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ReijiYamashina777 (会話 | 投稿記録) 英語版の誤謬に引きずられたのかもしれませんが、Magnus Liber Organi がラテン名称です |
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'''レオナン'''('''Léonin'''、または[[ラテン語]]で'''レオニヌス'''('''Leoninus'''))は、ポリフォニックな[[オルガヌム]]の作者として、歴史上最初に名を残した人物。[[12世紀]]に[[パリ]]の[[ノートルダム大聖堂 (パリ)|ノートルダム大聖堂]]で活躍した。 |
'''レオナン'''('''Léonin'''、または[[ラテン語]]で'''レオニヌス'''('''Leoninus'''))は、ポリフォニックな[[オルガヌム]]の作者として、歴史上最初に名を残した人物。[[12世紀]]に[[パリ]]の[[ノートルダム大聖堂 (パリ)|ノートルダム大聖堂]]で活躍した。 |
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ノートルダム大聖堂に学んだ[[イングランド]]出身の音楽理論家「第4の無名氏 Anonymous IV 」によると、レオナンは『オルガヌム大全 Magnus Liber 』の著者であるという。『オルガヌム大全』は、[[クラウズラ]]([[グレゴリオ聖歌]]の[[メリスマ]]的な部分を、速度を大幅に落として[[定旋律]]に利用し、その上声部に速い動きの対旋律をのせて作られたポリフォニー音楽)に捧げられている。恐らく最初に[[リズム・モード]]を用いた作曲家で、そのための記譜法を発明した人物とも見なされている。 |
ノートルダム大聖堂に学んだ[[イングランド]]出身の音楽理論家﹁第4の無名氏 Anonymous IV ﹂によると、レオナンは﹃オルガヌム大全 Magnus Liber Organi﹄の著者であるという。﹃オルガヌム大全﹄は、[[クラウズラ]]︵[[グレゴリオ聖歌]]の[[メリスマ]]的な部分を、速度を大幅に落として[[定旋律]]に利用し、その上声部に速い動きの対旋律をのせて作られたポリフォニー音楽︶に捧げられている。恐らく最初に[[リズム・モード]]を用いた作曲家で、そのための記譜法を発明した人物とも見なされている。
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﹃オルガヌム大全﹄は、典礼上の用途のために作成された。﹁第4の無名氏﹂によると、﹁レオニヌス師は最上のオルガヌム作曲家である。﹃オルガヌム大全﹄は、典礼の[[グラドゥアーレ]]や[[アンティフォナ]]のために書かれた﹂。また、﹁レオナンの作品を大幅に改良して、拡大させたのが、後世の作曲家[[ペロタン]]である﹂という。
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﹃オルガヌム大全﹄は、典礼上の用途のために作成された。﹁第4の無名氏﹂によると、﹁レオニヌス師は最上のオルガヌム作曲家である。﹃オルガヌム大全﹄は、典礼の[[グラドゥアーレ]]や[[アンティフォナ]]のために書かれた﹂。また、﹁レオナンの作品を大幅に改良して、拡大させたのが、後世の作曲家[[ペロタン]]である﹂という。
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2022年1月3日 (月) 23:23時点における最新版
レオナン︵Léonin、またはラテン語でレオニヌス︵Leoninus︶︶は、ポリフォニックなオルガヌムの作者として、歴史上最初に名を残した人物。12世紀にパリのノートルダム大聖堂で活躍した。
ノートルダム大聖堂に学んだイングランド出身の音楽理論家﹁第4の無名氏 Anonymous IV ﹂によると、レオナンは﹃オルガヌム大全 Magnus Liber Organi﹄の著者であるという。﹃オルガヌム大全﹄は、クラウズラ︵グレゴリオ聖歌のメリスマ的な部分を、速度を大幅に落として定旋律に利用し、その上声部に速い動きの対旋律をのせて作られたポリフォニー音楽︶に捧げられている。恐らく最初にリズム・モードを用いた作曲家で、そのための記譜法を発明した人物とも見なされている。
﹃オルガヌム大全﹄は、典礼上の用途のために作成された。﹁第4の無名氏﹂によると、﹁レオニヌス師は最上のオルガヌム作曲家である。﹃オルガヌム大全﹄は、典礼のグラドゥアーレやアンティフォナのために書かれた﹂。また、﹁レオナンの作品を大幅に改良して、拡大させたのが、後世の作曲家ペロタンである﹂という。
﹃オルガヌム大全﹄の全曲が2声部で作曲されているものの、実際の演奏習慣がどんなものかだったのは、ほとんど分かっていない。この2声がどちらも必ずしも独唱者というわけではない。
参考文献[編集]
- W.G.Waite: The Rhythm of Twelfth-Century Polyphony: its Theory and Practice. Yale Studies in the History of Music, New Haven, 1954.
- Richard H. Hoppin, Medieval Music. New York, W.W. Norton & Co., 1978. (ISBN 0-393-09090-6)
- Harold Gleason and Warren Becker, Music in the Middle Ages and Renaissance (Music Literature Outlines Series I). Bloomington, Indiana. Frangipani Press, 1986. (ISBN 0-89917-034-X)