ウルトラマン80のソースを表示

{{半保護}}
{{Otheruses|1980年から1981年に放送された特撮テレビ番組|同作の主題歌|ウルトラマン80 (TALIZMANの曲)}}
{{Pathnav|ウルトラシリーズ|frame=1}}
{{未検証|date=2017年<span class="ltr">9</span>月}}
{{基礎情報 テレビ番組
| 番組名 = ウルトラマン80
| 画像 = 
| 画像説明 = 
| ジャンル = 
| 放送時間 = 水曜 19:00 - 19:30
| 放送分 = 30
| 放送枠 = 
| 放送期間 = [[1980年]][[<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">2</span>日]] - [[1981年]][[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">25</span>日]]
| 放送回数 = 50
| 放送国 = {{JPN}}
| 制作局 = [[円谷プロダクション]]、[[TBSテレビ|TBS]]
| 企画 = 
| 製作総指揮 = 
| 監督 = [[湯浅憲明]] ほか
| 演出 = 
| 原作 = 
| 脚本 = [[阿井渉介|阿井文瓶]] ほか
| プロデューサー = {{Plainlist|
* [[円谷皐]]
* [[満田かずほ]]
* 野村清
}}
| 出演者 = {{Plainlist|
* [[長谷川初範]]
* [[中山仁]]
* [[大門正明]]
* [[無双大介]]
* [[新田修平]]
* [[石田えり]]
* [[古田将士|古田正志]]
* [[岡元八郎|岡本達哉]]
* [[萩原佐代子]]
* [[和田幾子]]
* [[浅野真弓]]
* [[坊屋三郎]]ほか
}}
| ナレーター = [[屋良有作]]
| 音声 = モノラル放送
| 字幕 = 
| データ放送 = 
| OPテーマ = {{Plainlist|
* 「[[ウルトラマン80 (TALIZMANの曲)|ウルトラマン<span class="ltr">80</span>]]」（第1 - 39話）
* 「がんばれウルトラマン<span class="ltr">80</span>」（第40 - 50話）
}}
| EDテーマ = {{Plainlist|
* 「[[ウルトラマン80 (TALIZMANの曲)#収録曲|レッツ・ゴー・UGM]]」（第1 - 39話）
* 「地球人だよ」（第40 - 50話）
}}
| 時代設定 = 
| 外部リンク = 
| 外部リンク名 = 
| 特記事項 = 
}}
『'''ウルトラマン80'''』（ウルトラマンエイティ）は、[[1980年]]（[[昭和]]55年）[[<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">2</span>日]]から[[1981年]]（昭和<span class="ltr">56</span>年）[[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">25</span>日]]まで[[ジャパン・ニュース・ネットワーク|TBS系列]]で毎週[[水曜日|水曜]]19:00 - 19:30（[[日本標準時|JST]]）に全<span class="ltr">50</span>話が放送されたTBS・[[円谷プロダクション]]製作の[[特撮テレビ番組一覧|特撮テレビドラマ]]、また、その劇中に登場するヒーローの名。[[ウルトラシリーズ]]通算第<span class="ltr">9</span>作であり、[[ウルトラシリーズ#昭和第<span class="ltr">3</span>期ウルトラシリーズ|第<span class="ltr">3</span>期ウルトラシリーズ]]の<span class="ltr">2</span>作目にあたる。

== 物語 ==
激しかった怪獣との戦いが過去のものとなり、地球には平和が続いていた。

そんなある日、桜ヶ岡中学校に新人教師・{{読み仮名|'''矢的 猛'''|やまと たけし}}が赴任。「'''一所懸命'''」をモットーとする彼は<span class="ltr">1</span>年<span class="ltr">E</span>組を受け持つ一方、<span class="ltr">5</span>年ぶりとなる怪獣復活を確信して密かに調査を続けていた。矢的こそ、ウルトラマン{{読み仮名|80|エイティ}}の仮の姿だった。[[M78星雲]]から秘密裏に地球に派遣された彼は、人間の負の感情・マイナスエネルギーが怪獣を生み出すことに気付き、それを根本から断つために教鞭を取っていた。<span class="ltr">5</span>年ぶりに出現した怪獣クレッセントを倒した後、矢的は地球防衛軍の極東エリア・{{読み仮名|UGM|ユージーエム}}のオオヤマ一樹キャップからのスカウトを受け、UGMに入隊。UGM隊員や教師、そしてウルトラマンを掛け持ちしつつ、地球平和のために奮闘する。

== 作品解説 ==
=== 製作経緯 ===
[[1975年]]、『[[ウルトラマンレオ]]』の放送終了をもってウルトラシリーズは一時中断していた。しかし、1970年代後半の児童から青年層によるウルトラシリーズの再評価の影響から、[[1979年]]、シリーズ初のアニメーション作品となる『[[ザ☆ウルトラマン]]』に続き、満を持して実写新作である本作品が製作された{{Refnest|group="出典"|{{R|全怪獣図鑑|特撮全史|HISTORICA32}}}}{{efn|{{疑問点範囲|その一方で『ウルトラマンが泣いている』（円谷英明著）では「ザ☆ウルトラマンの不評から実写復活の要望が高まり再開に至った」とする記述もある。|date=2016年<span class="ltr">2</span>月|talksection=前作、ザ☆ウルトラマンの「不評」について}}}}。

「新しいウルトラマン」としての新機軸として、主人公が中学校の教師となり学校が日常の舞台とされた。企画書では児童の殺人や自殺といった暗い世相に言及し、「“生命の尊さ”、“愛の美しさ”、“勇気の誇らしさ”を啓蒙し、“ウルトラ文化”と呼ばれる子供文化を作り上げていきたい」とし、その手段として「ウルトラマン＝先生というドラマ設定とした」と記されている{{R|白書96}}。こうして、当時の子供たちを取り巻く不穏な世相を象徴する形で、「地球人の憎しみ、悲しみなどの邪悪な心（マイナスエネルギー{{efn|放送開始直後の児童誌<ref>『テレビマガジン』（講談社）1980年<span class="ltr">5</span>月号より{{Full|date=2014年<span class="ltr">7</span>月}}。</ref>には「怪獣は人間のマイナスエネルギーを吸収し、以前の怪獣よりも能力が<span class="ltr">4</span>倍パワーアップしている」との記述が見られた。}}）が怪獣を生み出す」という設定を導入し、ウルトラマン<span class="ltr">80</span>は怪獣と直接戦うだけではなく、「怪獣を生み出す人間の邪悪な心を正すため、教師として子供たちの教育に取り組む」というドラマ作りが行われた{{R|全怪獣図鑑}}。

主人公が学校教師である点は、当時流行した同局のテレビドラマ『[[<span class="ltr">3</span>年<span class="ltr">B</span>組金八先生]]』や[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系列のテレビドラマ『[[熱中時代]]』などと共通しているが、このコンセプトは『ウルトラマンレオ』終了時にはすでに存在していた{{R|愛しているか247}}。湯浅監督は、賛否両論のあるこの「主人公を単に防衛チームの隊員ではなく、教師にした」という設定は、安易に当時の「先生物」のブームに便乗したわけではなく、プロデューサーの「なぜいま、ウルトラマンを作らなければならないか」という問いかけに応じたものであり、「万能」のウルトラマンに「先生」という肩書を加え、「昼間、授業中に怪獣が出たらどうするのか」といった葛藤から生まれるドラマに主眼を置いたものだったとしている。

本作品の企画は、TBSの赤坂の寮で週に<span class="ltr">1</span>回会議が行われて進められた{{R|UPM vol.214}}。テーマは「いま、ウルトラマンを復活させる意義は何か」というもので、円谷プロ側は「従来のスタイルでやりたい」と希望した。これに対し、TBS側でも「安全策をとるべきである」という意見もあったものの、「<span class="ltr">80</span>年代のウルトラマンが以前のものと同じでいいはずがない」というプロデューサーの権限により、「教師設定」が導入された{{Sfn|円谷英明|2013|pp=61 - 66|loc=第二章 テレビから「消えた」理由}}。そして、TBS側によって湯浅監督や平野靖司、土筆勉ら円谷プロ系でない外部の新しい監督や脚本家が集められ、「新しいウルトラマンをどうするか」との論議は放映開始後も熱く戦わされた。

本編監督には、[[大映]]で昭和期の「[[ガメラ]]シリーズ」全作を担当し、大映倒産後は『[[刑事犬カール]]』（[[東京映画]]、1977年）などのTBS系のテレビドラマを多く手がけた[[湯浅憲明]]がメインに迎えられた。湯浅は本作品に携わる前に、[[大場久美子]]主演版のテレビドラマ『[[コメットさん#第<span class="ltr">2</span>期|コメットさん（第<span class="ltr">2</span>期）]]』（制作した[[国際放映]]と、当時の円谷プロは共に東宝系列の会社であった）で、[[ウルトラマンタロウ]]や[[ウルトラマンレオ]]がゲスト出演するエピソードを局と組んで監督している。そのほか、[[松竹]]出身の[[広瀬襄]]や、[[大映テレビ]]の作品を数多く手がけている[[合月勇]]が演出陣に加わっている。

=== 設定の変遷 ===
[[学園ドラマ]]の設定を導入したことは、生徒が学園生活で出会う問題と怪獣の発生を絡めた佳作を複数送り出した。しかし、放映時間<span class="ltr">30</span>分ではいじめや不登校、異性交遊などの当時の教育問題と怪獣を並立して描くことに限度があるうえ、当時実在していた学校施設を借りてのロケ撮影の日程（主に日曜日）を組むことが制作スケジュール上の制限となっていった。

やがて、「学園物」設定を主張していたプロデューサーの橋本洋三が放映途中でTBSラジオ部に異動{{R|UPM vol.214}}。これを受け、[[TBSテレビ|TBS]]編成局は「やはり昔のスタイルでいこう」と円谷プロ側に伝えてきた。こうして、第<span class="ltr">13</span>話以降は「学園物」の設定とともに矢的猛の「学校教師」としての設定は切り捨てられ、UGMを舞台として隊員たちの活動を描く従来のウルトラシリーズのドラマに路線変更された{{R|白書96}}。設定上、第<span class="ltr">13</span>話以降も矢的猛は教師を続けていたのかについては劇中で語られておらず{{efn|後年、『[[ウルトラマンメビウス]]』第<span class="ltr">41</span>話「思い出の先生」に<span class="ltr">80</span>が客演した際、本作品当時は次々と出現する怪獣に立ち向かうため、教師であることを捨てねばならなかったことをメビウスに語っている。}}、湯浅は後年に「ウルトラマンの力に対する制限は、結局、円谷プロ側が許さなかった」、「中途半端になって、後悔の多い作品になった」と述懐している。

設定変更後は、初期ウルトラシリーズを彷彿とさせるシリアスな<span class="ltr">SF</span>ドラマが志向されたが、視聴率は設定変更前より下がったうえ、物語の路線は第<span class="ltr">31</span>話で再変更され、「毎回子どものゲストが登場して怪獣と絡む」というコミカルでファンタスティックな作劇に変化している{{R|白書96}}。それと同時に、番組の構成も番組タイトルから[[アバンタイトル]]を挟んでオープニングへ移る形式に変化している。

また、石田えりの降板に伴い{{R|UPM vol.214}}、第<span class="ltr">43</span>話からウルトラシリーズ初の女性戦士{{R|全怪獣図鑑}}{{efn|ウルトラシリーズ初の女性ウルトラマンである[[ウルトラの母]]は、女性戦士として描かれていない。}}のユリアンが登場し、<span class="ltr">80</span>とユリアンの<span class="ltr">2</span>人を中心に据えた作劇がなされた。変身後の姿は第<span class="ltr">49</span>話・第<span class="ltr">50</span>話のみでしか見せていない。

監督の満田かずほが当初、書き込んでいた最終回の草案にはユリアンは登場せず、前後編で構成されていた。しかし、放送枠が特別番組で押されて足りなくなり、実際の最終回（第<span class="ltr">50</span>話）での<span class="ltr">80</span>の登場は、過去の怪獣との戦闘場面を流用したダイジェスト的な場面が大半となった。

このようにストーリー全体が<span class="ltr">4</span>つのパートに分けて考えられることから、第<span class="ltr">1</span>話 - 第<span class="ltr">12</span>話を「学園編」、第<span class="ltr">13</span>話 - 第<span class="ltr">30</span>話を「UGM編」{{R|白書96}}、第<span class="ltr">31</span>話 - 第<span class="ltr">42</span>話を「少年ドラマ編」、第<span class="ltr">43</span>話 - 第<span class="ltr">50</span>話を「ユリアン編」などと呼称する文献もある。ただし、この呼称は公式のものではなく、第<span class="ltr">43</span>話以降も「少年ドラマ編」と作劇イメージは同一であるため、「ユリアン編」は「少年ドラマ編」の後半部とも言える。第<span class="ltr">31</span>話以降でも、比較的<span class="ltr">SF</span>色の強い話やシリアスな話も存在した<ref>第<span class="ltr">32</span>話、第<span class="ltr">35</span>話、第<span class="ltr">49</span>話など</ref>。

当初、<span class="ltr">80</span>は「苦しい戦いと人間たちとのふれあいを経てウルトラ兄弟の仲間入りを果たす」と設定されており、番組宣伝ポスターにもゾフィーからレオまでのウルトラ兄弟が掲載されており、過去の作品とのつながりが明示されたが、後半のウルトラの父を除き、歴代ウルトラマンの客演はなかった。初代ウルトラマンやウルトラセブンは、過去作品の映像の流用による回想で登場している。

こうした数々のテコ入れも功を奏することはなく、平均視聴率は10.0%（ビデオリサーチ関東地区調べ）と低迷し、『ウルトラマンレオ』のそれ (10.9%) をさらに下回る結果となった。

TBS側の意向を取り入れて失敗に終わったことに不満を抱いた当時の円谷プロ社長の[[円谷皐]]がTBSへ抗議したことで当時の編成局長と対立し、円谷プロの幹部はTBS役員室への出入りが禁じられるまでに至った{{Sfn|円谷英明|2013|pp=61 - 66|loc=第二章 テレビから「消えた」理由}}{{efn|もっとも、TBS側の意向を取り入れた序盤より、当初は円谷プロ側の希望でもあった「教師設定」削除後の方が視聴率は低かった。}}。これにより、TBSとの共同制作によるゴールデンタイム枠のウルトラシリーズは本作品で終了した{{Sfn|円谷英明|2013|pp=61 - 66|loc=第二章 テレビから「消えた」理由}}。国内テレビ番組としての「ウルトラシリーズ」は、1996年に『[[ウルトラマンティガ]]』（[[毎日放送]]）が製作されるまで<span class="ltr">15</span>年半に渡って休止することとなったうえ、1966年制作の『[[ウルトラ<span class="ltr">Q</span>]]』から本作品まで連続してきた物語は、<span class="ltr">25</span>年後（2006年）の『[[ウルトラマンメビウス]]』（[[CBCテレビ|中部日本放送]]）で再開するまで待たされることとなる{{efn|本作品終了後、2005年制作の『[[ウルトラマンマックス]]』までのウルトラシリーズは、過去の作品とは異なる世界の物語として制作され、劇中で過去の怪獣やウルトラ兄弟のことが語られることはほとんどなかった。}}。

== 特撮 ==
{{出典の明記|section=1|date=2020年<span class="ltr">9</span>月}}
アメリカの特撮映画『[[スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望|スター・ウォーズ]]』（1977年）や『[[未知との遭遇]]』（同年）は、世界的な<span class="ltr">SF</span>ブームを呼び、日本の特撮界にも大きな影響を与えた。円谷プロが翌年に製作した『[[スターウルフ]]』ではミニチュアの表面処理や演出に影響が見られる。続く本作品も同様で、第<span class="ltr">6</span>話のUFO出現シーンも、特技監督の[[高野宏一]]によれば、わざと『未知との遭遇』そっくりに撮影しているという。高野はこういったカットについて、『スターウルフ』での特撮と併せて「アメリカほど金をかけなくともテレビでこれくらいの画は撮れる」との円谷プロ特撮スタッフの「自信の現れで一種の挑戦」だと語っている。特撮班の撮影日数は週に<span class="ltr">4</span>、<span class="ltr">5</span>日というペースであり、高野は「もう<span class="ltr">2</span>、<span class="ltr">3</span>日あればもっと内容の濃い特撮を撮れた」とコメントしている。

本編監督として参加した湯浅は、特撮スタッフと衝突することが多かった。円谷プロは本来、特撮技術者の集団であり、本編フィルムと特撮フィルムの編集権をめぐって、激しいやり取りもあったという。湯浅はウルトラシリーズでの防衛チームの存在意義が薄い印象を持っていたため、「怪獣をUGMが倒したところでウルトラマンが現れる」というストーリー案を出したところ、円谷プロ側から「ウルトラマンを馬鹿にしてるのか」と神を冒涜したかのような怒りを受けたという{{efn|このアイディアは、趣向は異なるが最終話で採り入れられている。}}。

湯浅によると、一度撮影中に怪獣の[[ぬいぐるみ]]が火薬の引火で全焼してしまったことがあったという。あっという間のことで、スタッフともども何もできなかったそうで、撮影を見学していた[[小林千登勢]]から「あれでいいのか？」と聞かれ、湯浅は「あれでいい」と必死でごまかしたという。

UGM基地は野外滑走路が設けられていて、スカイハイヤーやシルバーガルなどの離陸シーンでは、実在の戦闘機を改造した主力戦闘機が多数周囲に駐機していたり、現実にある管制塔での作業シーンが合成されるなど、現実感重視のミニチュアワークが見られる。基地自体が厚木付近に所在している設定であり、リアルな描写となっている。高野は放映当時、「『ウルトラマン』の怪獣の魅力みたいなものと『ウルトラセブン』のメカニックな面白さをうまく組み合わせてみたい」と意気込みを語っていた。

合成場面における新技術として、従来の[[スクリーン・プロセス#リアプロジェクション|リアプロジェクション]]よりも画質が鮮明な[[スクリーン・プロセス#フロントプロジェクション|フロントプロジェクション]]を多用しており、コストを低減させながらも人物と特撮情景の融和に効果をあげている。

見せ場である都市破壊も、極めて精巧なミニチュアが製作され、特にナイトシーンなどでは優れたライティングで迫真の効果を挙げた。円谷プロとしては「ウルトラシリーズ」自体は数年のブランクがあるものの、「[[円谷恐竜三部作|恐竜<span class="ltr">3</span>部作シリーズ]]」、『[[メガロマン]]』など他社作品を含め、現場制作を絶やさなかったスタッフ陣の実績がこれを支えた。

作品全体のデザインは、円谷作品ほかで池谷仙克の美術助手を務めた[[山口修 (美術デザイナー)|山口修]]。山口は本編・特撮両方の美術を担当し、<span class="ltr">80</span>や宇宙人・怪獣、UGMのヘルメット、隊員服、基地セットなどを手掛けている。当初山口はUGMのメカも手がけたが、デザインが終わった段階でバンダイの担当者から「山口のデザインでは玩具が売れない」とクレームがつき、結局<span class="ltr">NG</span>となった<ref>{{cite book |和書 | date = 2014-04-23| title = 語れ！ウルトラ怪獣【永久保存版】| publisher = [[<span class="ltr">KK</span>ベストセラーズ]]| series = ベストムックシリーズ44 | page=58 | isbn = 978-4-584-20544-0}}</ref>。

== 反響 ==
本作品を放映していた時期は保護者層による、子供番組の内容についての問題提起運動がさかんになっていた。その一環として当時の円谷プロに、本作品の内容を問題視する冊子が届けられた。その内容は、第<span class="ltr">7</span>話における暴力的な表現の回数や内容が、細かい統計データとして集計されており、さらには「主人公が軍人であり共感できない」「サイレント作戦は戦時中の灯火管制を想起させ悪印象である」といった細部の演出への批判が記されていた。この冊子については、1993年に関連書籍<ref>『ウルトラマン<span class="ltr">99</span>の謎 - 懐かしのヒーロー』（[[二見書房]]・1993年）pp.232 - 233.</ref>でその存在が紹介されファンの知るところとなった。ただし、同冊子は同時期に放送された他の子供向け人気番組についても作成され、特に本作品を狙って批判する運動があったわけではない。この冊子のような指摘が実際の番組制作に影響を与えたという公式発表や証言は特に公表されていない。

