span class="ltr">34</span>歳独身（アニメ第<span class="ltr">35</span>話）。忍者としてもトップクラスの能力を誇る{{Refnest|group="注"|第<span class="ltr">1</span>巻「神風の術の巻」{{Sfn|細野1|1982|p=19}}ならびにアニメ第<span class="ltr">1</span>話で、魔子に「学校一、腕が立つ」と評されている。}}。{{要出典範囲|引き締まった体躯で無駄のない所作。|date=2023年<span class="ltr">1</span>月}}髪はオールバックで、普段からサングラスを愛用している。基本的にクールでニヒルなキャラクターのはずであったが、肉丸が転入してきた頃からペースを乱され、かなりストレスを感じている。<!--「忍びたるもの、私欲は抑制すべし」を信条とする修行生活が永らく続いたためか、←そのような信条や、修行生活を送ったとする描写や説明が見当たりませんので、再書き込みする際は出典を付けたうえでお願いします。-->異性に対しての免疫が少なく、あまりにストレートなエロやエッチなシーンに直面すると対処できず、サングラスが割れ鼻血を大量に噴出してしまうなど、軽いパニック状態になるのが弱点{{Sfn|細野1|1982|p=34-38}}{{Sfn|細野1|1982|p=164,174-175}}{{Refnest|group="注"|アニメ版の第<span class="ltr">1</span>話や第<span class="ltr">10</span>話でも同様の描写がされているものの、サングラスが割れるだけで、鼻血を吹く描写はオミットされている。}}。
:アニメ版では忍ノ者高校に一時期、赴任していたインターポールの捜査官である“くノ一”・'''水木夏子<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、32-33、<span class="ltr">66</span>頁。</ref>'''（声 - [[弥永和子]]{{Refnest|group="注"|第<span class="ltr">69</span>話のみ[[藤田淑子]]（エンディングでのクレジット表記無し）。}}）と、異性として惹かれ合うようになる（第<span class="ltr">35</span>、<span class="ltr">49</span>、<span class="ltr">58</span>、<span class="ltr">62</span>、<span class="ltr">69</span>話）。また忍びにもかかわらずカナヅチであることが発覚している（アニメ第<span class="ltr">35</span>、<span class="ltr">49</span>話）。なおアニメ第<span class="ltr">1</span>話では出席を取る時当時の[[読売ジャイアンツ]]と[[阪神タイガース]]の選手の苗字で点呼を取っていた。
; 猿飛 八宝斎（さるとび はっぽうさい）
: 声 - [[八奈見乗児]]
:肉丸の祖父であり、かすみの実父。かつては今世紀最大の術者{{Sfn|細野1|1982|p=12}}・鬼よりこわい八宝斎{{Sfn|細野7|1984|p=117}}などと謳われた、忍ノ者高校創設者にして初代校長。一見すると老いてなお盛んな飄々とした老人といった風であるが、今も体術・幻術問わず、かなりの使い手である。弟子であった小源太が一人娘・かすみと結ばれたこと自体については、不満を抱いていたり腹を立てていると窺わせるような描写は特に見当たらないものの、警官という職業に就いたことには納得しておらず{{Sfn|細野3|1982|p=106,109-110}}{{Refnest|group="注"|name="hamon"|過去には他に、小源太に対する苛立ちとして、忍びの里を出て東京に定住する道を選んだことも挙げている{{Sfn|細野4|1983|p=13-14}}。}}、何かと絡んではしばしば「破門！」と称して小源太を追い出す（ただし、小源太の力量は決して劣ってはいないので、「小源太が追い出される」というよりは「小源太が憤然として出て行く」といった体裁になっている）も、かすみにとっちめられて「破門」を解くという一連の「親子ゲンカ」は猿飛家の日常の風景、年中行事{{Sfn|細野3|1982|p=106}}{{Sfn|細野4|1983|p=10-12}}{{Sfn|細野6|1984|p=83}}になっている。肉丸のスケベ気質は八宝斎からの隔世遺伝では？と思わせるスケベな好々爺であり（真偽のほどは定かでないが、かつては妻が心労で早死にする位「女癖」が悪かったという{{Sfn|細野7|1984|p=95}}）、魔子のスリーサイズや下着の好みまで肉丸を通じて把握している{{Sfn|細野3|1982|p=95}}（アニメ第<span class="ltr">2</span>話）。なおアニメ版では亡き妻の名は“たたみ{{Refnest|group="注"|『[[野菊の墓 (映画)|野菊の墓]]』のパロディとして、主人公の民子（通称：たみ）から採られている。}}”とされている（第<span class="ltr">15</span>話）。
; 猿飛 かすみ（さるとび かすみ）
: 声 - [[増山江威子]]
:肉丸の母。高校生の息子がいるとは思えない妖艶な美女ではあるが、肉丸にその美貌は遺伝しなかった。若い頃は父・八宝斎に弟子入りし、“くノ一”としての修行に励んでいたことがあり、他の追随を許さないほどの優れた忍術と美貌{{Sfn|細野3|1982|p=91}}で将来を嘱望されていたにもかかわらず、小源太と熱愛の末、肉丸を授かり“できちゃった結婚”。忍術ではなく主婦を究める道を選んだ（原作第<span class="ltr">6</span>巻「恋の行方はケセラセラの巻」）。アニメ版では妊娠絡みの事情は無く、西洋流スパイ術の研修のためのヨーロッパ留学の話を蹴って小源太との愛を選んでいる（第<span class="ltr">54</span>話）。しかし、現役から遠ざかった今も忍術に衰えは見せず、亜子と対決した折にもまったく引けを取らなかった（原作第<span class="ltr">6</span>巻「恋の行方はケセラセラの巻」、アニメ第<span class="ltr">54</span>話）。冷蔵庫の中を全部食べてしまった肉丸に対しては容赦はしない{{Sfn|細野3|1982|p=89}}。肉丸からは「マミィ」と呼ばれている{{Sfn|細野3|1982|p=89、125ほか}}。
; 猿飛 小源太（さるとび こげんた）
: 声 - [[増岡弘]]
:肉丸の父。時に隠密行動を命ぜられることもある凄腕の警察官（アニメ第<span class="ltr">2</span>話、ならびに原作第<span class="ltr">3</span>巻{{Sfn|細野3|1982|p=113}}によれば階級は巡査）。若い頃は八宝斎の弟子として忍術を磨いていた{{Refnest|group="注"|『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』には“八宝斎の一番弟子”との記述がある<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、<span class="ltr">97</span>頁。</ref>。}}。同じ門下生であり、八宝斎の愛娘・かすみと恋に落ち結婚、堅実な公務員の職に就いた。八宝斎は小源太が<!--自分の与り知らぬうちに娘と恋仲になった経緯や、←そのことを不服に感じているという描写や記述の出典が見当たりませんので、再書き込みする際は出典を付けたうえでお願いします。-->忍術の本領を発揮できない職を選んだことに納得がいかず{{Sfn|細野3|1982|p=106,109-110}}<ref name="hamon" group="注" />、ことあるごとに「破門<span class="ltr">!</span>」と家から追い出してしまうため、時々猿飛家から姿を消している（ただしほぼ恒例行事と化しているので、かすみも肉丸もさして心配はしていない）{{Sfn|細野3|1982|p=106}}{{Sfn|細野4|1983|p=10-12}}。忍びの里{{Refnest|group="注"|name="shinobinosato"|アニメ版においては、かつて猿飛家が住んでおり、一家で墓参りに訪れた「忍びの'''村'''{{Refnest|group="注"|『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』の誌上VTR（ストーリーガイド）では“忍びの里”と記述されているが、アニメ本編では“忍びの村”とされており、最寄り駅も“'''忍びの村駅'''”である<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、<span class="ltr">34</span>頁。</ref>。}}」（第<span class="ltr">15</span>話）と、幼少の頃の魔子と肉丸が初めて会った第<span class="ltr">18</span>話の舞台「忍びの'''里'''」が、同じ地かどうかは（「忍びの村」への墓参りに同行した魔子のリアクションが、初めて訪れたかのようでもあり）不明。}}に住んでいたころは、破門されたときのために裏山の山小屋を隠れ家として確保していた{{Sfn|細野4|1983|p=34}}。かすみとは結婚<span class="ltr">17</span>年経った{{Sfn|細野3|1982|p=106}}今でも熱愛中。やはり肉丸には似ていない。肉丸からは「ダディ」と呼ばれている{{Sfn|細野3|1982|p=127-128ほか}}。
; 霧賀 大蔵（きりが たいぞう{{Refnest|group="注"|アニメ第<span class="ltr">61</span>話では「黒い旅団」のレポートで、「きりが“'''だ'''いぞう”48歳」と報告されている（その一方で第<span class="ltr">43</span>話では“タイゾー”と呼ばれている{{Refnest|group="注"|カタカナ表記は、第<span class="ltr">43</span>話の原作にあたる漫画「肉丸in SPACE WARS!…の巻」における表記に基づく<ref>月刊『週刊少年サンデー立春増刊号（<span class="ltr">2</span>月<span class="ltr">10</span>日増刊号）』小学館、昭和<span class="ltr">58</span>年（1983年）<span class="ltr">2</span>月<span class="ltr">10</span>日発行、<span class="ltr">19</span>頁。</ref>。}}）。原作でも“だいぞう”とルビが振られているシーンはあるものの{{Sfn|細野5|1983|p=35}}{{Sfn|細野7|1984|p=87、163}}誤植の可能性アリ。}}）
: 声 - [[緒方賢一]]
:魔子の父。猿飛八宝斎の弟子にして{{Refnest|group="注"|『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』には“八宝斎の一番弟子”との記述がある<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、<span class="ltr">51</span>頁。</ref>。}}、現・忍ノ者高校校長。風貌は[[たぬき]]の置物に似ていると揶揄されるが、実際アニメ版では狸に化ける忍術を使ってみせた（第<span class="ltr">51</span>、<span class="ltr">54</span>話）。普段は人当たりがよく、穏やかな物腰で飄々としたキャラクターであるが、（八宝斎の発言が事実ならば）数多い弟子の中でも一・二を争う強者（つわもの）であった{{Sfn|細野3|1982|p=100}}（アニメ第<span class="ltr">2</span>話）という。アイドル早田亜紀（声 - [[伊藤さやか]]）の大ファンであったり（第<span class="ltr">3</span>巻「よくぞ、みんなで、たばかったの巻」、アニメ第<span class="ltr">7</span>、29<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、<span class="ltr">20</span>頁。</ref>、<span class="ltr">45</span>話ほか）、都内の女子高生の制服をコレクションしていたり（第<span class="ltr">5</span>巻「マル秘潜入レポートの巻」{{Sfn|細野5|1983|p=136}}、アニメ第<span class="ltr">32</span>話）と、肉丸や八宝斎に負けず劣らずスケベな一面もある。妻である亜子には頭が上がらない（なおアニメ版の亜子は魔子が幼い頃に家を出ており、もう何年も一緒に暮らしていない）。
; 霧賀 亜子（きりが あこ）
: 声 - [[土井美加]]
