和歌山市駅のソースを表示

{{pp-vandalism|small=yes}}
{{混同|和歌山駅}}
{{特殊文字|説明=[[Microsoftコードページ932]]（[[はしご高]]）}}
{{駅情報
|社色 = 
|文字色 = 
|駅名 = 和歌山市駅
|画像 = Nankai-Wakayamashi-station-building2020.jpg
|pxl = 300
|画像説明 = 新駅舎（2020年<span class="ltr">10</span>月）
|地図 = {{Infobox mapframe|zoom=15|frame-width=300|type=point|marker=rail|coord={{coord|34|14|11.16|N|135|10|0.93|E}}}}
|よみがな = わかやまし
|ローマ字 = WAKAYAMASHI<br />Wakayamashi
|所属事業者 = [[南海電気鉄道]]（南海・[[#南海電気鉄道|駅詳細]]）<br />[[西日本旅客鉄道]]（<span class="ltr">JR</span>西日本・[[#JR西日本|駅詳細]]）
|所在地 = [[和歌山県]][[和歌山市]]
|乗換 = 
|備考 = 
|備考全幅 = 
}}

'''和歌山市駅'''（わかやましえき）は、[[和歌山県]][[和歌山市]]東蔵前丁にある、[[南海電気鉄道]]・[[西日本旅客鉄道]]（<span class="ltr">JR</span>西日本）の[[鉄道駅|駅]]である。南海の[[駅ナンバリング|駅番号]]は'''NK45'''。

== 概要 ==
[[ファイル:夜の和歌山市駅(2013.4.6).jpg|thumb|夜の和歌山市駅（2013年<span class="ltr">4</span>月）]]
当駅には、南海電気鉄道の[[南海本線]]と[[南海和歌山港線|和歌山港線]]のほか、<span class="ltr">JR</span>西日本の[[紀勢本線]]が乗り入れている。以前は改札を出ずに乗換が可能な[[共同使用駅]]であったが、2017年の改良工事により、両社の改札口が別となった。南海本線と紀勢本線は当駅が終点、和歌山港線は当駅が起点となっている。いずれの線も全列車が停車する。南海本線の大阪方面からの列車は当駅折り返しが大半だが、特急「サザン」と急行のそれぞれ一部のみ和歌山港線に乗り入れる。

また、隣の[[紀ノ川駅]]から分岐する[[南海加太線]]の全列車も南海本線経由で当駅に乗り入れ、運行系統上は当駅を始発とする。ただし、[[1955年]]まで存在していた[[南海北島支線|加太線旧線]]は当駅へ直接乗り入れていた（[[#旧加太線の遺構]]も参照のこと）。

南海本線の終点であり、その和歌山側の[[ターミナル駅]]（大阪側のターミナル駅は[[難波駅 (南海)|難波駅]]）となっており、[[阪和線|JR阪和線]]などの[[和歌山駅]]と区別するため、地元では'''市駅'''（しえき）と通称される。同様に市名をそのまま名乗る全国の「[[市駅]]」の中では最も古くから「－市駅」を名乗っており、また一貫して改称もしていない。また、県庁所在地の市の駅で「－市駅」と名乗っているのは当駅と[[愛媛県]][[松山市]]にある[[伊予鉄道]]の[[松山市駅]]のみである。