== ウルトラマン80 ==
{{キャラスペック
|名称=ウルトラマン80
|身長=50{{nbsp}}[[メートル|m]]{{Refnest|group="出典"|name="U80"|{{Sfn|完全超百科|2004|p=54}}{{Sfn|ウルトラ銀河伝説超全集|2009|p=35}}{{R|怪獣大全集82|UPM vol.216}}}}
|体重=4万<span class="ltr">4</span>千{{nbsp}}[[トン|t]]{{R|group="出典"|U80}}
|年齢=8,000歳{{R|UPM vol.216}}
|飛行速度=[[マッハ数|マッハ]]9{{R|UPM vol.216}}
|走行速度={{Plainlist|
* 時速1,700{{nbsp}}[[キロメートル|km]]{{R|UPM vol.216}}
* マッハ1.3{{R|画報下}}
}}
|水中速度=630{{nbsp}}[[ノット|kt]]{{R|UPM vol.216}}
|地中速度=マッハ5{{R|UPM vol.216}}
|ジャンプ力=700{{nbsp}}m{{R|UPM vol.216}}
}}
戦い方はアクロバティックな跳躍と多彩な光線技が特徴。作中において、ほかのウルトラ戦士からの助太刀を受けることはほとんどなく、劣勢に立たされることはあったが、怪獣や宇宙人を相手に全勝している。ただし、第<span class="ltr">49</span>話でのプラズマやマイナズマとの戦いでは、敗北寸前のところをユリアンの助けで辛勝している。これ以前に<span class="ltr">80</span>はユリアンに「自分が倒されたら代わりに地球を守れ」と自分の戦死を想定した発言をたびたびしている。

劇中では語られなかったが、<span class="ltr">80</span>は[[宇宙警備隊]]の新人であり、地球での活躍いかんによって[[ウルトラ兄弟]]入りが認められる「ウルトラ兄弟候補生」という設定があった。作中で<span class="ltr">80</span>がウルトラ兄弟入りを果たしたのかどうかは明らかにされなかった{{efn|[[長谷川初範]]はのちのインタビュー<ref>『君はウルトラマン<span class="ltr">80</span>を愛しているか』P40 辰巳出版 2006年</ref>で「ウルトラ兄弟には入っていないと思う。そういうエリート集団に入らない生き方もいいのではないか」というコメントを出している。}}が、円谷プロの公式見解では本編終了後の<span class="ltr">80</span>はウルトラ兄弟の一員になったとされた。映像作品で兄弟の一員と明示されたのは2006年の『[[ウルトラマンメビウス]]』が初となる。2010年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">9</span>日に開催されたイベント『ウルトラマン80 30周年記念 "奇跡の"ファン感謝祭<span class="ltr">!</span>』のステージにおいてウルトラの父から正式にウルトラ兄弟の一員と認められた<ref>[http://www.youtube.com/watch?v=yChZH6sID6I 「ウルトラマン80"奇跡の"ファン感謝祭！」イベントレポート] ウルトラチャンネル 2010年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">7</span>日</ref>。

=== ブライトスティック ===
矢的猛が常に携帯している水晶棒状の変身アイテム。全長約<span class="ltr">23</span>センチメートルの棒状の特殊装置で、スティック内部には水晶状の発光部クリスタルバーが内蔵され、光エネルギーが宿っている。基本的に変身する場所に制限は無いが、唯一バム星人が四次元空間に作り出した前線基地の中では変身できなかった{{efn|コントロール装置を破壊後は変身できた。}}。

ブライトスティックは銃口に装着する銃のアタッチメントとしての使用も可能である。これを利用して地球人に変身した[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#ドクロ怪人 ゴルゴン星人|ゴルゴン星人]]の正体を暴いたり、[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#変身宇宙人 ザタン星人|ザタン星人]]を射殺した。また、バリアーを張ることも可能で、[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#吸血怪獣 ギマイラ|ギマイラ]]が角から放った光線を弾き飛ばした。

* デザインはバンダイが担当{{R|マガジン202032}}。ウルトラシリーズの変身アイテムとしては初の可動ギミック付きのものとなっている{{R|マガジン202032}}。

=== 変身方法 ===
猛が正拳突きのように両拳を右・左の順に連続して突き出したあと、「エイティ！」と叫びつつ右手でブライトスティックを天に翳して、スティックのボタンを押すとクリスタルバーが伸長・発光し、光エネルギーが放射されて猛の身体を包み変身する。最終回で地球を去る際の変身では「エイティ！」と叫ばなかった。

変身バンクには従来のウルトラ戦士のように光の渦から体を回転させながら飛んでくるパターンと巨大化するパターンと<span class="ltr">2</span>通りある。

=== ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の能力 ===
* 光線技のカットの光学合成処理は35mmで行われているため、極めて精度の高い映像となっている{{R|マガジン202032}}。

; サクシウム光線{{R|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 左腕を上に、右腕を横に伸ばした後、<span class="ltr">L</span>字型（逆<span class="ltr">L</span>字型の場合もある）に組んで放つ、<span class="ltr">80</span>が最も得意とする必殺光線。サクシウムエネルギー{{Sfn|完全超百科|2004|p=56}}を調整することで、爆破光線や高熱光線などに切り替えられる{{R|超技82|UPM vol.218}}。左右どちらの腕からでも発射可能{{R|超技82}}。右拳を握って赤外線を含有させた'''サクシウム光線<span class="ltr">B</span>タイプ{{Refnest|group="出典"|{{R|超技82|UPM vol.218}}{{Sfn|僕たち|2003|p=89}}}}（ガッツパワー光線{{R|超技82|必殺技SG40}}）'''というバリエーションもあり、赤外線に弱い[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#紫外線怪獣 グロブスク|グロブスク]]を倒した。
: サクシウム光線が怪獣に命中すると、怪獣が倒れたり爆発する前にその身体が[[エレクトロニックフラッシュ|ストロボ]]のように光るのが特徴。これは怪獣のスーツに実際にストロボ球を多数仕込んで発光させるという方法で、他のウルトラ戦士の光線技には見られない<span class="ltr">80</span>独特の効果を出すことに成功している。当時のアトラクションショーでも、この演出が行われていたものがある。
; バックルビーム{{Refnest|group="出典"|name="U802"|{{R|怪獣大全集82|超技83|必殺技SG232|UPM vol.218}}}}
: 80の腹部にあるウルトラバックルから放つ光線エネルギーの矢{{Sfn|完全超百科|2004|p=56}}。いくつもの光の矢が拡散、その後一点に収束し相手を貫く。サクシウム光線の通じない怪獣に対して使用することが多い{{efn|CD-ROMソフト『ウルトラマン図鑑<span class="ltr">3</span>』（[[講談社]]・1998年）『ウルトラマン<span class="ltr">80</span>』「基本設定・光線能力」の「バックルビーム」解説文では「威力はサクシウム光線よりも強い」との旨の文が記載されている。またDVD『ウルトラ怪獣大映像図解·80&メビウス篇』では「サクシウム光線は<span class="ltr">80</span>最強の技」であるとの前述の内容とは異なる解説がなされている。}}。
; 八つ裂き光輪{{R|超技85|必殺技SG232}}（ウルトラスラッシュ{{R|超技85|UPM vol.218}}）
: 初代ウルトラマンから教わった技で、ウルトラマンのものと異なり、外周にのこぎり状の刃はなく、リング状である。設定によればサクシウムエネルギーを凝縮して光輪にして敵に放つとされる{{R|超技85|UPM vol.218}}。第<span class="ltr">45</span>話で[[バルタン星人#六代目|バルタン星人（<span class="ltr">6</span>代目）]]を真っ二つにした{{efn|イメージ映像にウルトラマンがバルタン星人（二代目）を八つ裂き光輪で倒したシーンが流用されている。}}。
; ウルトラレイランス{{R|超技93|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: サクシウムエネルギーを槍状にして投げつけ、敵を刺し貫く技。第<span class="ltr">18</span>話で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#タコ怪獣 ダロン|ダロン]]を倒した。『ウルトラマンメビウス』客演時にも繋ぎ技として使用した。
; ウルトラスパイラルビーム{{R|group="出典"|U802}}
: 両手先を合わせて発射するリング状の破壊光線。第<span class="ltr">6</span>話で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#UFO怪獣 アブドラールス|アブドラールス]]のUFOを撃墜した。『ウルトラマンメビウス』客演時にも敵の撃墜のために使用した。
; ウルトラアローショット{{Refnest|group="出典"|{{R|怪獣大全集82|超技84|必殺技SG232|UPM vol.218}}}}
: 右手先から発射する矢尻型光弾。威力は低いが連射可能で、[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#騒音怪獣 ノイズラー|ノイズラー]]に使った。両手を重ねてサイドスローのフォームで撃ち出す変形型もあり、そちらは'''ウルトラスラッガー投げ'''{{R|超技84}}（ウルトラアローショット<span class="ltr">B</span>タイプ{{R|UPM vol.218}}）と呼ばれ、[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#コブ怪獣 オコリンボール|オコリンボール]]と[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#スペース・ジョーズ ザキラ|ザキラ]]にダメージを与えた。強化タイプの'''ウルトラダブルアロー'''{{R|超技84|UPM vol.218}}は{{efn|書籍『ウルトラマン白書』では、ウルトラブーメランの変形技と記載している{{R|白書77}}。}}、左右の手先から<span class="ltr">1</span>発ずつ交互に発射され、敵に連続で斬りつけてから戻ってくる技で、[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#侵略星人 ガルタン大王|ガルタン大王]]の青竜刀を破壊したほか、[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#オイル怪獣 ガビシェール|ガビシェール]]の肩の管などを切り裂いた。『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』では[[ウルトラマンベリアル]]に対して使用した。妄想ウルトラセブンに対しても使用したが、回避された。
; ウルトラアイスポット{{R|超技83|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 両目から放射する赤い光線。再生能力を持つ[[サラマンドラ (ウルトラ怪獣)#『ウルトラマン<span class="ltr">80</span>』に登場するサラマンドラ|サラマンドラ]]の細胞を焼き尽くしたほか、[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#三つ首怪獣 ファイヤードラコ|ファイヤードラコ]]などにダメージを与えた熱線タイプ{{R|超技83|UPM vol.218}}と、マイナスエネルギーで凶暴化した[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#宇宙生物 ジャッキー|ジャッキー]]を正気に戻し、ジャッキーが体内から抜けておとなしくなった[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#変形怪獣 ズルズラー|ズルズラー]]を元の象に戻した還元光線タイプ{{R|超技83|UPM vol.218}}がある。
; イエロー<span class="ltr">Z</span>レイ{{R|超技83|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 腕を伸ばして指先から撃ち出す、リング状の黄色光線。メカの機能を狂わせる効果がある。[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#変身怪獣 アルゴン|アルゴン]]のUFOや、[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#戦闘円盤 ロボフォー|ロボフォー]]に使った。
; ウルトラオーラ{{R|超技85|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 全身のオーラエネルギー{{Sfn|完全超百科|2004|p=58}}を溜めて、光の矢に変えて放つ強力技。命中すると熱エネルギーが敵を包んで消滅させる。第<span class="ltr">38</span>話で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#心霊怪獣 ゴースドン|ゴースドン]]を倒した。
; フリージィングレーザー{{R|超技85|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 両手先を合わせて放射する超低温ガス。第<span class="ltr">30</span>話で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#侵略怪獣 ザタンシルバー|ザタンシルバー]]の動きを止めた。
; タイマーショット{{R|超技86|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 胸のカラータイマーから放つリング状の電撃光線。ザタンシルバーの傷口に放って内部メカを破壊して倒したほか、ユリアンの説得で動きが鈍った妄想ウルトラセブンの活動を止めた。バルタン星人（<span class="ltr">6</span>代目）にも使ったが、あまり効果がなかった。
; ウルトラショット{{R|超技87|必殺技SG232|UPM vol.218}}（ウルトラストレートフラッシュ{{R|超技87}}）
: 腕を真っすぐに伸ばして右手先から撃ち出す速射ビーム{{Sfn|完全超百科|2004|p=56}}。破壊力が低いため牽制技として多用された。両手先を合わせて発射する強化タイプ（<span class="ltr">B</span>タイプ{{R|画報下|UPM vol.218}}）もあり、こちらは第<span class="ltr">21</span>話で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#残酷怪獣 ガモス|ガモス]]に使用した。
; シューティングビーム{{R|超技86|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 空中を飛行中に手先から撃ち出す速射破壊ビーム{{Sfn|完全超百科|2004|p=56}}。主に牽制に使用され、腕を開いて放つエネルギー波タイプをロボフォーに、腕を閉じて放つ針状光弾タイプを[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#すくらっぷ幽霊船 バラックシップ|バラックシップ]]に使った。
; ハンドアップ光線{{R|超技86|UPM vol.218}}（雲流レイ{{R|超技86}}）{{R|必殺技SG232}}
: 両掌を上に向けて放射するエネルギー波。第<span class="ltr">25</span>話でアルゴンを倒した。
; スパーク光線{{R|超技87|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 敵の頭上を空中旋回しながら胸のカラータイマーから連射する電撃光線。第<span class="ltr">5</span>話で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#四次元ロボ獣 メカギラス|メカギラス]]の回路をショートさせた。
; タイマースパイラル{{R|超技84|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 胸のカラータイマーから放つ渦巻状のショック光波{{Sfn|完全超百科|2004|p=56}}。第<span class="ltr">38</span>話で<span class="ltr">80</span>に凧揚げされて空に浮かぶゴースドンに使った。ゴースドンは回転しながら墜落した。
; フラフープ光線{{R|超技87|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 光の輪を敵の頭上に放ち、光の輪は真下に無数の輪を発生させて敵を包み込んで消滅させる。第<span class="ltr">26</span>話で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#巨大化怪獣 ゲラ|ゲラ]]を消滅させた。
; ボディスパーク{{R|超技84|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 全身から高圧電流を放射して自分を捕らえている敵を感電させてふりほどく。[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#ムチ腕怪獣 ズラスイマー|ズラスイマー]]などに使った。
; ダブルスパーク{{R|超技86|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 胸の前で交差させた両腕から閃光を放ち、敵の目を眩ませる。第<span class="ltr">27</span>話で光に弱い[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#泡星人 アルゴ星人|アルゴ星人]]に使用。
; メディカルパワー{{R|超技86|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 光に含まれた放射線によって生命活動を活性化させる光線{{R|画報下}}。第<span class="ltr">6</span>話で入院中の明男少年を治療し、第<span class="ltr">31</span>話でゾラが枯らした花畑を復活させた。
; リングリング光線{{R|超技86|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 両手を合わせて放射するリング状の黄色光線。第<span class="ltr">48</span>話で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#マラソン怪獣 イダテンラン|イダテンラン]]をマラソン小僧に戻した。
; ウルトラウェーブ{{R|超技87|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 右手から放射する青い波状光線。第<span class="ltr">47</span>話で可視光線の歪みに隠れたグロブスクを発見した。
; 透視能力{{R|超技93}}（ウルトラシューティングアイ{{R|超技93}}）
: 姿を消した[[バルタン星人#五代目|バルタン星人（<span class="ltr">5</span>代目）]]を探し出した。変身前でも使用可能で、<span class="ltr">XX</span>レントゲン光線、リング状の赤外線{{R|UPM vol.2111}}、ウルトラアイと、数種類存在する。
; 縮小光線{{R|超技87|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 胸のカラータイマーから放つリング状光線。第<span class="ltr">15</span>話で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#実験怪獣 ミュー|ミュー]]を小さくした。
; ウルトラカンノン光線{{R|超技85|必殺技SG232|UPM vol.218}}{{efn|CD-ROMソフト『ウルトラマン図鑑<span class="ltr">3</span>』では'''ウルトラ観音光線'''と表記している<ref>CD-ROMソフト『ウルトラマン図鑑<span class="ltr">3</span>』（[[講談社]]・1998年）『ウルトラマン<span class="ltr">80</span>』「基本設定・特殊能力」の「ウルトラ観音光線」解説文p.1</ref>。}}
: ズラスイマーを封印していた平和観音像とともに放つ合体光線。ズラスイマーを沈静化させ、地底に封印した。
; ウルトラナックル{{R|超技90|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 左右の拳から連続で放つ強烈なパンチ。第<span class="ltr">21</span>話のガモス戦では、空中からマッハ<span class="ltr">9</span>のスピードで急降下して放つ'''フライングパンチ'''{{R|超技90}}を披露した。
; ウルトラチョップ{{R|超技90|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 手先に集めたエネルギーを叩き込む鋭い手刀。地球で最初に戦った相手のクレッセントには手先を赤く燃え上がらせて放ち、その後もゴモラ<span class="ltr">II</span>やガモスなど多くの怪獣に使用した。
; ウルトラ拳{{R|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 腕先にエネルギーを集中して赤く燃え上がらせて決める手刀。メカギラスに対して使用したが、バリヤーで防がれてしまった。
; ストレートキック{{R|超技89}}（<span class="ltr">80</span>キック{{R|必殺技SG232}}、ストレート<span class="ltr">80</span>キック{{R|UPM vol.218}}）
: 突進してくる敵に正面から浴びせる、スピーディなキック。
; 爆弾キック{{R|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 右脚先に集中させたエネルギーが、敵に命中すると同時に爆発する強烈なキック。
; カンガルーキック
: 地面に手を突いた状態で、両足を後ろに蹴り上げ、相手を跳ね飛ばす技。主に背後から襲いかかる敵に有効。
; ウルトラ400文キック{{R|超技89|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: ジャンプして敵の頭部目掛けて落下する勢いで威力を高めて決めるキック。連続使用も可能{{Sfn|完全超百科|2004|p=56}}で、繋ぎ技として多用される。ジャイアント馬場の<span class="ltr">16</span>文キックの250倍の威力を持つといわれる{{R|超技89}}<ref>週刊 ウルトラマン オフィシャル・データファイル 全国版 No.52 p.4（デアゴスティーニ・ジャパン）</ref>。
; ムーンサルトキック{{Refnest|group="出典"|{{R|超技89|画報下|必殺技SG232|UPM vol.218}}}}
: 空中で<span class="ltr">1</span>回転しながら急降下し、足先からエネルギーを放射して発光させてキックを決める。ウルトラ400文キックの強化版であり{{R|白書77}}、<span class="ltr">80</span>のキック攻撃で最強の破壊力を持つ{{R|超技89}}<ref>CD-ROMソフト『ウルトラマン図鑑<span class="ltr">3</span>』（[[講談社]]・1998年）『ウルトラマン<span class="ltr">80</span>』「基本設定・戦闘能力」の「ムーンサルトキック」解説文p.1</ref>。ギマイラを倒したほか、ガゼラの胸の増幅器を外したり、[[レッドキング#『ウルトラマン<span class="ltr">80</span>』に登場するレッドキング|レッドキング（<span class="ltr">3</span>代目）]]に大ダメージを与えた。
; 逆立ちアタック{{R|超技91|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 相手の眼前で逆立ちし、両脚蹴りを見舞う技{{R|超技91}}。
; ウルトラスウィング{{R|超技88|UPM vol.218}}
: バルタン星人（<span class="ltr">5</span>代目）の足を掴んで振り回し、宇宙船に投げつけて倒した。<span class="ltr">80</span>はほかにも[[バックドロップ|岩石落とし]]、[[背負投|背負い投げ]]、[[首投げ]]、[[巴投|巴投げ]]といった投げ技が使える{{R|超技88|UPM vol.218}}。
; ウルトラパワー{{R|UPM vol.218}}
: 怪力を発揮した両腕で相手を頭上に持ち上げ、地面に叩きつける荒技。また、同種の技として、怪力によってメダンを宇宙空間へ運搬した「ウルトラリフティング」もある。
; ウルトラボディアタック{{R|超技91|UPM vol.218}}
: 敵に突進しながら跳躍して体ごとぶつかって、撥ね飛ばす体当たり技。他にも飛行中の状態から繰り出す同種の体当たり技「ウルトラフライングアタック」もある。
; ウルトラヘッドロック
: 相手の首を強く締めつけて、戦闘能力を奪う技。
; ダイナマイトボール{{R|超技90|UPM vol.218}}
: 体をボールのように丸めて敵の周囲を飛び回り、何度も体当たりする。第<span class="ltr">47</span>話でグロブスクに使った。
; ウルトラダストプレス{{R|UPM vol.218}}
: 両手でつかんだ相手を押し倒し、自分の体重をかけて締めつける技。
; ウルトラバスター
: プロレス技のブレーンバスターを応用し、抱え込んだ怪獣を頭から地面に叩きつける技。
; 瞬間停止能力{{R|超技91|必殺技SG232|UPM vol.218}}
: 指を鳴らし、ウルトラ念力で相手の動きを一瞬封じる。第<span class="ltr">39</span>話で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#少年怪獣 テツオン|テツオン]]の体内に侵入するために使った。
; ウルトラリダクション{{R|超技91|UPM vol.218}}
: 体をミクロのサイズまで縮小する。ズルズラーやテツオンの体内に侵入するために使った。
; ディフェンス念動{{R|超技91|UPM vol.218}}（ディフェンス念力{{R|必殺技SG232}}）
: ウルトラ念力で敵の攻撃を受け止めて弾き返す。第<span class="ltr">31</span>話でゾラの毒花粉を押し戻した。
; リバウンド光線{{R|超技92|必殺技SG232|UPM vol.218}}（リバウンドミラー{{R|白書77|超技92}}）
: 防御エネルギーで{{Sfn|完全超百科|2004|p=58}}光の壁を形成して敵の攻撃を防ぐ。サラマンドラの炎やバルタン星人（<span class="ltr">5</span>代目）の攻撃を防いだ。
; ハレーションミラー{{R|超技92|UPM vol.218}}（ミラー戦法{{R|超技92}}）
: 両手で持てるサイズの反射板を作り出して敵の攻撃を跳ね返す。第<span class="ltr">14</span>話でザルドンのテレポート光輪を反射した。
; ウルトラ<span class="ltr">V</span>バリヤー{{R|超技92|UPM vol.218}}（ウルトラクロスガード{{R|超技92}}、ウルトラバリヤー{{Sfn|完全超百科|2004|p=58}}）
: 両腕を胸の前で交差させて敵の攻撃を防ぐ。[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#月ノ輪怪獣 クレッセント|クレッセント]]の熱線を防いだほか、アブドラールスや[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#復活怪獣 タブラ|タブラ]]の光線を防ぎ、直後にサクシウム光線で反撃した。
: この一連の反撃動作は、PS2ゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution 3』では'''反撃サクシウム光線'''と称されている。
; ローリングウォッシュ{{R|超技91|UPM vol.218}}
: 遠心力を利用して体に付着した異物を振り払う。第<span class="ltr">27</span>話でアルゴ星人の溶解泡を吹き飛ばした。
; ウルトラサンダー{{R|超技92|UPM vol.218}}
: 自らの体を避雷針にして落雷を誘導して他への影響を防ぐ危険な技。第<span class="ltr">11</span>話で体にガスを溜め込んだ[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#毒ガス怪獣 メダン|メダン]]に落雷させないために使った。
; テレポーテーション{{R|超技92|UPM vol.218}}（ウルトラテレポーテーティング{{R|超技92}}）
: 地球から別の惑星や異次元空間に移動する。ザルドンと異次元で戦う時や、[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#惑星怪獣 ガウス|ガウス]]を別の惑星に運ぶために使った{{efn|書籍『ウルトラ戦士超技全書』では両者を別の技として紹介している{{R|超技92}}。}}。
; 異次元テレポートビーム{{R|超技93|UPM vol.218}}
: 第<span class="ltr">5</span>話で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#四次元宇宙人 バム星人|バム星人]]が作り出した四次元空間を消滅させた光線。
; ウルトラ高周波{{R|超技93|必殺技SG232|UPM vol.218}}（スピンリングレイ{{R|超技93}}）
: 高速でスピンしながら[[高周波]]エネルギーを放つ。第<span class="ltr">21</span>話で高周波の音が弱点のガモスに使った。
; カイトストリング{{R|超技93|UPM vol.218}}
: 腕から発射する、赤・青・黄色の数本の強靭な凧糸。第<span class="ltr">38</span>話でゴースドンを凧のように絡め取った。
; ウルトラウインド{{R|超技93|UPM vol.218}}
: ウルトラ念力で突風を発生し、カイトストリングで絡め取ったゴースドンを空に飛ばして凧揚げをすることで、動きを封じた。
; 真剣白刃取り{{R|UPM vol.218}}
: ガルタン大王の青竜刀を両手で受け止めた。
; ウルトラブーメラン
: 頭頂部から赤い光のブーメランを放つ。放映当時の児童誌{{Full|date=2016年<span class="ltr">9</span>月}}ではザルドンの肩の角を切断した光線として解説されていたこともある。本編未使用だが、幾つかの[[コミカライズ]]作品では切断技として描かれている。

