「坂口安吾」を編集中
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=== 政治的立場 === |
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旧来の[[封建主義]]([[天皇制]]等)<ref>https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/card42891.html 青空文庫『天皇小論』参照</ref>と共に[[共産主義]]や[[日本共産党]]、[[日本社会党]]に対しても批判的立場をとり<ref>https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/card42891.html 青空文庫『坂口流の将棋観』参照</ref>、「[[マルクス・レーニン主義|マルクスレーニン]]筋金入りの集団発狂あれば、一方に[[皇居]]前で[[拍手]]をうつ集団発狂あり、左右から集団発狂にはさまれては、もはや日本は助からないという感じ」と記している<ref>坂口安吾「安吾の新日本地理 安吾・[[伊勢神宮]]にゆく」(『文藝春秋』第二九巻第四号に掲載)</ref>。[[ソ連]]や[[日本共産党]]をたびたび批判する一方で[[中国共産党]]を高く評価しており、「本家[[ソ連|ソビエット]]の共産主義政府が壊滅しても、[[中国共産党|中共]]だけは栄えるかも知れない」ことを予言した<ref>https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/card45898.html 青空文庫『戦後合格者』参照(『新潮』第四八巻第三号に掲載)</ref>。 |
旧来の[[封建主義]]([[天皇制]]等)<ref>https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/card42891.html 青空文庫『天皇小論』参照</ref>と共に[[共産主義]]や[[日本共産党]]、[[日本社会党]]に対しても批判的立場をとり<ref>https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/card42891.html 青空文庫『坂口流の将棋観』参照</ref>、「[[マルクス・レーニン主義|マルクスレーニン]]筋金入りの集団発狂あれば、一方に[[皇居]]前で[[拍手]]をうつ集団発狂あり、左右から集団発狂にはさまれては、もはや日本は助からないという感じ」と記している<ref>坂口安吾「安吾の新日本地理 安吾・[[伊勢神宮]]にゆく」(『文藝春秋』第二九巻第四号に掲載)</ref>。[[ソ連]]や[[日本共産党]]をたびたび批判する一方で[[中国共産党]]を高く評価しており、「本家[[ソ連|ソビエット]]の共産主義政府が壊滅しても、[[中国共産党|中共]]だけは栄えるかも知れない」ことを予言した<ref>https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/card45898.html 青空文庫『戦後合格者』参照(『新潮』第四八巻第三号に掲載)</ref>。「豊かな国のオコボレに縋る方が、現実を救う最短距離」として戦後の日米関係にも肯定的で<ref>https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/card43150.html 青空文庫『インテリの感傷』参照</ref>、反[[再軍備]]の持論として『[[もう軍備はいらない]]』を執筆している。 |
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{{quotation|…完全なる無内容、それに加うるにいたずらなる喧嘩ずき、まるで人間の文化以前の欠点だけを集成して見せつけられているようであった。<br /> |
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彼らのやった仕事の総量は、事毎に牙をむいて吠えたがる野犬の行跡に酷似しているが、人間のなすべき事には全く似たところがない。「なすべき」というのは、知識と責任を背景にしたところの、という意で、政党と政党員には当然必要とすべき条件をさすのである。<br /> |
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彼らのやった仕事の主なるものはと云えば、ナホトカからスクラムをくんで祖国へ敵前上陸の筋金入りの人達をたきつけて益々をこねさせたり、坐りこませたりすることである。尤もこれに対しては、かくの如くに教育して敵前上陸せしめた[[ソビエト連邦共産党|海の彼方の本店]]を咎めることが先でなければならないが、本店の押しつける無法な仕打を修正して受け入れるだけの識見がない無能な三太夫ぶりというものは、どこの国の共産党にくらべてもこれ以下のものは見当らない。この三太夫は[[ヨシフ・スターリン|本店の殿様]]の手打になるのをビクビクしているだけである。<br /> |
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彼らが行った政策の唯一のことは、他に対する不協力ということである。反対のための反対。[[教条主義|漸進的なるものに対する拒否]]。同じことでも[[前衛党|自分が主導してやるのでなければイヤ]]だという[[全体主義]]であるが、それも[[共産主義における左翼小児病|単に否定し反対するだけの破壊的な方策]]によって全体主義の性格を誇示したにすぎないのである。<br /> |
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…共産党の全てが、共産主義というものが、みんなこのように無内容で、品性下劣なわけではないだろう。日本共産党というものの悲しむべき特性であるらしい。しかし、ナホトカで[[民主運動 (日本)|特殊教育]]をうけ筋金を入れてもらって祖国へ敵前上陸する新特攻隊を見ると、共産党の本家も、その品性の低さ貧しさに於て日本支店の本店たるにふさわしく、人間の良識が求めているものには逆行的であるようだ。|「戦後合格者」}} |
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「豊かな国のオコボレに縋る方が、現実を救う最短距離」として戦後の日米関係にも肯定的で<ref>https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/card43150.html 青空文庫『インテリの感傷』参照</ref>、反[[再軍備]]の持論として『[[もう軍備はいらない]]』を執筆している。 |
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=== 芸術観 === |
=== 芸術観 === |