2015年度から2021年度の<span class="ltr">6</span>年間で第一期と第二期に分け、改築が行われた。

== 歴史 ==
* [[1903年]]（[[明治]]36年）[[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">21</span>日]]：南海鉄道と[[紀和鉄道]]の駅として開業<ref name="sone25"/>。
* [[1904年]]（明治<span class="ltr">37</span>年）[[<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">27</span>日]]：紀和鉄道が[[関西鉄道]]に路線譲渡<ref name="sone25"/>。
* [[1907年]]（明治<span class="ltr">40</span>年）[[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">1</span>日]]：関西鉄道が[[鉄道国有法]]により国有化、南海鉄道と国鉄の駅となる<ref name="sone25"/>。
* [[1909年]]（明治<span class="ltr">42</span>年）[[<span class="ltr">2</span>月<span class="ltr">11</span>日]]：和歌山水力電気（後の[[南海和歌山軌道線]]）の駅前（後の市駅前） - 県庁前間が開業。
* [[1914年]]（[[大正]]3年）[[<span class="ltr">9</span>月<span class="ltr">25</span>日]]：加太軽便鉄道（現在の南海加太線）の和歌山口駅開業。
* [[1930年]]（[[昭和]]5年）[[<span class="ltr">12</span>月<span class="ltr">22</span>日]]：社名変更により和歌山口駅が加太電気鉄道の駅となる。
* [[1942年]]（昭和<span class="ltr">17</span>年）[[<span class="ltr">2</span>月<span class="ltr">1</span>日]]：加太電気鉄道が加太線として南海鉄道に合併。和歌山口駅を統合。
* [[1944年]]（昭和<span class="ltr">19</span>年）[[<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">1</span>日]]：南海鉄道の会社合併により、[[近畿日本鉄道]]と国鉄の駅となる。
* [[1947年]]（昭和<span class="ltr">22</span>年）<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">1</span>日：近畿日本鉄道からの路線譲渡により、南海電気鉄道と国鉄の駅となる。
* [[1950年]]（昭和<span class="ltr">25</span>年）[[<span class="ltr">9</span>月<span class="ltr">3</span>日]]：ジェーン台風により、加太線の和歌山市駅 - 北島駅間が不通。
* [[1953年]]（昭和<span class="ltr">28</span>年）：加太線の和歌山市駅 - 北島駅間が休止。
* [[1955年]]（昭和<span class="ltr">30</span>年）[[<span class="ltr">2</span>月<span class="ltr">15</span>日]]：加太線の和歌山市駅 - 北島駅間が廃止。
* [[1956年]]（昭和<span class="ltr">31</span>年）[[<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">6</span>日]]：南海和歌山港線開業。
* [[1962年]]（昭和<span class="ltr">37</span>年）[[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">10</span>日]]：当駅 - 東京間の急行「[[紀伊 (列車)#大和|大和]]」（和歌山線・関西本線・東海道本線経由）が運行開始（従来湊町駅発着だった同急行に当駅発着の編成を追加）。
* [[1968年]]（昭和<span class="ltr">43</span>年）[[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">1</span>日]]：急行「大和」廃止。
* [[1971年]]（昭和<span class="ltr">46</span>年）[[<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">1</span>日]]：[[南海和歌山軌道線]]が廃止。
* [[1972年]]（昭和<span class="ltr">47</span>年）
** [[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">15</span>日]]：紀和駅 - 和歌山市駅間が[[和歌山線]]から紀勢本線に移管<ref name="sone25"/>。国鉄の駅の[[日本の鉄道駅#所属線|所属線]]が和歌山線から紀勢本線に変更される<ref name="停車場">{{Cite book|和書|author=石野哲（編）|title=停車場変遷大事典 国鉄・<span class="ltr">JR</span>編 Ⅱ|publisher=[[JTB]]|date=1998-10-01|edition=初版|isbn=978-4-533-02980-6|page=382}}</ref>。
** [[<span class="ltr">12</span>月<span class="ltr">1</span>日]]：駅ビル完成。<span class="ltr">2</span>階にある駅舎部分が使用を開始。南海電気鉄道の駅に自動改札機を初設置、試験運用を開始。
* [[1973年]]（昭和<span class="ltr">48</span>年）[[<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">16</span>日]]：駅ビル「南海和歌山ビルディング」開業。[[髙島屋]]和歌山店（駅ビル[[テナント]]として入居。高島屋大阪店の支店）開店。
* [[1980年]]（昭和<span class="ltr">55</span>年）[[<span class="ltr">7</span>月<span class="ltr">1</span>日]]：[[チッキ|荷物]]扱い廃止{{R|停車場}}。
* [[1985年]]（昭和<span class="ltr">60</span>年）[[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">14</span>日]]：南海線 - 国鉄線間直通旅客列車が廃止<ref name="sone25"/>。
* [[1987年]]（昭和<span class="ltr">62</span>年）[[<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">1</span>日]]：国鉄分割民営化により南海電気鉄道と西日本旅客鉄道の駅となる<ref name="sone25"/>{{R|停車場}}。
* [[2005年]]（[[平成]]17年）[[<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">27</span>日]]：南海和歌山港線の当駅 - 和歌山港駅間の途中駅が廃止。
* [[2012年]]（平成<span class="ltr">24</span>年）[[<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">1</span>日]]：駅内構造を変更、駅ナンバリングが導入され、使用を開始<ref>{{Cite web|和書|title=南海 駅ナンバリング 導入 |url=https://www.tetsudo.com/event/5551/ |website=鉄道コム |date=2012-02-27 |access-date=2023-02-13 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230213212207/https://www.tetsudo.com/event/5551/ |archive-date=2023-02-13}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/120223_1.pdf |title=南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します |access-date=2023-02-13 |publisher=南海電鉄 |archive-url=https://web.archive.org/web/20211028050622/https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/120223_1.pdf |archive-date=2021-10-28}}</ref>。
* [[2014年]]（平成<span class="ltr">26</span>年）[[<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">31</span>日]]：駅ビルテナントの髙島屋和歌山店が閉店。跡地の<span class="ltr">1</span>階部分に[[イズミヤ|デイリーカナート]]、<span class="ltr">2</span>階部分に100円均一ショップが開店（いずれも2017年<span class="ltr">3</span>月閉店）。
* [[2014年]]（平成<span class="ltr">26</span>年）[[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">18</span>日]]：南海本線・加太線・和歌山港線ダイヤ改正に伴い、南海本線の泉佐野駅 - 当駅間の普通列車が日中毎時<span class="ltr">2</span>本から<span class="ltr">4</span>本に倍増し、和歌山港線普通列車（線内折り返し）を従来通り<span class="ltr">5</span>番線から発着させることが不可能になったため、<span class="ltr">7</span>番線の使用を再開し和歌山港線普通列車専用ホームとする。
* [[2017年]]（平成<span class="ltr">29</span>年）[[<span class="ltr">7</span>月<span class="ltr">15</span>日]]：和歌山市駅活性化計画（第<span class="ltr">1</span>期工事）に伴い、改札口を<span class="ltr">2</span>階から<span class="ltr">1</span>階に移設。南海線と<span class="ltr">JR</span>線の改札を分離<ref>{{Cite press release|和書|url=http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/170608_2.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190119174634/http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/170608_2.pdf|format=PDF|language=日本語|title=和歌山市駅の改札口を<span class="ltr">2</span>階から<span class="ltr">1</span>階に移設します 〜和歌山市駅活性化計画（第<span class="ltr">1</span>期工事）駅施設の供用開始について〜|publisher=南海電気鉄道|date=2017-06-08|accessdate=2020-09-17|archivedate=2019-01-19}}</ref>。この分離に伴い、紀勢本線の和歌山駅 - 当駅間で[[乗車カード|ICカード]]「[[ICOCA]]」の利用が可能になる<ref>[https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/04/page_10293.html 紀勢線（和歌山〜和歌山市駅間）で<span class="ltr">IC</span>カード乗車券が利用可能になります！]</ref><ref>[http://www.westjr.co.jp/press/article/2017/06/page_10582.html 利用開始日が決定<span class="ltr">!</span>紀勢線（和歌山～和歌山市駅）で<span class="ltr">IC</span>カード乗車券が<span class="ltr">7</span>月<span class="ltr">15</span>日（土曜日）から利用できるようになります<span class="ltr">!</span>]</ref>。
* [[2020年]]（[[令和]]2年）[[<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">5</span>日]]：隣接する複合施設「[[キーノ和歌山]]」の商業棟が開業<ref>{{Cite press release|和書|url=http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/200515.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200607234924/http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/200515.pdf|format=PDF|language=日本語|title=キーノ和歌山・商業ゾーン 2020年<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">5</span>日（金）、グランドオープンします!|publisher=南海電気鉄道|date=2020-05-15|accessdate=2020-07-07|archivedate=2020-06-07}}</ref>。

