ロンリー・ハート
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『ロンリー・ハート』 | ||||
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イエス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1983年 | |||
ジャンル | ハード・ポップ | |||
時間 | ||||
レーベル | アトコ・レコード | |||
プロデュース | トレヴァー・ホーン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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イエス アルバム 年表 | ||||
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ロンリー・ハート (90125) は、1983年に発表されたイエスのアルバム。それまでのプログレッシヴなサウンドとは打って変わり、ポップな作風である。ちなみに原題の﹁90125﹂という数字は、ただの発売当時のレコードの品番であり、深い意味はない。解散していたイエスの再結成アルバムとして話題となった。
このアルバム発表時のメンバーは、ジョン・アンダーソン︵ヴォーカル︶、クリス・スクワイア︵ベース︶、トレヴァー・ラビン︵ヴォーカル、ギター︶、アラン・ホワイト︵ドラムス︶、トニー・ケイ︵キーボード︶の5人。そして、プロデュースはトレヴァー・ホーンが手掛けている。但し、レコーディングにおいて、トニー・ケイはほとんど演奏に参加しておらず、スタジオ・ミュージシャンとして参加していたチャールズ・オリンズがキーボードのほとんどを弾いている。
イエスの代表作﹃こわれもの﹄︵1972年︶、﹃危機﹄︵1972年︶とは大きくサウンドが異なり、ポップでモダンなロックに仕上がっており、歌詞も複雑で抽象的なものではなくなっている。その象徴的な楽曲が、アルバムの邦題にもなっている﹁ロンリー・ハート﹂である。この曲ではプロデューサーのトレヴァー・ホーンの存在が大きく、彼の手によるサンプリングやリバーヴの処理が曲の持ち味に貢献している。この曲は、現在のところイエス唯一の全米Billboard Hot 100における1位獲得作品で[1]、アルバムのヒットを牽引した。
また、ロジャー・ディーンによるイエスのロゴマークがなくなり、簡素なアルバム・ジャケットになっている。
日本に於いては、1曲目の﹁ロンリー・ハート﹂が、日産・バサラ、三洋電機︵パナソニック︶eneloop、UCC上島珈琲﹁クリア﹂に使われた。また2012年に放送されたテレビアニメ、ジョジョの奇妙な冒険の一部の回のBGMで、ロンリー・ハートと似たようなリフが使われている。[4]
いかにも1980年代的なスタジアム・ロックと呼ぶにふさわしい作品であり、イエスの数あるアルバムの中で最も売れたのも﹃ロンリー・ハート﹄である。この成功を受けて、次作﹃ビッグ・ジェネレイター﹄︵1987年︶も同じ音楽性を打ち出したが、セールス的にはそれほど成功しなかった。
収録曲
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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1. | 「ロンリー・ハート "Owner Of A Lonely Heart"」 | Trevor Rabin/Jon Anderson/Chris Squire/Trevor Horn | |
2. | 「ホールド・オン "Hold On"」 | Anderson/Rabin/Squire | |
3. | 「イット・キャン・ハプン "It Can Happen"」 | Squire/Anderson/Rabin | |
4. | 「変革 "Changes"」 | Rabin/Anderson/Alan White | |
5. | 「シネマ "Cinema"」 | Squire/Rabin/White/Tony Kaye | |
6. | 「リーヴ・イット "Leave It"」 | Squire/Rabin/Horn | |
7. | 「アワ・ソング "Our Song"」 | Anderson/Squire/Rabin/White/Kaye | |
8. | 「シティ・オブ・ラヴ "City of Love"」 | Rabin/Anderson | |
9. | 「ハーツ "Hearts"」 | Anderson/Squire/Rabin/White/Kaye |
リマスター盤
2004年にCDのリマスター盤が発売された。音質の向上が図られている他、以下のボーナス・トラックが追加収録されている。
- Leave It (Single Remix Bonus Track)
- Make It Easy (Bonus Track)
- It Can Happen (Cinema Version)
- It's Over (Bonus Track)
- Owner Of A Lonely Heart (Extended Version) (Previously Unreleased Bonus Track)
- Leave It (A Capella Version Bonus Track)
脚注
- ^ a b Yes - Awards : AllMusic
- ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.73
- ^ ChartArchive - Yes - 90125
- ^ ちなみにエンディングテーマはラウンドアバウトが使われている。