「テーブルタップ」の版間の差分
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付加的な機能として次のようなものがある。(注:すべての製品に必ず付いている機能ではない。) |
付加的な機能として次のようなものがある。(注:すべての製品に必ず付いている機能ではない。) |
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; プラグ抜け防止機構 |
; プラグ抜け防止機構 |
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: プラグを差し込み、ひねるとコンセント内部でロックがかかり抜けにくくするもの<ref>[http://buffalo.jp/products/catalog/supply/power/tap/3pin/bstap34ro/ |
: プラグを差し込み、ひねるとコンセント内部でロックがかかり抜けにくくするもの<ref>[http://buffalo.jp/products/catalog/supply/power/tap/3pin/bstap34ro/ 抜け防止機構の例]</ref>。 |
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; [[スイッチ]] |
; [[スイッチ]] |
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: 全体スイッチの場合と、個別スイッチの場合がある。全体スイッチの場合は、接続機器すべて。個別スイッチの場合は、コンセントごとにスイッチがあるため、特定の機器︵あるいは全体︶の電源を容易にON・OFFにできることから、使用しない機器のプラグを抜いた状態と同じになり、[[待機電力]]を0Wにする事ができる<ref>[http://www.sanwa.co.jp/product/syohin_photo.asp?code=TAP-S4-3&number=1 個別スイッチの例]</ref><ref>[http://www.sanwa.co.jp/product/syohin_photo.asp?code=TAP-3811NFSWN&number=0 全体スイッチの例]</ref>。スイッチは通常、両切タイプ︵接地線と被接地線の両方をON・OFFする︶を使用するが、安価な製品は、コストカットのため、片切タイプ︵被接地線のみON・OFFする︶が使用されている場合もある。
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: 全体スイッチの場合と、個別スイッチの場合がある。全体スイッチの場合は、接続機器すべて。個別スイッチの場合は、コンセントごとにスイッチがあるため、特定の機器︵あるいは全体︶の電源を容易にON・OFFにできることから、使用しない機器のプラグを抜いた状態と同じになり、[[待機電力]]を0Wにする事ができる<ref>[http://www.sanwa.co.jp/product/syohin_photo.asp?code=TAP-S4-3&number=1 個別スイッチの例]</ref><ref>[http://www.sanwa.co.jp/product/syohin_photo.asp?code=TAP-3811NFSWN&number=0 全体スイッチの例]</ref>。スイッチは通常、両切タイプ︵接地線と被接地線の両方をON・OFFする︶を使用するが、安価な製品は、コストカットのため、片切タイプ︵被接地線のみON・OFFする︶が使用されている場合もある。
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: 前述のスイッチがONになっている場合に点灯して、通電していることを視認させる場合と、タップ自体に通電していることを視認させる場合がある。[[2013年]]現在では、ほとんど[[発光ダイオード|LED]]が使われている。スイッチの通電表示の場合、近年では物理的にONの時に「入」表示、OFFの時に「切」表示になる印刷マークをつけているものもあり、パイロットランプを無くし、消費電力を更に抑えた製品も登場してきている<ref>[http://panasonic.jp/tap/tap_z/recommend/ ランプレススイッチの例]</ref>。 |
: 前述のスイッチがONになっている場合に点灯して、通電していることを視認させる場合と、タップ自体に通電していることを視認させる場合がある。[[2013年]]現在では、ほとんど[[発光ダイオード|LED]]が使われている。スイッチの通電表示の場合、近年では物理的にONの時に「入」表示、OFFの時に「切」表示になる印刷マークをつけているものもあり、パイロットランプを無くし、消費電力を更に抑えた製品も登場してきている<ref>[http://panasonic.jp/tap/tap_z/recommend/ ランプレススイッチの例]</ref>。 |
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; [[シャッター]] |
; [[シャッター]] |