:魔子の母にして、忍ノ者高校の理事長でもある。気性が激しく、関西弁で捲くし立てるように喋る{{Refnest|group="注"|語尾に助動詞「どす」{{Sfn|細野6|1984|p=128、166ほか}}や「やす」{{Sfn|細野6|1984|p=26、<span class="ltr">81</span>ほか}}、助詞の「え」{{Sfn|細野6|1984|p=26、<span class="ltr">91</span>ほか}}を使っていることや、「い（言）わはる」と言っていること{{Sfn|細野6|1984|p=118ほか}}などから京都弁と思われる。}}。
:若い頃はかすみ・小源太・大蔵と共に八宝斎の下で修行を積んでおり、かすみと並び称されるほどの手練れの“くノ一”だった{{Sfn|細野6|1984|p=84、130、162}}。当時は小源太に恋心を抱いていたが、親友でもあったかすみが亜子にも内緒で小源太と密かに交際をしており、子供まで宿してしまう（その子供が肉丸）。以来かすみとの友情にも決定的なヒビが入ってしまった{{Sfn|細野6|1984|p=163}}。後に大蔵と結婚し魔子を出産するが、結婚してからも小源太とかすみの件での遺恨が胸の奥で燻っていたため、当初はその息子の肉丸と自分の愛娘の恋愛には大反対しており、肉丸が忍ノ者高校に一年の初めから入学できずにいたのも、そのあたりの事情が絡んでいる。ただ、二年間の海外視察{{Sfn|細野6|1984|p=10}}に出ている間に夫・大蔵が肉丸を忍ノ者高校へ転入させてしまった{{Sfn|細野6|1984|p=16}}ため、帰国後は二人を別れさせようと様々な策を講じる{{Refnest|group="注"|肉丸と魔子の「体重差」を利用したクラス分け{{Sfn|細野6|1984|p=41-42}}から、学内イベントで肉丸の優秀さを実証することで各国の諜報機関への「海外留学」を名目に追い出そうとする{{Sfn|細野6|1984|p=124、127-128}}など。前述のとおり肉丸嫌いを公言しているだけあって、私怨による謀略を指摘されても悪びれることはない{{Sfn|細野6|1984|p=42}}。}}。その後は魔子を嫁として引き取ると言いだしたかすみと、忍術込みの決闘を繰り広げた末に愛娘の気持ちを汲んで謝罪し和解、二人の仲を認めるようになった（原作第<span class="ltr">6</span>巻「恋の行方はケセラセラの巻」）。
:アニメ版では“'''MM3'''”を名乗り、[[中央情報局|CIA]]のエージェントとなって海外を飛び回って活躍している。秘術「蝶の舞」を極めた凄腕の“くノ一”でもある（第<span class="ltr">46</span>、<span class="ltr">51</span>話ほか）。魔子が幼い頃に家を出て音信不通となって（「離婚」という言葉は出ていない）以来、彼女とは会っておらず、再会した当初も実の母であるとの素性を隠して接していた（第<span class="ltr">29</span>、<span class="ltr">46</span>話）。修業時代のエピソードは概ね原作と同じだが、妊娠云々といった経緯は無く、かすみがヨーロッパ留学の話を蹴って小源太を選んだのに対し、素直に小源太への想いを表せず代わりに海外へと旅立ってしまったことや、魔子や家庭を捨てて仕事に生きている負い目が心の棘となっている（第<span class="ltr">54</span>話）。かすみに対しては若干の反発を感じこそすれ原作ほど強い遺恨は無く（第<span class="ltr">54</span>話）、そのため肉丸との対立もない。物語終盤で“くノ一”として、一人の女性として自立しようともがく魔子を、母として案じ見守っていく。なおアニメ版では関西弁を喋らない。
; 捨丸（すてまる） / 忍豚（ニントン{{Refnest|group="注"|name="ninton"|カタカナ表記はアニメ第<span class="ltr">26</span>話でのエンディングクレジットに基づく。他の回のクレジットでは基本的に漢字表記であった。}}）
: 声 - [[田中真弓]]
:原作漫画では<span class="ltr">1</span>回限りのゲストキャラとして（第<span class="ltr">3</span>巻「さすがの忍者・忍犬・忍豚の巻」）、猿飛家に一時的に飼われた忍豚（にんとん）。「捨丸」の名はかすみの“生き別れの肉丸の弟”、という作り話に由来する{{Sfn|細野3|1982|p=158-159、165、167、176}}。忍豚は日本の大養豚地帯のいずこかにある“忍豚の里”において、特殊な訓練と忍術の心得を子豚の頃より施されており、人語も完全に理解し、かつては忍犬同様に刺客や追っ手として利用された、現代における警察犬のようなものと説明される{{Sfn|細野3|1982|p=165-167}}。たまたま猿飛家の庭に迷い込んできたところを肉丸に拾われるが、ただの豚ではなく忍豚、かつ抜け忍であるという正体を見抜かれたことを察し、肉丸との対決の末いずこともなく去っている。
:アニメ版では“忍豚（ニントン<ref name="ninton" group="注" />）”の名でレギュラーとして第<span class="ltr">2</span>話から登場し、ストーリーテラーとしての解説役やナレーションも担当している。その忍術や体術の技量は極めて優れて高く、肉丸にも引けを取らない（第<span class="ltr">29</span>話）。もともと抜け忍だったが縁あって（その経緯は説明されていない）猿飛家に居候している忍豚（にんとん）である。後に抜け忍狩りに遭ったことで猿飛家を出奔したため、第<span class="ltr">26</span>話での家出を経て第<span class="ltr">29</span>話で劇中のキャラクターとしては退場している（パロディ回などの番外編は除く。また解説役やナレーションは引き続き最終話まで担当した。）。かつては'''ピーコ'''（声 - [[小宮和枝]]）という、同じく忍豚（にんとん）である恋人がいたが、抜け忍豚狩り部隊を率いた刺客となって現れ対決することになる（第<span class="ltr">26</span>話）{{Refnest|group="注"|土壇場でニントンをかばったことで、結局自らも裏切り者となってしまったピーコがその後どうなったかは描かれていない。}}。
; 風間 小太郎（ふうま こたろう）{{Refnest|group="注"|“風'''魔'''”ではなく“風'''間'''”である。『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』には魔子の「風魔忍者の子孫なのに」という発言に対し、「風魔ではなく風間、有名人に名前が似ていると損をするね」と答える肉丸の記事があり、実は[[風間小太郎]]や[[風魔小太郎]]とは無関係らしい<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、<span class="ltr">95</span>頁。</ref>。}}
: 声 - [[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]]
:頭脳明晰・成績優秀{{Refnest|group="注"|小太郎本人の自己評価では、霧賀魔子に次ぐ実力であるという{{Sfn|細野1|1982|p=100}}（アニメ第<span class="ltr">4</span>話）。また、思惑あっての発言の可能性もあるが、「忍ノ者高校きっての秀才」との緒形の言葉もある（アニメ第<span class="ltr">30</span>話）。}}・容姿端麗、非の打ち所がないと自負している、少々気障な振る舞いをするナルシストな忍ノ者高校の生徒会'''副'''会長{{Sfn|細野1|1982|p=51}}{{Sfn|細野5|1983|p=157}}（次期生徒会長を目指していたが{{Sfn|細野1|1982|p=53、65}}、<span class="ltr">3</span>年生に進級した後に無事、生徒会長となっている{{Sfn|細野7|1984|p=9、<span class="ltr">10</span>、<span class="ltr">12</span>、<span class="ltr">20</span>、153ほか}}）で、肉丸たちの一つ上の上級生{{Sfn|細野1|1982|p=50}}。忍法「バラ隠れ（がくれ）の術」を得意技とし、大量の薔薇の花びらを撒き散らして登場することが多い{{Refnest|group="注"|もっとも原作では初登場回での<span class="ltr">2</span>度しか使用しておらず、しかも<span class="ltr">2</span>度目は不発である{{Sfn|細野1|1982|p=49、65}}。}}。こちらも緒形と同様、肉丸の転入以降ペースを崩され自信をなくしかけたところに、更に追い討ちをかけるように美少年の服部が登場したため、すっかり影の薄い存在になってしまった{{Sfn|細野2|1982|p=135-136}}。原作では最終的に美加の舎弟にされてしまった{{Sfn|細野6|1984|p=116}}{{Sfn|細野7|1984|p=9-10}}が、関係が親密になるにつれ周囲に男女の仲を疑われるようになり、疑惑の隠蔽や払拭に苦慮する。やがて幻術師たちの陰謀で忍ノ者高校が灰燼に帰した折、美加との仲は急速に深まる{{Sfn|細野7|1984|p=154}}。
:アニメ版では初登場のとき（第<span class="ltr">4</span>話）から生徒会長である（なお第<span class="ltr">20</span>話の会長選挙では再選を果たしている）こと以外は概ね原作どおりだったが、後にスパイナー高校校長・出門の愛娘・葉子と惹かれ合うことになる（第<span class="ltr">45</span>話）。
; 服部 優一郎（はっとり ゆういちろう）
: 声 - [[松野太紀|松野達也]]
:肉丸を「センパイ」と慕う、忍ノ道中学時代からの後輩{{Sfn|細野2|1982|p=109}}。肉丸や魔子が進級した年の新入生として忍ノ者高校にやってくる。努力を惜しまない真面目な勉強家で、一年生ではトップの成績だという{{Sfn|細野2|1982|p=111}}。成績優秀・品行方正、アニメ第<span class="ltr">58</span>話によると忍ノ者高校の最年少特待生でもある。あどけなさを残した美少年であり、女生徒から絶大な人気がある{{Refnest|group="注"|アニメ版では校内に親衛隊ができている（第<span class="ltr">30</span>話）<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、<span class="ltr">22</span>頁。</ref>。}}。弟子入りを志願して肉丸に付きまとう一方で、「忍者として肉丸を超える」事を目標とすることから、苦心の末「神風の術」を会得した上で肉丸に挑戦状を叩き付ける（第<span class="ltr">3</span>巻「神風の術敗れたりの巻」、アニメ第<span class="ltr">8</span>話）など不敵な一面もある。
:アニメ版では忍ノ道中学の二年生であり、成績優秀のため飛び級で忍ノ者高校に入学してきた（肉丸や魔子と同じクラスになっているので、「先輩」と呼んではいるが'''同級生'''ということになる）。忍ノ道中学一年生のとき（一年前）に肉丸と出会って敗北して以来、敵意を抱いていた。生年月日は1968年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">16</span>日の<span class="ltr">14</span>歳、血液型は<span class="ltr">AB</span>型。実はスパイナー高校のスパイであり（コードナンバーは00712）、そもそもの任務は忍ノ者高校に生徒として潜入し、秘密文書（卒業生の記録ファイル）をマイクロフィルムに映し撮ることだった（本人は入学するまで肉丸が忍ノ者高校に在籍していることを知らなかった）が、任務よりも優先した対決に完敗したことで肉丸に心酔し、弟子入りを懇願するようになる。（以上第<span class="ltr">3</span>話）
; 千秋（ちあき）
: 声 - [[島本須美]]（第<span class="ltr">21</span>話）、[[玉川砂記子|玉川砂紀子]]{{Refnest|group="注"|現・玉川砂記子（同時期の他作品では“玉川紗己子”名義が多い）。第<span class="ltr">30</span>、<span class="ltr">41</span>話のエンディングクレジットでは玉川砂'''紀'''子と表記されている（第<span class="ltr">58</span>、<span class="ltr">69</span>話ではクレジット表記なし）。}}
:原作ではロングのカーリーヘアで[[アメカジ]]の服を好んで着ている、ちょっと垢抜けない少女として登場。優一郎からは「'''ちィちゃん'''」と呼ばれており{{Sfn|細野3|1982|p=62、74}}、キスまでした間柄。優一郎とは同い年のいとこではあるが、服部の家系でも千秋の家は傍流であり、すでに忍者を生業としていない。忍ノ者高校に合格したらまた会いに来るといった約束を果たさず、いつまでも音信不通であった優一郎を（優一郎の両親から、ヨーロッパ旅行で留守にする間の世話を頼まれたことを口実に）訪ねてくる。（第<span class="ltr">3</span>巻「優一郎・恋に揺れるの巻」）