==== 他作品への登場時に見せる能力 ====
; 合体光線{{Sfn|ウルトラ銀河伝説超全集|2009|p=35}}
: 『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』で使用。<span class="ltr">3</span>人のウルトラ戦士の光線技をひとつに収束することで、単独で放つよりも格段に威力を向上させた合体光線。ウルトラマンジャックのスペシウム光線、ウルトラマンエースのメタリウム光線と同時にサクシウム光線を放ち、ウルトラマンベリアルを攻撃したがギガバトルナイザーで防がれたうえに、弾き返された。
; 必殺光線一斉発射{{Sfn|ゼロTHE MOVIE超全集|2011|pp=46-47}}
: 複数のウルトラ戦士が光線技を一斉に発射する。
: 映画『[[ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦<span class="ltr">!</span>ベリアル銀河帝国]]』でデルストの大群を倒した。

=== デザインの特徴 ===
美術の山口修によるデザイン{{R|白書96}}。シリーズを追うごとにウルトラマンのデザインが装飾過多になったため、高野らの意見もあり、この<span class="ltr">80</span>は初代ウルトラマンをイメージしたシンプルなものにされた。また人間っぽさを仮面で表現しようと努めたそうで、これを強調するために鼻梁が設けられ、また顔面のアクセントとして、トサカ部分が赤く塗られた。手足の赤ラインを手袋とブーツにデザインとして閉合したことで、従来の「いかにも手袋、ブーツを履いている感じ」が軽減されている。また、腕とブーツのファスナーも上からテープを貼って塗装して隠すようにし、出来る限りのイメージ保持の配慮を見せている。

マスクとスーツの造形は開米プロダクションが担当{{R|マガジン202032}}。両目のふちを盛り上げ、のぞき穴を目立たなくしたり、口の呼吸スリットをマスクの正面からではなく、口モールドの厚みの下から上に向かって開け、正面から見た際に目立たなくしているなどの工夫がみられる。背中のファスナーを隠すため、従来とは違った手法が採られ、マスクは[[繊維強化プラスチック|FRP]]製で後頭部まで作られ、前後分割形式の仮面となったため、後頭部のウェットスーツ地はこれに隠れる形となった。また、ウェットスーツの素材改良と、ファスナーが金属からプラ製になったことでファスナーが目立たなくなり、隠すための背びれがなくなった。<span class="ltr">NG</span>スーツではマスクの鼻梁が平面の四角{{R|マガジン202032|UPM vol.216}}で（決定マスクは三角）、手甲の赤部分が長い。『ウルトラマンメビウス』に客演したスーツではこの長い手甲でスーツが制作されている。また、山口デザイナーは<span class="ltr">80</span>の胴体素材にスキーウェアを試してみたが、アップ撮影で布地がばれてしまうため、従来のウェットスーツ地に戻している。

変身シーンの人形と飛行用人形の造形は、特撮班の美術チームが担当{{R|マガジン202032}}。変身シーンで拳を突き上げたポーズの<span class="ltr">80</span>のミニチュアは、同じポーズのウルトラマンタロウの<span class="ltr">3</span>尺模型を改造したものである{{efn|のちに、このミニチュアは[[電光超人グリッドマン]]の変身パース人形に改造された<ref>CD-ROMソフト『ウルトラマン図鑑<span class="ltr">3</span>』（講談社・1998年）『ウルトラマン<span class="ltr">80</span>』「基本設定・造形データ」の「変身人形」解説文p.1.</ref>。}}。飛行用人形は通常よりも大きな縮尺で製作されており、怪獣との遠近感によって怪獣とのサイズの差が大差ないようになっている{{R|マガジン202032}}。

第<span class="ltr">8</span>話に登場した光の巨人は、反射テープを<span class="ltr">80</span>のスーツに貼って表現された{{R|HISTORICA32}}。

=== 他作品での活躍 ===
; 『[[ウルトラマンボーイのウルころ]]』
: 第152話、第153話、第230話、第240話に登場。
: ミノルと呼ばれる[[ウルトラマンの登場怪獣#冷凍怪獣 ギガス|ギガス]]、番長または兄貴と呼ばれる[[ウルトラマンガイアの登場怪獣#巨大異形獣 サタンビゾー|サタンビゾー]]、ヒロシと呼ばれる[[ゴース星人]]らを教え子とする先生という設定。
; 『[[ウルトラマンメビウス]]』
: 第<span class="ltr">1</span>話、第<span class="ltr">41</span>話{{efn|矢的猛の姿で登場}}、第<span class="ltr">50</span>話に登場。
: 第<span class="ltr">1</span>話では、ウルトラの父の傍らでレオ、アストラ、ユリアンとともに、ウルトラマンメビウスが地球に向かうのを見届けた。
: 第<span class="ltr">41</span>話では、再び発生しつつあるマイナスエネルギーを調査すべく地球を訪れ、メビウスとともに[[円盤生物#円盤生物 ロベルガー二世|ロベルガー二世]]と戦った。また、本作品で学校での勤務描写がなされなくなった理由について、本人から「怪獣との戦いが激化してやむなく教師の身分を捨てた」と語られた。やがて発生したマイナスエネルギーによって出現した[[ホー (ウルトラ怪獣)#『ウルトラマンメビウス』に登場するホー|ホー]]を倒した後、<span class="ltr">1</span>年<span class="ltr">E</span>組の生徒たちとの再会を果たした。
:* 第<span class="ltr">41</span>話の脚本を担当した[[川上英幸]]は、シリーズ構成の[[赤星政尚]]から変身シーンを入れることを要求されていたが、物語は矢的猛が最後に登場するという流れであったため自然消滅した{{R|メビウスAD}}。
; 映画『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』
: 声は[[山本修 (俳優)|山本修]]が担当。[[帰ってきたウルトラマン#帰ってきたウルトラマン（ウルトラマンジャック）|ウルトラマンジャック]]や[[ウルトラマンA#ウルトラマンA|ウルトラマン<span class="ltr">A</span>]]とともにウルトラマンベリアルと戦い、合体光線を披露したが敵わず、そのまま[[M78星雲|光の国]]の氷結に巻き込まれ、初の敗北を喫した。[[ウルトラマンゼロ]]がプラズマスパーク・エネルギーコアを取り戻したことで復活する。
; 映画『[[ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦<span class="ltr">!</span>ベリアル銀河帝国]]』{{efn|name="声"|矢的の姿で登場していないが矢的役の[[長谷川初範]]が<span class="ltr">80</span>の声を担当した。}}
: ゼロに破壊されたダークロプスの破片を分析した他、カイザーベリアルからのウルトラサインを[[ウルトラの父]]に知らせた。
; Webドラマ『[[ウルトラギャラクシーファイト#『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』|ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀]]』{{efn|name="声"}}
: Chapter.1『動き出す陰謀 -The Beginning-』に登場{{R|GFAC}}。惑星カノンにてユリアンとソラを襲撃したルーゴサイトを迎撃し、退散させる。光の国へ帰還後はネオスとセブン<span class="ltr">21</span>を連れてルーゴサイトの討伐隊を編成し、さらに駆けつけた[[ウルトラマンコスモス#ウルトラマンコスモス|ウルトラマンコスモス]]や[[ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET#ウルトラマンジャスティス|ウルトラマンジャスティス]]とも協力して、ルーゴサイトやレイバトスが召喚したギマイラを撃破する。

== ユリアン ==
{{キャラスペック
|名称=ユリアン
|身長=47{{nbsp}}m{{Refnest|group="出典"|name="YURIAN"|{{Sfn|完全超百科|2004|p=59}}{{Sfn|ウルトラ銀河伝説超全集|2009|p=35}}{{R|怪獣大全集82|UPM vol.2116}}}}
|体重=3万<span class="ltr">6</span>千{{nbsp}}t{{R|group="出典"|YURIAN}}
|年齢=7,800歳{{R|UPM vol.2116}}
|飛行速度=マッハ7.7{{R|UPM vol.2116}}
|走行速度=1,200{{nbsp}}km/h{{R|UPM vol.2116}}
|水中速度=250{{nbsp}}kt{{R|UPM vol.2116}}
|腕力=片手で<span class="ltr">3</span>万{{nbsp}}tの物を持ち上げる。
}}
ウルトラの星の王女で、<span class="ltr">80</span>の幼馴染。ガルタン大王が<span class="ltr">80</span>を狙っていることを知らせに地球にやってきた。地球では'''星涼子'''というヒューマノイドの女性に変身している。デザインモチーフは[[弥勒菩薩]]とされている。

第<span class="ltr">43</span>話のサブタイトルや第<span class="ltr">49</span>話の会話などでは、ウルトラの戦士であるとも言われているが、本来の目的は地球滞在ではないため、カラータイマーは付けていない{{R|UPM vol.2116}}。プラズマとマイナズマに苦戦する<span class="ltr">80</span>には、「もし自分が戦いに負けた時は、新しいウルトラの戦士として代わりに地球を守れ」と告げられていた。

=== ブライトブレスレット ===
涼子の姿になっている時、右手首に装着している変身ブレスレット。中央部にブライトスティックのクリスタルバーと同質のものらしき宝石が埋め込んである。ウルトラの星の王族の一員の証でもある。このブレスレットには涼子のイヤリングと共鳴する力もある。第<span class="ltr">43</span>話で記憶を失っていた涼子は、友情の証として城野にブライトブレスレットを送るが、これが原因で城野隊員はユリアンと間違えられてガラガラ星人に捕らえられてしまう。

=== 変身方法（ユリアン） ===
ブライトブレスレットを装着した右腕を胸の前に構えた後、天に翳しながら「ユリアン！」と発声すると、ブレスレットの宝石が光り輝き、その放射された光が涼子を包んでユリアンに変身する。<span class="ltr">80</span>同様、第<span class="ltr">50</span>話で地球を去る時の変身には「ユリアン！」とは発声しなかった。

=== ユリアンの能力 ===
; ダブルパワー{{R|超技102|必殺技SG232|UPM vol.2116}}（<span class="ltr">W</span>攻撃{{R|怪獣大全集82}}）
: 80と空中でボディを重ね合わせ、エネルギーをスパークさせて光のエネルギーの渦を発生させながら高速回転して体当たりする技{{Sfn|完全超百科|2004|p=59}}。サクシウム光線もバックルビームも通じなかった、合体状態の[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#合体怪獣 プラズマ|プラズマ]]と[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#合体怪獣 マイナズマ|マイナズマ]]を倒した。
: 『[[ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス#雑誌展開版|ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス ジャッカル軍団大逆襲<span class="ltr">!</span>]]』では、ジャッカル大魔王との戦いで<span class="ltr">80</span>が不在だったため、メビウスと重ね合わせた。
; プリンセスレイ{{R|超技102|UPM vol.2117}}
: 星涼子が指先から発射する赤外線を含んだ光線。第<span class="ltr">47</span>話で小さなグロブスクに使用したが、連続使用した結果、逆に刺激して巨大化させてしまった。
; メディカルガン{{R|超技102|UPM vol.2117}}
: 涼子が携帯している光の国で製造された特殊銃。怪我を治療する光線を発射する。第<span class="ltr">46</span>話でレッドキングに苦戦する<span class="ltr">80</span>を助けるために使おうとするが、「地球で生活する状況でこのような物に頼ってはならない」と<span class="ltr">80</span>に断られ、レッドキングを倒して猛の姿に戻る<span class="ltr">80</span>に預けた。
; 変身解除能力{{R|UPM vol.2117}}
: 涼子が指を鳴らしてガラガラ星人の変身を暴いた。
; エネルギー探知能力
: 涼子がバルタン星人（<span class="ltr">6</span>代目）の発する宇宙バリアα光線を探知した。また、バルタン星人が使う異次元空間の出口のエネルギーを探知している。
; セレニティショット{{R|Z完全超全集8}}
: 『大いなる陰謀』で使用。十字に組んだ腕から放つ必殺光線。

この他、格闘戦でもユリアンチョップ、ユリアンキック、ユリアン投げなどを披露している{{R|超技102|UPM vol.2116}}。

=== 他作品での活躍（ユリアン） ===
; 『[[ウルトラマンボーイのウルころ]]』
: 第181話、第182話、第256話に登場。
; 『[[ウルトラマンメビウス]]』
: 第<span class="ltr">1</span>話冒頭でのみ登場。[[ウルトラの母]]のもとで銀十字軍隊員として働いているという設定<ref>『てれびくんデラックス 愛蔵版ウルトラマンメビウス超全集』（小学館・2007年）付録「ウルトラ兄弟ひみつ図鑑」<!--ページ数表記なし--></ref>である。ウルトラの父の傍らでレオ、アストラ、<span class="ltr">80</span>とともに、ウルトラマンメビウスが地球に向かうのを見届けた。
; 映画『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』
: ウルトラマンスコット、ウルトラマンチャック、ウルトラウーマンベス、ウルトラマングレート、ウルトラマンパワード、ウルトラマンネオス、ウルトラセブン<span class="ltr">21</span>、ウルトラマンマックス、ウルトラマンゼノン、そして宇宙警備訓練生とともにベリアルに立ち向かうが、両ひざを強打されて倒される。そのまま、光の国の氷結に巻き込まれた。だがその後、ゼロがベリアルからプラズマスパーク・エネルギーコアを取り戻したことにより、光の国が元通りになって復活する。
; 映画『[[ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦<span class="ltr">!</span>ベリアル銀河帝国]]』
: 星涼子の姿で登場していないが、涼子役の[[萩原佐代子]]が声を担当。アナザースペースへと旅立つゼロに、他のウルトラ戦士とともにエネルギーを分け与え、光の国を襲撃したダークロプス軍団を迎え撃った。
:* 終盤の戦闘シーンでは、ユリアンが光線技を放つ描写が撮影されていたが、尺の都合などによりカットされた{{Sfn|ゼロTHE MOVIE超全集|2011|p=58|loc=「ユリアンの幻の光線発射シーン<span class="ltr">!?</span>」}}。
; Webドラマ『[[ウルトラギャラクシーファイト#『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』|ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀]]』
: 声は[[戸松遥]]が担当{{R|GFAC}}。本作品では光の国の王族でもあることからユリアン王女と呼ばれ、'''プリンセスマント'''をまとう{{R|Z完全超全集8}}。
: Chapter.1では、使節団としての公務でソラと惑星カノンを訪れた際にルーゴサイトに襲撃されるが、<span class="ltr">80</span>の介入によって事なきを得る。その後、宇宙警備隊本部にてゾフィーにルーゴサイトの襲撃を報告する。
: Chapter.3では、銀河連邦平和会議に向かっていたところを恐魔人ゼットに強襲され、惑星エビルに墜落する直前の王族専用宇宙船{{R|UYB21}}から辛くも<span class="ltr">80</span>とともに脱出する。ゼットが生み出した大量の人工ゼットン軍団を前に絶体絶命の危機に陥るが、タイガ、メビウス、そして宇宙警備隊に入って間もないウルトラマンゼットが救援に駆けつける。さらに、そこにゼロを始めとするウルトラリーグの面々が到着。グリージョとともにゼットン軍団相手に奮戦する。ウルトラリーグによってゼットン軍団は壊滅され、恐魔人ゼットもさらなる力を身に着けたウルトラマンタイガ トライストリウムレインボーの前に敗れ去る。しかし、ゼロとの一騎打ちに競り勝ったタルタロスによって人質にとられ、彼の生み出したナラクに拘束されてしまう。そして、幽閉されたナラクの空間で拘束された謎の戦士を目撃し驚愕する{{R|UYB21}}。