<gallery widths="180px" heights="135px">
Wakayamashi station08s5.jpg|旧駅舎（2008年<span class="ltr">12</span>月）
Wakayamashi-sta-entrance.png|駅舎建て替え時の駅入り口
Wakayamashi-sta-2018-12-27.jpg|駅舎建て替え工事時の和歌山市駅全景
</gallery>

== 駅構造 ==
2017年までは南海側のみ[[<span class="ltr">IC</span>カード]][[乗車券]]の利用が可能だったため、南海・<span class="ltr">JR</span>間で乗り継ぐ場合は、ホーム上にある簡易<span class="ltr">IC</span>カードリーダーで改札処理をしていた<ref group="注">JRのりば側に入場処理用、南海降車ホーム側に出場処理用。</ref>。だが、2017年に当駅の改札口が事業者ごとに分離されたため、改札を通るだけでの乗り継ぎが可能となった。

=== 南海電気鉄道 ===
{{駅情報
|駅名 = 和歌山市
|よみがな = わかやまし
|ローマ字 = WAKAYAMASHI
|社色 = #fe4d11
|文字色 =
|画像 = 
|pxl = 
|画像説明 = 
|電報略号 = ワシ
|所属事業者= [[南海電気鉄道]]（南海）
|所在地 = [[和歌山県]][[和歌山市]]東蔵前丁<span class="ltr">3</span>番地6
|座標 = {{Coord|34|14|11.16|N|135|10|0.93|E|region:JP_type:railwaystation|display=inline,title}}
|開業年月日= [[1903年]]（[[明治]]36年）[[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">21</span>日]]<ref name="sone25">{{Cite book|和書|author=曽根悟（監修）|authorlink=曽根悟|title=週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR|editor=朝日新聞出版分冊百科編集部|publisher=[[朝日新聞出版]]|series=週刊朝日百科|volume=25号 紀勢本線・参宮線・名松線|date=2010-01-10|pages=18-21}}</ref>
|駅構造 = [[地上駅]]
|ホーム = 2面<span class="ltr">5</span>線
|廃止年月日=
|乗車人員 = 
|乗降人員 = 12,271<ref name="nankai2020">{{Cite web |author=南海電気鉄道株式会社|url=http://www.nankai.co.jp/library/company/company/handbook/pdf2021/04.pdf |title=2021 HAND BOOK NANKAI |type=pdf |page=77 |date=2021-08 |accessdate=2021-11-06}}</ref>
|統計年度 = 2020年
|乗入路線数= 3
|所属路線1 = {{color|#0065af|■}}[[南海本線]]（{{color|#0065af|■}}[[南海加太線|加太線]]直通含む）*
|駅番号1 = {{南海泉北駅番号|NK|45}}
|前の駅1 = NK44 **[[紀ノ川駅|紀ノ川]]
|駅間A1 = 2.6
|キロ程1 = 64.2
|起点駅1 = [[難波駅 (南海)|難波]]
|所属路線2 = {{color|#0065af|■}}[[南海和歌山港線|和歌山港線]]*
|駅間B2 = 2.8
|次の駅2 = [[和歌山港駅|和歌山港]] NK45-1 **
|キロ程2 = 0.0
|起点駅2 = 和歌山市
|備考 = 窓口営業時間 4:50 - 24:00
|備考全幅 = *和歌山港線側からは特急サザン・急行が南海本線に直通<br/>**紀ノ川方 - 南海本線<br/>**和歌山港方 - 和歌山港線
}}
改札口は地上にあり、<span class="ltr">5</span>・<span class="ltr">6</span>・<span class="ltr">7</span>番線は[[跨線橋]]で結ばれている。トイレは改札内に設置されている。<span class="ltr">3</span>番線は行き止まりになっており、<span class="ltr">4</span>・<span class="ltr">5</span>番線のみが和歌山港へ通じている。なお<span class="ltr">6</span>・<span class="ltr">7</span>番線は同一ホームが中ほどで分割され、向かい合わせで停車するかたちになっている。両番線とも[[線路終端標識]]が立てられ、また砂利が盛られて[[枕木]]が置かれて行き止まりになっているものの、[[線路 (鉄道)|線路]]と[[架線]]自体はつながっている。

当駅は、[[駅長]]が配置され、[[尾崎駅]] - 和歌山市駅の各駅と[[多奈川線]]、[[和歌山港駅]]を管轄している。

==== のりば（南海） ====
{| class="wikitable"
!のりば<!-- 事業者側による呼称 --->!!路線<span class="ltr">!!</span>行先<span class="ltr">!!</span>備考
|-
!3
|[[File:Nankai mainline symbol.svg|15px]] 加太線
|[[加太駅 (和歌山県)|加太]]方面<ref name="nankai-wakayamashi">{{Cite web|和書|url=https://www.nankai.co.jp/sites/default/files/imce/pdf/library/traffic/jikoku/pdf/wakayamashi/wakayamashi.pdf |title=和歌山市駅 立体構内図 |publisher=南海電気鉄道 |accessdate=2023-06-11}}</ref>
|&nbsp;
|-
!rowspan="2"|4・5
|[[File:Nankai mainline symbol.svg|15px]] 南海本線
|[[難波駅 (南海)|なんば]]・[[関西空港駅|関西空港]]方面<ref name="nankai-wakayamashi" />
|&nbsp;
|-
|[[File:Nankai mainline symbol.svg|15px]] 和歌山港線
|[[和歌山港駅|和歌山港]]方面<ref name="nankai-wakayamashi" />
|特急「サザン」・急行
|-
!6
|[[File:Nankai mainline symbol.svg|15px]] 南海本線
|なんば・関西空港方面<ref name="nankai-wakayamashi" />
|rowspan="2"|線路を共用<br/>本線の一部列車<br/>和歌山港線内折り返しの普通
|-
!7
|[[File:Nankai mainline symbol.svg|15px]] 和歌山港線
|和歌山港方面<ref name="nankai-wakayamashi" />
|}