:アニメ版でも原作同様、優一郎のいとこではあるが、長い黒髪で和服のよく似合う淑やかな美少女となっている。「一年後には立派な忍者となって迎えに来る」と言った約束を果たさず、いつまでも音信不通の優一郎を訪ねて（原作と同じく優一郎の両親から、ヨーロッパ旅行で留守にする間の世話を頼まれたことを口実に）忍ノ者高校にやってくる。また、実は両想いである点は同じだが、優一郎が千秋を避ける理由は「修行中の身なので、恋愛に気を取られている場合ではないから」と語られており（第<span class="ltr">21</span>話）、原作のように「忍者と一般人では住む世界が違うため、自分と付き合うことで不幸にしてしまうから{{Sfn|細野3|1982|p=72-73}}」といった「千秋の将来を案じて」の言葉は無かった。そのため千秋も「自分のことばかり」「自分勝手」と詰っており、「恋愛くらいで一人前の忍者になれないのなら、いっそ修行などやめてしまえ」とまで言い放っている（第<span class="ltr">21</span>話）。千秋の家は原作同様すでに忍者を生業としていない一般家庭となっている{{Refnest|group="注"|アニメ第<span class="ltr">41</span>話での優一郎の弁によると、千秋の父は忍者になろうとしてなれなかったためか、大の忍者ファンであるという。}}が、一通り忍者としての基礎は身に付けており、その実力は小太郎や優一郎を打ち負かすほどであった(アニメ第<span class="ltr">30</span>話）。
:容姿・性格こそ違えど原作・アニメ版とも、優一郎が恐れを成すほどの怪力の持ち主である。
; 柘植 省吾（つげ しょうご）
: 声 - [[塩屋浩三]] / 少年期 - 田中真弓
:猿飛家がまだ忍びの里で生活していた頃、肉丸をいじめていた少年。元・忍ノ者高校<span class="ltr">1</span>年<span class="ltr">B</span>組{{Sfn|細野4|1983|p=159}}で、二年前に学校を退学して下忍仲間と徒党を組むようになっていた。忍びの中でも優遇されやすい家柄の「上忍」に対し、自分の家は言わば下働きをする「下忍」であることに強い劣等感を持っている。藤林祥子と交際をしていたが、いつしか祥子の気持ちが離れていき別離。その理由を自分が下忍であるから（身分の違いから祥子の両親に反対され、別れを強要されたため）だと思い込み、これまで以上に上忍を厭い逆恨みするようになる。その最たる矛先が、上忍の子弟が多く通う忍ノ者高校でも指折りの忍術使いであり、特に名門とされる猿飛家の子息でもある肉丸に向けられ、正体を見せず影の存在として祥子に近づき「神風の術」を封じる秘策を伝授した（彼女に対して現在どのような感情を抱いているかはハッキリ描かれておらず不明）。大変腕は立つがコンプレックスからくる暗くセコい性格の持ち主（本来使い捨ての割り箸や手裏剣を再利用する）で、その暗さ・セコさは部下からも疎まれている{{Sfn|細野4|1983|p=144-146}}。ネーム入りの越中[[ふんどし]]愛用者であり、常日頃より身に付けているが、これが祥子と破局した真の原因であることを本人は理解していないらしい{{Sfn|細野4|1983|p=161}}。肉丸に敗れて雪辱を誓ったものの、祥子ともども再登場することは無かった（アニメ版も同様である）。
:アニメ版では「ネグラ（[[ネクラ|根暗]]と[[根来組|根来]]を引っ掛けた“もじり”）一族」を名乗っている。元・スパイナー高校<span class="ltr">1</span>年<span class="ltr">B</span>組だったがメカが苦手なことから二年前に落ちこぼれてしまい、これがトラウマとなって極端なメカ・アレルギーとなった。当時交際していた祥子とはスパイナーを去った後に別れており、肉丸をつけ狙う理由も原作のような「上忍と下忍との格差」への反発ではなく、（祥子の推測によれば）肉丸を倒してスパイナーの出門校長を見返すためであった{{Refnest|group="注"|「忍びの村」<ref name="shinobinosato" group="注" />で生活していた頃に肉丸をいじめていた過去こそ原作と同様だが、憎しみの対象は（上忍を象徴する存在の）肉丸ではなく出門校長であり（肉丸はそのダシとして使うのに好都合だっただけで）、毎晩出門を模した呪いの藁人形に釘を打っていたという（第<span class="ltr">15</span>話）。『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』には“下忍の生まれであるため、上忍である祥子の両親に交際を反対されたことから、下忍の部下を集めて上忍を倒そうとしている”<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、<span class="ltr">56</span>頁。</ref>、『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』には“下忍の出なので上忍の肉丸や祥子に劣等感を持っている”<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、<span class="ltr">99</span>頁。</ref>という原作に則した解説があるが、実際のアニメ本編ではそのような描写や説明は一切ない。}}。祥子はそのために利用した形となっており、彼女に対して現在どのような感情を抱いているかはアニメ版でもまったく描かれていない。原作同様“ふんどし”の愛用者で（ただし無地の赤フンである）、祥子との破局の原因となっていることも同じであるが、そこに「祥子の両親による反対」や「上忍下忍の格差」といった問題はまったく存在しない。（以上、第<span class="ltr">15</span>、<span class="ltr">16</span>話より）
; 藤林 祥子（ふじばやし しょうこ）
: 声 - [[よこざわけい子|横沢啓子]]
:忍ノ者高校の生徒。PTA会長の娘で成績はトップクラスの<span class="ltr">3</span>年生{{Sfn|細野4|1983|p=93-94}}。才色兼備でクラシックピアノをたしなむ、落ち着いた雰囲気を漂わせる美人。名門・藤林家の令嬢で、女生徒から羨望の眼差しを受けるお姉さま的存在である。正体を隠した柘植省吾から伝授された手立てを使い、素行に問題のある肉丸を懲らしめようと「神風の術」を封じ込めた{{Sfn|細野4|1983|p=108-110}}（この件がきっかけとなり、肉丸は修行に励み新たな忍法「胃の笛の術」を体得する{{Sfn|細野4|1983|p=132-137}}{{Refnest|group="注"|なお原作では「胃の笛の術」をものにするために肉丸は自ら山籠もりに臨んでいるが、アニメ版ではその気はなかったのに修行に籠る羽目となり、その際の腹ペコ解消法と偽って八宝斎から渡された巻物に記されていたのが、偶然「胃の笛の術」だった。そのため肉丸は勘違いから腹ペコ解消法を試し続け、結果的に意図せずして「胃の笛の術」を身に着けたことになっている。}}）。かつて省吾と交際していた時期がある。祥子の両親は下忍の出である省吾との交際に反対をしていたが、祥子にとってそんなことは些細なことでしかなく、別れを決めた理由は省吾が常日頃より身に付けている“ふんどし”を、生理的に受け入れることが出来なかったため{{Sfn|細野4|1983|p=161}}であり、省吾が思い込んでいる「上忍と下忍との格差」ではなかった。
:アニメ版ではスパイナー高校からの刺客として登場し、忍ノ者高校に転入してくる{{Refnest|group="注"|祥子は省吾がスパイナーに肉丸を打ち負かす策を提案した際に、（省吾の素性を知らぬままの）出門に選出されたと見られることから、二人が組むことになったのは（省吾が祥子の影法師となって様々な手立てを講じることになったのは）偶然と思われる（第<span class="ltr">15</span>話）。}}。「前の学校での成績はトップで、ピアノのコンクールではいつも優勝していたらしい」と魔子の口から語られており{{Refnest|group="注"|『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』では、アニメ版のキャラクター解説で「PTA会長の娘」「成績はトップ」という原作における設定が記述されてしまっている<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、<span class="ltr">55</span>頁。</ref>。}}、クラシック同好会を主宰しているのは原作と同じ（ただし、アニメ版では転入早々に同好会を起ち上げるべく、ピアノの演奏会を開いたことになっている）。やはりかつて省吾と付き合っていたが、別れた経緯などについてはいっさい説明が無く、原作のような「上忍と下忍との格差による、祥子の両親からの反対」といった要素もまったく描かれていない。祥子がふんどしを生理的に受け付けず破局した点は同様だが、それが祥子の心が離れた理由であることを省吾が承知してるかどうかは明らかにされていない（そもそも描かれた事実からすると、省吾と祥子の破局と今回の騒動とは何ら関係が無い）。また一件落着後はスパイナー高校に戻ると話していたものの、省吾ともどもその後は登場していない。（以上、第<span class="ltr">15</span>、<span class="ltr">16</span>話より）
; 猫若丸（ねこわかまる）{{Refnest|group="注"|なお『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』では“梅若丸”と誤って記述されている<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、<span class="ltr">97</span>、<span class="ltr">99</span>頁。</ref>。}}
: 声 - [[大和田りつこ|大和田りつ子]]
:八宝斎をしてケモノを使わせたら右に出るものは無いと言わしめた、ヒダの鷲若丸の一人息子{{Sfn|細野5|1983|p=34}}で、意に沿わず猿飛家に修行のために預けられ居候している（第<span class="ltr">5</span>巻「肉丸の恋敵、参上<span class="ltr">!</span>の巻」、アニメ第<span class="ltr">27</span>話から）。忍豚・流星号と組むことで忍法「人豚戦闘機」を繰り出す{{Sfn|細野5|1983|p=125-126}}（アニメ第<span class="ltr">27</span>話）。
; 流星号（りゅうせいごう）
: 声 - 緒方賢一{{Refnest|group="注"|name="credit title"|クレジット表記なし。}}
:猫若丸の飼っている忍豚。人語を解し、猫若丸とは常に一緒に行動している。
; 錦小路 はるか（にしきこうじ はるか）
: 声 - [[二又一成]]
:もともとは同じ作者の作品『[[どっきりドクター]]』のキャラクター。しばしばカメオ出演的にチョイ役の医者として登場する{{Sfn|細野3|1982|p=80}}{{Sfn|細野4|1983|p=62-63}}。
:アニメ版では忍ノ者高校の校医<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、<span class="ltr">52</span>頁。</ref>として（第<span class="ltr">6</span>、<span class="ltr">12</span>、<span class="ltr">17</span>、<span class="ltr">20</span>、<span class="ltr">42</span>話ほか）{{Refnest|group="注"|第<span class="ltr">1</span>、<span class="ltr">3</span>話でモブとして登場した後、第<span class="ltr">5</span>話では警察が手配した医者としても登場している。}}、あるいは番外編などでは戦国時代の発明家つけひげ（第<span class="ltr">9</span>話）や西部劇の町医者（どっきり）ドク・ホリデー（第<span class="ltr">13</span>話）、スパイナー株式会社の研究員（第<span class="ltr">37</span>話）などといった、そのときどきのゲストキャラクターとして登場。第<span class="ltr">42</span>話ではスパイナーのコンピューターに、<span class="ltr">25</span>歳にして世界でも無類のマッドサイエンティスト、と分析されている。元のキャラクター同様に、たいていは役に立つかも怪しい珍発明をして、周囲を巻き込んだ大騒動を巻き起こしたりする。