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: コンセントの差込口にシャッターを付け、プラグが差し込まれていない未使用時に、中の電気接点部分にホコリや虫が入るのを防ぎ、[[トラッキング現象]]による発火の発生率を下げる。また左右両方のプラグが同時に差されないと、シャッターが開かないタイプもある。シャッターがない場合は、未使用のコンセントに刺すプラグ型の蓋も、安価な商品として販売されているが、1年程度での交換が必要である<ref>[http://buffalo.jp/products/catalog/supply/power/tap/2pin/bsta26h/ |
: コンセントの差込口にシャッターを付け、プラグが差し込まれていない未使用時に、中の電気接点部分にホコリや虫が入るのを防ぎ、[[トラッキング現象]]による発火の発生率を下げる。また左右両方のプラグが同時に差されないと、シャッターが開かないタイプもある。シャッターがない場合は、未使用のコンセントに刺すプラグ型の蓋も、安価な商品として販売されているが、1年程度での交換が必要である<ref>[http://buffalo.jp/products/catalog/supply/power/tap/2pin/bsta26h/ シャッター付きコンセントの例]</ref>。 |
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; 簡易防水コンセント |
; 簡易防水コンセント |
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:プラグが差されている時に、絶縁ゴムのカバーでプラグを覆い、防水(ただし水滴がかかる程度)機能を持たせたものもある<ref>[http://ctlg.panasonic.jp/product/image.do?pg=10&vhb=WHA25144WP&ghj=1 |
:プラグが差されている時に、絶縁ゴムのカバーでプラグを覆い、防水(ただし水滴がかかる程度)機能を持たせたものもある<ref>[http://ctlg.panasonic.jp/product/image.do?pg=10&vhb=WHA25144WP&ghj=1 防水カバー付きコンセントの例]</ref>。 |
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; [[雷サージ]]防御 |
; [[雷サージ]]防御 |
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: [[落雷]]により、製品および接続機器の耐性を超える電圧および電流が流れたときに、電柱→宅内ブレーカー︵このブレーカーの遮断反応が早かった場合、被害を免れる事もある︶→壁等のコンセントから侵入する雷による過電圧・過電流を、内蔵の[[配線用遮断器|ブレーカー]]の反応により遮断するか、[[バリスタ (電子部品)|バリスタ]]等のサージ防護素子に逃がして、接続されている機器を過電圧・過電流から守る。しかし、[[雷]]のエネルギーはもともと、電圧は1億V、電流は1000A - 20万Aに達するものであり<ref>{{PDFlink|[http://criepi.denken.or.jp/research/pamphlet/light.pdf 一般財団法人電力中央研究所発行 |
: [[落雷]]により、製品および接続機器の耐性を超える電圧および電流が流れたときに、電柱→宅内ブレーカー︵このブレーカーの遮断反応が早かった場合、被害を免れる事もある︶→壁等のコンセントから侵入する雷による過電圧・過電流を、内蔵の[[配線用遮断器|ブレーカー]]の反応により遮断するか、[[バリスタ (電子部品)|バリスタ]]等のサージ防護素子に逃がして、接続されている機器を過電圧・過電流から守る。しかし、[[雷]]のエネルギーはもともと、電圧は1億V、電流は1000A - 20万Aに達するものであり<ref>{{PDFlink|[http://criepi.denken.or.jp/research/pamphlet/light.pdf 一般財団法人電力中央研究所発行 雷の不思議 5P]}}</ref>、避雷の設備がない建物への直撃雷や、ブレーカーの耐性を超えた[[誘導雷]]に対しては、相手のエネルギーが大きく勝り、まったく無力である。
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:また、雷サージ防御機能搭載を謳っていても、サージ防御力に乏しい性能しか発揮しない優良誤認製品もあり、その場合、直撃雷や大きな誘導雷でなくても、接続している機器が壊れることがある。なお、一度雷を受けた場合は、雷サージ防御装置、とくにバリスタ等のサージ防御素子は自らが自壊して、接続機器を守るため、二度目の雷には対応できない事が多い。またテーブルタップの他の部分も、過電圧や過電流で損傷を受けている可能性が高い。