2012年度に、バリアフリー化のため改札とホームの間にエレベーターを設置した。<span class="ltr">3</span>・<span class="ltr">4</span>番線のホームに通じるエレベーターは、<span class="ltr">3</span>番線の有効長を短縮させた跡に設置されている。それに伴い、加太線の専用ホームが<span class="ltr">6</span>番線から<span class="ltr">3</span>番線に変更となった<ref>{{PDFlink|[http://www.nankai.co.jp/company/news/pdf/120125.pdf 4月<span class="ltr">1</span>日（日）から「南海線」のダイヤを変更します]}} - 2012年<span class="ltr">1</span>月<span class="ltr">24</span>日 南海電気鉄道公式サイト内「【ご参考】 和歌山市駅の加太線発着番線を変更（最下段に□囲みで記載）」の項目より</ref>。

和歌山港線の主本線である<span class="ltr">7</span>番線は、2005年に線内普通列車が一旦廃止されてからは客扱いでは使われなくなり、回送列車が発着する程度となっていた。2012年の普通列車再設定後も同様の状態が続いたが、2014年<span class="ltr">10</span>月のダイヤ変更により再び和歌山港線普通列車用ホームとして使用されるようになった（同時に<span class="ltr">4</span>・<span class="ltr">5</span>番線の和歌山港行きは特急サザンと急行のみとなった）。なお、2005年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">26</span>日までは<span class="ltr">7</span>番線の出入口にも中間改札があった。この日を営業最終日として廃止された和歌山港線の中間駅各駅（2002年までは[[水軒駅]]を含む）が無人駅だったため、当駅で乗り換えもしくは降車するために[[乗車駅証明書]]発行機が改札前に設置されていた。

<gallery>
Nankai-Wakayamashi-station-ticket-gate2020.jpg|改札口（2020年<span class="ltr">10</span>月）
Wakayamashi station07n4592.jpg|旧改札口（2008年<span class="ltr">12</span>月）
Wakayamashi station05n4592.jpg|3番線（2008年<span class="ltr">12</span>月）
Wakayamashi station04n4592.jpg|4番線（2008年<span class="ltr">12</span>月）
Wakayamashi station rapid.jpg|4番線に停車する1000系
Wakayamashi8000.jpg|5番線に停車する8000系（2012年<span class="ltr">5</span>月）
Wakayamashi kosenkyoこせんきょ.JPG|跨線橋より撮影（奥がなんば方面）
Wakayamashi-nankai-soba.jpg|改札内コンコースにあった南海そば
</gallery>

=== JR西日本 ===
{{駅情報
|社色 = #0072bc
|文字色 = 
|駅名 = 和歌山市
|画像 = ファイル:和歌山市駅ホーム.JPG
|pxl = 300
|画像説明 = 2番線（2007年<span class="ltr">9</span>月）
|よみがな = わかやまし
|ローマ字 = Wakayamashi
|副駅名 = 
|前の駅 = [[紀和駅|紀和]]
|駅間A = 1.5
|駅間B = 
|次の駅 = 
|電報略号 = ワシ
|駅番号 = 
|所属事業者 = [[西日本旅客鉄道]]（<span class="ltr">JR</span>西日本）
|所属路線 = {{Color|#999999|■}}[[紀勢本線]]
|キロ程 = 384.2&nbsp;km（[[亀山駅 (三重県)|亀山]]起点）<br />[[和歌山駅|和歌山]]から3.3
|起点駅 = 
|所在地 = [[和歌山県]][[和歌山市]]東蔵前丁<span class="ltr">3</span>番地6
<!-- | 座標 = {{Coord|34|14|11.16|N|135|10|0.93|E|region:JP_type:railwaystation|display=inline,title}} -->
|駅構造 = [[地上駅]]
|ホーム = 1面<span class="ltr">1</span>線
|開業年月日 = [[1903年]]（[[明治]]36年）[[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">21</span>日]]<ref name="sone25" />
|廃止年月日 = 
|乗車人員 = 2,170<!--統計年度のときに使用-->
|乗車人員n = <!--統計年次のときに使用-->
|乗降人員 = <!--統計年度のときに使用-->
|乗降人員n = <!--統計年次のときに使用-->
|統計年度 = 2019年
|統計年次 = 
|乗換 = 
|備考 = [[無人駅]]（自動券売機 有）
|備考全幅 = 
}}

2番線に改札口がある。かつては<span class="ltr">1</span>番線の片側ホームと[[機回し線]]が敷設されていたが1992年に撤去され<ref>鉄道ピクトリアル 1992年<span class="ltr">6</span>月号(No.561)87頁</ref>、[[駐車場]]となっている。この<span class="ltr">1</span>番線ホームを覆う屋根や、ホームに通じていた階段（通常時は扉で閉鎖されていた）が南海和歌山ビルの解体まで存在した。

駅業務は共同使用駅時代から一貫して南海に委託しているため、国鉄→JR西日本の[[駅員]]配置はなく、みどりの窓口もない。その名残で<span class="ltr">JR</span>線のりばの[[駅名標]]や案内放送も南海様式となっている。2017年<span class="ltr">7</span>月<span class="ltr">14</span>日までは、<span class="ltr">JR</span>線の乗車券類は一部近距離区間までであれば南海の[[自動券売機|券売機]]で購入可能で、そのほかは南海の出札窓口で常備券や[[補充券]]による販売が行われていた<ref group="注">過去には駅構内に出店していた南海国際旅行和歌山営業支店でも、[[マルス (システム)|マルス]]端末で指定券を含む<span class="ltr">JR</span>券を取り扱っていたため、同支店が営業していた頃は、複雑な条件の乗車券や特急券などでは、同支店での購入を案内することがあった。</ref>。