※以下はアニメオリジナルキャラクター。
; 出門 虎造（でもん とらぞう）
: 声 - [[麦人|寺田誠]]
:近代スパイを養成することを目標とし（第<span class="ltr">2</span>話）、「メカは友達<ref name="slogan">『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、<span class="ltr">64</span>頁。</ref>」（第<span class="ltr">2</span>、<span class="ltr">7</span>、<span class="ltr">18</span>、<span class="ltr">44</span>、<span class="ltr">62</span>話ほか）をスローガンとするスパイナー高校{{Refnest|group="注"|name="spyner highschool"|スパイナー高校は「スパイナー学園」と呼ばれることもある。}}の校長であり、スパイナー日本支部長<ref name="demon">『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、<span class="ltr">54</span>頁。</ref>{{Refnest|group="注"|第<span class="ltr">19</span>話に登場するゴーゴン局長<ref name="gorgon1">『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、<span class="ltr">58</span>、<span class="ltr">67</span>頁。</ref><ref name="gorgon2">『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛②』小学館、1983年<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101122-5、<span class="ltr">28</span>頁。</ref>{{Refnest|group="注"|name="gorgon"|スパイナー・アジア・オセアニア・太平洋地区司令局長。『[[戦国魔神ゴーショーグン]]』のブンドル局長がモデルとなっている。}}の存在から、スパイナーは（世界各地でも学校経営をしているのか、あるいは多国籍企業であるのかなどといった詳細は一切不明ながら）グローバルに活動する大きな組織であると推察され、スパイナー高校はその一部でしかなく、出門が経営している訳ではないことが明らかとなる（『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』では“スパイナーという世界的な組織があり、スパイナー高校はその日本支部のために作られた学校”との説明がされている<ref name="slogan"/>）。ほかにもスパイナー名古屋支部はカニ料理店を多数経営しており、繁盛しているらしいというセリフもある（第<span class="ltr">38</span>話）。}}。日本におけるスパイと言うべき忍者の力量を警戒し（第<span class="ltr">2</span>話）、忍ノ者高校（と猿飛一家）を強くライバル視しており、あの手この手の権謀術数で貶めようとするが、予算不足からもっぱらその任は「課外授業」と称して'''00（ゼロゼロ）コンビ'''{{Refnest|group="注"|name="00 duo"|00893と004989は常に二人で組んで行動していることもあって、肉丸たちにも出門校長らからも'''00（ゼロゼロ）コンビ'''と呼ばれている<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、<span class="ltr">26</span>、<span class="ltr">67</span>、<span class="ltr">77</span>頁。</ref><ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛②』小学館、1983年<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101122-5、<span class="ltr">39</span>頁。</ref><ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、20-21,24、28-29頁ほか。</ref>（第<span class="ltr">56</span>、<span class="ltr">57</span>、<span class="ltr">62</span>話ほか）。なお初期の頃は凸凹劣等生（第<span class="ltr">10</span>話）、あるいは凸凹コンビ（第<span class="ltr">20</span>話）などと呼ばれることもあった。}}に押し付けている{{Refnest|group="注"|忍ノ者高校に猿飛肉丸が転入したと聞いたときは、さぞ優秀な生徒なのだろうと警戒し、<span class="ltr">00</span>（ゼロゼロ）コンビに調査（果てはその抹殺）を命じている（第<span class="ltr">2</span>話）。}}。<!--「アナログな忍者は古い。これからはハイテクな機械を使いこなすスパイの時代」と信じて疑わない。←要出典。-->一見ダンディな二枚目だが、学校の名声をあげるためなら手段を厭わない策略家で、怪しげな薩摩弁で喋る<!--“2クール目頃から薩摩弁で喋る様になる。”となっていましたが、出門校長は初登場の第<span class="ltr">2</span>話から薩摩弁を使っています。-->{{Refnest|group="注"|第<span class="ltr">8</span>話ではあまりに滅茶苦茶な言葉遣いに、00893に「どこの生まれ？」とツッコまれているほどいいかげんな方言である。}}。金に汚い部分もあり、スパイナー本部から送られる莫大な資金を懐に収めて豪華な生活を送っている<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、65-66頁。</ref>ため、学校の予算は常に逼迫し部下や生徒の作戦の資金は自費となってばかりいる（第<span class="ltr">62</span>話ではこのことが災いして、校舎の防衛設備である光線砲が電気料未払いで使えなくなり、襲撃してきた「黒い旅団」に学園が破壊されてしまう）。また出門はスパイナー高校の校長職とは別に、ディスコ「DEMON TIGER」（第<span class="ltr">10</span>話）やディスコ「OEMOTIN」（第<span class="ltr">57</span>話）など、サイドビジネスとして複数の店舗を経営している。一人娘の葉子を溺愛している。
; 出門 葉子（でもん ようこ）
: 声 - [[井上瑤]]
:出門虎造の愛する一人娘（第<span class="ltr">58</span>話）。普段は乙女チックな雰囲気を醸し出している美少女であるが、わがままで自尊心が高く<ref name="demon"></ref> 、時折たがが外れて“[[べらんめえ口調]]”で凄む豹変ぶりを見せる。第<span class="ltr">45</span>話でライバル校・忍ノ者高校の生徒会長・小太郎と恋に落ち、以降その境遇を[[ロミオとジュリエット]]になぞらえて悦にいっている場面がしばしば見られる。第<span class="ltr">58</span>話における描写によるとコードナンバーは与えられていないらしいが、第<span class="ltr">63</span>話ではスパイナー高校で最も優秀な生徒としてコンピューターにリストアップされている。
; 教頭（きょうとう）
: 声 - [[井口成人]]→[[石丸博也]]（第<span class="ltr">37</span>話{{Refnest|group="注"|第<span class="ltr">37</span>話でのクレジット表記は井口成人のままだった。}}より）
:スパイナー高校の教頭。人使いの荒い出門校長に不満を抱いているが逆らえない。第<span class="ltr">59</span>話での「黒い旅団」による出門邸襲撃シーンを最後に、以降は登場していない。なおスパイナー高校には出門・教頭のほかに、あと<span class="ltr">4</span>名幹部教師（声：[[龍田直樹]]、[[郷里大輔|長堀芳夫]]ほか）がいたが、第<span class="ltr">19</span>話でスパイナー本部から派遣されたゴーゴン<ref name="gorgon1" /><ref name="gorgon2" /><ref name="gorgon" group="注" />（声 - [[曽我部和恭|曽我部和行]]<ref name="credit title" group="注" />）に「無能」と見なされて、メカによる洗脳のために本部に送られてしまった（スパイナーのデスクが六角形なのはその名残）。
; 00893<ref name="00 duo" group="注" />
: 声 - [[千葉繁]]
:スパイナー高校の生徒。成績は芳しくなく、進級に必要な単位を落としそうになっている。そのため常時「追試」「進級試験」と称した課題を受け、スパイ活動を行っている。痩身で長い黒髪。おネエ風の言葉遣いをしているためオカマキャラ{{Refnest|group="注"|name="new-half"|当の本人は[[ニューハーフ]]を自称しており（第<span class="ltr">20</span>話）、『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』においても「ニューハーフ」と紹介されている<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛』小学館、1983年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101121-7、<span class="ltr">23</span>、<span class="ltr">53</span>頁。</ref>。}}のように思われがちだがそれは口調だけで、魔子の友人で私立普通高校に通う<span class="ltr">16</span>歳の女子高生・'''中森聖子{{Refnest|group="注"|『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』では“中森セイコ”となっている<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛③』小学館、1983年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日、ISBN 4-09-101123-3、<span class="ltr">65</span>頁。</ref>が、エンディングクレジットでは第<span class="ltr">44</span>話は“セイコ”、第<span class="ltr">56</span>話は“聖子”表記だった（第<span class="ltr">69</span>話ではクレジット無し）。}}'''（声 - [[小宮和枝]]）と淡い恋仲になる（第<span class="ltr">44</span>、<span class="ltr">56</span>、<span class="ltr">69</span>話）。生徒コードナンバーとして「00893」を与えられており、004989からは「'''ヤクちゃん'''」（中森聖子からは「ヤクちゃんさん{{Refnest|group="注"|最終回では「ヤクちゃん」と呼んでおり、さん付けでなくなっている。}}」）という通称で呼ばれる。004989が第<span class="ltr">10</span>回全日本高校スパイコンテストで優勝したことにより、どうやらコンビでスパイナーの最優秀生徒と見なされているらしい（第<span class="ltr">58</span>、<span class="ltr">59</span>話{{Refnest|group="注"|第<span class="ltr">59</span>話にて004989が00893に「僕たち一応、今年の最優秀スパイよ。」と発言している。ただし第<span class="ltr">62</span>話においてスパイナー最優秀生徒として呼び出されたのは004989だけであった（次点に選ばれたのも00893ではなく出門葉子だった）。}}）。{{Refnest|group="注"|name="friendship"|肉丸たちとは第<span class="ltr">56</span>話での共闘をきっかけに友人関係に発展するが、もちろんスパイナー高校には秘密にしている（第<span class="ltr">57</span>話）。}}
; 004989<ref name="00 duo" group="注" />
: 声 - [[間嶋里美]]
:スパイナー高校の生徒。00893と同様劣等生。やや小柄で茶髪のショートヘアの美少年。00893いわく「スパイナー学園<ref name="spyner highschool" group="注" />の玉三郎」と呼ばれているという（第<span class="ltr">8</span>話）。頼りない仕草をするオカマ風キャラである<ref name="new-half" group="注" />。コードナンバーが「004989」であることから、常にコンビを組んでいる00893からは、「四苦八苦」をもじって「'''シックちゃん'''{{Refnest|group="注"|「'''シクちゃん'''」と呼んでいる場合もある（第<span class="ltr">62</span>話など）。}}」と呼ばれている（第<span class="ltr">62</span>話では呼び捨てで「'''シックハック'''」とも呼ばれた）。00893の中森聖子との恋を応援している（第<span class="ltr">59</span>話）。第<span class="ltr">10</span>回全日本高校スパイコンテストでは棚ぼたで優勝したことにより、名目上スパイナーの最優秀生徒となってしまう（第<span class="ltr">58</span>、<span class="ltr">59</span>、<span class="ltr">62</span>話）。<ref name="friendship" group="注" />
; 4月バカ{{Refnest|group="注"|第<span class="ltr">24</span>話のエンディングクレジットでは“四月バカ”、第<span class="ltr">69</span>話劇中の表記では“4月バカ”。}}（しがつばか）
: 声 - [[松田辰也|松田達也]]{{Refnest|group="注"|現・松田辰也（当時の他作品では“松田たつや”名義のときもある）。第<span class="ltr">24</span>話のエンディングクレジットでは松田'''達'''也と表記されている（第<span class="ltr">69</span>話ではクレジット表記なし）。服部役の松野達也とよく混同されるが別人である。}}
:第<span class="ltr">24</span>、<span class="ltr">69</span>話に登場した「黒い旅団」の首領。まだ<span class="ltr">15</span>歳の少年でメカの天才だが、研究に明け暮れる毎日を過ごしてきたため、生まれてこのかた<span class="ltr">2</span>回しか女性と会話したことが無く、そのことから強いコンプレックスと世の中への怨嗟を抱いている（第<span class="ltr">24</span>話）。もともとメカを駆使する自前の国際的犯罪組織（組織名も「<span class="ltr">4</span>月バカ」とされている）を持ってはいた（第<span class="ltr">24</span>話）が、世界中の銀行をハッキングして手に入れた資金で「黒い旅団」を買収し、日本征服（全土への総攻撃）に乗り出していた（第<span class="ltr">69</span>話）。その動機はかつて某国のエージェント“'''シンシア・ピーターソン'''（声 - [[麻上洋子]]）”と肉丸に銀行泥棒を邪魔されたこと（第<span class="ltr">24</span>話）に対する復讐と、なにより美女の魔子にモテている肉丸への嫉妬が高じての、肉丸ひいては日本への逆恨みであった（日本総攻撃は“4月バカ”の意思ではあるが、それまでの数々の破壊工作や殺人を含めた犯罪行為なども彼の支配下で行われたものなのか、そもそも「黒い旅団」を買収したのはいつ頃のことなのかは判然としない）。

