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「分身 (ドストエフスキー)」の版間の差分

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『'''分身'''』(ぶんしん、{{lang-ru|Двойник}})(『二重人格』とも訳される)は、[[フョードル・ドストエフスキー]]の中編小説で、1846年『祖国雑記』第2号(2月号)に発表された。『[[貧しき人々]]』で文壇に華々しくデビューしたドストエフスキーの第二作目となる作品である。『貧しき人々』の発表からわずか一月後のことであった。発表前に兄ミハイルに宛てた手紙の中でドストエフスキーは、「『貧しき人々』よりも十倍も上の作品です。仲間の連中は『死せる魂』以後のロシアの国にはこれほどのものはひとつとして現れなかった、これはまさに天才的な作品だと言っています」(1846年2月1日付<ref>[[筑摩書房]]版『ドストエフスキー全集15巻 [[小沼文彦]]訳</ref>)とその自信を披瀝している。

『'''分身'''』(ぶんしん、{{lang-ru|Двойник}})(『二重人格』とも訳される)は、[[フョードル・ドストエフスキー]]の中編小説で、1846年『祖国雑記』第2号(2月号)に発表された。『[[貧しき人々]]』で文壇に華々しくデビューしたドストエフスキーの第二作目となる作品である。『貧しき人々』の発表からわずか一月後のことであった。発表前に兄ミハイルに宛てた手紙の中でドストエフスキーは、「『貧しき人々』よりも十倍も上の作品です。仲間の連中は『死せる魂』以後のロシアの国にはこれほどのものはひとつとして現れなかった、これはまさに天才的な作品だと言っています」(1846年2月1日付<ref>筑摩書房版『ドストエフスキー全集 15巻小沼文彦訳</ref>)とその自信を披瀝している。



== 概要 ==

== 概要 ==


2023年2月7日 (火) 09:01時点における最新版

分身
Двойник
1866年改訂版の表紙
1866年改訂版の表紙
作者 フョードル・ドストエフスキー
ロシア帝国の旗 ロシア帝国
言語 ロシア語
ジャンル 中編小説
発表形態 雑誌掲載
初出情報
初出 『祖国雑記』1846年2月号
日本語訳
訳者 米川正夫
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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: Двойник184622184621[1]

概要[編集]


113退184641[2]



184621

5

5[3]

[4]

Двойник

1011使姿

310

[]




姿

宿宿使宿姿

登場人物[編集]

ヤーコフ・ペトローヴィチ・ゴリャートキン(旧ゴリャートキン)
九等官、係長補佐
新ゴリャートキン
ゴリャートキンの分身、九等官
ペトルーシカ
ゴリャートキンの従僕
アンドレイ・フィリッポヴィッチ
ゴリャートキンの上司、課長、六等官
アントン・アントーノヴィッチ・セトーチキン
ゴリャートキンの上司、係長
オルスーフィイ・イワーノヴィッチ・ベレンジェーイェフ
ゴリャートキンの恩人、クラーラの父親、五等官
クラーラ・オルスーフィイェヴナ
五等官オルスーフィイの一人娘
ヴラジーミル・セミョーノヴィッチ
アンドレイ・フィリッポヴィッチの甥、26歳、八等官
ネストル・イグナーチイェヴィッチ・ヴァフラメーイェフ
役所の事務官
クリスチャン・イワーノヴィッチ・ルーテンシュピッツ
内科兼外科医、ゴリャートキンの主治医
オスターフィイェフ
役所の書記
ピサレンコ
役所の書記
カロリーナ・イワーノヴナ
ドイツ人女性、下宿屋・食堂の女主人、

主な日本語訳[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 筑摩書房版『ドストエフスキー全集 15巻』小沼文彦訳
  2. ^ 中村健之介『ドストエフスキーの手紙』
  3. ^ 『打ちひしがれた人々』重石正巳・石田正三訳 日本評論社
  4. ^ 高橋誠一郎著『ロシアの近代化と若きドストエフスキー』