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: また、雷サージ防御機能搭載を謳っていても、サージ防御力に乏しい性能しか発揮しない優良誤認製品もあり、その場合、直撃雷や大きな誘導雷でなくても、接続している機器が壊れることがある。なお、一度雷を受けた場合は、雷サージ防御装置、とくにバリスタ等のサージ防御素子は自らが自壊して、接続機器を守るため、二度目の雷には対応できない事が多い。またテーブルタップの他の部分も、過電圧や過電流で損傷を受けている可能性が高い。
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; [[遮断器|サーキットブレーカー]] |
; [[遮断器|サーキットブレーカー]] |
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: 定格電力を超えて使用すると、部品が過熱し、発火につながる危険性があるため、製品に過電流ブレーカーを内蔵し、定格電力を超えた時に作動し、電気を遮断する<ref>[http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=TAP-S4-3&cate=1 サーキットブレーカー内蔵の商品例]</ref>。この場合は雷サージとは比較にならない低ダメージのため、ブレーカーをリセットすれば、再使用できる。 |
: 定格電力を超えて使用すると、部品が過熱し、発火につながる危険性があるため、製品に過電流ブレーカーを内蔵し、定格電力を超えた時に作動し、電気を遮断する<ref>[http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=TAP-S4-3&cate=1 サーキットブレーカー内蔵の商品例]</ref>。この場合は雷サージとは比較にならない低ダメージのため、ブレーカーをリセットすれば、再使用できる。 |
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; [[アース]]線 |
; [[アース]]線・接地極付きコンセント |
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: 機器の漏電が発生したときに、[[配線用差込接続器#タイプB|3Pプラグ]]の接地極︵普通のプラグの間に金属棒がついたプラグ︶と内部接続されたアース線を通じて、地面に漏電を逃がし、機器を損傷から守る役目を果たす。接地極付きコンセントをもつ製品は、かならずアース線が付いているが、このアース線を壁のコンセントのアース端子等に接続するか、直接、大地にアースしないと効果は無論ない。
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: 機器の漏電が発生したときに、[[配線用差込接続器#タイプB|3Pプラグ]]の接地極︵普通のプラグの間に金属棒がついたプラグ︶と内部接続されたアース線を通じて、地面に漏電を逃がし、機器を損傷から守る役目を果たす。接地極付きコンセントをもつ製品は、かならずアース線が付いているが、このアース線を壁のコンセントのアース端子等に接続するか、直接、大地にアースしないと効果は無論ない。
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; [[ノイズフィルター]] |
; [[ノイズフィルター]] |
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: 電流量 (A) や消費電力 (W)、換算した電気料金等を測定する装置が一体化したもの。簡易的なものであるが、接続した機器の電気使用状況やコストの把握ができる。一部では[[二酸化炭素|CO<sub>2</sub>]]排出量などを表示するものもある。ただし、装置自体に[[節電]]効果は当然無い。あくまで使用者に情報を伝えるのみの機能である。また現在、どれくらい電力を使用し、定格電力まであとどれくらい使用できるかを判別できる<ref>[http://www.tmy2000.com/Product_av_around/EMPT6.html 消費電力表示タップの例]</ref>。 |
: 電流量 (A) や消費電力 (W)、換算した電気料金等を測定する装置が一体化したもの。簡易的なものであるが、接続した機器の電気使用状況やコストの把握ができる。一部では[[二酸化炭素|CO<sub>2</sub>]]排出量などを表示するものもある。ただし、装置自体に[[節電]]効果は当然無い。あくまで使用者に情報を伝えるのみの機能である。また現在、どれくらい電力を使用し、定格電力まであとどれくらい使用できるかを判別できる<ref>[http://www.tmy2000.com/Product_av_around/EMPT6.html 消費電力表示タップの例]</ref>。 |
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; [[ACアダプタ]]対応 |
; [[ACアダプタ]]対応 |