== 登場人物 ==
=== ウルトラマン ===
; {{読み仮名|矢的 猛|やまと たけし}}
: 本作品の主人公。ウルトラマン<span class="ltr">80</span>が自ら地球人に変身した姿<ref>『ウルトラマン大辞典』（[[中経出版]]・2001年）p.54.</ref>で、地球での推定年齢は<span class="ltr">22</span>歳{{R|UPM vol.2111}}。
: 日本の各地で異常現象を調査した結果、怪獣出現を確信。人間の悪の心が怪獣を生むと考え、子供たちに愛と勇気を教えるために教職を志し、新採の理科教師として桜ヶ岡中学校に赴任し、「一所懸命」を座右の銘に<span class="ltr">1</span>年<span class="ltr">E</span>組の教壇に立つ{{R|マガジン202032}}。鋭い観察力を買われ、オオヤマキャップのスカウトにより教師とUGM隊員を兼務することになるが、それゆえに学校やUGMの両方でも遅刻が非常に多い。校内ではこの兼務を林校長が承知していた。第<span class="ltr">12</span>話までのUGMにおける勤務時間は「日曜日と放課後だけ」となっていたが、第<span class="ltr">13</span>話以降は学校での勤務が劇中で描かれなくなった。『[[ウルトラマンメビウス]]』第<span class="ltr">41</span>話で、怪獣の出現が多発したことでやむを得ず途中で教職から退いたことが明らかになっている。
: 当初は、宇宙人としての立場から発言して指摘されて慌てる一幕もあったが、後にユリアン＝涼子に地球人としての言動を指導するまでになっている。シリーズのほとんどで見られる「正体を他人に知られてはいけない」ことで度々苦慮し、変身前に誰にも見られていないことを確かめるために周囲を見回したり、教え子たちを置いていけずに変身ができなくなり、正体を明かして地球を去る覚悟で別れの言葉を告げたこともある。
: 家族や兄弟はいないと自ら語っており、それゆえに宇宙人としての孤独感に苛まれることもあり、序盤では自分のクラスの生徒たちを心の支えにして彼らのために戦うと息巻くが「学園編」以降は再度閉塞感に駆られつつあった。しかし、第<span class="ltr">23</span>話でのオオヤマの説得を受けUGMを「地球における家族」と捉えるようになる。
: 空手は黒帯、変身前でもかなりの格闘能力を持つが、劇中では女子生徒に柔道で負けたこともあった。また、剣道も審判をこなせるほど得意である{{R|UPM vol.2111}}{{efn|猛を演じる長谷川も全国大会中学生の部で優秀個人賞を受賞し、関東大会や北海道大会では個人優勝している{{R|UPM vol.2118}}。}}。彼の発案によるシルバーガルの分離機能を有効活用した攻撃パターンは彼の名に因んでオオヤマに「フォーメーション・ヤマト」と命名された。
: 第<span class="ltr">50</span>話で、自分の正体とウルトラの星への帰還が迫っていた事情に気付いたオオヤマからの説得を受け、UGMの仲間たちがマーゴドンを倒したのを見届けて帰還を決意。涼子とともにUGMメンバーにお別れパーティーを開いてもらうなど、地球人としての最後の<span class="ltr">1</span>日を満喫した後、M78星雲に帰っていった。
:* 初期脚本『新ウルトラマン〈君にもなれるウルトラマン〉』では、ウルトラマンが好きで教育現場でウルトラマンの心を実践しようとする小学校教師である<span class="ltr">24</span>歳の地球人の青年・北条明がウルトラマンとなる素質を持っていて、怪獣から生徒を救うために命を落とすが、ウルトラ兄弟{{efn|ゾフィーからレオまでで[[ウルトラマンレオ#アストラ|アストラ]]は含まれていない。}}から「ウルトラマンになれる地球人の誕生を待っていた」とウルトラの生命を与えられる展開だった{{Refnest|group="出典"|<ref>LDのライナーノート</ref>{{R|TVMAGA超8102|UPM vol.214|HISTORICA32}}}}。
:
; {{読み仮名|星 涼子|ほし りょうこ}}
: 第<span class="ltr">43</span>話から登場。ユリアンが自ら地球人に変身した姿。「星涼子」という名は、宇宙船墜落のショックで記憶を失っていた際にオオヤマによって名付けられたもの{{R|UPM vol.2117}}。
: 自分の身代わりとなって命を落とした城野の遺言に従い、第<span class="ltr">44</span>話からUGMに参加する。彼女だけ隊服のデザインが違うことや入隊の経緯などから準隊員とされることが多いが、劇中に説明はない。
: 最初は地球人としての生活に慣れないせいか、テレパシーなどの特殊能力を安易に使ってしまい、地球人と同じ立場で過ごす姿勢を重んじる矢的に咎められることもしばしば。一方で矢的の恋人気取りの部分もあり、矢的が他の女性と親しそうにしていると焼きもちを焼くこともあった。<span class="ltr">80</span>に好意を持つため、言いつけを守って徐々にしおらしくなっていく。終盤にピンチの<span class="ltr">80</span>を助けようと禁を破って変身したことを矢的に咎められ、地球人に生まれたかったと涙を流した。
: 身体能力は高く、それを目の当たりにした城野にはオリンピックでの優勝は確実と評された。身体能力と柔軟性が高く、[[水泳]]や[[新体操]]が得意。

=== 桜ヶ岡中学校 ===
矢的猛が赴任した[[東京都]][[世田谷区]]内にある区立中学校{{R|UPM vol.2120}}{{efn|劇中の桜ヶ岡中学校は、映像では「区立中学」とあり、書籍『ウルトラマン大辞典』（中経出版・2001年）p.145.では「都立中学」と解説されている。また、桜ヶ岡中学校のシーンは東京都保谷市（現[[西東京市]]）の市立青嵐中学校でロケが行われた。}}。第<span class="ltr">13</span>話から生徒も教師も劇中に登場していないが、『ウルトラマンメビウス』第<span class="ltr">41</span>話で生徒たちのその後が描かれ{{efn|全員、本作品で生徒を演じた役者とは別人であるが、当初は本作品で生徒を演じた役者の出演も検討された{{R|メビウスAD}}。}}、この時点では統廃合で廃校となることが明かされており、校舎も取り壊しが決まっている{{R|マガジン202032}}。

==== 職員 ====
; {{読み仮名|林 憲之介|はやし けんのすけ}}
: 桜ヶ岡中学校の校長。外見はいつもマイペースでひょうきんな姿をみせているためか、教頭に注意されることが多いが、教師や生徒たちにはしっかり目を配っており、猛の人間性や行動にも理解を示している優れた教育者{{R|マガジン202032|UPM vol.2120}}。校内で猛のUGM勤務を承知している唯一の人物で{{R|マガジン202032}}、オオヤマと面識がある。
; {{読み仮名|野崎 クミ|のざき クミ}}
: 桜ヶ岡中学校の教頭。真面目で責任感が強いため少々口うるさく、ややヒステリックである{{R|マガジン202032|UPM vol.2120}}。赴任初日から遅刻した猛に対し、彼の教育方針に批判的な態度を取るなど、さまざまな場で厳しく臨んでいる{{R|マガジン202032|UPM vol.2120}}。内心では猛に共感しているとの設定もあったが、具体的に描かれないまま終わっている。
; {{読み仮名|相原 京子|あいはら きょうこ}}
: 猛とともに桜ヶ岡中学校に赴任した<span class="ltr">23</span>歳の新任の女性教師{{R|マガジン202032|UPM vol.2120}}。担当は[[体育]]{{R|マガジン202032|UPM vol.2120}}。入学式で見事な体操や鉄棒の腕前を披露し、ピアノ演奏もこなす文武両道の才媛だが{{R|マガジン202032}}、料理は苦手{{R|UPM vol.2120}}。野崎からの信頼も厚い{{R|マガジン202032|UPM vol.2120}}。「<span class="ltr">80</span>が恋人」と言ったこともあるが、憎からず猛のことを思って気にかけており、猛からも想いを寄せられて微妙な関係にあったが{{R|マガジン202032}}、「学園編」終了以降は劇中に登場していない。
; ノンちゃん
: 姓は山口{{R|マガジン202032|UPM vol.2120}}。明るく生徒からも人気のある桜ヶ岡中の若い女性事務員{{R|マガジン202032|UPM vol.2120}}。のちに彼女と瓜二つのUNDA気象観測班・小坂ユリ子が登場{{efn|演じたのは同じ白坂紀子。}}。

==== 1年<span class="ltr">E</span>組 ====
; ハカセ{{R|UPM vol.2120}}
: 本名・{{読み仮名|上野 博士|うえの ひろし}}{{R|UPM vol.2120}}。血液型は<span class="ltr">O</span>型。あらゆる事象をなんでも論理的に考えるインテリではあるが{{R|UPM vol.2120}}、クラスの人気者。第<span class="ltr">12</span>話では転入生の青山ミリー（ビブロス星人）と心の交流を持った。
: 『ウルトラマンメビウス』では、大学の研究員になっている。
; 落語
: 本名・'''鍛代 順一'''{{efn|演じた役者の名前と同名。}}。血液型は<span class="ltr">O</span>型。その名の通り、落語調で話す。猛の担当教科である理科が苦手。
: 『ウルトラマンメビウス』では、信用金庫に就職している。
; スーパー
: 名は「すすむ」{{R|UPM vol.2120}}。虫歯が多い。家がスーパーマーケットを営んでいるため、そのままあだ名になっている{{R|UPM vol.2120}}。母親の死後、父親と姉・広子の<span class="ltr">3</span>人暮らしだったが、姉が安心して結婚できるようにと再婚話を受けたふりをした父を誤解したこともあり{{R|UPM vol.2120}}、そのことで不登校に陥ったこともあった。
: 『ウルトラマンメビウス』では、家業のスーパーを継いでいる。
; ファッション
: 1年<span class="ltr">E</span>組の中心<span class="ltr">4</span>人組の紅一点で、ミス<span class="ltr">1</span>年<span class="ltr">E</span>組である。男勝りで活発な性格{{R|UPM vol.2120}}。血液型は<span class="ltr">O</span>型。
: 『ウルトラマンメビウス』では、既に結婚して<span class="ltr">3</span>児の母親となっている。
; {{読み仮名|塚本 幸夫|つかもと ゆきお}}{{efn|書籍によっては、「塚本幸雄」と記述している{{R|UPM vol.2120}}。}}
: 第<span class="ltr">2</span>話に登場。内気で、親友がいないことから不登校に陥ったが、献身的な猛の説得で登校を再開{{R|UPM vol.2120}}。<span class="ltr">80</span>に猛の姿を重ね合わせ、猛を<span class="ltr">80</span>だと信じ続けた。
: 『ウルトラマンメビウス』では自分を救ってくれた猛に憧れて教師となり、過去の自分と同じ不登校に陥った教え子を説得した。
; {{読み仮名|中野 真一|なかの しんいち}}
: 第<span class="ltr">3</span>話で登場。ガールフレンドのみどりをライバルに取られてしまった憎しみからマイナスエネルギーを発生させ、[[ホー (ウルトラ怪獣)|ホー]]を誕生させてしまう。しかし猛の説得で目覚め、危機に陥ったみどりを体を張って守った。のちに若い女性と結婚。
; {{読み仮名|大島 明男|おおしま あきお}}
: 第<span class="ltr">6</span>話に登場。自分は違う星で生まれた宇宙人だと思い込み、この地球には居場所はないと思っていた。しかし[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#UFO怪獣 アブドラールス|アブドラールス]]出現時に負傷した際、クラスメートたちの輸血によって助かったことで自分が地球人だと納得した。血液型は<span class="ltr">O</span>型。のちに天文学者となり、彗星を発見し彼の名に因んでオオシマ彗星と名付けた。
; {{読み仮名|岡島 アキラ|おかじま アキラ}}
: 第<span class="ltr">7</span>話に登場。仲間とともにロックバンドに熱中していた。
; マリ
: 第<span class="ltr">1</span>・<span class="ltr">12</span>話に登場した生徒。第<span class="ltr">12</span>話では、ファッションたちとともにハカセとミリーに嫌がらせをするが、のちに和解する。

=== UGM隊員 ===
; {{読み仮名|オオヤマ 一樹|オオヤマ かずき}}
: 年齢<span class="ltr">35</span>歳{{R|UPM vol.2112}}。UGMの隊長で、隊員たちからは「キャップ」と呼ばれている{{R|UPM vol.2112}}。劇中では触れられないが、甘党との設定がある。
: 元は地球防衛軍航空部隊特別訓練指揮官で、戦闘機の操縦に長けているため{{R|マガジン202032|UPM vol.2112}}、ジャックナイフ・フライトやマッハ<span class="ltr">2</span>での垂直降下などの、難度の高い操縦も難なくこなすエースパイロット。当初から登場のUGM極東エリア支部の所属隊員のなかでは唯一怪獣との実戦経験を持ち、過去<span class="ltr">5</span>年間現れなかった怪獣の活動の兆しと見られる現象が起きたことに警戒を強め、独自に調査を進めていた。
: イトウチーフの着任後は本部での総指揮が基本となる。
: 都内某所にある高級マンションに、自宅と思われる秘密のプライベートルームを所有している{{R|マガジン202032}}。
: 実力は高く、第<span class="ltr">13</span>話では[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#ドクロ怪人 ゴルゴン星人|ゴルゴン星人]]を倒している。また、並み外れた洞察力の持ち主で、猛の正体に気づいており、第<span class="ltr">50</span>話で猛の変身を制止した。ユリアンに星涼子という名前を命名した人物でもある。
: 猛以外の極東エリア支部の隊員の中では、一切所属に変動がなかった唯一の古参メンバー。
; {{読み仮名|イトウ 順吉|イトウ じゅんきち}}
: 第<span class="ltr">14</span>話から登場。オオヤマの招聘で極東エリアに赴任し、チーフ（副官）となった{{R|マガジン202032|UPM vol.2112}}。オオヤマの<span class="ltr">5</span>年後輩で、見習い時代に単身でエイリアンを捕らえて地球侵略計画を白状させた功績から、[[ヨーロッパ]]エリアに配属されていた{{R|マガジン202032}}。
: 前線に出ることが少なく、本部のパドックから指令するオオヤマに代わり、前線で直接指揮をする実務派。捜査のプロフェッショナルで自分を語らず{{R|マガジン202032}}、責任感が強くて厳しい面もあるが、気さくな性格で時折コミカルな面も見せる。家族には母親がいる。
: 以前からテレポーテーションの研究をしており、極東エリア赴任直後にザルドンの超能力に便乗して自らテレポートするという離れ技を披露した。第<span class="ltr">17</span>・<span class="ltr">18</span>話ではギマイラによって[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#人間怪獣 ラブラス|ラブラス]]に変えられ、ギマイラの攻撃を受けて命を失ったが、宇宙人だった恋人の星沢子の命によって蘇生している。
: 終盤において、オオヤマとともに猛の正体を知った。
; {{読み仮名|ハラダ 時彦|ハラダ ときひこ}}
: 年齢<span class="ltr">26</span>歳{{R|UPM vol.2112}}。イトウチーフ参加前は隊長の補佐役だった{{R|UPM vol.2112}}。漢気が強い熱血漢で、人一倍強い使命感を持ち、死地をも恐れない{{R|マガジン202032}}。だが、単純なお人好しで何かを思い込むと止まらない面がある{{R|マガジン202032}}。元アマチュアボクシングの日本チャンプという設定があり{{R|マガジン202032}}、野外を走り回っているのが似合うと自称する{{R|UPM vol.2112}}。兄弟が多いらしい。
: 第<span class="ltr">27</span>話でオーストラリアゾーンに転任したが{{R|マガジン202032}}、第<span class="ltr">50</span>話で再登場。
; {{読み仮名|タジマ 浩|タジマ ひろし}}
: 年齢<span class="ltr">23</span>歳{{R|UPM vol.2112}}。「人間コンピューター」と呼ばれるほどの判断力を有する人物で、射撃の名手でダイナミックショットを愛用し、ハラダ隊員と凸凹コンビを組むことが多い{{R|マガジン202032}}。温厚な性格だが、前面に立つことはあまりない{{R|マガジン202032}}。第<span class="ltr">20</span>話ではオコリンボールに襲われて仮死状態になってしまう。
: ハラダ同様、オーストラリアゾーンに転任したが{{R|マガジン202032}}、第<span class="ltr">50</span>話で再登場。
; {{読み仮名|城野 エミ|じょうの エミ}}
: UGMの紅一点で、年齢<span class="ltr">20</span>歳{{R|UPM vol.2113}}。北海道出身。宇宙生物学の権威の城野重蔵博士を父親に持つ{{R|マガジン202032}}。母親は既に他界。
: 通常はパドック内でのオペレーションを主任務として通信や連絡を担当しているが、操縦技術は男性隊員と互角で、調査任務にも出動する{{R|マガジン202032}}。目標はパリのUGMヨーロッパエリアの女性部隊のキャップになること{{R|UPM vol.2113}}。女性訓練生がUGMメンバーになれるのはほんの一握りであるため女性訓練生からは憧れの的となっている。猛の学校勤務中に事件が発生し、UGMへの連絡を促すために私服で桜ヶ岡中学校付近に現れたこともある。第<span class="ltr">30</span>話で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#変身宇宙人 ザタン星人|ザタン星人]]との会話がきっかけとなり、最終的にオオヤマやイトウよりも早い段階で猛の正体に気づくこととなる。シリーズ中期以降は、ヒロインの役回りが増加している{{R|マガジン202032}}。
: 第<span class="ltr">43</span>話で記憶を失っていたユリアンからもらったブレスレットを着けて外出したことが原因で[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#遊牧星人 ガラガラ星人|ガラガラ星人]]にユリアンと誤認されて捕らえられ、救出に来た猛を庇って致命傷を負ってしまう。その後、猛には地球をこれからも守るように、涼子（＝ユリアン）にはUGMの隊員となって猛を助けるように後事を託し、二人に看取られて殉職する。
: 第<span class="ltr">50</span>話で隊員全員が顔を揃えて猛＝80の帰還を見送る際、UNDA科学班が極秘に製作した彼女と瓜二つのアンドロイド・エミ{{efn|書籍によっては、'''ヒューマノイド・エミ'''と記述されている{{Sfn|全怪獣怪人・中|2003|p=353}}{{Sfn|円谷プロ全怪獣図鑑|2013|p=189}}。}}が登場する。
; {{読み仮名|フジモリ 新八郎|フジモリ しんはちろう}}
: 第<span class="ltr">27</span>話から登場。UGM三期訓練生出身で、ともに編制されたイケダとコンビを組むことが多い{{R|マガジン202032}}。銃器の扱いに慣れている{{R|マガジン202032}}。性格は基本的に明るいが、後輩の猛やイケダとはあまり打ち解けていない{{R|マガジン202032}}。また、作戦任務も地上での現場は少ない{{R|マガジン202032}}。個人的エピソードがほとんど描かれず、口数も少ないため、詳しい私的の部分には謎の部分が多い{{R|UPM vol.2112}}。
; {{読み仮名|イケダ 登|イケダ のぼる}}
: 第<span class="ltr">27</span>話から登場。UGM六期訓練生出身。性格は極めて陽性で、事件の渦中で出会う子供たちと気が合う{{R|マガジン202032}}。猛とコンビを組むことも多く、猛を「先輩」と呼んで慕っている{{R|マガジン202032}}。やまなみ村の出身で{{R|マガジン202032}}、叔父夫婦もそこに在住。
: 劇中で地球防衛軍戦闘機、スカイハイヤー、シルバーガル、エースフライヤーの<span class="ltr">4</span>機全てに搭乗している唯一のUGM隊員である{{R|マガジン202032}}。