== さすがの猿飛G ==
『[[月刊ヒーローズ]]』2017年<span class="ltr">7</span>月号より2019年<span class="ltr">10</span>月号まで連載された。旧作の続編という体裁をとっているが、時代設定は[[2020年代|202x年]]表記のほぼ現代に置き換えられている。

舞台は世界に通用する忍者育成を目的とした「忍ノ道学院」へと改められ、肉丸・魔子が日本の誇りをかけて戦いを始める<ref>{{Cite web|和書|author= |date=2017-06-01
 |url=https://www.oricon.co.jp/news/2091652/full/ |title=細野不二彦『さすがの猿飛』<span class="ltr">33</span>年ぶり完全新作で復活 |work=ORICON NEWS |publisher=オリコン |accessdate=2017-06-09}}</ref>。肉丸・魔子らは<span class="ltr">19</span>歳当時の第<span class="ltr">1</span>話を経て<span class="ltr">24</span>歳となっている。肉丸・魔子は忍ノ者高校卒業後、忍ノ道学院に進学している。なお、回想シーンとしてしばしば旧作のカットが挿入されている。

== 書誌情報 ==
* 少年サンデーコミックス（小学館）全<span class="ltr">7</span>巻
* スーパービジュアルコミックス（小学館）全<span class="ltr">3</span>巻
* 小学館文庫（小学館）全<span class="ltr">4</span>巻
* ヒーローズコミックス（小学館）全<span class="ltr">4</span>巻
* MF文庫（[[メディアファクトリー]]）全<span class="ltr">4</span>巻
* さすがの猿飛<span class="ltr">G</span>ヒーローズコミックス（小学館）全<span class="ltr">4</span>巻

== テレビアニメ ==
[[1982年]][[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">17</span>日]]から[[1984年]][[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">11</span>日]]まで、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列（一部除く）にて放送された。全<span class="ltr">69</span>話。視聴率は最高で21%を超えた<ref name="play back!"></ref><ref>{{Cite web|和書|author= |date=|url=https://www.heros-web.com/works/sarutobi/ |title=『さすがの猿飛<span class="ltr">G</span>解説』「PLAY BACK!さすがの猿飛」 |work= |publisher=ヒーローズ |accessdate=2018-03-05}}</ref>。なお、2004年と2009年には<span class="ltr">CS</span>放送でも再放送している。

原作では<span class="ltr">1</span>回のみ登場した（第<span class="ltr">3</span>巻「さすがの忍者・忍犬・忍豚の巻」）忍豚がレギュラーになっている、忍ノ者高校のライバル校として原作には登場しないスパイナー高校とその生徒「00893」「004989」の<span class="ltr">2</span>人が登場する、などの違いがある。後半では「黒い旅団」と名乗る国際的な犯罪テロ組織が現れ、これと戦うために両校が協力し合う展開となる。

月刊誌連載だったためすぐに原作が不足し、アニメ版オリジナルの話や、例えば時代が[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]や[[旧石器時代|原始時代]]になったり、[[映画]]の[[パロディ]]だったり等の番外編が多い。放送当時ヒットした映画のパロディが多く、また、同じ原作者の『[[どっきりドクター]]』を原作にした話もあった（第<span class="ltr">42</span>話）。シリーズ構成の[[首藤剛志]]が当時『[[魔法のプリンセス ミンキーモモ|魔法のプリンセスミンキーモモ]]』『[[戦国魔神ゴーショーグン]]』の原案・シリーズ構成も担当していた事から、『ゴーショーグン』に登場するブンドルに酷似したキャラクターが登場する話（第<span class="ltr">19</span>話）のほか、増岡弘・三田ゆう子・千葉繁など本作と共通して出演している声優が多数いた事から、『ミンキーモモ』を思わせるキャラクター{{Refnest|group="注"|大泥棒[[柿木金助]]の子孫・柿木モモ子。キャストはミンキーモモと同じ[[小山茉美]]が担当した。}}が登場して楽屋オチを披露する異色作（第<span class="ltr">38</span>話）も制作された。番外編の本数は全体の約1/3以上に上り、終了間際には特に多い。<ref name="syudou takeshi" group="注" />
<!--アニメ版オリジナルの話として、猿飛・霧賀・石川がある任務で[[愛知県]][[名古屋市]]に行き、「三ツ矢」と言う[[お好み焼き]]屋に行くエピソードがあるが（第<span class="ltr">38</span>話）、猿飛を演じる声優の「三ツ矢雄二」の実家がお好み焼き屋だったのが元ネタである{{要出典|date=2017年<span class="ltr">3</span>月}}。-->

本作の特徴のひとつである「神風の術」によるスカートめくりシーンは、実はそれほど多くないが、アニメ版はそれ以外にも[[パンチラ]]や服が破れるなどの演出が多い。いわゆる[[サービスカット]]は前半に多く、後半は肉丸が神風の術を使っても、周りにいる女性のスカートの中身は見えない事がほとんどである。

=== スタッフ ===
* 原作 - [[細野不二彦]]
* 企画 - 岡正
* チーフディレクター - 佐々木皓一
* シリーズ構成 - [[首藤剛志]]
* キャラクター設定 - [[金沢比呂司]]
* オーディオディレクター - [[斯波重治]]
* プロデューサー - [[片岡義朗]]、[[茂垣弘道]]
* メカ設定 - [[竹内昭]]、ごまるち
* 美術監督 - [[河野次郎]]
* 撮影監督 - 高橋明彦
* 編集 - [[岡安肇]]、小野寺桂子、[[小島俊彦]]、渡辺雅日人、村井秀明、石井真美
* 音楽プロデューサー - 荻野宏
* 効果 - [[フィズサウンドクリエイション|依田安文]]
* 音楽 - [[久石譲]]
* 制作担当 - [[原田一男]]
* 制作協力 - [[土田プロダクション]]
* 制作 - [[日本アドシステムズ|NAS]]、[[ADKホールディングス|旭通信社]]