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: ACアダプタは、幅が広いため、テーブルタップに差すと、隣のコンセントに干渉してしまう。そのため、コンセントの間隔を広げて、その干渉が少なくなるように工夫された製品もある。またACアダプタ用に、普通のコンセントと違う位置(横など)に間隔をあけてコンセントを設けたものもある<ref>[http://buffalo.jp/products/catalog/supply/power/tap/2-3pin/bstac5b/ |
: ACアダプタは、幅が広いため、テーブルタップに差すと、隣のコンセントに干渉してしまう。そのため、コンセントの間隔を広げて、その干渉が少なくなるように工夫された製品もある。またACアダプタ用に、普通のコンセントと違う位置(横など)に間隔をあけてコンセントを設けたものもある<ref>[http://buffalo.jp/products/catalog/supply/power/tap/2-3pin/bstac5b/ ACアダプタ対応タップの例]</ref>。 |
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== 特殊なもの == |
== 特殊なもの == |
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: 後者は家庭用テーブルタップの巻き取り型を指すことが多い。 |
: 後者は家庭用テーブルタップの巻き取り型を指すことが多い。 |
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; [[OAフロア]]用(企業向け) |
; [[OAフロア]]用(企業向け) |
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: 近年オフィスビルなどではLAN配線 |
: 近年オフィスビルなどではLAN配線・電話配線・電気配線を容易にするため、本来の床の上にOAフロアという床上げ部材を敷き詰めて、床と実際足が触れるOAフロアとの間に配線の空間を持たせている場合が多い。そういった空間に設置されるタップは、プラグを使用せず、専用のコネクタでタップの電線を集積し、集積した回路を幹線に接続し、幹線をビルの主電源装置 (EPS) に接続する。サーバー等については、直接ビルの主電源装置に直結する場合もある。 |
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; [[19インチラック]]用 |
; [[19インチラック]]用 |
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: 定格、コンセントの数も多く、ラックに半固定して用いる。コンセントバーと呼ばれる。アース、抜け防止付で10口以上ある。また、ラックの中のサーバーは、磁力に弱いハードディスク等を搭載するため、磁力を発生するマグネット固定は使用されず、ネジ止めの場合が多い<ref>[http://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/110500091230/ コンセントバーの例]</ref>。 |
: 定格、コンセントの数も多く、ラックに半固定して用いる。コンセントバーと呼ばれる。アース、抜け防止付で10口以上ある。また、ラックの中のサーバーは、磁力に弱いハードディスク等を搭載するため、磁力を発生するマグネット固定は使用されず、ネジ止めの場合が多い<ref>[http://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/110500091230/ コンセントバーの例]</ref>。 |
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<!-- 商品例はあくまでタップの種類の説明のため、記載したもので、なるべくわかりやすいものを選択した。メーカー等もなるべく分け、特定メーカーの宣伝にならないように注意しているので、編集する方も注意されたい |
<!-- 商品例はあくまでタップの種類の説明のため、記載したもので、なるべくわかりやすいものを選択した。メーカー等もなるべく分け、特定メーカーの宣伝にならないように注意しているので、編集する方も注意されたい --->
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== 使用上の注意点 == |
== 使用上の注意点 == |
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* 定格を超えた使用は、流れる電気エネルギーがテーブルタップの限界を超えるため、器具にかかる過剰な電気エネルギーが熱に変換され、過熱した部品が器具の耐久限界を超えると発火の原因になる。また多段に使用して電気器具を繋ぐことを俗に'''[[たこ足配線]]'''というが、たこ足配線自体が危険なのではなく、たこ足配線が危険といわれるのは、コンセント口を水増しし、そこに多数の電気機器をつなぐことで、結果として定格を超えることが多いからである。
