パパラギ
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﹃パパラギ﹄は、1920年にドイツで画家で作家のエーリッヒ・ショイルマンによって出版された書籍である。サモアの酋長ツイアピの目を通して、欧米文明の批判が展開されるフィクション︵偽書︶である。[1]
﹁パパラギ﹂とは﹁白い人﹂﹁外国人﹂の意である。ショイルマンはサモアに1年滞在したが、第一次世界大戦の勃発によりサモアを離れた。
この本は10以上の言語に翻訳された。ヒッピームーブメントの時代には人気を博し、出版から50年後にカルト本としての様相を呈した。ドイツ語版だけでも170万部が売れた。
日本では1981年に﹃パパラギ―はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集﹄︵著‥ツイアビ、訳‥岡崎照男︶として立風書房から出版された。オビでは開高健、村上龍、朝日新聞・天声人語が賞賛している。この本ではフィクションとの断り書きがないので、真実だと取り違えている人も多い。
1993年、宝塚歌劇団星組で同名のショーが上演された。[1]== 外部リンク ==
英語版
●Full English Translation of The Papalagi
●The Papalagi - Hoax?
●Weird Papalagi and a fake Samoan chief - A footnote to the Noble Savage Myth
日本語での解説
脚注
- ^ (1999c) “Weird Papalagi and a Fake Samoan Chief - A Footnote to the Noble Savage Myth”. Rongorongo Studies - A Forum for Polynesian Philology 9(1): 23-32 & 9(2): 62-75.