=== その他 ===
; ナンゴウ長官
: UGMの上層部である、地球防衛軍UNDA極東エリア支部の長官。オオヤマとUGMメンバーを良く信頼し、地底人との和平に賛意を示すなど、良心的な上官として描かれている。
; イシジマ副官
: ナンゴウ長官の部下で、参謀的存在の人物。第<span class="ltr">17</span>話ではタカ派で高圧的ながらも、ミスを素直に認められる誠実さを見せていた。しかし、第<span class="ltr">22</span>話では地底人を怖れるあまり独断で攻撃命令を出してナンゴウに麻酔銃で狙撃されるという失態を見せ、それ以降は登場していない。
; {{読み仮名|セラ 照夫|セラ てるお}}
: 第<span class="ltr">15</span>話から登場した、UNDA広報班の<span class="ltr">1</span>人{{R|UPM vol.2110}}。恰幅のよい外見から少年時代は「セラっちょ」や「デブっちょ」と呼ばれていた。
: 取材も兼ねて事件現場に同行したこともある。第<span class="ltr">30</span>話では、自身が先輩と呼んで慕っていた土山記者をザタン星人に殺害されている。
; {{読み仮名|小坂 ユリ子|こさか ユリこ}}
: 第<span class="ltr">21</span>話から登場した、UNDA気象観測班の<span class="ltr">1</span>人{{R|UPM vol.2110}}。桜ヶ岡中学校のノンちゃんに似ている。しばしばUGM隊員に気象情報を伝えに現れる。
; ジャン
: 第<span class="ltr">13</span>話のナンゴウ長官の報告で、何者かによって暗殺されたヨーロッパエリアのキャップ。名前はオオヤマの台詞からだが、同話では北アメリカエリアのキャップも何者かに暗殺されたと報告されているが、ともに詳細な人物像は不明。

== UGM ==
{{読み仮名|UGM|ユージーエム}}とは「'''U'''tility '''G'''overnment '''M'''embers」の略称で、世界各国の軍隊を総括する[[国際連合]]直轄の総合軍事組織'''地球防衛軍UNDA''' ('''U'''nited '''N'''ations '''D'''efence '''A'''rmy)の極東エリアに所属する怪獣・怪奇事件専門チーム{{R|マガジン202032|UPM vol.2110}}である。

2,000人以上の候補者の中から選抜されたエリート部隊で、宇宙人や怪獣の起こす事件の調査、分析、捜査を中心に日夜活動している{{R|UPM vol.2110}}。

UGMを含むUNDAの基地はカナダ、アメリカ、北ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、アジア、極東（日本）、オーストラリア、アフリカに点在する{{efn|劇中ではUNDAの一般隊員と一般将兵の区別は明確ではない。}}ほか、月面にもムーンベースが存在する。

=== 地球防衛軍極東エリア基地 ===
東京近郊にある広大な施設{{efn|イメージは[[神奈川県]][[厚木市]]基地{{R|マガジン202032}}。UGM本部は、当時、東京都八王子市に移転したばかりだった[[東京薬科大学]][[薬学部]]八王子キャンパスで行われた。基地研究部は同大学の生協地下環境衛生センターで、女子隊員の会話は八王子市山田にある同学女子寮で撮影された。}}。敷地内には、最先端科学の粋が結集した電子機器が設置されたUGM隊員の司令室・通称「パドック」を要するUGM日本支部専用の基地を始め、全宇宙の情報を持つ宇宙観測センターや分析室、UGM・防衛軍両隊員のためのトレーニングセンターや野外射撃場など、充実した人員用の設備は勿論、地上と地下にある各メカの格納庫や防衛軍と共用の戦闘機用の滑走路、管制塔や整備施設、スペースマミーの発進ゲート、敵の襲撃時に使用される戦車や砲台まで備える{{R|マガジン202032|UPM vol.2110}}。第<span class="ltr">14</span>話で、ザルドンに一部破壊された。物語中期以降からUGMの基地機能は、新たに建設されたUGMの文字を形取った建物へと移設された。第<span class="ltr">25</span>話のナレーションではUNDA極東エリア基地で働く隊員は二千名、うち三割が女子隊員。

また、調査のためにチームの臨時拠点として野営キャンプを組むこともあった{{R|UPM vol.2110}}。

* パドックは、一段低い位置に各種機器が配されたパーテーションを組むために、床下を重機を使用して掘り込んでステージの床が改造された{{R|UPM vol.3729}}。

=== 装備 ===
==== 隊員服 ====
; UGMスーツ{{Sfn|白書|1982|p=152}}{{R|UPM vol.2114}}（UGM隊員服{{R|マガジンVOL.233}}）
: UGMの隊員服は特殊合成繊維で作られており、耐熱・耐寒性に優れ、外気温が摂氏1500度から零下100度までなら、服の内側を常時<span class="ltr">26</span>度に保つことができる{{efn|25話の劇中セリフにて言及。実際は、出演者曰く「夏は風通しが悪いので暑いし、冬は生地が薄いので寒かった」。}}。放射能や有害光線を防ぐこともでき、動きやすい。オレンジ色を基調に、襟や肩、ブーツなどにメタリックシルバーが配色されている。涼子のスーツは他の隊員とは異なり準隊員用のものであるため{{Sfn|新大全集|1994|p=96}}{{R|UPM vol.2114}}、赤と白の配色となっている。右胸には「UGM」の文字と四角形の階級証が付けられている。階級証は、斜線が一本入った小さな正方形の両側に長方形が<span class="ltr">1</span>個ずつ配置されたもの（オオヤマ、イトウ）、長方形の中央が一本の縦線で仕切られているもの{{efn|ハラダ、フジモリ。イトウも登場時からしばらくの間はこれをつけていた。}}、長方形（前出<span class="ltr">4</span>名以外）の<span class="ltr">3</span>種類が劇中確認できる。

この他、白の半袖カッターシャツに隊員服と同様の図柄が付いたものに、濃紺のネクタイとズボンという組み合わせの服が存在する{{efn|第<span class="ltr">14</span>・<span class="ltr">17</span>・<span class="ltr">18</span>話でイトウが外出する際に着用した。}}。その他、最終回でオーストラリアゾーンから駆けつけたハラダとタジマが黄色の制服を着用している。

また、セラ・ユリ子ら広報勤務の隊員は専用の制服や作業服を、UNDAの一般将兵は当時の自衛隊員に似た戦闘服を、ナンゴウ長官ら高級幹部は専用の礼服を、それぞれ着用している。

第<span class="ltr">23</span>話では、スペースマミーのエアロックに積載された'''UGM宇宙服'''{{R|UPM vol.2114}}を着用している。

* デザインは山口修が担当{{R|UPM vol.0331|UPM vol.214}}。従来のシリーズで使用されていたジャージから硬めの伸縮性の高いものが使用されている{{Sfn|新大全集|1994|p=96}}{{R|UPM vol.0331}}。

==== 銃器類・特殊装備 ====
; UGMヘルメット{{R|UPM vol.2114}}
: 特殊金属とプラスチックで作られたヘルメットで、軽量で怪獣の攻撃を受けても壊れないほど丈夫にできている高硬度である{{R|マガジン202032}}。超高性能トランシーバーも内蔵している。
; 酸素マスク{{R|UPM vol.2114}}
: 有毒ガスから隊員の生命を守るための装備で、酸素タンクをベルトにセットする。
; ライザーガン{{R|UPM vol.2114}}
: UGM隊員が携帯する小型電気発火銃で、カートリッジの交換でレーザー銃や火炎銃、麻酔銃になる{{R|マガジン202032|マガジンVOL.233}}。
:* 金属製のものが一丁とそれ以外のものはポリ樹脂製のものが使用されている{{Sfn|新大全集|1994|p=96}}。
; ダイナミック・ショット{{R|UPM vol.2114}}
: 素早い分解、組み立てが可能な傾向性に優れる中型光線速射銃で、強力光熱弾を連射する。<span class="ltr">80</span>の変身アイテム・ブライトスティックを取り付けることでベータ線を照射できる{{R|UPM vol.2111}}。
; モンス・センサー{{R|UPM vol.2114}}
: 地底に潜む怪獣の動きを探る探知機。モンスター反応と呼ばれる怪獣のエネルギーを検出・分析する装置となっている{{R|画報下|マガジン202032}}。
; エイリアン探知機{{R|UPM vol.2114}}
: 宇宙人の生命反応を探知して、正確な動きや居場所を調べることが可能な高性能のセンサー。
; 通信機{{R|UPM vol.2114}}
: 非番の隊員が携帯しており、パドックと遠く離れた場所からでも連絡を取ることが可能。

==== 航空機・宇宙船 ====
* 3機の主要航空メカのデザインは、[[ポピー (玩具メーカー)|ポピー]]（現バンダイ）が担当{{R|マガジン202032|夢のかけら64}}。

:{{機動兵器
|名称=スカイハイヤー
|全長=19m{{R|UPM vol.2114|夢のかけら126}}
|全幅=約17.7{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|全高=約6{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|最高速度=マッハ5.5{{R|UPM vol.2114|夢のかけら126}}
|乗員=1名{{R|UPM vol.2114}}
}}
; スカイハイヤー{{R|UPM vol.2114}}
: 単座式主力多目的[[垂直離着陸機|VTOL]]戦闘攻撃機{{R|マガジン202032}}。原子力[[ジェットエンジン]]3基を搭載。機首と羽根を折り畳むことで戦車形態{{R|画報下}}に変形させて地上戦を行う機能もあるが、劇中未使用{{R|夢のかけら126}}{{efn|ミニチュアも制作されたが、映像で使用されたのは[[ポピニカ]]の<span class="ltr">CM</span>のみ{{Sfn|円谷プロ図録|2013|p=24}}。}}。主武装は主翼内の近距離レーザー砲、[[エンテ型|カナード]]翼下のレーザーショック砲、レーザーショック砲との換装による空対地ミサイル、熱線'''ファイヤーストリーム'''{{R|マガジン202032|マガジン202042}}、機首左右の砲門から発射する核プラズマ砲{{R|UPM vol.2114}}。その他に爆弾倉内に各種兵装、機首にはレーダーの他に怪獣の能力を画像で分析する'''ボディリサーチ・レイ'''{{R|マガジン202042}}など様々な装備が搭載される。
:* ミニチュアのうち<span class="ltr">1</span>機は、特撮監督の[[原口智生]]が所有している{{R|夢のかけら64}}。
:{{Clear}}
:{{機動兵器
|名称=シルバーガル
|全長=12{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|全幅=約16{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|全高=5.7{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|最高速度=マッハ6.3{{R|UPM vol.2114}}
|乗員=2名{{R|UPM vol.2114}}
|2名称=α号
|2全長=約12.6{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|2全幅=約16{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|2全高=約3{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|2乗員人数=1名{{R|UPM vol.2114}}
|3名称=β号
|3全長=約9{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|3全幅=約11.5{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|3全高=3{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|3乗員人数=1名{{R|UPM vol.2114}}
}}
; シルバーガル{{R|UPM vol.2114}}
: 複座式多用途VTOL戦闘攻撃機{{R|マガジン202032}}。[[ティルトローター]]全翼機のβ号の上部に高速機のα号を重ねた機体形状。合体時の操縦席はα号のコクピットにタンデム配置だが、分離時にセカンドシートが後方へ移動しβ号に移乗する{{efn|飛行中の再合体シーンは<span class="ltr">13</span>話で見られる。}}。武装はβ号機体上部の空対地ミサイル発射機を除く各機の全武装。分離形態では、先行して急上昇するα号で怪獣に上を向かせ、その隙を突いてβ号がジャックナイフ・フライトで下から攻撃する「フォーメーション・ヤマト」を行える{{R|マガジン202042}}。なお、この戦法は『[[ウルトラマンメビウス]]』のGUYSにも受け継がれている。戦法としては有効だが、タイミングを間違えば大惨事になりかねない手段でもあり、[[パイロット (航空)|パイロット]]の[[コンビネーション]]が重要となってくる。
:; α号{{R|UPM vol.2114}}
:: 武装は主翼内のレーザー砲（ファイヤーストリーム）、主翼付け根のレーザーショック砲、スカイハイヤーと同じく換装装備の空対地ミサイル。
:; β号{{R|UPM vol.2114}}
:: 主武装は機体下部{{efn|第<span class="ltr">5</span>話から上部に変更。}}のミサイル発射機、主翼内のレーザー砲。胴体内の爆弾倉に各種作戦装備、ミサイルなどが装備可能。両機とも原子力ジェットエンジンを<span class="ltr">2</span>基ずつ搭載。
:{{Clear}}
:{{機動兵器
|名称=スペースマミー
|全長=150{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|本体幅=約60{{nbsp}}m（艦体幅）{{R|UPM vol.2114}}
|翼長=約120{{nbsp}}m（主翼幅、主翼展開時）{{R|UPM vol.2114}}
|全高=約50{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|最大速度={{Plainlist|
* マッハ<span class="ltr">5</span>（大気圏内）{{R|UPM vol.2114}}
* 光速の数{{nbsp}}%（宇宙空間）{{R|UPM vol.2114}}
}}
|乗員=6名{{R|UPM vol.2114}}
}}
; スペースマミー{{R|UPM vol.2114|マガジンVOL.326}}
: 本来は宇宙空間での作業を目的とする外宇宙惑星探査船{{R|マガジン202032}}として建艦された大型宇宙母艦兼前線での移動指令基地。大気圏内では補助用の原子力ジェットエンジンで飛行、宇宙空間では主翼を折りたたんで三基の[[光子]]エンジンで航行し、数時間で地球 - 火星間を往復する能力があり、最長<span class="ltr">6</span>カ月間の連続長期航行が可能。艦橋兼司令塔は、通常位置から前傾姿勢の航空機発艦管制モード、倒立位置の全周警戒モードへの可動が可能。武装は光子レーザー砲、大型ミサイル発射機各<span class="ltr">1</span>門、第<span class="ltr">28</span>話で艦体左右にプラズマミサイル発射機<span class="ltr">2</span>門、第<span class="ltr">37</span>話で艦体下部に迎撃ミサイル発射機<span class="ltr">2</span>門が追加される{{R|マガジン202032}}。また艦首に小型戦闘機を搭載している（劇中未使用）{{R|マガジン202032}}。また大気圏内ではスカイハイヤー、シルバーガルの母艦としても運用される。
:* 発進シーンは、当時東宝映像に所属していた河北と高野による合わせ技となっている{{R|特撮全史}}。
; 地球防衛軍戦闘機{{R|UPM vol.2114}}
: UNDAが多数保有する単座双発戦闘攻撃機で、<span class="ltr">3</span>機編制で<span class="ltr">1</span>個小隊を組む{{efn|そしてしばしば<span class="ltr">3</span>機まとめて撃墜された。}}。[[F/A-18 (航空機)|F/A-18 レガシーホーネット]]が機体ベースであり{{R|マガジン202032}}、単垂直尾翼への変更、機首へのカナード翼の追加、水平尾翼の廃止などの改造が施されている{{efn|書籍『君はウルトラマン<span class="ltr">80</span>を愛しているか』の<span class="ltr">72</span>頁ではF/A-18ホーネットではなく、YF-17コブラが機体ベースと書かれたがこれは同人誌記載の記事を転載した誤り。本によってはF-16を改造と記載した誤りもある{{Full|date=2013年<span class="ltr">7</span>月}}。}}。最大速度マッハ5.5。主武装は主翼下の空対地ミサイル。
:* ミニチュアはハセガワの1/32プラモデルの改造{{Sfn|円谷プロ図録|2013|p=25}}。
:{{機動兵器
|名称=エースフライヤー
|全長=15{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|最高速度=マッハ5.5{{R|UPM vol.2114}}
|乗員=1名{{R|UPM vol.2114}}
}}
; エースフライヤー{{R|UPM vol.2114}}
: 第<span class="ltr">15</span>話から登場。地球防衛軍戦闘機をベースにVTOL機能などを追加した指揮官用カスタマイズ単座戦闘機{{R|マガジン202032}}。極東エリア基地ではイトウチーフの専用機として用いられることが多い{{R|マガジン202032}}。基本武装はレーザーショック砲だが、劇中ではミサイル発射機を主に使っていた{{R|マガジン202032}}。旋回性能はスカイハイヤーより劣っている{{R|マガジン202042}}。
; UGMオーストラリア機{{R|UPM vol.2114}}
: 最終話に登場。オーストラリアゾーンから救援に駆け付けた、ハラダ、タジマ隊員が搭乗した[[A-4 (航空機)|A-4 スカイホーク]]をベースとしたオーストラリアエリア専用機。燃料が切れる寸前のスカイハイヤーに空中給油し、マーゴドンを冷凍弾で凍らせる活躍を見せた。
; オリオン号{{R|UPM vol.2114|マガジンVOL.323}}
: 第<span class="ltr">16</span>話に登場した高性能の宇宙観測船。宇宙を定期的に調査していると思われ、[[海王星]]と[[冥王星]]の中間地点で漂流していたルリヤ星人のスノーアートを回収し、地球へ持ち帰った。
; ムーンセレナーデ号{{R|UPM vol.2114|マガジンVOL.325}}
: 第<span class="ltr">20</span>話に登場したUNDAの大型宇宙艇。地球へ帰還する隊員<span class="ltr">50</span>名を乗せてムーンベースから地球へと向かっていたが、宇宙空間で無数の吸血ボールの襲撃を受けて消滅した。
; スペース<span class="ltr">7</span>号{{R|UPM vol.2114|マガジンVOL.323}}
: 太陽系外の惑星探査に用いられるUNDAの宇宙探査船で、第<span class="ltr">23</span>話でT28星雲・アメーザ星のエネルギー資源探査から帰還する際に、乗組員がエンジンルームに侵入していた宇宙アメーバに襲われた。
:* ミニチュアは『スターウルフ』に登場したバッカスIII世の改造{{Sfn|君はウルトラマン<span class="ltr">80</span>を愛しているか|2006|pp=76、79}}。

==== 車両・潜航艇 ====
UGMの車両はその他に、[[ホンダ・クイント]]の<span class="ltr">5</span>ドア<span class="ltr">HB</span>やジープ、トラックなどが登場している。

:{{機動兵器
|名称=スカウターS7
|全長={{Plainlist|
* 4.32{{nbsp}}m{{要出典|date=2023年<span class="ltr">8</span>月}}
* 4.28{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
}}
|全幅=1.67{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|全高=1.27{{nbsp}}m{{R|UPM vol.2114}}
|最高時速=750{{nbsp}}km{{R|UPM vol.2114}}
|乗員=4名{{R|UPM vol.2114}}
}}
; スカウターS7{{R|UPM vol.2114}}
: 2人乗りの超高速特殊自動車。非武装で、パトロールや怪獣の誘導、敵基地の偵察に使用される。[[マツダ・RX-7#初代 SA22C（FB3S）型（1978年 - 1985年）|マツダ・RX-7（SA22C型）]]をベースとしている{{R|マガジン202032|マガジンVOL.233}}。高性能通信機など七つの秘密装備が内蔵されており（劇中未使用）{{R|マガジン202032}}、S7とはシークレットセブンの意味である。
:{{Clear}}
; ゴリゴンUGM（設定のみ、本編未登場）{{R|夢のかけら126}}
: 特殊装甲自動車で小型コンピューターや各種レーダーを装備する移動基地でもある。定員<span class="ltr">5</span>名、全長6.6メートル、最高時速291キロメートル。
; レッドスクーパー（設定のみ、本編未登場）{{R|夢のかけら126}}
: 2人乗りの[[地底戦車|地底探索タンク]]。全長6.2メートル、最高時速145キロメートル。
; ドルフィンATM（設定のみ、本編未登場）{{R|夢のかけら126}}
: 2人乗りの小型原子力潜航艇。全長12.5メートル、最高速度89{{nbsp}}kt/h、水上145{{nbsp}}kt/h。

これら以外に、イトウチーフがヨーロッパからの着任時に搭乗した[[F-16 (戦闘機)|F-16 ファイティングファルコン]]、第<span class="ltr">22</span>話でゴモラ<span class="ltr">II</span>を攻撃した[[F-4 (航空機)|F-4ファントム]]戦闘機、第<span class="ltr">24</span>話でロボフォーを相手に対空戦闘を行った戦車[[レオパルト<span class="ltr">1</span>]]などの西側陣営現用の実在兵器も多数登場している。また、UNDA一般隊員は[[M16自動小銃#XM16E1, M16A1 (モデル603)|M16A1]]を携行している。