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* 定格を超えた使用は、流れる電気エネルギーがテーブルタップの限界を超えるため、器具にかかる過剰な電気エネルギーが熱に変換され、過熱した部品が器具の耐久限界を超えると発火の原因になる。また多段に使用して電気器具を繋ぐことを俗に'''[[たこ足配線]]'''というが、たこ足配線自体が危険なのではなく、たこ足配線が危険といわれるのは、コンセント口を水増しし、そこに多数の電気機器をつなぐことで、結果として定格を超えることが多いからである。
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* タップの一つのコンセントに、大消費電力の機器をつなぐと、そのコンセントの耐久の限界を超え、合計が定格以下でも、異常発熱が起こることがある。そのため、テーブルタップに、エアコン・アイロン・電気ストーブなどをつなぐことは発火の恐れがある。また、日本の電気用品安全法に基づく表示(PSEマーク)がついていない商品は、コストを削減するため、中に規格外の部品が使われている事もあり、異常発熱から発火にいたる危険性が高い<ref>{{PDFlink|[http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20070606_4.pdf |
* タップの一つのコンセントに、大消費電力の機器をつなぐと、そのコンセントの耐久の限界を超え、合計が定格以下でも、異常発熱が起こることがある。そのため、テーブルタップに、エアコン・アイロン・電気ストーブなどをつなぐことは発火の恐れがある。また、日本の電気用品安全法に基づく表示(PSEマーク)がついていない商品は、コストを削減するため、中に規格外の部品が使われている事もあり、異常発熱から発火にいたる危険性が高い<ref>{{PDFlink|[http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20070606_4.pdf 独立行政法人 国民生活センター発行 スイッチ付きテーブルタップの発煙に注意! 平成19年6月6日発行]}}</ref>。 |
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* コードを束ねたままだと、コードからの放熱がうまくいかず、熱が蓄積しやすく、発火の原因になる。特に年月が経過した製品は、電線に部分的な断線を起こしていることが多く、結果として内部の電線の本数が少なく、束ねると温度が上がりやすいため発火の危険がある。 |
* コードを束ねたままだと、コードからの放熱がうまくいかず、熱が蓄積しやすく、発火の原因になる。特に年月が経過した製品は、電線に部分的な断線を起こしていることが多く、結果として内部の電線の本数が少なく、束ねると温度が上がりやすいため発火の危険がある。 |
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* 水分やホコリにも注意が必要である。水分やホコリがコンセントの穴に付着すると、左右の穴が漏電したり、短絡(ショート)し、過熱しさらに発火に至ることがある。特にプラグが差してある場合、ホコリがたまりやすく、危険性が高いので、定期的な清掃が予防策となる。これを'''[[漏電#トラッキング現象|トラッキング現象]]'''と言い、発火の原因の一つとなっている。フタ付きのコンセントはこれの防止目的で市販されている。またコンセントに差すかたちのフタも市販されている。 |
* 水分やホコリにも注意が必要である。水分やホコリがコンセントの穴に付着すると、左右の穴が漏電したり、短絡(ショート)し、過熱しさらに発火に至ることがある。特にプラグが差してある場合、ホコリがたまりやすく、危険性が高いので、定期的な清掃が予防策となる。これを'''[[漏電#トラッキング現象|トラッキング現象]]'''と言い、発火の原因の一つとなっている。フタ付きのコンセントはこれの防止目的で市販されている。またコンセントに差すかたちのフタも市販されている。 |
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== 寿命 == |
== 寿命 == |
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テーブルタップの取り替えが推奨される目安は、その使用の仕方や環境に左右されるが、3年から5年とする企業もある<ref>{{PDFlink|[http://www2.panasonic.biz/es/catalog/detail/pdf/densetsu/WWCT1M191.pdf パナソニック |
テーブルタップの取り替えが推奨される目安は、その使用の仕方や環境に左右されるが、3年から5年とする企業もある<ref>{{PDFlink|[http://www2.panasonic.biz/es/catalog/detail/pdf/densetsu/WWCT1M191.pdf パナソニック 配線器具の点検・お取り替えのおすすめ]}}</ref>。ただし配線の被膜破れ、タップとコードの接続部分の亀裂、コンセント部分の熱変形、焦げ等がある場合は、ただちに交換を要する。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |