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すずめの戸締まり
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== 用語 == ; 扉 : 人の営みが途絶えた廃墟に顕現する扉([[後戸|後ろ戸]])。扉自体は廃墟化した建造物の物理的な扉そのものであり、扉状の構造物でさえあれば扉が付随している建築物の種類や建築年代・廃墟化した年代はまちまちである。扉の向こうは[[常世]]に通じておりそこから災いがもたらされるとされており、草太が『閉じ師』として日本各地を旅し、扉を閉めようと奮闘する。 ; すずめの椅子 : 誕生日に貰い鈴芽が幼い頃に使っていた椿芽の手作りの小さな椅子。脚が一本欠けており、ある出来事により草太がこの椅子の姿に変えられ「動く椅子」と化し、鈴芽と共にダイジンの後を追うこととなる。日本各地を旅したが[[東京都|東京]]上空でダイジンに要石としての役割を自らに移されたことを知るも凍りつき、その様子を見た鈴芽は涙を流しながらミミズに草太を突き刺す。その後、常世でミミズの動きを抑え込んでいたが常世へ彼を救いに来た鈴芽らの尽力により引き抜かれ、彼女は常世に迷い込んだ幼い頃の自分に椅子を託す。 ; [[要石]] : 災いを封じる役割を担う重し。時代によって所在地が変わる。現代では2011年に羊朗が刺した東の要石が東京に。かつて閉じ師の三田井(みたい)氏が刺した西の要石が宮崎にある。鈴芽がうっかり西の要石を抜いてしまい、ダイジンが逃亡しミミズが扉(後ろ戸)から現れるきっかけとなった。 ; ミミズ : 災いをもたらす予兆。扉(後ろ戸)から吹き出す赤黒い巨大な渦巻き[[雲形|雲形状]]で、一度空へとせり上がり、地中から現れる細い金色の糸が付着し地上へ倒れると災い(地震)が発生する。扉が閉じられると爆散し、雨となって消滅する。ミミズは[[宮崎県|宮崎]]の扉に現れ、その後も全国各地に次々と現れる。すずめと閉じ師にしか見えないが、カラスの目にミミズが映る描写がある。[[愛媛県|愛媛]]、[[兵庫県|兵庫]]・[[神戸市]]の上空に現れるが鈴芽らの尽力により災いは防がれ、東京都の上空では地面に落下しようとした直前で要石と化した草太を鈴芽が刺し防がれる。その後は常世で草太に動きを抑え込まれていたが再び扉から脱出しようとしサダイジンと応戦するが、再び姿を変えた要石を突き刺され爆散し倒れ、草木が生い茂る丘へと姿を変えた。 ; [[常世]] : 死者の赴く場所。後ろ戸の中に広がっており、現世に生きる人には通常見えない。見えても常世に入れる後ろ戸は生涯に
1
つしかない。鈴芽は
4
歳の頃後ろ戸に迷い込んだことがあり、彼女には見えるが、入ろうとしても入れなかった。常世に見える景色は人によって変わる。なお、彼女の場合はすべての時間が混ざりあった空と広い草原を目にした。 ; すずめのだいじ : 鈴芽の実家の跡地近くに埋められていた空き缶。中には[[東日本大震災|3月
11
日]]以降ほとんどのページがクレヨンで黒く塗りつぶされていた日記帳やおもちゃなどが入っていた。また鈴芽の家にもあり草太が椅子に座る時、脚の代わりに使っていた。
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