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キャンセル︵英: cancellation︶は、一般的にはあらかじめ当事者間で契約した事柄の内、どちらか一方の都合で破棄する意味合いで用いられる。法律的には解約・取消・撤回であり、主に予約等の解除を指す場合が多い。
一般的には契約・約束事に際して当事者間で破棄する場合、日時等を変更して代替可能であればそのまま日付の変更する以前の条件で契約事項が守られる場合が多いが、それが不可能の場合、何らかの制裁が破棄する側から破棄されたほうにその補償を発生させる契約もある。
なお、直前に一方的にキャンセルすることを俗語でドタキャンという。これは、﹁ドタンバ︵土壇場︶でキャンセルする﹂の略である。
ドタキャン
上記にもある通り、土壇場(ドタンバ)で予約・約束を取りやめる(キャンセル)すること。土壇場の元の意味は、近世の首切りの刑を行うために築いた土の壇のことだが、そこから展開して、決断をせまられる最後の場面。進退きわまった状態のことを指す場合がある。ここでは、後者の意味で使われている。
ドタキャンの理由
●健康 例︶風邪をひいた
●家族 例︶親戚の冠婚葬祭
●仕事 例︶急用の会議・出張が入った
上記の理由以外にも、﹁面倒である﹂﹁気乗りがしない﹂などでドタキャンする場合がある。社会人ならば確約できない場合はその場で断るのがマナーであるが、どうしても当日に遅れる・行けなくなる・できない場合もある。その場合はできるだけ早く、相手に予約に遅れる・行けなくなる・できない旨を伝えなければならない。その際には、電話か直接相手に伝えた方が良い。メールでは対応の真摯さに欠ける部分があるからである。
ドタキャンは、相手との関係や自身の信頼性にデメリットをもたらす。最悪の場合、自分とその周囲との関係が崩壊してしまう。ドタキャンをしないためには、まず第一条件として、自分ができない約束はしないことである。そして、できない"かも"と思った時点で相手に伝えておくことである。仕事を理由にドタキャンしてしまう人に多いことなのだが、できない"かも"と思っても責任感の強さ故に伝えないことが多い。だが、当日になって約束したことができてないというのは一番してはならないことである。やはり前もって伝えておくことが大事である。
ドタキャンは、する側は忘れてしまうが、される側は覚えているものである。自身のためにも、相手のためにも、できない約束はしないよう心がけることが大切だ。
キャンセル代替の例
●交通機関では地震や台風などの自然災害による運行中止といった交通機関側の事情による運休では、代替が可能である場合には無償で代替交通機関を提供することが多いが、利用者が病気など自身の都合により利用しない場合には交通機関側に支払った運賃・料金の一部を交通機関側が定めた額を徴する場合がある。
●日本プロ野球では試合不成立の場合、振替試合への入場を可能とする。
アクションゲーム用語でのキャンセル
アクションゲームにて、操作キャラクターの︵隙になって不利になる︶不要なモーションを、特定のコマンド操作によって中断させ、有用な別のモーションに切り替えてコンボを継続したり、逆に意図的にコンボを終了させて︵必要としない︶次のモーションをカットさせたりすることをいう。