=== 主題歌 ===
音楽ソフト（<span class="ltr">EP</span>、<span class="ltr">LP</span>、カセットテープ、<span class="ltr">CD</span>）の発売元は、いずれも[[JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント|ビクター音楽産業]]。
;オープニングテーマ
:;「[[恋の呪文はスキトキメキトキス]]」
::歌 - [[伊藤さやか]] / 作詞 - [[康珍化]] / 作曲・編曲 - [[小林泉美 (歌手)|小林泉美]]
::第<span class="ltr">1</span>話では挿入歌としても使われている。
::*[[山野さと子]]、[[桃井はるこ]]、[[後藤邑子]]、[[かせきさいだぁ]]、[[バンドじゃないもん<span class="ltr">!</span>]]らのカバーが存在する。
; エンディングテーマ
:;「[[恋の呪文はスキトキメキトキス#収録曲|恋の<span class="ltr">B</span>級アクション]]」（第<span class="ltr">1</span>話 - 第<span class="ltr">27</span>話）
::歌 - 伊藤さやか / 作詞 - 康珍化 / 作曲・編曲 - 小林泉美
::第<span class="ltr">7</span>話ではアイドル早田亜紀（声 - [[伊藤さやか]]） の持ち歌として、劇中でも流れている。
::*かせきさいだぁのカバーが存在する。
:;「忍豚レゲエ」（第<span class="ltr">28</span>話 - 第<span class="ltr">69</span>話）
::歌 - 田中真弓 / 作詞 - ひのこういち / 作曲・編曲 - [[久石譲]]
::第<span class="ltr">19</span>、<span class="ltr">26</span>話では挿入歌としても使われている。

=== 挿入歌 ===
:;「[[伊藤さやか#ディスコグラフィ|アナタトOVER-HEATシタイ]]」（第<span class="ltr">7</span>、<span class="ltr">10</span>、<span class="ltr">52</span>、<span class="ltr">57</span>話）
::歌 - 早田亜紀（声 - 伊藤さやか） / 作詞 - Heart Box / 作曲 - Keith Brown / 編曲 - 大村憲司
::*アイドル早田亜紀の持ち歌として、劇中でたびたび流される。

:;「忍の者高校校歌」（第<span class="ltr">12</span>、<span class="ltr">17</span>、<span class="ltr">19</span>、<span class="ltr">45</span>話）
::歌 - 忍の者高校生徒一同、（独唱）三ツ矢雄二 / 作詞 - [[本庄慧一郎|望田市郎]] / 作曲・編曲 - 久石譲 
:;「I am 八宝斉」（第<span class="ltr">12</span>、<span class="ltr">66</span>話{{Refnest|group="注"|第<span class="ltr">66</span>話ではドラマに合わせて歌詞の一部を改変して歌われた。}}）
::歌 - 八奈見乗児 / 作詞 - 望田市郎 / 作曲・編曲 - 久石譲
:;「フレンズ」（第<span class="ltr">50</span>、57{{Refnest|group="注"|第<span class="ltr">57</span>話での使用はイントロのみ。}}、<span class="ltr">66</span>話）
::歌 - 島津冴子 / 作詞 - 康珍化 / 作曲 - 小林泉美 / 編曲 - 久石譲

:;「食いMONOソング」（劇中未使用）
::歌 - 三ツ矢雄二 / 作詞 - 望田市郎 / 作曲・編曲 - 久石譲
::「忍豚レゲエ」が音楽篇アルバムからシングルカットされた際の、<span class="ltr">B</span>面収録曲。
:;「さすがの忍豚音頭」（劇中未使用）
::歌 - 田中真弓、SARUTOBI CHORUS / 作詞 - ひのこういち / 作曲 - 久石譲 / 編曲 - [[高田弘]]
::企画盤「[[タケちゃんマン#テーマ曲|タケちゃんマン音頭]]」（歌 - [[金沢明子]]）の<span class="ltr">B</span>面カップリング曲。

=== 各話リスト ===
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:small"
!話数<span class="ltr">!!</span>放送日<span class="ltr">!!</span>サブタイトル<span class="ltr">!!</span>脚本<span class="ltr">!!</span>コンテ<span class="ltr">!!</span>演出<span class="ltr">!!</span>作画監督
|-
|1||style="line-height:1.2"|'''1982年'''<br />10月<span class="ltr">17</span>日||でたぞ肉丸ドッキリ魔子||[[辻真先]]||佐々木皓一||rowspan="4"|[[山田雄三]]||rowspan="2"|[[金沢比呂司]]
|-
|2||10月<span class="ltr">24</span>日||これがうわさの肉丸ファミリー||[[首藤剛志]]||[[光延博愛]]
|-
|3||10月<span class="ltr">31</span>日||出た<span class="ltr">!</span>美加<span class="ltr">!</span>スーパーくの一||[[筒井ともみ]]||山田雄三||[[小川博司 (アニメーター)|小川博司]]
|-
|4||11月<span class="ltr">7</span>日||魔子いじめた怒りの肉丸||[[金春智子]]||山口ツトム||金沢比呂司
|-
|5||11月<span class="ltr">14</span>日||バラの美少女レポート||首藤剛志<br />[[土屋斗紀雄]]||[[湯山邦彦|藤原鉄太郎]]||石田昌久||[[いのまたむつみ]]
|-
|6||11月<span class="ltr">21</span>日||スパイナーから来た忍者||照井啓司||光延博愛||rowspan="4"|山田雄三||小川博司
|-
|7||11月<span class="ltr">28</span>日||アイドルをねらえ||筒井ともみ||虎井安夫||rowspan="2"|金沢比呂司
|-
|8||12月<span class="ltr">5</span>日||やぶれたり神風の術||土屋斗紀雄||光延博愛
|-
|9||12月<span class="ltr">12</span>日|| 戦国猿飛秘話||入江とおる||山田雄三||小川博司
|-
|10||12月<span class="ltr">19</span>日||わたしの宇宙人||首藤剛志||藤原鉄太郎||石田昌久||いのまたむつみ
|-
|11||12月<span class="ltr">26</span>日||雪の日の愛のわかれに||金春智子||更波野介||rowspan="7"|山田雄三||rowspan="2"|金沢比呂司
|-
|12||style="line-height:1.2"|'''1983年'''<br />1月<span class="ltr">9</span>日||ハチャメチャ雪んこ野球||入江とおる||[[小華和ためお]]
|-
|13||1月<span class="ltr">16</span>日||肉丸ウェスタン荒野の決闘||[[戸田博史]]||藤原鉄太郎||小川博司
|-
|14||1月<span class="ltr">23</span>日||うそォ<span class="ltr">!</span>肉丸が雪男!?||照井啓司||横田和善||rowspan="4"|金沢比呂司
|-
|15||1月<span class="ltr">30</span>日||ネグラ忍法帖!?||rowspan="2"|[[柳川茂]]||rowspan="2"|[[福冨博|福富博]]
|-
|16||2月<span class="ltr">6</span>日||ネグラ一族の陰謀!
|-
|17||2月<span class="ltr">13</span>日||パニック・肉丸が変身!?||土屋斗紀雄||更波野介
|-
|18||2月<span class="ltr">20</span>日||魔子と肉丸の思い出アルバム||金春智子||藤原鉄太郎||石田昌久||いのまたむつみ
|-
|19||2月<span class="ltr">27</span>日||決戦<span class="ltr">!!</span>スパイナー対忍びの者||首藤剛志||[[三沢伸]]||rowspan="4"|山田雄三||rowspan="2"|小川博司
|-
|20||3月<span class="ltr">6</span>日||バラがくれひょうきん選挙||戸田博史||原田益次
|-
|21||3月<span class="ltr">13</span>日||ファーストキッスで待たされて||[[まるおけいこ]]||福富博||金沢比呂司
|-
|22||3月<span class="ltr">20</span>日||シェイプアップラブ大作戦||辻真先||虎井安夫||小川博司
|-
|23||3月<span class="ltr">27</span>日||ハチャメチャ<span class="ltr">?</span>げんまん大戦!||[[武上純希]]||藤原鉄太郎||石田昌久||いのまたむつみ
|-
|24||4月<span class="ltr">3</span>日||0029まる危機一発!!||柳川茂||rowspan="2"|渡辺佳明||rowspan="29"|山田雄三||rowspan="4"|金沢比呂司
|-
|25||4月<span class="ltr">10</span>日||ナンバーワン忍者・肉丸!?||土屋斗紀雄
|-
|26||4月<span class="ltr">17</span>日||さらば<span class="ltr">!</span>さすらいのニントン||rowspan="2"|戸田博史||小華和ためお
|-
|27||4月<span class="ltr">24</span>日||出た<span class="ltr">!</span>恋のライバル猫若丸||佐々木皓一
|-
|28||5月<span class="ltr">1</span>日||ミカの愛した英雄バイク||柳川茂||福富博||鈴木信一
|-
|29||5月<span class="ltr">8</span>日||宿命の対決<span class="ltr">!!</span>肉丸<span class="ltr">VS</span>ニントン||まるおけいこ<br />首藤剛志||渡辺佳明||rowspan="2"|金沢比呂司
|-
|30||5月<span class="ltr">15</span>日||寒い国から来たスパイ||武上純希||石田昌久
|-
|31||5月<span class="ltr">22</span>日||決斗<span class="ltr">!</span>愛すればこそ||まるおけいこ<br />首藤剛志||小華和ためお||[[谷口守泰]]
|-
|32||5月<span class="ltr">29</span>日||魔子の丸秘ドッキリレポート||朝倉千筆||神崎貢一||小川博司
|-
|33||6月<span class="ltr">5</span>日||初手柄<span class="ltr">!?</span>ヘバロンとりで大爆破!||柳川茂||小鹿英吉||金沢比呂司
|-
|34||6月<span class="ltr">19</span>日||肉丸はじめて物語恐竜100万年||戸田博史||岡本鷹範||谷口守泰
|-
|35||6月<span class="ltr">26</span>日||ザ女教師・わたしが愛したくの一!||筒井ともみ||福富博||鈴木信一
|-
|36||7月<span class="ltr">3</span>日||パイパニック号を引き上げろ!!||rowspan="2"|戸田博史||神崎貢一||rowspan="2"|金沢比呂司
|-
|37||7月<span class="ltr">17</span>日||肉丸南極物語||[[森脇真琴]]
|-
|38||7月<span class="ltr">31</span>日||モモちゃん忍法・変身の術||土屋斗紀雄||吉田浩||小川博司
|-
|39||8月<span class="ltr">7</span>日||山は呼んでる<span class="ltr">!</span>肉丸<span class="ltr">VS</span>八宝斉||柳川茂||森脇真琴||rowspan="2"|金沢比呂司
|-
|40||8月<span class="ltr">14</span>日||肉丸<span class="ltr">in</span>スペースウォーズ||武上純希||三沢伸
|-
|41||8月<span class="ltr">21</span>日||ゆれてぬれて海辺の決斗!||まるおけいこ<br />首藤剛志||福富博||鈴木信一
|-
|42||8月<span class="ltr">28</span>日||肉丸パニック<span class="ltr">!</span>食うのは奴らだ||花園由宇保||光延博愛||[[毛利和昭]]
|-
|43||9月<span class="ltr">4</span>日||肉丸<span class="ltr">VS</span>スパイナー<span class="ltr">!</span>宇宙の対決!!||||ゆうき桃||宇都木勇
|-
|44||9月<span class="ltr">11</span>日||あこがれのビーチ・ラブ!||内山京子<br />筒井ともみ||神崎貢一||rowspan="3"|金沢比呂司
|-
|45||9月<span class="ltr">18</span>日||禁じられた恋<span class="ltr">?</span>地の果てまで!||金春智子||吉田浩
|-
|46||9月<span class="ltr">25</span>日||魔子のララバイ忍法“蝶の舞”||戸田博史<br />首藤剛志||rowspan="2"|森脇真琴
|-
|47||10月<span class="ltr">2</span>日||大奥・お嫁においで物語||柳川茂||鈴木信一
|-
|48||10月<span class="ltr">9</span>日||肉丸が愛したペンフレンド?!||戸田博史||佐々木皓一||毛利和昭
|-
|49||10月<span class="ltr">16</span>日||ザ・女教師 ウィーンの秋に燃えて||筒井ともみ||神崎貢一||金沢比呂司
|-
|50||10月<span class="ltr">23</span>日||美加の愛した“10月の風”||柳川茂||福富博||宇都木勇
|-
|51||10月<span class="ltr">30</span>日||エーゲ海にささぐ“忍法蝶の舞”||戸田博史||岡迫和之||rowspan="2"|金沢比呂司
|-
|52||11月<span class="ltr">6</span>日||斗え小源太<span class="ltr">!</span>明日に向かって||柳川茂||吉田浩
|-
|53||11月<span class="ltr">13</span>日||ザ・忍者 これが日本だ!||花園由宇保||colspan="2"|森脇真琴||鈴木信一
|-
|54||11月<span class="ltr">20</span>日||おしゃもじ忍法“ママの神風”||首藤剛志<br />戸田博史||高垣幸蔵||rowspan="4"|山田雄三||毛利和昭
|-
|55||11月<span class="ltr">27</span>日||魔子ちゃん<span class="ltr">!</span>君こそスターだ!||首藤剛志<br />金春智子||岡迫和之||金沢比呂司
|-
|56||12月<span class="ltr">4</span>日||00コンビうらぎり大逆転!||内山京子<br />首藤剛志||石川康夫||宇都木勇
|-
|57||12月<span class="ltr">11</span>日||もう一度肉丸アイラブユー||首藤剛志<br />戸田博史||高垣幸蔵||金沢比呂司
|-
|58||12月<span class="ltr">18</span>日||魔子<span class="ltr">VS</span>肉丸びっくり忍者日本一||rowspan="2"|首藤剛志||colspan="2"|森脇真琴||鈴木信一
|-
|59||12月<span class="ltr">25</span>日||戦場のブルークリスマス||rowspan="2"|高垣幸蔵||rowspan="4"|山田雄三||金沢比呂司
|-
|60||style="line-height:1.2"|'''1984年'''<br />1月<span class="ltr">8</span>日||ハチャメチャ・肉丸八豚伝||柳川茂||毛利和昭
|-
|61||1月<span class="ltr">15</span>日||さよなら<span class="ltr">!?</span>前略肉丸さま||||三沢伸<br />高林久弥||[[摩砂雪]]
|-
|62||1月<span class="ltr">22</span>日||爆発<span class="ltr">!</span>バクハツ<span class="ltr">!</span>大ばくはつ!!||首藤剛志||高垣幸蔵||宇都木勇
|-
|63||1月<span class="ltr">29</span>日||大怪人<span class="ltr">VS</span>肉丸地球最大の斗い!||谷本敬次||colspan="2"|森脇真琴||鈴木信一
|-
|64||2月<span class="ltr">5</span>日||大奥いじめていじめて物語||柳川茂||高垣幸蔵||rowspan="3"|山田雄三||金沢比呂司
|-
|65||2月<span class="ltr">12</span>日||誰がいちばん美人<span class="ltr">?</span>それは私です!||rowspan="2"|谷本敬次||阿宮正和||毛利和昭
|-
|66||2月<span class="ltr">19</span>日||キャッツもびっくり<span class="ltr">!?</span>肉丸ミュージカル||山田雄三||金沢比呂司
|-
|67||2月<span class="ltr">26</span>日||美加の愛した足長おじさん||柳川茂||colspan="2"|森脇真琴||鈴木信一
|-
|68||3月<span class="ltr">4</span>日||これがウワサの少年ケニやん||花園由宇保||佐々木皓一||rowspan="2"|山田雄三||摩砂雪
|-
|69||3月<span class="ltr">11</span>日||たかが肉丸・されど肉丸 さらば肉丸!||首藤剛志||神崎貫一||毛利和昭
|}