入場券については改札分離前は券売機での発行分は南海の、窓口での発行分は国鉄→JR西日本の収入として取り扱われていた上、[[りんくうタウン駅]]などと異なり料金を安い金額の側に合わせる取り決めがなかったため、最低運賃が異なる場合は効力が同一でありながら窓口と券売機で料金が異なる現象が発生していた。なお、国鉄→JR西日本扱いの入場券は硬券時代は国鉄→JR西日本の様式だったが、軟券となってからは調製が南海に委託されたため、南海様式で<span class="ltr">JR</span>の料金のものが発行されていた。<span class="ltr">7</span>月<span class="ltr">15</span>日の南海との改札分離により南海の窓口と券売機での<span class="ltr">JR</span>単独券の発売を中止し、これまで改札内に乗継用に設置していた<span class="ltr">JR</span>の券売機を改札外に移設し、入場券の発券にも対応した。また<span class="ltr">JR</span>線改札には係員が常駐しない無人駅であり、自動改札機が利用できない場合など係員対応が必要な場合「[[駅集中管理システム|改札口コールシステム]]」による遠隔操作での対応となる。

もともと南海の駅として開業し、後に[[紀和鉄道]]（→[[関西鉄道]]→国鉄→JR西日本）が当駅へ[[直通運転|乗り入れ]]た。かつては当駅から1.0 km紀和駅寄りに在る分界点までの[[線路 (鉄道)|線路]]も南海の所有であり、「国社[[連絡線]]」という路線名で[[鉄道要覧]]にも記載されていた。こうした経緯により国鉄時代は国鉄の駅数には計上されていなかった<ref group="注">[[綾瀬駅]]（[[帝都高速度交通営団]]管理）、[[姪浜駅]]（[[福岡市交通局]]管理）および[[鹿児島交通枕崎線]]が接続していた時代の[[指宿枕崎線]][[枕崎駅]]と同様。</ref>。

[[1987年]]（昭和<span class="ltr">62</span>年）の[[国鉄分割民営化]]時に、分界点 - 当駅間が<span class="ltr">JR</span>西日本の[[鉄道事業者#第一種鉄道事業|第一種鉄道事業（自社の線路）]]区間となった。従来通りの区分であれば、南海が第三種鉄道事業の、<span class="ltr">JR</span>西日本が第二種鉄道事業の区間となるが、線路を含めて<span class="ltr">JR</span>西日本に貸与した形に改めた。このため、「鉄道要覧」からも「南海国社連絡線」の記述が削除された。一方<span class="ltr">JR</span>貨物は旧分界点 - 当駅間の第二種鉄道事業免許を所有していなかったため、当該区間は南海が<span class="ltr">JR</span>貨物に委託した[[特殊列車#配給列車|配給列車]]扱いとしていた。

==== のりば（<span class="ltr">JR</span>西日本） ====
<!-- JR紀勢線は南海では灰色のカラーで表現。<span class="ltr">JR</span>和歌山支社自身も和歌山 - 和歌山市間は、駅掲示運賃表では灰色で扱っています。 --->
のりばは2017年<span class="ltr">7</span>月<span class="ltr">15</span>日現在。
{| class="wikitable"
!のりば<!-- 事業者側による呼称 --->!!路線<span class="ltr">!!</span>行先
|-
!2
|{{Color|#999999|■}} 紀勢本線
|[[和歌山駅|和歌山]]方面
|}

=== 渡り線 ===
JR紀勢本線と南海本線の間には、[[非電化]]の渡り線が設けられている。かつて、南海難波駅を発着する紀勢本線直通列車がこの渡り線を経由して運転されていた。しかし、[[1985年]]3月に「[[きのくに (列車)|きのくに]]」が廃止されて以降、この渡り線を使用する旅客列車は運転されていない。この線路については電化の上で南海難波駅発着を存続させる動きがあったが、<span class="ltr">1</span>日数本の列車のために電化は得策ではないので見送られた。

また、旅客列車以外では、南海や[[泉北高速鉄道|大阪府都市開発]]（[[泉北高速鉄道線]]）が新型車両導入の際に車両メーカーの工場→JR線→当駅、というルートで搬入<ref group="注">JR貨物の免許は旧南海分界点までであるため、甲種輸送はそこまでで、以降は南海が<span class="ltr">JR</span>貨物に委託した配給列車ということになる。なお泉北車については南海の貨物輸送実績として計上されておらず、法令上の位置付けが不明である。</ref>されていたため、その際にこの渡り線を利用していた。[[2003年]]4月<span class="ltr">1</span>日に旧・[[竜華操車場|竜華信号場]] - [[杉本町駅]] - [[和歌山駅]] - 南海電鉄分界点間の[[日本貨物鉄道]]の第二種鉄道事業が廃止されたため、それ以降、新型車両は[[百済貨物ターミナル駅|百済駅]]または[[安治川口駅]]の貨物ターミナルから[[牽引自動車|トレーラー]]によって陸送されることとなった。

しかし、[[2009年]]からは、新造された南海の車両がJR[[東海道本線]]・[[おおさか東線|城東貨物線]]・[[片町線]]・[[おおさか東線]]・[[関西本線]]・[[和歌山線]]・紀勢本線を、[[2010年]]からは<span class="ltr">JR</span>東海道本線・[[梅田貨物線]]・[[大阪環状線]]・関西本線・[[和歌山線]]・紀勢本線を経由し当駅まで搬入され、この渡り線を使用して南海に引き渡されるようになった。その後、当駅に隣接する検車場で受入検査を行った後、南海本線から[[南海高野線|高野線]]を経由して千代田まで自力回送される。