==== その他の装備 ====
; 惑星破壊ミサイル{{Sfn|円谷プロ全怪獣図鑑|2013|p=183}}
: 第<span class="ltr">19</span>話に登場した大型ミサイル。地球に迫る巨大な[[自由浮遊惑星|はぐれ星]]「レッドローズ」の迎撃を目的とした「ローズ・プロジェクト」によって開発された。世界各国が持つ全ての[[核兵器]]を搭載したロケットで、<span class="ltr">5</span>発のロケット「レッドサタン号<ref>名称はCD-ROMソフト『ウルトラマン図鑑<span class="ltr">3</span>』（[[講談社]]・1998年）『ウルトラマン<span class="ltr">80</span>』「UGM・メカニック」の「レッドサタン号」解説文p.1による。</ref>」がドッキングし、「レッド<span class="ltr">1</span>」{{R|UPM vol.2114}}と呼ばれる形態となった後に目標に突入する。
: [[五大国]]から計<span class="ltr">5</span>発のロケットが打ち上げられた後、スペースマミーの誘導を受けてポイントUUV248でドッキングを行い、ポイントUUV261でレッドローズに命中。これを消滅させた。しかし、爆発によって周囲にあった四つの惑星が破壊され、そのうちの一つであるガウス星の生物が放射能によって怪獣[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#惑星怪獣 ガウス|ガウス]]になってしまった。
; R1ミサイル{{R|UPM vol.2114}}
: 第<span class="ltr">27</span>話に登場した多段式の大型ミサイル。[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#アメーバ怪獣 アメーザ|宇宙アメーバ]]に乗っ取られ、地球へと降下してくるスペース<span class="ltr">7</span>号の迎撃に使用された。スペース<span class="ltr">7</span>号の船内に矢的が取り残されたために自爆シーケンスが取られたが、隕石との接触によって自爆装置が故障しており、スペースマミーの迎撃ミサイルによって破壊された。
; 気球{{R|UPM vol.2114}}
: タジマが搭乗し、ダイナミックショットで[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣#騒音怪獣 ノイズラー|ノイズラー]]を攻撃した。

== 音楽 ==
音楽は、本作品や[[平成ウルトラセブン|平成セブン]]、<span class="ltr">OV</span>版『[[ウルトラマンネオス]]』でも流用される『ザ☆ウルトラマン』の追加録音分と挿入歌の作曲を担当した[[蒔田尚昊|冬木透]]が続投。木村昇による主題歌アレンジも含め、お馴染みの管弦楽編成で楽曲を提供している。また、一部の曲では当時の特撮作品の音楽としては珍しく、[[シンセサイザー]]も取り入れられているが、まだ楽器としての完成度が低かった時代のため、効果音的な用い方にとどまっている。また、怪獣が倒れる音などの効果音の作成にもシンセサイザーが用いられていた。なお、第<span class="ltr">18</span>話や第<span class="ltr">49</span>話ほかでの使用が印象的な女声スキャット曲は『[[宇宙戦艦ヤマト]]』などで知られる[[川島和子]]の歌唱によるもの。作曲者や製作会社は別だが、ブリッジ音楽は『[[バトルホーク]]』の曲が流用されている{{efn|選曲は本作品同様、小原孝司が担当。}}。

また、UGMの出動テーマ曲では[[ワンダバ]]コーラスが復活。放映当時に発売された本作品のサントラ盤『ウルトラマン<span class="ltr">80</span>テーマ音楽集』に「ワンダバUGM」という曲名で収録され、それまで通称だった「ワンダバ」がここで初めて正式な曲名に昇格した。この曲は劇中のほか、第<span class="ltr">31</span>話以降の次回予告にも使用された{{efn|のちに日本テレビ系の『[[スポーツMAX]]』の<span class="ltr">1</span>コーナー「野球防衛軍」のテーマ曲にも流用された（2002年）。}}。

=== 主題歌 ===
4曲ある主題歌を担当したTALIZMANは当時、新進気鋭のロックバンドとして同年<span class="ltr">3</span>月にレコードデビュー。ヴォーカルは、TALIZMANのメンバーで、HARRY・ハーリー木村の名前でのソロ活動も多かった木村昇。

円谷作品の顔とも言えるオープニングタイトルは、画面奥から無数のガラスの破片が渦を巻いて手前に迫り、「ウルトラマン<span class="ltr">80</span>」の文字を構成する。これは強化ガラスの上に粒状のガラスと、アクリル製の文字を配置しておき、これをパチンコ（スリングショット）で打ち抜き、落下する様子を真上からカメラを回転させて撮るという手間の掛かった映像となっている。また、第<span class="ltr">3</span>話より作品タイトルのロゴが赤く着色された。第<span class="ltr">31</span>話からは大幅に省略され、メインタイトルの直後に本編アバンタイトルに入る構成へ変更された。

オープニング映像については、前半は『ウルトラ<span class="ltr">Q</span>』から『ウルトラマン<span class="ltr">A</span>』までの流れを汲む<span class="ltr">80</span>のシルエット映像を使った物になっている。このシルエットは従来の作画による映像ではなく、実際にアクターが動いている姿を撮影したフィルムをモノクロネガにして使用したもので、コマ落ちやスローモーションを光学合成で配したアクロバティックな演出となっている。（<span class="ltr">5</span>話から背景が変更されている）第<span class="ltr">33</span>話からは、矢的猛の活躍場面と特撮のスペクタクルシーン{{efn|『[[ウルトラマンレオ]]』の第<span class="ltr">1</span>、<span class="ltr">2</span>話の津波シーンや本作品の第<span class="ltr">2</span>話、<span class="ltr">9</span>話の市街地破壊シーン。}}を織り交ぜたものに変更されている。

それまでのウルトラシリーズでは、その回に登場する怪獣や宇宙人の紹介を主に<span class="ltr">OP</span>の最後に「○○怪獣（星人）××登場」といった形式の表記を行っていたが{{efn|怪獣・宇宙人紹介を行わない『ウルトラセブン』は除く。}}、本作品ではこれが無くなり、代わりに基本的に劇中で怪獣などが登場する際に「クレッセント」というような名前のみのテロップが画面下に表示される形式を採っている。

実写作品のウルトラシリーズとしては初めてエンディングパートが設けられた{{efn|前作『ザ☆ウルトラマン』の流れを汲んだものでもある。}}。エンディング映像は最終回を除き、こちらは『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンレオ』のオープニング同様にUGMのメカニックを全面的に押し出した映像であった{{efn|スカイハイヤーのスペースマミー内カタパルトからの発艦シーン、各UGM航空機の雲海上の飛行シーン、スカイハイヤーとシルバーガルの格納庫出走シーン、シルバーガルα号と同β号の滑走路離陸シーン、スカウターS7の走行シーン。}}。

==== オープニングテーマ ====
; 「[[ウルトラマン80 (TALIZMANの曲)|ウルトラマン<span class="ltr">80</span>]]」（第1 - 39話）
:* 作詞：[[山上路夫]] / 作曲・編曲：[[木村昇 (歌手)|木村昇]] / 歌：[[TALIZMAN]]
: 第<span class="ltr">32</span>話では挿入歌として使用された。
:
; 「がんばれウルトラマン<span class="ltr">80</span>」（第40 - 50話）
:* 作詞：山上路夫 / 作曲・編曲：木村昇 / 歌：TALIZMAN、[[音羽ゆりかご会|コロムビアゆりかご会]]
: 第47 - 49話では挿入歌として使用された。

==== エンディングテーマ ====
; 「[[ウルトラマン80 (TALIZMANの曲)#収録曲|レッツ・ゴー・UGM]]」（第1 - 39話）
:* 作詞：山上路夫 / 作曲・編曲：木村昇 / 歌：TALIZMAN
:
; 「地球人だよ」（第40 - 49話）
:* 作詞：山上路夫 / 作曲・編曲：木村昇 / 歌：TALIZMAN、コロムビアゆりかご会

=== 挿入歌 ===
; 「心を燃やすあいつ -矢的猛の歌-」（第<span class="ltr">50</span>話）
:* 作詞：満田かずほ / 作曲：冬木透 / 編曲：[[武市昌久]] /歌：ぬまたこうじ
: 80とユリアンが[[M78星雲]]へ飛び立つシーンをバックにした最終話のローリングタイトルで歌入りで使われたほか、インストゥルメンタル版をドラマの締めくくりに使用した回も見られた。

その他、第<span class="ltr">15</span>話では「[[ザ☆ウルトラマン#挿入歌・イメージソング|怪獣レクイエム]]」が、劇中で城野エミ隊員によって歌われた。第<span class="ltr">44</span>話では「[[ウルトラセブン#主題歌・挿入歌|ウルトラセブンの歌]]」が使用された。

== キャスト ==
=== レギュラー・準レギュラー ===
本作品では主役オーディションは行われたものの、該当者がいなかったため、長谷川がオファーされたという{{R|UPM vol.2118}}。

* 矢的猛：[[長谷川初範]]
* オオヤマ：[[中山仁]]（第<span class="ltr">19</span>・<span class="ltr">20</span>話を除く）
* イトウ順吉：[[大門正明]]（第<span class="ltr">14</span>話 - ）
* ハラダ：[[無双大介]]（第1 - 26・<span class="ltr">50</span>話）
* タジマ：[[新田修平]]（第1 - 26・<span class="ltr">50</span>話）
* エミ（第1 - 43話）、舞姫（第<span class="ltr">26</span>話）、アンドロイド・エミ（第<span class="ltr">50</span>話）：[[石田えり]]
* フジモリ新八郎：[[古田将士|古田正志]]（第<span class="ltr">27</span>話 - ）
* イケダ登：[[岡元八郎|岡本達哉]]（第<span class="ltr">27</span>話 - ）
* 星涼子：[[萩原佐代子]]（第<span class="ltr">43</span>話 - ）{{efn|萩原は[[千葉真一]]の[[ジャパンアクションクラブ]]に入門して、トランポリンや体の回転の仕方を習い、撮影に臨んだ<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.asagei.com/excerpt/102743 |title=1～<span class="ltr">10</span>位 頂点はあのグラマラスボディな<span class="ltr">2</span>人が一騎打ち |accessdate=2018-05-09 |date=2018-05-06 |website=[[Asagei plus]] |work=萌える！特撮ヒロイン総選挙（<span class="ltr">3</span>） |publisher=[[徳間書店]] <!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180508051623/https://www.asagei.com/excerpt/102743 |archivedate=2018-05-08--> }}</ref>。}}
* セラ照夫：杉崎昭彦（第<span class="ltr">15</span>・18 - 20・<span class="ltr">24</span>・<span class="ltr">26</span>・27 - 30・<span class="ltr">32</span>・35 - 38・<span class="ltr">40</span>・<span class="ltr">43</span>・46 - 50話）
* ノンちゃん（第1 - 10・<span class="ltr">12</span>話）、小坂ユリ子（第21 - 32・35 - 42・45 - 50話）：[[白坂紀子]]
* 校長：[[坊屋三郎]]（第1 - 7・<span class="ltr">9</span>・<span class="ltr">10</span>・<span class="ltr">12</span>話）
* 教頭：[[和田幾子]]（第1 - 7・<span class="ltr">9</span>・<span class="ltr">10</span>・<span class="ltr">12</span>話）
* 相原京子：[[浅野真弓]]（第1 - 5・7 - 10話）
* スーパー：清水浩智（第1 - 10・<span class="ltr">12</span>話）
* ファッション：久野みどり（第1 - 10・<span class="ltr">12</span>話）
* 落語：鍛代順一（第1 - 10・<span class="ltr">12</span>話）
* ハカセ：上野郁巳（第1 - 10・<span class="ltr">12</span>話）
* ナレーター：[[屋良有作]]{{efn|新番組予告は[[蟹江栄司]]。第<span class="ltr">13</span>話までのナレーターは<span class="ltr">LD</span>解説とシナリオによると、当時、TBSアナウンサーだった[[鈴木史朗]]になっている。}}

=== 主なゲスト出演者 ===
* ミドリ：鈴木真代（第1 - 3話）{{efn|第<span class="ltr">2</span>話はノンクレジット。}}
* マリ：秋元美智恵（第<span class="ltr">1</span>・<span class="ltr">12</span>話）
* UGM整備士：[[神澤信一]]<ref>DVDの特典ディスクより判明。</ref>（第<span class="ltr">1</span>話）{{efn|[[カメオ出演]]。}}
* 塚本幸夫：藤原哲也（第2 - 4話）{{efn|第<span class="ltr">3</span>・<span class="ltr">4</span>話はノンクレジット。}}
* 幸夫の母：小笠原まりこ（第<span class="ltr">2</span>話）
* 中野真一：[[斉藤康彦]]（第<span class="ltr">3</span>話）
* 北川先生：[[中丸新将|中丸信]]（第<span class="ltr">3</span>話）
* 広子：[[島本須美]]（第<span class="ltr">4</span>話）
* スーパーの父：[[武藤英司]]（第<span class="ltr">4</span>話）
* 桜ヶ岡中学校用務員：[[飛田喜佐夫]]（第<span class="ltr">5</span>話）
* タクシーの運転手：[[打田康比古|武央和也]]（第<span class="ltr">5</span>話）
* 大島明男：小田敏治（第<span class="ltr">6</span>話）
* 大島道江（明男の母）：[[三好美智子]]（第<span class="ltr">6</span>話）
* 岡島アキラ：新敷浄（第<span class="ltr">7</span>話）
* 日比野博士：[[佐竹明夫]]（第<span class="ltr">8</span>話）
* 山岡：[[堀内正美]]（第<span class="ltr">9</span>話）
* アルマ：[[遠藤真理子]]（第<span class="ltr">10</span>話）
* ビブロス星人ミリー：ジュディ・モーリス（第<span class="ltr">12</span>話）
* ナンゴウ長官：[[北原義郎]]（第<span class="ltr">13</span>・<span class="ltr">17</span>・<span class="ltr">22</span>・<span class="ltr">24</span>話）
* マリー・クラーク（ゴルゴン星人）：デアン・バラクラフ（第<span class="ltr">13</span>話）
* 城野重蔵博士：[[佐原健二]]（第<span class="ltr">15</span>・<span class="ltr">27</span>・<span class="ltr">28</span>話）
* 中川博士：[[山本昌平]]（第<span class="ltr">15</span>話）
* 星沢子：[[竹井みどり]]（第<span class="ltr">17</span>・<span class="ltr">18</span>話）
* イシジマ副官：[[川口康夫|宮寺康夫]]（第<span class="ltr">17</span>・<span class="ltr">22</span>話）
* 桃沢博士：[[綾川志剛|綾川香]]（第<span class="ltr">20</span>話）
* ザッカル：[[大林丈史]]（第<span class="ltr">21</span>話）
* 国家最高議会議長：[[伊沢一郎]]（第<span class="ltr">22</span>話）
* 女王イーナス：[[加山麗子]]（第<span class="ltr">22</span>話）
* ニシハラ科学主任：[[寺島達夫]]（第<span class="ltr">22</span>・<span class="ltr">24</span>話）
* 艇長（スペース<span class="ltr">7</span>号）：小坂生男（第<span class="ltr">23</span>話）
* ファンタス星人司令 / 声：[[明石勤]]（第<span class="ltr">24</span>話）
* ジュン：[[斉藤浩子]]（第<span class="ltr">25</span>話）
* リュウ（アルゴン）：平野克己（第<span class="ltr">25</span>話）
* 藤原源九郎：[[梅津栄]]（第<span class="ltr">26</span>話）
* メビーズ：[[石山雄大]]（第<span class="ltr">26</span>話）
* ゴイゲ博士：[[幸田宗丸]]（第<span class="ltr">26</span>話）
* 青山清彦博士：[[睦五朗|睦五郎]]（第<span class="ltr">27</span>話）
* 酔っ払い：[[三角八朗|三角八郎]]（第<span class="ltr">27</span>話）
* 村長：[[南利明 (俳優)|南利明]]（第<span class="ltr">29</span>話）
* 自警団長：[[関敬六]]（第<span class="ltr">29</span>話）
* 自警団員：[[辻三太郎|辻シゲル]]（第<span class="ltr">29</span>話）
* 山川：[[玉川良一]]（第<span class="ltr">29</span>話）
* 友江（平和女子大学講師）：[[児島美ゆき]]（第<span class="ltr">29</span>話）
* 土山記者（ザタン星人）：[[槇健吾]]（第<span class="ltr">30</span>話）
* 青木カメラマン（ザタン星人）：[[大谷一夫]]（第<span class="ltr">30</span>話）
* マリコ：臼田まゆみ（第<span class="ltr">31</span>話）
* 道子（マリコの母）：[[佐野アツ子]]（第<span class="ltr">31</span>話）
* 山本三郎船長：[[ガッツ石松]]（第<span class="ltr">32</span>話）
* 山本明：[[宍戸マサル|宍戸勝]]（第<span class="ltr">32</span>話）
* 鈴木航海士：[[秋元羊介]]（第<span class="ltr">32</span>話）
* 西山院長：[[中山昭二]]（第<span class="ltr">33</span>話）
* 建一：三縄智（第<span class="ltr">33</span>話）
* 吉村看護婦：田中エミ（第<span class="ltr">33</span>話）
* 飯田治：岸田裕（第<span class="ltr">34</span>話）
* 山田高夫：[[坂本新兵]]（第<span class="ltr">34</span>話）
* 治の母：[[永野路子|松木路子]]（第<span class="ltr">34</span>話）
* 山川：[[常田富士男]]（第<span class="ltr">35</span>話）
* はるえ：[[三田登喜子]]（第<span class="ltr">35</span>話）
* 光男：杉本浩一（第<span class="ltr">35</span>話）
* 火吹き男（ファイヤードラコ）：[[新海丈夫]]（第<span class="ltr">35</span>話）
* 怪力男（ファイヤードラコ）：[[大前均]]（第<span class="ltr">35</span>話）
* アッちゃん：長谷川将（第<span class="ltr">36</span>話）
* 山ちゃん：大森直人（第<span class="ltr">36</span>話）
* モッちゃん：川崎直也（第<span class="ltr">36</span>話）
* アッちゃんの母：[[信澤三惠子|信沢三恵子]]（第<span class="ltr">36</span>話）
* 丸井先生：[[高木均]]（第<span class="ltr">36</span>話）
* 森田政夫：大栗清史（第<span class="ltr">37</span>話）
* 政夫の両親：明石勤（信次）、[[金子勝美 (女優)|金子勝美]]（和子）（第<span class="ltr">37</span>話）
* 長島太：木村英幸（第<span class="ltr">38</span>話）
* 太の両親：[[浜田晃]]（茂太）、[[清水まゆみ]]（秋子）（第<span class="ltr">38</span>話）
* 田畑テツ男：赤沢雅彦（第<span class="ltr">39</span>話）
* カミナリ親父：[[久保晶]]（第<span class="ltr">39</span>話）
* すもう小僧（ジヒビキラン）：田辺潤（第<span class="ltr">40</span>話）{{efn|ノンクレジット。}}
* 関取：[[松崎真]]（第<span class="ltr">40</span>話）
* ジン：[[及川ヒロオ]]（第<span class="ltr">40</span>話）
* ゴン：[[水森コウ太]]（第<span class="ltr">40</span>話）
* 斉藤武夫：田中和洋（第<span class="ltr">41</span>話）
* 武夫の父：[[石濱朗|石浜朗]]（第<span class="ltr">41</span>話）
* 斉藤美絵子：[[桜井浩子]]（第<span class="ltr">41</span>話）
* 古老：[[村上冬樹]]（第<span class="ltr">41</span>話）
* 岩水信夫：倉沢満夫（第<span class="ltr">42</span>話）
* 倉田まり子：[[坪田まり子|倉田まり子]]（第<span class="ltr">42</span>話）
* 信夫の両親：石山雄大、千葉裕子（第<span class="ltr">42</span>話）
* 老人：[[柳谷寛]]（第<span class="ltr">42</span>話）
* 大林：[[鶴田忍 (俳優)|鶴田忍]]（第<span class="ltr">42</span>話）
* 武田：[[きくち英一]]（第<span class="ltr">42</span>話）
* 田島直人：坂本真吾（第<span class="ltr">44</span>話）
* 田島亜矢：[[棟里佳]]（第<span class="ltr">44</span>話）
* 多田敏彦：[[清家栄一]]（第<span class="ltr">44</span>話）
* 多田実：吉田博紀（第<span class="ltr">44</span>話）
* 山野正也：番場恵介（第<span class="ltr">45</span>話）
* 正也の両親：大谷淳（大作）、[[石井トミコ|石井富子]]（よし子）（第<span class="ltr">45</span>話）
* マアジン：[[横山あきお]]（第<span class="ltr">46</span>話）
* 淳：上山匡（第<span class="ltr">46</span>話）
* ヨッコ：三瓶美樹（第<span class="ltr">46</span>話）
* 玉井正：竹内実（第<span class="ltr">47</span>話）
* 正の両親：[[住吉正博|住吉道博]]（太吉）、[[此島愛子]]（よし子）（第<span class="ltr">47</span>話）
* 死神走太（マラソン小僧） / イダテンラン：小林聖和（第<span class="ltr">48</span>話）
* 辰己正夫：小島義晴（第<span class="ltr">48</span>話）
* 辰己和枝：[[姫ゆり子]]（第<span class="ltr">48</span>話）
* 吉田校長：梅津栄（第<span class="ltr">48</span>話）
* 木村コーチ：小林松海（第<span class="ltr">48</span>話）
* ツトム：立原木太郎（第<span class="ltr">49</span>話）

=== 声の出演 ===
※全てノンクレジット
* ビブロス星人ミリー：[[加藤早紀子]]（第<span class="ltr">12</span>話）
* ルリヤ星人：[[木原正二郎]]（第<span class="ltr">16</span>話）
* バルタン星人（五代目）：[[水鳥鐵夫|水鳥鉄夫]]（第<span class="ltr">37</span>話）
* テツオン、田畑テツ男：[[高橋和枝]]（第<span class="ltr">39</span>話）
* ガルタン大王：[[村松康雄]]（第<span class="ltr">43</span>話）
* バルタン星人（六代目）：[[西村知道]]（第<span class="ltr">45</span>話）{{efn|クレジットあり。}}

=== スーツアクター ===
* ウルトラマン80
** 赤坂順一（第1 - 8・<span class="ltr">27</span>・<span class="ltr">28</span>話）{{R|UPM vol.216}}、奈良光一（第<span class="ltr">9</span>・<span class="ltr">10</span>・<span class="ltr">12</span>話の一部{{efn|『別冊てれびくん(<span class="ltr">9</span>)・ウルトラマン<span class="ltr">80</span>』<span class="ltr">28</span>頁によれば、<span class="ltr">80</span>とゴラの格闘シーンを撮影中に、奈良が脚の肉離れを起こして撮影が中断、急遽福田が代役として呼ばれたとのこと。}}、29 - 50話）{{R|UPM vol.216}}、岩泉芳武（第<span class="ltr">11</span>話）{{R|UPM vol.216}}、[[福田健次|福田浩]]（第12 - 26話）{{R|UPM vol.216}}
* ユリアン：清田真妃（第<span class="ltr">49</span>・<span class="ltr">50</span>話）
* 怪獣・宇宙人
** 瀬崎正人（第1 - 3話）、福田浩（第4 - 8話）、渡辺一弘（第<span class="ltr">4</span>話）、[[真木仁]]（第<span class="ltr">5</span>話）、堀江昭（章）（第<span class="ltr">5</span>・<span class="ltr">21</span>・<span class="ltr">22</span>・28 - 31話）、山崎隆（第9 - 14・17 - 20・<span class="ltr">27</span>・<span class="ltr">28</span>話）、奈良光一（第<span class="ltr">15</span>・<span class="ltr">16</span>・<span class="ltr">21</span>・<span class="ltr">23</span>・<span class="ltr">25</span>・<span class="ltr">26</span>・<span class="ltr">45</span>話）、清水剛（第<span class="ltr">17</span>・<span class="ltr">18</span>話）、岩井潤一（第<span class="ltr">18</span>話）、寺嶋常三郎（第33 - 36話）、佐藤友弘（第37 - 40・<span class="ltr">42</span>・<span class="ltr">43</span>・45 - 50話）、[[山村哲夫]]（第<span class="ltr">39</span>話）、[[渥美博]]（第<span class="ltr">44</span>・<span class="ltr">49</span>話）

== スタッフ ==
出典は右記のものを使用{{R|UPM vol.2135}}。
* プロデューサー：[[円谷皐]]、[[満田かずほ]]、野村清（TBS）
* 監督（本編）：[[湯浅憲明]]、深沢清澄、[[広瀬襄]]、[[野長瀬三摩地]]、外山徹、[[合月勇]]、[[東條昭平]]、宮坂清彦、満田かずほ
* 脚本：[[阿井渉介|阿井文瓶]]、[[山浦弘靖]]、広瀬襄、[[若槻文三]]、[[平野靖士|平野靖司]]、[[石堂淑朗]]、[[野長瀬三摩地|南川竜]]、[[高田拓土彦|土筆勉]]、[[江連卓|水沢又三郎]]、[[田口成光]]、吉田耕助
* 特撮監督：[[川北紘一]]、[[高野宏一]]、[[佐川和夫]]、[[神澤信一]]
* 音楽：[[蒔田尚昊|冬木透]]
* 選曲：小原孝司
* 編集：[[小林熙昌]]
* 美術チーフ（本編、特撮とも）：[[山口修 (美術デザイナー)|山口修]]
* 美術（本編）：丸尾知行
* 美術（特撮）：家辺信二
* 撮影（本編）：佐藤貞夫、井上光雄
* 撮影（特撮）：[[大岡新一]]、関屋昌平
* 照明（本編）：伊藤裕二
* 照明（特撮）：高野和男
* 助監督（本編）：宮坂清彦、鈴木政信
* 助監督（特撮）：神澤信一、品田仁
* 色彩計測（本編）：井上光雄、長谷川昇
* 色彩計測（特撮）：宇井忠幸、[[石渡均]]
* 記録（本編）：増田実子、鈴賀慶子
* 記録（特撮）：加藤奈美江
* 視覚効果：[[宮西武史]]（東宝映像）
* 録音：Toho Eizo Sound Studio（現：[[東宝サウンドスタジオ]]）
* 音響効果：船橋利一（TESS）
* 制作担当（本編）：坂本至徳
* 制作担当（特撮）：小池一三
* 現像：[[東京現像所]]
* 造形：開米プロダクション、コスモプロダクション{{efn|ノンクレジット。}}
* 操演：ヌマリ企画
* 美粧：フリーフレンド
* 擬斗：[[車邦秀]]
* スタジオ：[[東宝ビルト]]、[[国際放映]]
* 電機製品協力：[[東芝]]
* 制作協力：[[東宝映像美術|東宝映像株式会社]]
* 製作著作：円谷プロダクション、TBS

== 放映リスト ==
* 各怪獣の詳細は「[[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣]]」を参照。
* 1980年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">26</span>日（部門賞発表）、1980年<span class="ltr">12</span>月<span class="ltr">31</span>日（本選）は『[[第<span class="ltr">22</span>回日本レコード大賞]]』関連のため放送休止。
* 視聴率はビデオリサーチ調べ（関東地区）。
* 出典は右記のものを使用{{R|UPM vol.2135}}。
{|class="wikitable" style="text-align:center; font-size:95%"
!話数<span class="ltr">!!</span>サブタイトル<span class="ltr">!!</span>登場怪獣・宇宙人<span class="ltr">!!</span>脚本<span class="ltr">!!</span>監督<span class="ltr">!!</span>特技監督<span class="ltr">!!</span>放送日<span class="ltr">!!</span>視聴率
|-
|1||ウルトラマン先生
|style="left"|クレッセント
|rowspan="4"|阿井文瓶
|rowspan="2"|湯浅憲明
|rowspan="8"|高野宏一
|'''1980年'''<br />4月<span class="ltr">2</span>日||16.9%
|-
|2||先生の秘密
|style="left"|ギコギラー
|4月<span class="ltr">9</span>日||18.7%
|-
|3||泣くな初恋怪獣{{efn|この回から、タイトルロゴの「ウルトラマン<span class="ltr">80</span>」の文字が赤く着色されている。}}
|style="left"|ホー
|rowspan="2"|深沢清澄
|4月<span class="ltr">16</span>日||13.6%
|-
|4||大空より愛をこめて
|style="left"|{{Plainlist|
* ザンドリアス
* マザーザンドリアス
}}
|4月<span class="ltr">23</span>日||13.9%
|-
|5||まぼろしの街{{efn|この回よりオープニングバックの光彩を変更。}}
|style="left"|{{Plainlist|
* メカギラス
* バム星人
}}
|山浦弘靖
|rowspan="2" |湯浅憲明
|4月<span class="ltr">30</span>日||12.4%
|-
|6||星から来た少年
|style="left"|アブドラールス
|広瀬襄
|5月<span class="ltr">7</span>日||12.3%
|-
|7||東京サイレント作戦
|style="left"|ノイズラー
|田口成光
|rowspan="2"|深沢清澄
|5月<span class="ltr">14</span>日||14.2%
|-
|8||よみがえった伝説
|style="left"|{{Plainlist|
* タブラ
* 光の巨人
}}
|平野靖司

|5月<span class="ltr">21</span>日||14.9%
|-
|9||エアポート危機一髪！
|style="left"|ガビシェール
|阿井文瓶
|rowspan="2"|湯浅憲明
|rowspan="2"|川北紘一
|5月<span class="ltr">28</span>日||11.1%
|-
|10||宇宙からの訪問者
|style="left"|{{Plainlist|
* アルマ
* ジャッキー
* ズルズラー
}}
|土筆勉
|6月<span class="ltr">4</span>日||10.7%
|-
|11||恐怖のガスパニック
|style="left"|メダン
|平野靖司
|rowspan="2"|深沢清澄
|rowspan="2"|高野宏一
|6月<span class="ltr">11</span>日||9.7%
|-
|12||美しい転校生
|style="left"|{{Plainlist|
* ゴラ
* ミリー
}}
|広瀬襄
|6月<span class="ltr">18</span>日||14.7%
|-
|13||必殺！ フォーメーション・ヤマト
|style="left"|{{Plainlist|
* サラマンドラ
* ゴルゴン星人
}}
|rowspan="3"|阿井文瓶
|rowspan="2"|湯浅憲明
|rowspan="2"|川北紘一
|6月<span class="ltr">25</span>日||9.1%
|-
|14||テレポーテーション！ パリから来た男
|style="left"|ザルドン
|7月<span class="ltr">2</span>日||11.8%
|-
|15||悪魔博士の実験室
|style="left"|ミュー
|rowspan="2"|広瀬襄
|rowspan="2"|高野宏一
|7月<span class="ltr">9</span>日||11.6%
|-
|16||謎の宇宙物体スノーアート
|style="left"|{{Plainlist|
* デビロン
* ルリヤ星人
}}
|平野靖司
|7月<span class="ltr">16</span>日||9.3%
|-
|17||魔の怪獣島へ飛べ<span class="ltr">!!</span>（前編）
| rowspan="2" style="left" |{{Plainlist|
* ラブラス
* ダロン
* ギマイラ
* 星沢子
}}
|rowspan="2"|阿井文瓶
|rowspan="2"|湯浅憲明
|rowspan="2"|佐川和夫
|7月<span class="ltr">23</span>日||8.8%
|-
|18||魔の怪獣島へ飛べ<span class="ltr">!!</span>（後編）
|7月<span class="ltr">30</span>日||9.2%
|-
|19||はぐれ星爆破命令{{efn|書籍『ヒーロー雑学もの知り大百科』（[[勁文社|ケイブンシャ]]、1982年）257頁によると、放送日が[[原爆忌]]と重なったため、核兵器、核爆弾のセリフ<span class="ltr">6</span>か所をすべてカットし、シネテープで急遽差し替えられて放送された。}}
|style="left"|ガウス
|若槻文三
|rowspan="2"|野長瀬三摩地
|rowspan="2"|高野宏一
|8月<span class="ltr">6</span>日||8.5%
|-
|20||襲来<span class="ltr">!!</span>吸血ボール軍団
|style="left"|オコリンボール
|土筆勉
|8月<span class="ltr">13</span>日||8.1%
|-
|21||{{ruby|永遠|とわ}}に輝け<span class="ltr">!!</span>宇宙<span class="ltr">G</span>メン85
|style="left"|{{Plainlist|
* ガモス
* ザッカル
* ザッカル妻子
}}
|山浦弘靖
|rowspan="2"|湯浅憲明
|rowspan="2"|佐川和夫
|8月<span class="ltr">20</span>日||7.8%
|-
|22||惑星が並ぶ日 なにかが起こる
|style="left"|{{Plainlist|
* ゴモラII
* 地底人
* 女王イーナス
}}
|阿井文瓶
|8月<span class="ltr">27</span>日||9.5%
|-
|23||SOS!! 宇宙アメーバの大侵略
|style="left"|アメーザ
|山浦弘靖
|rowspan="2"|外山徹
|rowspan="2"|高野宏一
|9月<span class="ltr">3</span>日||9.0%
|-
|24||裏切ったアンドロイドの星
|style="left"|{{Plainlist|
* ファンタス星人
* ロボフォー
}}
|平野靖司
|9月<span class="ltr">10</span>日||9.6%
|-
|25||美しきチャレンジャー
|style="left"|アルゴン
|阿井文瓶
|rowspan="2"|湯浅憲明
|rowspan="2"|佐川和夫
|9月<span class="ltr">17</span>日||9.4%
|-
|26||タイムトンネルの影武者たち
|style="left"|{{Plainlist|
* アクゾーン
* ゲラ
}}
|平野靖司
|9月<span class="ltr">24</span>日||9.3%
|-
|27||白い悪魔の恐怖
|style="left"|アルゴ星人
|南川竜
|rowspan="2"|外山徹
|rowspan="2"|高野宏一
|10月<span class="ltr">1</span>日||6.4%
|-
|28||渡り鳥怪獣の子守歌
|style="left"|{{Plainlist|
* バル
* ザキラ
}}
|阿井文瓶
|10月<span class="ltr">8</span>日||8.5%
|-
|29||怪獣帝王の怒り
|style="left"|キャッシー
|rowspan="2"|若槻文三
|rowspan="2"|湯浅憲明
|rowspan="2"|佐川和夫
|10月<span class="ltr">15</span>日||7.8%
|-
|30||砂漠に消えた友人
|style="left"|{{Plainlist|
* ザタンシルバー
* ザタン星人
}}
|10月<span class="ltr">22</span>日||8.9%
|-
|31||怪獣の種飛んだ
|style="left"|ゾラ
|阿井文瓶
|rowspan="2"|外山徹
|rowspan="2"|高野宏一
|10月<span class="ltr">29</span>日||8.4%
|-
|32||暗黒の海のモンスターシップ
|style="left"|バラックシップ
|平野靖司
|11月<span class="ltr">5</span>日||9.8%
|-
|33||少年が作ってしまった怪獣
|style="left"|ガゼラ
|阿井文瓶
|rowspan="2"|湯浅憲明
|rowspan="2"|佐川和夫
|11月<span class="ltr">12</span>日||7.8%
|-
|34||ヘンテコリンな魚を釣ったぞ！
|style="left"|アンゴーラス（親子）
|石堂淑朗
|11月<span class="ltr">19</span>日||9.0%
|-
|35||99年目の竜神祭
|style="left"|ファイヤードラコ
|若槻文三
|rowspan="2"|合月勇
|rowspan="2"|高野宏一
|12月<span class="ltr">3</span>日||7.3%
|-
|36||がんばれ！ クワガタ越冬隊
|style="left"|グワガンダ
|rowspan="2"|石堂淑朗
|12月<span class="ltr">10</span>日||7.6%
|-
|37||怖れていたバルタン星人の動物園作戦
|style="left"|バルタン星人（<span class="ltr">5</span>代目）
|rowspan="2"|外山徹
|rowspan="2"|佐川和夫
|12月<span class="ltr">17</span>日||10.8%
|-
|38||大空にひびけ ウルトラの父の声
|style="left"|ゴースドン
|若槻文三
|12月<span class="ltr">24</span>日||8.4%
|-
|39||ボクは怪獣だ〜い
|style="left"|{{Plainlist|
* テツオン
* 宇宙植物
}}
|平野靖司
|rowspan="2"|湯浅憲明
|rowspan="2"|高野宏一
|'''1981年'''<br />1月<span class="ltr">7</span>日||9.8%
|-
|40||山からすもう小僧がやって来た
|style="left"|{{Plainlist|
* ジヒビキラン
* すもう小僧
}}
|水沢又三郎
|1月<span class="ltr">14</span>日||8.2%
|-
|41||君はゼロ戦怪鳥を見たくないかい？
|style="left"|バレバドン
|rowspan="2"|石堂淑朗
|rowspan="2"|東條昭平
|rowspan="2"|佐川和夫
|1月<span class="ltr">21</span>日||7.7%
|-
|42||さすが！ 観音さまは強かった！
|style="left"|ズラスイマー
|1月<span class="ltr">28</span>日||8.6%
|-
|43||ウルトラの星から飛んで来た女戦士
|style="left"|{{Plainlist|
* ガルタン大王
* ガラガラ星人
}}
|水沢又三郎
|rowspan="2"|湯浅憲明
|rowspan="2"|神澤信一
|2月<span class="ltr">4</span>日||6.9%
|-
|44||激ファイト！ 80vsウルトラセブン
|style="left"|妄想ウルトラセブン
|吉田耕助
|2月<span class="ltr">11</span>日||9.3%
|-
|45||バルタン星人の限りなきチャレンジ魂
|style="left"|バルタン星人（<span class="ltr">6</span>代目）
|石堂淑朗
|野長瀬三摩地
|高野宏一
|2月<span class="ltr">18</span>日||8.9%
|-
|46||恐れていたレッドキングの復活宣言
|style="left"|{{Plainlist|
* レッドキング（<span class="ltr">3</span>代目）
* 壺の精マアジン
}}
|平野靖司
|rowspan="2"|東條昭平
|rowspan="2"|佐川和夫
|2月<span class="ltr">25</span>日||9.7%
|-
|47||魔のグローブ 落し物にご用心!!
|style="left"|グロブスク
|石堂淑朗
|3月<span class="ltr">4</span>日||8.2%
|-
|48||死神山のスピードランナー{{efn|{{要出典範囲|この回の本放送時、音声不調による[[放送事故]]が発生している。|date=2022年<span class="ltr">6</span>月}}}}
|style="left"|{{Plainlist|
* イダテンラン
* マラソン小僧（死神走太）
}}
|水沢又三郎
|rowspan="2"|宮坂清彦
|rowspan="2"|高野宏一
|3月<span class="ltr">11</span>日||8.6%
|-
|49||80最大のピンチ！ 変身！ 女ウルトラマン
|style="left"|{{Plainlist|
* プラズマ
* マイナズマ
}}
|山浦弘靖
|3月<span class="ltr">18</span>日||10.2%
|-
|50||あっ！ キリンも象も氷になった!!
|style="left"|マーゴドン
|石堂淑朗
|満田かずほ
|佐川和夫
|3月<span class="ltr">25</span>日||11.3%
|}

== 放送局 ==
{{出典の明記|date=2021年<span class="ltr">10</span>月|section="2"}}
* TBS（制作局）：水曜 19:00 - 19:30
* [[北海道放送]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[青森テレビ]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[秋田テレビ]]：月曜 - 金曜 6:20 - 6:50<ref>『[[秋田魁新報]]』1981年<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">15</span>日 - 8月<span class="ltr">24</span>日付朝刊、テレビ欄。</ref>
* [[IBC岩手放送|岩手放送]]：水曜 19:00 - 19:30<ref name="k8042">『[[河北新報]]』1980年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">2</span>日 - 4月<span class="ltr">30</span>日付朝刊、テレビ欄。</ref>
* [[東北放送]]：水曜 19:00 - 19:30{{R|f8042}}
* [[山形放送]]：木曜 17:30 - 18:00
* [[福島テレビ]]：水曜 19:00 - 19:30{{R|f8042}}
* [[新潟放送]]：水曜 19:00 - 19:30{{R|f8042}}
* [[信越放送]]：水曜 19:00 - 19:30<ref>『[[日刊スポーツ]]』1980年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">2</span>日付朝刊、テレビ欄。</ref>
* [[テレビ山梨]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[北陸放送]]：水曜 19:00 - 19:30<ref>『[[北國新聞]]』1980年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">12</span>日付朝刊、テレビ欄。</ref>
* [[福井放送]]：金曜 18:00 - 18:30（1981年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">1</span>月から1982年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">2</span>日まで）<ref>『北國新聞』1981年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">1</span>日付 - 1982年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">2</span>日付各朝刊、テレビ欄。</ref>→金曜 17:00 - 17:30（1982年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">9</span>日、<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">16</span>日）<ref>『北國新聞』1982年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">9</span>日付、<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">16</span>日付各朝刊、テレビ欄。</ref>
* [[静岡放送]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[CBCテレビ|中部日本放送]]：水曜 19:00 - 19:30<ref>『[[朝日新聞]]名古屋本社』1980年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">2</span>日付朝刊、テレビ欄。</ref>
* [[毎日放送]]：水曜 19:00 - 19:30<ref>『[[朝日新聞]]大阪本社』1980年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">2</span>日付朝刊、テレビ欄。</ref>
* [[山陰放送]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[RSKテレビ|山陽放送]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[中国放送]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[テレビ山口]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[南海放送]]：木曜 17:30 - 18:00
* [[テレビ高知]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[RKB毎日放送]]：水曜 19:00 - 19:30<ref>『[[朝日新聞]]西部本社』1980年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">2</span>日付朝刊、テレビ欄。</ref>
* [[長崎放送]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[熊本放送]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[大分放送]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[宮崎放送]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[南日本放送]]：水曜 19:00 - 19:30
* [[琉球放送]]：水曜 19:00 - 19:30

== 他媒体展開 ==

=== 他テレビシリーズ ===
; 『[[ウルトラマンボーイのウルころ]]』
: 本作品からウルトラマン<span class="ltr">80</span>とユリアンが登場。
; 『[[ウルトラマンメビウス]]』
: 本作品からウルトラマン<span class="ltr">80</span>とユリアンが登場。また、<span class="ltr">80</span>がゲスト出演した第<span class="ltr">41</span>話は本作品序盤「学園編」の後日談となっている。

=== 映画 ===
; 『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』
: 本作品からウルトラマン<span class="ltr">80</span>とユリアンが登場。
; 『[[ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦<span class="ltr">!</span>ベリアル銀河帝国]]』
: 本作品からウルトラマン<span class="ltr">80</span>とユリアンが登場。

=== 特別番組 ===
; これがウルトラマンのすべてだ！ 大集合ウルトラマン・<span class="ltr">80</span>新登場！（1980年<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">20</span>日、TBS）
: 1時間枠の放映開始前の特別番組。メイン司会は[[広川太一郎]]。
; [[ジュニア・文化シリーズ]] ゴジラ誕生 〜 人間の記録・円谷英二 〜（[[NHK教育テレビジョン|NHK教育テレビ]]、1980年）
: 放映当時の「現在の円谷プロ」の様子を紹介する映像中に、番組名の明記はないものの、本作品の特撮シーンの撮影風景が含まれていた。怪獣（ホー）への攻撃シーンでの着ぐるみの動きや戦闘機の操演と弾着のタイミングの演出の模様、スカイハイヤー、シルバーガルの飛行シーンをチェックする模様などが放送された。なお、本作品の特技監督も担当した高野宏一がゲスト出演し、映像合成の技法などを解説していた。

=== 漫画 ===
* 小学一年生 1980年<span class="ltr">5</span>月号 - 1981年<span class="ltr">3</span>月号 作画：[[かたおか徹治]]
* 小学二年生 1980年<span class="ltr">5</span>月号 - 1981年<span class="ltr">3</span>月号  作画：[[坂丘のぼる]]
** 1980年<span class="ltr">7</span>月号付録 「ウルトラマン<span class="ltr">80</span>サクシウム光線物語」 作画：坂丘のぼる
** 1980年<span class="ltr">10</span>月号付録 「ウルトラマン<span class="ltr">80</span>バックルビーム物語」 作画：[[シュガー佐藤 (漫画家)|シュガー佐藤]]
* 小学三年生 1980年<span class="ltr">5</span>月号 - 1981年<span class="ltr">1</span>月号 作画：[[制野秀一]]
:{| class="wikitable"  font-size:smaller;"
|-
!掲載号<span class="ltr">!!</span>サブタイトル<span class="ltr">!!</span>登場怪獣など
|-
||1980年<span class="ltr">5</span>月号
||サブタイトルなし
||クレッセント 
|-
|-
||1980年<span class="ltr">5</span>月号付録
||サブタイトルなし
||ホー
|-
||1980年<span class="ltr">6</span>月号
||サブタイトルなし
||{{hlist-comma|ギゴギラー、バードン、テロチロス、カメレキング、フライングライドン、マザーザンドリアス}}
|-
||1980年<span class="ltr">7</span>月号
||古代怪獣と光の巨人の巻
||{{hlist-comma|タブラ、キングザウルス三世、ステゴン、ドドンゴ、アボラス}}
|-
||1980年<span class="ltr">8</span>月号
||ロボット軍団の巻
||{{hlist-comma|チブル星人、メガギラス、クレージーゴン、キングジョー、<br>ガメロット、ユートム、ビルガモ、恐竜戦車、アイアンロックス}}
|-
||1980年<span class="ltr">8</span>月号付録
||サブタイトルなし
||メフィラス星人
|-
||1980年<span class="ltr">9</span>月号
||80宙づり作戦の巻
||{{hlist-comma|デビロン、ミュー、オコリンボール}}
|-
||1980年<span class="ltr">10</span>月号
||決戦！<span class="ltr">80</span>対ウルトラ兄弟
||サラブ星人、ゴモラ二世
|-
||1980年<span class="ltr">11</span>月号
||対決<span class="ltr">!</span>宇宙<span class="ltr">G</span>メンの巻
||ザッカル、ジッカル
|-
||1980年<span class="ltr">12</span>月号
||宇宙忍者バルタン星人の巻
||バルタン星人
|-
||1981年<span class="ltr">1</span>月号
||怪獣帝王キャッシー
||キャッシー
|-
|}
* 小学四年生 1980年<span class="ltr">4</span>月号 - 1981年<span class="ltr">1</span>月号 かたおか徹治
:{| class="wikitable"  font-size:smaller;"
|-
!掲載号<span class="ltr">!!</span>サブタイトル<span class="ltr">!!</span>登場怪獣など
|-
||1980年<span class="ltr">4</span>月号
||サブタイトルなし
||クレッセント 
|-
||1980年<span class="ltr">5</span>月号
||サブタイトルなし
||ギコギラー
|-
||1980年<span class="ltr">6</span>月号
||サブタイトルなし
||レッドガルマ、ブラックガルマ
|-
||1980年<span class="ltr">7</span>月号
||サブタイトルなし
||ヘテゴーラ
|-
||1980年<span class="ltr">7</span>月号付録
||サブタイトルなし
||アマギラス、ドロギラー
|-
||1980年<span class="ltr">8</span>月号
||サブタイトルなし
||ベータ星人、ベータ星大王ゾルバ、ゴードン
|-
||1980年<span class="ltr">9</span>月号
||サブタイトルなし
||ガルマ星人、ガルマ星大王ゾルガー
|-
||1980年<span class="ltr">10</span>月号
||サブタイトルなし
||スピット星人、ガルバ星人
|-
||1980年<span class="ltr">11</span>月号
||サブタイトルなし
||グロー
|-
||1980年<span class="ltr">12</span>月号
||サブタイトルなし
||ブラックキング、レッドキング、ゼットン、サンダーアロー、他
|-
||1981年<span class="ltr">1</span>月号
||サブタイトルなし
||サンダーアロー、他
|-
|}
:: 『[[ウルトラ兄弟物語]]』収録。前半はテレビ版の学園編に準拠した内容だが、後半は<span class="ltr">80</span>が地球に来る前という設定で宇宙を舞台としたオリジナルストーリーとなっている。
* 小学五年生 1980年<span class="ltr">6</span>月号付録 [[一峰大二]]
* コロコロコミック 1980年<span class="ltr">5</span>月号 - 10月号 かたおか徹治
:{| class="wikitable"  font-size:smaller;"
|-
!掲載号<span class="ltr">!!</span>サブタイトル<span class="ltr">!!</span>登場怪獣など
|-
||1980年<span class="ltr">5</span>月号
||サブタイトルなし
||怪獣名表記なし
|-
||1980年<span class="ltr">6</span>月号
||サブタイトルなし
||{{hlist-comma|銀河帝国軍（銀河帝王ザルザード、サタンキング、銀河七兄弟（オーディーン、ゾンダ、バーディアン、ザックス、他））}}
|-
||1980年<span class="ltr">7</span>月号
||サブタイトルなし
||{{hlist-comma|銀河帝国軍（銀河帝王ザルザード、サタンキング、オーディーン）}}
|-
||1980年<span class="ltr">8</span>月号
||サブタイトルなし
||{{hlist-comma|銀河帝国軍（銀河帝王ザルザード、サタンキング、ゾンダ）、バルタン星人}}
|-
||1980年<span class="ltr">9</span>月号
||サブタイトルなし
||{{hlist-comma|銀河帝国軍（銀河帝王ザルザード、サタンキング、バーディアン）、<br>バルタン星人、セレナ星人}}
|-
||1980年<span class="ltr">10</span>月号
||サブタイトルなし
||銀河帝国軍（銀河帝王ザルザード、ザックス）
|-
|}
:: 『[[ウルトラ兄弟物語]]』収録
* てれびくん 1980年<span class="ltr">5</span>月号 - 1981年<span class="ltr">4</span>月号 [[居村眞二]]
:{| class="wikitable"  font-size:smaller;"
|-
!掲載号<span class="ltr">!!</span>サブタイトル<span class="ltr">!!</span>登場怪獣など
|-
||1980年<span class="ltr">5</span>月号
||ウルトラマン先生
||クレッセント
|-
||1980年<span class="ltr">6</span>月号
||東京サイレント計画
||ノイズラー
|-
||1980年<span class="ltr">7</span>月号
||ウルトラブーメランでやっつけろ
||ズルズラー
|-
||1980年<span class="ltr">8</span>月号
||逆襲メカギラス
||メカギラス
|-
||1980年<span class="ltr">9</span>月号
||宇宙の悪魔デビロン
||キングザウルス三世、ベムラー、サタンモア、デビロン
|-
||1980年<span class="ltr">10</span>月号
||あやしい流星
||ゴモラ、バルタン星人
|-
||1980年<span class="ltr">11</span>月号
||怪獣魔城の怪獣魔王
||アントラー、キーラ、マグマ星人、ゼットン、怪獣魔王
|-
||1980年<span class="ltr">12</span>月号
||ウルトラの母を救い出せ！
||怪獣魔王
|-
||1981年<span class="ltr">1</span>月号
||怪獣魔王の正体は!?
||怪獣魔王、恐竜人
|-
||1981年<span class="ltr">2</span>月号
||バルタン大軍団侵略開始
||バルタン星人
|-
||1981年<span class="ltr">3</span>月号
||バルタン軍団総統の罠
||バルタン星人
|-
||1981年<span class="ltr">4</span>月号
||宇宙平和のために
||バルタン星人
|-
|}
:（1981年<span class="ltr">2</span>月号 - 1981年<span class="ltr">4</span>月号は「ウルトラマン<span class="ltr">80</span>宇宙大戦争」のタイトルで連載）

* テレビマガジン 1980年<span class="ltr">4</span>月号 - 1981年<span class="ltr">4</span>月号、<span class="ltr">8</span>月号増刊 作画：[[池原しげと]]
* たのしい幼稚園 1980年<span class="ltr">11</span>月号、1981年<span class="ltr">1</span>月号、<span class="ltr">3</span>月号、<span class="ltr">4</span>月号 作画：[[森藤よしひろ]]
* [[ケイブンシャ]]『ウルトラマン<span class="ltr">80</span>大百科』掲載「ウルトラマン<span class="ltr">80</span>物語 試練の旅立ち」 1980年  作画：かたおか徹治

==== 雑誌独自の設定 ====
放映当時の[[小学館の学年別学習雑誌]]や、コロコロコミックの連載漫画では<span class="ltr">80</span>の過去が描かれている。

新人時代は素行が悪く、[[ゾフィー (ウルトラシリーズ)|ゾフィー]]の言うことも聞かなかった。しかし、怪獣に両親を殺され、失意に沈んでいたところをウルトラマンレッドに出会って励まされ、サクシウム光線を習得する。両親の仇を討ったあと、ゾフィーの命令によって地球へ赴任することとなった。

; ウルトラマンレッド
: 雑誌展開のオリジナルキャラクター。コロコロコミックの連載漫画版『ウルトラマン<span class="ltr">80</span>』、ケイブンシャ『ウルトラマン<span class="ltr">80</span>大百科』や『てれびくん』などの雑誌に登場している。元宇宙警備隊の副隊長で、<span class="ltr">80</span>の師に当たる人物。ウルトラの父のような角とマントを備えつつ、ウルトラマンタロウとウルトラセブンを合わせたようなデザインで、両親を失った<span class="ltr">80</span>を心身両面から指導したとされている。<span class="ltr">80</span>と出会った際には、まだ光線技が弱かった<span class="ltr">80</span>に対して「自分の若いころと似ている」と評し、光線技が強くなるヒントを与えた。しかし、<span class="ltr">80</span>に対して直接の指導はせず、実戦の中で自主的にマスターさせる姿勢を通した。

=== 映像ソフト化 ===
* ビデオ（VHS、セル・レンタル共通）と<span class="ltr">LD</span>ともに全<span class="ltr">13</span>巻（各巻<span class="ltr">4</span>話収録、最終巻は<span class="ltr">2</span>話収録{{efn|巻末に特典映像としてノンテロップタイトル、特撮メイキング、未使用フィルム映像を収録している。}}）が[[マイカルハミングバード|ハミングバード]]から[[1989年]]にリリースされている。
* [[1999年]]には[[バンダイビジュアル]]から新規に全話収録のビデオ全<span class="ltr">12</span>巻（各巻<span class="ltr">4</span>話収録、<span class="ltr">1</span>巻と<span class="ltr">2</span>巻は<span class="ltr">5</span>話収録）が発売されたが、ハミングバード版に収録された映像特典は未収録。
* 誕生<span class="ltr">30</span>周年を迎えた[[2010年]]6月<span class="ltr">25</span>日と<span class="ltr">9</span>月<span class="ltr">24</span>日にバンダイビジュアルからDVD-BOXが発売された。
* 2013年<span class="ltr">12</span>月<span class="ltr">25</span>日にバンダイビジュアルからCOMPLETE DVD-BOX発売。
* 2016年<span class="ltr">7</span>月<span class="ltr">22</span>日に『[[ウルトラマン]]』から『ウルトラマン<span class="ltr">80</span>』まで<span class="ltr">7</span>作品の第<span class="ltr">1</span>話を収録した[[Blu-ray Disc]]『ウルトラマン Blu-ray Select Series』が発売された{{R|U153}}。本作品の[[<span class="ltr">HD</span>リマスター]]はこれが初となる{{R|U153}}。

=== CS放送・ネット配信 ===
; CS放送
* [[ファミリー劇場]]…[[2010年]][[<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">2</span>日]] - [[2011年]][[<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">2</span>日]]。[[2021年]][[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">26</span>日]] - 同年[[<span class="ltr">9</span>月<span class="ltr">17</span>日]] 毎週金曜6:30から<span class="ltr">2</span>話まとめて再放送された。翌週の木曜（暦の上では金曜）にも25:00 (1:00) に<span class="ltr">2</span>話まとめて再放送された。
; ネット配信
* ウルトラマン公式 ultraman official by TSUBURAYA PROD…[[2020年]]4月<span class="ltr">2</span>日 -

== 関連番組 ==
; [[夕やけロンちゃん]]（TBS）
: 本作品放映当時、平日夕方に放送されていた情報番組。ノンちゃんと小坂ユリ子隊員の<span class="ltr">2</span>役を演じた白坂紀子が出演していた点に触れたり、随時本作品の紹介を行った。また、同時期にTBS系で放送されていた『[[仮面ライダースーパー<span class="ltr">1</span>]]』と併せての対決特集があり、スタジオに矢的役の[[長谷川初範]]とスーパー1 / 沖一也役の[[高杉俊介]]が招かれ、トークや同時変身ポーズを行った（変身後は登場せず）。
: その他、毎日週代わりで売り出し中の歌手が登場して歌を披露するコーナーがあり、そこへ長谷川が登場したことがある（矢的役という扱いではないが、本作品でも活躍中という程度には触れた）。歌は当時長谷川がリリースした「笑って…」。
: 『[[ウルトラファイト]]』をコーナーとして連日放送していたことでも知られるが、一度だけ別スタジオでの公開収録という形で<span class="ltr">80</span>対クレッセント（いずれもアトラクション用）の戦いを放送したことがある。
; 人間クローズアップ（TBS、1980年）
: タイトルとおり毎週<span class="ltr">1</span>人を紹介する<span class="ltr">30</span>分番組。長谷川が出演。
; [[青が散る]]（TBS、1983年）
: TBSのテレビドラマ。「<span class="ltr">80</span>対ゼットンの特撮カットの撮影」といった劇中劇シーンがある。
; [[まんがどうして物語]]（TBS、1984年）
: TBSの教養番組。第<span class="ltr">1</span>回「どうして怪獣と恐竜は似ているの<span class="ltr">?</span>」の冒頭で本作品の<span class="ltr">80</span>とクレッセントの対決シーンが流用されている。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2
|refs=
<ref name ="白書77">{{Harvnb|白書|1982|p=77}}</ref>
<ref name ="白書96">{{Harvnb|白書|1982|pp=96- 97}}</ref>
<ref name="怪獣大全集82">{{Harvnb|ウルトラ怪獣大全集|1984|pp=82-83|loc=「ウルトラマン<span class="ltr">80</span>」}}</ref>
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== 関連項目 ==
* [[人生が変わる<span class="ltr">1</span>分間の深イイ話]] - 2010年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">11</span>日放送の<span class="ltr">2</span>時間スペシャルにおいて、矢的猛が教師を辞職した理由に関する事柄が取り上げられた。
* [[ウルトラマン一覧]]
* [[ウルトラシリーズ]]
* [[ウルトラシリーズの作品一覧]]
* [[ウルトラマン<span class="ltr">80</span>の登場怪獣]]
* [[日本オタク大賞]]

{{前後番組
|放送局=[[TBSテレビ|TBS]]系
|放送枠=水曜<span class="ltr">19</span>時台前半枠<br />【本番組まで[[ウルトラシリーズ#昭和第<span class="ltr">3</span>期ウルトラシリーズ|第<span class="ltr">3</span>期ウルトラシリーズ]]】
|前番組=[[ザ☆ウルトラマン]]
|次番組=[[刑事犬カール2|刑事犬カール<span class="ltr">II</span>]]
}}
{{ウルトラシリーズ}}

{{デフォルトソート:うるとらまんえいていい}}
[[Category:ウルトラシリーズの特撮テレビドラマ|えいていい]]
[[Category:1980年のテレビドラマ]]
[[Category:1980年代の特撮作品]]
[[Category:TBS水曜<span class="ltr">7</span>時枠の連続ドラマ]]
[[Category:TBSの特撮番組]]
[[Category:教師を主人公としたテレビドラマ]]
[[Category:中学校を舞台としたテレビドラマ]]
[[Category:平野靖士脚本のテレビドラマ]]
[[Category:江連卓脚本のテレビドラマ]]