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『'''ゼルミーラ'''』(''Zelmira'')は、[[ジョアキーノ・ロッシーニ|ロッシーニ]]が[[1822年]]に作曲したオペラ・セリア。この作品をもって[[ナポリ]]向けの作品の最後となる。

『'''ゼルミーラ'''』(''Zelmira'')は、[[ジョアキーノ・ロッシーニ|ロッシーニ]]が[[1822年]]に作曲したオペラ・セリア。この作品をもって[[ナポリ]]向けの作品の最後となる。



*原曲名:Zelmira

*原曲名:''Zelmira''

*原作:[[ドルモン・ド・ベロワ]]の悲劇「ゼルミーラ」

*原作:[[ドルモン・ド・ベロワ]]の悲劇「ゼルミーラ」

*台本:[[アンドレア・レオーネ・トットラ]]

*台本:[[アンドレア・レオーネ・トットラ]]

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*[[サン・カルロ劇場]]

*[[サン・カルロ劇場]]



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2012年5月24日 (木) 11:10時点における版

ゼルミーラ』(Zelmira)は、ロッシーニ1822年に作曲したオペラ・セリア。この作品をもってナポリ向けの作品の最後となる。

作曲の経緯


18151821182246

18222161

作品の特徴


 

2019897

構成

  • 第1幕
    • 第1場…レスボスの城壁の前
    • 第2場…歴代レスボス王の墓の中
    • 第3場…ゼウス神殿の前
    • 第4場…王宮の広間
  • 第2幕
    • 第1場…王宮の一室
    • 第2場…王宮の外
    • 第3場…牢獄の中

編成

登場人物

  • ゼルミーラ(レスボスの王女)…ソプラノ
  • エンマ(ゼルミーラの友人)…メゾソプラノ
  • イーロ(ゼルミーラの妻でトロイアの王子)…テノール
  • アンテノレ(ミティレーネからの侵略者アゾールの政敵でレスボス王位の簒奪者)…テノール
  • ポリドーロ(レスボス王で現在潜伏中)…バス
  • レウチッポ(アンテノレの友人)…バリトン

管弦楽

あらすじ


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


舞台は古代のレスボス島

本編に入る前のお話


殿殿

第1幕

ナポリ時代のほかの作品同様、この作品も序曲無しで物語が始まる。

第1場


!

2退

第2場





第3場


殿


第4場





第2幕

第1場

舞台は王宮の一室。ゼルミーラがイーロに宛てた手紙を奪い取ったアンテノレは、その手紙に、彼女が父親殺しに関わっていないこと、またポリドーロが生きていることを暗示したことが書かれているのを知り、ゼルミーラへの監視を強化させる。   その頃エンマは、ゼルミーラの息子を連れて安全な場所へと避難させる。(アリア「さあ、この子を、あなた方に預けます」)

第2場


2




第3場

最後は牢獄の中。ゼルミーラとポリドーロはが不運を嘆いている。ちょうど幸運にも、そこへ軍勢を率いたイーロが現れ、2人を助け出し、代わりにアンテノレとレウチッポを逮捕投獄する。こうしてレスボスに平和が戻り、それを喜ぶゼルミーラの歌で幕となる。(アリアフィナーレ「神々よ、真なのでしょうか」)

主要曲

  • 第1幕
    • 第1場のアリア「何を見たと思う、友等よ!」(アンテノレ)
    • 第2場のアリア「ああ、すでに一日が過ぎ」(ポリドーロ)
    • 第2場の三重唱「嘆き悲しむ父親の」(ゼルミーラ、エンマ、ポリドーロ)
    • 第3場のアリア「懐かしい土地よ」(イーロ)
    • フィナーレ「土手を打ち破ってあふれ出る川」
  • 第2幕
    • 第1場のアリア「さあ、この子を、あなた方に預けます」(エンマ)
    • アリアフィナーレ「神々よ、真なのでしょうか」(ゼルミーラ)

関連事項