[[1994年]]の[[和歌山電鐵貴志川線|南海貴志川線]]（現・[[和歌山電鐵]]）の[[和歌山電鐵2270系電車|2270系]]の車両送り込みや[[南海1201形電車|1201形]]の廃車回送の時は、和歌山駅 - 当駅間で車両の搬送を行った。

=== 配線図 ===
{{駅配線図|image=Wakayamashi station track map.svg
|title= 和歌山市駅配線図
|width=450px
|left = 和歌山港方面
|right= 和歌山方面
|up = なんば方面
|up-align = right
|source= [[鉄道ピクトリアル]] 2008年<span class="ltr">8</span>月臨時増刊「南海電気鉄道」
|note=上は住ノ江検車区和歌山出張場
|legend= mono}}

== 利用状況 ==
かつては、和歌山市の玄関として、阪和線の和歌山駅と肩を並べる乗降客数を誇っていたが、現在は阪和線駅の約半分まで落ち込んでいる。実数値としても、1980年ごろの半分以下まで減少している。

* '''南海電気鉄道''' - 2019年度の<span class="ltr">1</span>日平均[[乗降人員|'''乗降'''人員]]は'''16,455人'''<ref name="wakayamanenkan-7" /><ref name="nankaijokoR1">{{PDFlink|[http://www.nankai.co.jp/library/company/company/handbook/pdf2020/04.pdf ハンドブック南海2020 鉄道事業]}}</ref>で、南海の駅（100駅）では<span class="ltr">18</span>位<ref name="nankaijokoR1" />である。
* '''JR西日本''' - 2019年度の<span class="ltr">1</span>日平均'''乗車'''人員は'''2,170人'''<!--和歌山県統計年鑑-->である。

各年度の<span class="ltr">1</span>日平均'''乗降・乗車'''人員数は下表のとおり。

{| class="wikitable" style="text-align:right;"
|-
!rowspan="2"| 年度
!style="text-align:center;" colspan="2"| 南海電気鉄道
!style="text-align:center;" colspan="2"| JR西日本
!rowspan="2"| 出典
|-
!style="text-align:center;" colspan="1"|1日平均<br/>乗降人員 
!style="text-align:center;" colspan="1"|順位 
!style="text-align:center;" colspan="1"|1日平均<br/>乗降人員 
!style="text-align:center;" colspan="1"|1日平均<br/>乗車人員<!--和歌山県統計年鑑-->
|-
| 1980年（昭和<span class="ltr">55</span>年） || 42,428 || - || 5,702 ||
|<ref name="wakayamanenkannk">{{PDFlink|[http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020500/tetudou/documents/nankai_.pdf 【南海電鉄各線駅別　<span class="ltr">1</span>日当たりの乗降客数の推移】和歌山県企画部地域振興局総合交通政策課・空港対策室]}}</ref><ref name="wakayamanenkanjr">{{PDFlink|[http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020500/tetudou/documents/H26JReki.pdf 【<span class="ltr">JR</span>各駅の<span class="ltr">1</span>日あたりの乗降客数の推移】｜和歌山県企画部地域振興局総合交通政策課・空港対策室｜和歌山県]}}</ref>
|-
| 1985年（昭和<span class="ltr">60</span>年） || 37,697 || - || 5,510 ||
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 1990年（平成{{0}}2年） || 34,172 || - || 5,298 ||
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 1995年（平成{{0}}7年） || 30,452 || - || 6,294 ||
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2000年（平成<span class="ltr">12</span>年） || 23,844 || - || 4,702 || 2,351
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2001年（平成<span class="ltr">13</span>年） || 22,341 || - || 4,416 || 2,209
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2002年（平成<span class="ltr">14</span>年） || 21,188 || - || 4,024 || 2,012
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2003年（平成<span class="ltr">15</span>年） || 20,297 || - || 3,850 || 1,920
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2004年（平成<span class="ltr">16</span>年） || 19,766 || 18位 || 3,644 || 1,822
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2005年（平成<span class="ltr">17</span>年） || 19,210 || - || 3,506 || 1,753
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2006年（平成<span class="ltr">18</span>年） || 18,792 || - || 3,324 || 1,662
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2007年（平成<span class="ltr">19</span>年） || 18,578 || - || 3,134 || 1,567
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2008年（平成<span class="ltr">20</span>年） || 18,648 || - || 3,244 || 1,626
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2009年（平成<span class="ltr">21</span>年） || 18,198 || - || 3,320 || 1,659
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2010年（平成<span class="ltr">22</span>年） || 18,087 || - || 3,184 || 1,593
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2011年（平成<span class="ltr">23</span>年） || 17,964 || 16位 || 3,088 || 1,544
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2012年（平成<span class="ltr">24</span>年） || 17,262 || 17位 || 3,272 || 1,636
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2013年（平成<span class="ltr">25</span>年） || 17,569 || 18位 || 3,426 || 1,713
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2014年（平成<span class="ltr">26</span>年） || 17,732 || 17位 || 3,692 || 1,845
|<ref name="wakayamanenkannk" /><ref name="nankaijokoH26">{{PDFlink|[http://www.nankai.co.jp/library/company/company/handbook/pdf2015/5.pdf ハンドブック南海2015 鉄道事業]}}</ref><ref name="wakayamanenkanjr" />
|-
| 2015年（平成<span class="ltr">27</span>年） || 17,942 || 17位 || 3,780 || 1,890
|<ref name="wakayamanenkan-3">{{PDFlink|[http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020500/documents/tetudo.pdf 平成<span class="ltr">27</span>年度和歌山県公共交通機関等資料集]}}</ref>
|-
| 2016年（平成<span class="ltr">28</span>年） || 17,546 || 17位 || 3,756 || 1,876
|<ref name="wakayamanenkan-4">{{PDFlink|[http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020500/documents/shiryosyu1.pdf 平成<span class="ltr">28</span>年度和歌山県公共交通機関等資料集]}}</ref>
|-
| 2017年（平成<span class="ltr">29</span>年） || 17,041 || 17位 || 4,058 || 2,029
|<ref name="wakayamanenkan-5">{{PDFlink|[https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020500/book_d/fil/tetudou.pdf 平成<span class="ltr">29</span>年度和歌山県公共交通機関等資料集]}}</ref>
|-
| 2018年（平成<span class="ltr">30</span>年） || 16,723 || 18位 || 4,226 || 2,113
|<ref name="wakayamanenkan-6">{{PDFlink|[https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020500/book_d/fil/siryousyuu.pdf 平成<span class="ltr">30</span>年度和歌山県公共交通機関等資料集]}}</ref>
|-
| 2019年（令和元年） || 16,455 || 18位 || 4,340 || 2,170
|<ref name="wakayamanenkan-7">{{PDFlink|[https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020500/book_d/fil/shiryoushu.pdf 令和元年度和歌山県公共交通機関等資料集]}}</ref>
|-
|2020年（令和<span class="ltr">2</span>年）
|12,271
|17位
|3,572
|
|<ref name=":0">{{PDF|[https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020500/book_d/fil/shiryoshuR3.pdf　令和<span class="ltr">3</span>年度和歌山県公共交通機関等資料集]}}</ref><ref name=":1">{{PDF|[https://www.nankai.co.jp/lib/company/handbook/pdf/handbook2022.pdf　ハンドブック南海2022年度版]}}</ref>
|-
|2021年（令和<span class="ltr">3</span>年）
|12,714
|17位
|3,768
|
|<ref name=":0" /><ref name=":1" />
|}