=== 放送局 ===
系列は当時の系列。放送日時は個別に出典が提示されているものを除き1984年<span class="ltr">2</span>月中旬 - 3月上旬のものとする<ref>{{Cite journal |和書 |journal=[[アニメージュ]] |issue=1984年<span class="ltr">3</span>月号 |publisher=[[徳間書店]] |title=全国放映リスト |pages=116 - 117}}</ref>。
{| class="wikitable" style="text-align:center;font-size:small"
!放送対象地域<span class="ltr">!!</span>放送局<span class="ltr">!!</span>系列<span class="ltr">!!</span>放送日時<span class="ltr">!!</span>備考
|-
|[[関東地方|関東広域圏]]||[[フジテレビジョン|フジテレビ]]||rowspan=2|フジテレビ系列||rowspan=2|日曜 19:00 - 19:30||'''制作局'''
|-
|[[北海道]]||[[北海道文化放送]]||
|-
|[[青森県]]||[[青森テレビ]]||[[ジャパン・ニュース・ネットワーク|TBS系列]]||金曜 17:30 - 18:00||1982年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">22</span>日から放送<ref name="amd">『[[アニメディア]]』1982年<span class="ltr">11</span>月号『テレビ局ネットワーク』98 - 100ページ。</ref>
|-
|[[岩手県]]||[[テレビ岩手]]||[[日本テレビネットワーク協議会|日本テレビ系列]]||水曜 17:30 - 18:00<ref name="ni8315">『[[日刊スポーツ]]』1983年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">5</span>日 - 10月<span class="ltr">26</span>日付テレビ欄。</ref>||
|-
|[[秋田県]]||[[秋田テレビ]]||フジテレビ系列<br />[[オールニッポン・ニュースネットワーク|テレビ朝日系列]]||日曜 19:00 - 19:30||
|-
|[[山形県]]||[[山形テレビ]]||rowspan=3|フジテレビ系列||水曜 16:30 - 17:00<ref name="ni8315" />||
|-
|[[宮城県]]||[[仙台放送]]||日曜 19:00 - 19:30<ref>『[[福島民報]]』1982年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">17</span>日 - 1984年<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">11</span>日付朝刊、テレビ欄。</ref>||
|-
|[[福島県]]||[[福島テレビ]]||日曜 18:00 - 18:30（第<span class="ltr">45</span>話まで）→ <br />日曜 17:00 - 17:30（第<span class="ltr">46</span>話）→ <br />日曜 19:00 - 19:30（第<span class="ltr">47</span>話から）<ref>『福島民報』1982年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">24</span>日 - 1984年<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">11</span>日付朝刊、テレビ欄。</ref>||1983年<span class="ltr">3</span>月まではTBS系列とのクロスネット。
|-
|[[山梨県]]||[[山梨放送]]||日本テレビ系列||木曜 17:00 - 17:30||
|-
|[[新潟県]]||[[NST新潟総合テレビ|新潟総合テレビ]]||rowspan=11|フジテレビ系列||rowspan=11|日曜 19:00 - 19:30||1983年<span class="ltr">9</span>月までは[[オールニッポン・ニュースネットワーク|テレビ朝日系列]]とのクロスネット。
|-
|[[長野県]]||[[長野放送]]||
|-
|[[静岡県]]||[[テレビ静岡]]||
|-
|[[富山県]]||[[富山テレビ放送|富山テレビ]]||
|-
|[[石川県]]||[[石川テレビ放送|石川テレビ]]||
|-
|[[福井県]]||[[福井テレビジョン放送|福井テレビ]]||
|-
|[[東海<span class="ltr">3</span>県|中京広域圏]]||[[東海テレビ放送|東海テレビ]]||
|-
|[[近畿地方|近畿広域圏]]||[[関西テレビ放送|関西テレビ]]||
|-
|[[島根県]]・[[鳥取県]]||[[山陰中央テレビジョン放送|山陰中央テレビ]]||
|-
|[[岡山県]]・[[香川県]]||[[岡山放送]]||
|-
|[[広島県]]||[[テレビ新広島]]||
|-
|[[山口県]]||[[山口放送]]||日本テレビ系列<br />テレビ朝日系列||月曜 17:15 - 17:45||1982年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">1</span>日から放送<ref name="amd" />
|-
|[[愛媛県]]||[[テレビ愛媛]]||フジテレビ系列||日曜 19:00 - 19:30||
|-
|[[高知県]]||[[テレビ高知]]||TBS系列||火曜 17:30 - 18:00||
|-
|[[福岡県]]||[[テレビ西日本]]||rowspan=2|フジテレビ系列||rowspan=2|日曜 19:00 - 19:30||
|-
|[[佐賀県]]||[[サガテレビ]]||
|-
|[[長崎県]]||[[テレビ長崎]]||フジテレビ系列<br />日本テレビ系列||土曜 18:00 - 18:30||1990年<span class="ltr">9</span>月までは日本テレビ系列とのクロスネット。<br />1982年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">30</span>日から放送<ref>{{Cite journal |和書 |journal=[[アニメージュ]] |issue=1982年<span class="ltr">11</span>月号 |publisher=[[徳間書店]] |title=全国放映リスト |pages=105}}</ref>。
|-
|[[熊本県]]||[[テレビ熊本]]||フジテレビ系列<br />テレビ朝日系列||日曜 19:00 - 19:30||
|-
|[[大分県]]||[[テレビ大分]]||rowspan="2"|日本テレビ系列<br />フジテレビ系列<br />テレビ朝日系列||金曜 17:30 - 18:00||1984年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">20</span>日まで放送<ref>{{Cite journal |和書 |journal=[[アニメディア]] |issue=1984年<span class="ltr">5</span>月号 |publisher=[[学習研究社]] |title=テレビ局ネットワーク |pages=98}}</ref>
|-
|[[宮崎県]]||[[テレビ宮崎]]||木曜 17:30 - 18:00||
|-
|[[鹿児島県]]||[[鹿児島テレビ放送|鹿児島テレビ]]||日本テレビ系列<br />フジテレビ系列||木曜 19:00 - 19:30||1982年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">4</span>日から放送<ref name="amd" />
|-
|[[沖縄県]]||[[沖縄テレビ放送|沖縄テレビ]]||フジテレビ系列||日曜 19:00 - 19:30||
|}