南海本線は乗客減により、[[2001年]][[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">24</span>日]]のダイヤ改正で<span class="ltr">1</span>時間当たりの本数は特急<span class="ltr">1</span>本・急行<span class="ltr">2</span>本・普通<span class="ltr">2</span>本の体制に、2005年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">27</span>日のダイヤ改正ではさらに特急<span class="ltr">2</span>本・普通<span class="ltr">2</span>本の体制に減少した。しかし、2014年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">18</span>日からは急行系統の空港線シフトをうけ、特急<span class="ltr">2</span>本・普通<span class="ltr">4</span>本の体制となっている。

== 駅周辺 ==
* [[キーノ和歌山]]
** [[カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント|カンデオホテルズ]]南海和歌山（2020年<span class="ltr">7</span>月<span class="ltr">3</span>日オープン）
** [[和歌山市民図書館]]
* [[和歌山城]]
** [[和歌山城西之丸庭園]]（紅葉渓庭園）
* 和歌山湊北[[郵便局]]
* [[和歌山競輪場]]
* [[和歌山城ホール]]
* [[和歌山市立博物館]]
* [[和歌山市立こども科学館]]
* [[旧西本組本社ビル]]
* [[和歌山放送]]
* [[和歌山市立有吉佐和子記念館]]

== バス路線 ==
=== 高速バス ===
<!--[[プロジェクト:鉄道#バス路線の記述法]]に基づき、経由地については省略して記載しています。-->
* [[ドリーム和歌山号|サザンクロス和歌山号]]：[[バスタ新宿]]・[[東京駅]]・[[新木場駅]]（[[南海ウイングバス]]）
* [[サウスウェーブ号]]：[[横浜シティ・エア・ターミナル|横浜駅(YCAT)]]・[[京成上野駅]]・[[東京ディズニーリゾート]]・[[西船橋駅]]・[[海浜幕張駅]]（和歌山バス・[[成田空港交通]]）

=== 路線バス ===
<!--[[プロジェクト:鉄道#バス路線の記述法]]に基づき、経由地については省略して記載しています。また、背景色や色文字の設定は、[[プロジェクト:鉄道#過剰なマークアップは控える]]より、推奨されていません。-->
駅前にバスターミナルが整備されており、和歌山駅とともに和歌山市内の路線バスの拠点となっている。

{| class="wikitable" style="font-size:80%;"
!のりば<span class="ltr">!!</span>運行事業者<span class="ltr">!!</span>路線名<span class="ltr">!!</span>系統・行先<span class="ltr">!!</span>備考
|-
!colspan="5"|南海和歌山駅
|-
!rowspan="3"|1
| rowspan="17" style="text-align:center;" |[[和歌山バス]]
|style="text-align:center;"|'''本町線'''
|'''0'''：[[和歌山駅|JR和歌山駅]]
|&nbsp;
|-
|style="text-align:center;"|'''紀三井寺線'''
|'''40'''：[[海南駅]]前<br />'''42'''：[[和歌山マリーナシティ|マリーナシティ]]<br />'''44'''：[[和歌山県立医科大学附属病院|医大病院]]
|&nbsp;
|-
|style="text-align:center;"|'''塩屋線'''
|'''52'''：医大病院<br />'''55'''：[[和歌浦|和歌浦口]]
|&nbsp;
|-
!rowspan="3"|2
|style="text-align:center;"|'''和歌山市内線'''
|'''4'''：新和歌浦<br />'''5'''・'''13'''：和歌浦口<br />'''11'''：医大病院<br />'''17'''・'''117'''：海南駅前
|「<span class="ltr">11</span>」は土休日運休
|-
|style="text-align:center;"|'''市内雑賀崎循環線'''
|'''30'''：<span class="ltr">JR</span>和歌山駅
'''34'''：養翠園前
|「<span class="ltr">34</span>」は土休日運休
|-
|style="text-align:center;"|'''湊線'''
|'''60'''・'''160'''：<span class="ltr">JR</span>和歌山駅
|&nbsp;
|-
!rowspan="4"|3
|style="text-align:center;"|'''西浜新和歌浦線'''
|'''35'''：新和歌浦
|&nbsp;
|-
|style="text-align:center;"|'''塩屋線'''
|'''53'''：医大病院<br />'''56'''：和歌浦口
|&nbsp;
|-
|style="text-align:center;"|'''紀和線'''
|'''65'''：<span class="ltr">JR</span>和歌山駅
|土休日運休
|-
|style="text-align:center;"|'''鳴神線'''
|'''94'''：紀伊風土記の丘
|土休日運休
|-
!rowspan="3"|4
|style="text-align:center;"|'''坂田線'''
|'''75'''：[[和歌山労災病院|労災病院前]]・坂田
|&nbsp;
|-
|style="text-align:center;"|'''和歌山大学線'''
|'''273'''：[[和歌山大学前駅]]東口
|&nbsp;
|-
|style="text-align:center;"|'''藤戸線'''
|'''370'''：[[ふじと台]]
|休日運休
|-
!rowspan="2"|5
|style="text-align:center;"|'''和歌山市内線'''
|'''15'''：<span class="ltr">JR</span>和歌山駅
|土休日運休
|-
|style="text-align:center;"|'''和歌山大学線'''
|'''73'''・'''273'''：<span class="ltr">JR</span>和歌山駅
|&nbsp;
|-
!rowspan="2"|6
|style="text-align:center;"|'''六十谷線'''
|'''83'''・'''84'''：川永団地
|&nbsp;
|-
|style="text-align:center;"|'''楠見線'''
|'''88'''：鳴滝団地
|&nbsp;
|-
!colspan="5"|和歌山市駅前<ref group="注">バスターミナルには入らず駅前の路上から発車。</ref>
|-
!－
|style="text-align:center;"|[[有田鉄道]]
|style="text-align:center;"|'''美山線'''
|川原河
|&nbsp;
|}

※かつては[[大十バス]]の路線も発着していた。

=== 通学バス ===
* [[桃山学院大学]]への直通通学バスが発着している。

== その他 ==
[[ファイル:Kasai bridge Wakayama.jpg|thumb|旧・加太線紀ノ川橋梁の河西橋（2003年）]]
* 第<span class="ltr">4</span>回[[近畿の駅百選]]に選定された。

=== 旧加太線の遺構 ===
現在、加太線は紀ノ川駅を経由して当駅に乗り入れているが、かつては当駅西側に[[紀の川|紀ノ川]]を渡って直接乗り入れていた。しかし、1950年<span class="ltr">9</span>月の[[ジェーン台風]]によって紀ノ川橋梁が破損、同橋梁を挟む当駅 - 北島駅間は休止を経て廃止された。なお、加太線列車は同年<span class="ltr">7</span>月に紀ノ川駅経由での運行としていた。

なお、旧橋梁は「[[河西橋]]」として、二輪車、軽車両と徒歩のみ通行可能である。

== 隣の駅 ==
; 南海電気鉄道（南海）
: [[File:Nankai mainline symbol.svg|15px]] 南海本線
:: {{Color|red|■}}特急[[サザン (列車)|サザン]]・{{Color|orangered|■}}急行
:::[[和歌山大学前駅]]（ふじと台）(NK43) - '''和歌山市駅 (NK45)'''
:: {{Color|#009933|■}}区間急行（当駅 - 泉佐野駅間の各駅に停車）・{{Color|gray|■}}普通
::: [[紀ノ川駅]] (NK44) - '''和歌山市駅 (NK45)'''
: [[File:Nankai mainline symbol.svg|15px]] 和歌山港線
:: {{Color|red|■}}特急サザン・{{Color|orangered|■}}急行（平日のみ）・{{Color|gray|■}}普通
::: '''和歌山市駅 (NK45)''' - （[[久保町駅|県社分界点]]） - [[和歌山港駅]] (NK45-1)
:: 県社分界点はかつて久保町駅という旅客駅であったが、同駅と和歌山港駅の間にあった[[築地橋駅]]・[[築港町駅]]とともに2005年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">27</span>日に廃止された。
: [[File:Nankai mainline symbol.svg|15px]] 加太線（当駅から紀ノ川駅までは南海本線を経由）
::: '''和歌山市駅 (NK45)''' - 紀ノ川駅 (NK44)<!-- 南海本線と方向が逆になっているのは、起点・終点の方向が逆転しているため --->
* 括弧内は駅番号を示す。
; 西日本旅客鉄道（<span class="ltr">JR</span>西日本）
: {{Color|#999999|■}} 紀勢本線
::: [[紀和駅]] - '''和歌山市駅'''

=== かつて存在していた路線 ===
; 南海電気鉄道
: 加太旧線
::: '''和歌山市駅''' - 北島駅
: 和歌山軌道線
::: '''市駅前''' - 宇治駅

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}

== 関連項目 ==
{{Commonscat}}
* [[日本の鉄道駅一覧]]
* [[紀ノ川橋梁 (南海本線)|紀ノ川橋梁]]
* [[和歌山駅]]
* [[キーノ和歌山]]

== 外部リンク ==
* [https://www.nankai.co.jp/traffic/station/wakayamashi.html 和歌山市駅] - 南海電気鉄道
** [https://kino-wakayama.jp/ キーノ和歌山]
* {{外部リンク/JR西日本駅|0622099|和歌山市}}

{{鉄道路線ヘッダー}}
{{南海本線}}
{{南海和歌山港線}} 
{{南海加太線}}
{{紀勢西線|mode=1}}
{{鉄道路線フッター}}
{{近畿の駅百選}}

{{DEFAULTSORT:わかやまし}}
[[Category:和歌山市の鉄道駅]]
[[Category:日本の鉄道駅 わ|かやまし]]
[[Category:南海電気鉄道の鉄道駅]]
[[Category:かつて近畿日本鉄道に所属した鉄道駅]]
[[Category:西日本旅客鉄道の鉄道駅]]
[[Category:日本国有鉄道の鉄道駅]]
[[Category:関西鉄道の鉄道駅]]
[[Category:紀和鉄道の鉄道駅]]
[[Category:1903年開業の鉄道駅]]
[[Category:紀勢本線]]