== 映像ソフト ==
* TVシリーズの全話収録ソフトとして[[レーザーディスク]](<span class="ltr">LD</span>）コレクション（<span class="ltr">18</span>枚組）と、DVD-BOXがリリースされている（DVD-BOXには2003年の<span class="ltr">23</span>枚組全話収録BOXと、2008年の上下巻BOXとがある）ほか、2004年には単品のDVDも発売された。全話収録BOXには、名場面集や作者・声優インタビュー&座談会、キャラクター設定集などが収録された特典ディスクが付属していた。
* DVDでは全話のアイキャッチ（第<span class="ltr">23</span>話までの魔子メインのものと、肉丸と忍豚が骨付き肉を二人お手玉する第<span class="ltr">24</span>話からのものとの<span class="ltr">2</span>タイプ<ref>『少年サンデーグラフィック さすがの猿飛②』小学館、1983年<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">8</span>日、ISBN 4-09-101122-5、<span class="ltr">42</span>頁。</ref>）が<span class="ltr">CM</span>入りと<span class="ltr">CM</span>明けともにカットされているため、完全収録になっていない。

* ほかにOVAとして『さすがの猿飛 キャラ・グラフィティー』[VHS]<ref>『さすがの猿飛 キャラ・グラフィティー』[VHS] BES-46 バンダイ・エモーション<span class="ltr">45</span>分 発売日不詳。</ref>が放映終了後にリリースされていたが、<span class="ltr">TV</span>シリーズ全話をニントンの（新規アフレコによる）講釈のもと、様々なコーナーに切り貼りしてまとめた総集編であり完全新作ではない。2022年<span class="ltr">10</span>月現在、ディスク（<span class="ltr">LD</span>、DVD、<span class="ltr">BD</span>）商品化されておらず、配信もされていないため当時の商品でしか視聴できない。

== 備考 ==
* 肉丸in SPACE WARS!…の巻<ref>月刊『週刊少年サンデー立春増刊号（<span class="ltr">2</span>月<span class="ltr">10</span>日増刊号）』小学館、昭和<span class="ltr">58</span>年（1983年）<span class="ltr">2</span>月<span class="ltr">10</span>日発行、掲載。</ref>
** 単行本に未収録の番外編。少年サンデーコミックスの絶版以降も、文庫版やコンビニ普及版など何度か単行本がリニューアルして発行されているが、2022年<span class="ltr">10</span>月現在いずれにも収録されておらず、当時の掲載誌でしか読めない状態が続いている。
** このエピソードは第<span class="ltr">43</span>話「肉丸<span class="ltr">VS</span>スパイナー<span class="ltr">!</span>宇宙の対決<span class="ltr">!!</span>」としてアニメ化されている{{Refnest|group="注"|「肉丸<span class="ltr">VS</span>スパイナー」となっているが、実際の作品では00893と004989がスターマフィアの下っ端として登場するだけで、他にはスパイナー要素がほぼ無く、サブタイトルに偽りアリという（ほぼ原作漫画どおりの）内容となっている。}}。その冒頭では「原作準拠の番外編である」旨を説明する前口上があるが、単行本未収録であるため原作漫画に存在するエピソードであることが認知されにくく<!--（さらに後年になるほど確認しにくく）-->なってしまい、口上が意味不明に受け取られる状況となっている。
** サブタイトルが同じアニメ第<span class="ltr">40</span>話「肉丸<span class="ltr">in</span>スペースウォーズ」はアニメオリジナルエピソード。
* さすがの猿飛 2013
** 2013年に小学館文庫として全<span class="ltr">4</span>巻でまとめられた文庫版<ref>細野不二彦・著、小学館文庫『さすがの猿飛』第<span class="ltr">1</span>巻、小学館、2013年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">20</span>日、ISBN 978-4-09-193076-7。</ref><ref>細野不二彦・著、小学館文庫『さすがの猿飛』第<span class="ltr">2</span>巻、小学館、2013年<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">20</span>日、ISBN 978-4-09-193077-4。</ref><ref>細野不二彦・著、小学館文庫『さすがの猿飛』第<span class="ltr">3</span>巻、小学館、2013年<span class="ltr">7</span>月<span class="ltr">18</span>日、ISBN 978-4-09-193078-1。</ref><ref>細野不二彦・著、小学館文庫『さすがの猿飛』第<span class="ltr">4</span>巻、小学館、2013年<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">15</span>日、ISBN 978-4-09-193079-8。</ref>の各巻末には、新作短編『'''さすがの猿飛 2013'''』が描きおろしで収録された。
** その後ビッグコミックス『細野不二彦短編集<span class="ltr">2</span>』<ref>ビッグコミックスBC9249『細野不二彦短編集<span class="ltr">2</span>』小学館、2016年<span class="ltr">12</span>月<span class="ltr">5</span>日、ISBN 978-4-09-189249-2。</ref>冒頭や、ヒーローズコミックスのリニューアル版第<span class="ltr">4</span>巻<ref>ヒーローズコミックスHC251『さすがの猿飛』第<span class="ltr">4</span>巻【魔子の決心編】、小学館クリエイティブ、2018年<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">5</span>日、ISBN 978-4-86468-554-2。</ref>の巻末にも再録されている。
* ガンモvs.肉丸<span class="ltr">in</span>令和
** 『細野不二彦初期短編集<span class="ltr">A</span>面』<ref>ビッグコミックスBC1041『細野不二彦初期短編集<span class="ltr">A</span>面』小学館、2021年<span class="ltr">05</span>月<span class="ltr">28</span>日発売（奥付の記載では2021年<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">2</span>日発行）、ISBN 978-4-09-861041-9。</ref>の巻末には、新作短編『'''ガンモvs.肉丸<span class="ltr">in</span>令和'''』が描きおろし収録されている。

== 関連商品 ==
;電子ゲーム
:ヨネザワが[[1983年]]に『Mulyiboy　さすがの猿飛』という[[電子ゲーム]]を発売した。
;スロット
:[[<span class="ltr">5</span>号機 (パチスロ)|5号機]]。[[アイジーティージャパン|IGT Japan]]より発売、2009年<span class="ltr">4</span>月稼働開始。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}
=== 出典  ===
{{Reflist}}
== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書
  | author= 細野不二彦
  |series=少年サンデーコミックスSSC-731
  | title= さすがの猿飛 第<span class="ltr">1</span>巻
  | year=1982
  | date=1982-6-15
  | publisher=小学館|isbn = 4-09-120731-6|ref={{Sfnref|細野1|1982}}}}
* {{Cite book|和書
  | author= 細野不二彦
  |series=少年サンデーコミックスSSC-732
  | title= さすがの猿飛  第<span class="ltr">2</span>巻
  | year=1982
  | date=1982-8-15
  | publisher=小学館|isbn = 4-09-120732-4|ref={{Sfnref|細野2|1982}}}}
* {{Cite book|和書
  | author= 細野不二彦
  |series=少年サンデーコミックスSSC-733
  | title= さすがの猿飛  第<span class="ltr">3</span>巻
  | year=1982
  | date=1982-10-15
  | publisher=小学館|isbn = 4-09-120733-2|ref={{Sfnref|細野3|1982}}}}
* {{Cite book|和書
  | author= 細野不二彦
  |series=少年サンデーコミックスSSC-734
  | title= さすがの猿飛  第<span class="ltr">4</span>巻
  | year=1983
  | date=1983-2-15
  | publisher=小学館|isbn = 4-09-120734-0|ref={{Sfnref|細野4|1983}}}}
* {{Cite book|和書
  | author= 細野不二彦
  |series=少年サンデーコミックスSSC-735
  | title= さすがの猿飛  第<span class="ltr">5</span>巻
  | year=1983
  | date=1983-8-15
  | publisher=小学館|isbn = 4-09-120735-9|ref={{Sfnref|細野5|1983}}}}
* {{Cite book|和書
  | author= 細野不二彦
  |series=少年サンデーコミックスSSC-736
  | title= さすがの猿飛  第<span class="ltr">6</span>巻
  | year=1984
  | date=1984-1-15
  | publisher=小学館|isbn = 4-09-120736-7|ref={{Sfnref|細野6|1984}}}}
* {{Cite book|和書
  | author= 細野不二彦
  |series=少年サンデーコミックスSSC-737
  | title= さすがの猿飛  第<span class="ltr">7</span>巻
  | year=1984
  | date=1984-7-15
  | publisher=小学館|isbn = 4-09-120737-5|ref={{Sfnref|細野7|1984}}}}

{{前後番組
|放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]
|放送枠=[[フジテレビ系列日曜夜<span class="ltr">7</span>時台枠のアニメ|日曜19:00 - 19:30枠]]
|前番組=[[おじゃまんが山田くん]]
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[[Category:細野不二彦の漫画作品]]
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[[Category:日本アドシステムズのアニメ作品]]
[[Category:ADKグループのアニメ作品]]
[[Category:少年サンデーコミックスのアニメ作品]]
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[[Category:武上純希のシナリオ作品]]
[[Category:忍者アニメ]]
[[Category:高等学校を舞台としたアニメ作品]]