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'''大久保 道舟'''︵おおくぼ どうしゅう、[[1896年]]︵[[明治]]29年︶[[7月1日]] - [[1994年]]︵[[平成]]6年︶[[9月5日]]︶は、日本の[[仏教学者]]。[[福井大学]]教授、[[東北福祉大学]]学長、[[駒澤大学]]総長。雅号は﹁越渓﹂。

'''大久保 道舟'''︵おおくぼ どうしゅう、[[1896年]][[7月1日]] - [[1994年]][[9月5日]]︶は、日本の[[仏教学者]]。博士。[[福井大学]]教授、[[東北福祉大学]]学長、[[駒澤大学]]総長を歴任。雅号は﹁越渓﹂。


== 略歴 ==

== 来歴 ==

1896年︵明治29年︶7月1日、[[福井県]][[武生市]]︵現・[[越前市]]︶に生まれる。曹洞宗大学︵現、[[駒澤大学]]︶を卒業後、[[東京大学史料編纂所|東京帝国大学史料編纂所]]史料編纂官補となる。東亜練成院練成官、[[福井師範学校]]教授を経て、戦後の1949年︵[[昭和]]24年︶、[[福井大学]]教授となった。福井大学を定年退職した後は、[[駒澤大学]]教授として教鞭をとった。[[東北福祉大学]]学長、駒澤大学総長をつとめた。1994年︵平成6年︶9月5日、[[急性肺炎]]のため死去<ref name="bukko"/>。

[[福井県]][[武生市]]︵現: [[越前市]]︶に生まれる。[[福井県立武生高等学校|武生中学]]、曹洞宗大学︵現: [[駒澤大学]]︶を卒業後、[[東京大学史料編纂所|東京帝国大学史料編纂所]]史料編纂官補となる。東亜練成院練成官、[[福井師範学校]]教授を経て、戦後の[[1949年]]に[[福井大学]]教授となった。[[1954年]]、博士論文﹃道元禅師伝の研究﹄で[[博士号]]︵[[文学]]、[[東京教育大学]]︶を取得。福井大学を定年退職した後は、[[駒澤大学]]教授として教鞭をとった。[[1968年]]に[[東北福祉大学]]学長、[[1978年]]より駒澤大学総長、[[曹洞宗]][[龍門寺]][[住職]]<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.zenseikyo.or.jp/manabou/bokuseki/houmei.html |title=7.ご揮毫者芳名録 |website=全国青少年教化協議会 |accessdate=2024-04-26}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.city.echizen.lg.jp/office/030/011/furusatotaisi_d/fil/oboroya.pdf |title=[[朧谷寿]]﹁龍門寺に大久保道舟先生をお訪ねし、勧められるままに泊めていただきました﹂ |website=越前市 |date=2012-10-01|accessdate=2024-04-26}}</ref>、福井県文化財専門委員会委員<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.book61.co.jp/book.php/N90830 |title=文化財調査報告第21集 ※[[横山古墳群]]ほか [[1971年]]|website=[[六一書房]] |accessdate=2024-04-26}}</ref>をつとめた。[[1994年]]9月5日、[[急性肺炎]]のため死去<ref name="bukko"/>。


==受賞・栄典==

==受賞・栄典==

*1982年：勲三等[[旭日中綬章]]受章。

*[[1982年]]：勲三等[[旭日中綬章]]受章

*1990年：武生市名誉市民となる<ref name="bukko">『現代物故者事典 1994～1996』（日外アソシエーツ、1997年）p.107</ref>。

*[[1990年]]：武生市名誉市民 <ref name="bukko">『現代物故者事典 1994～1996』（[[日外アソシエーツ]]、1997年）p.107</ref>


== 著作一覧 ==

== 著作 ==

* 『[[道元]]の言葉』（東峰書房、1943年→[[誠信書房]]、1974年）

* 『[[道元]]の言葉』（東峰書房、[[1943年]]→[[誠信書房]]、[[1974年]]）

* 『道元禅師伝の研究』（[[岩波書店]]　[[1954年]]、[[1993年]]）<ref>{{Cite web|和書|url=http://repo.komazawa-u.ac.jp/opac/repository/all/19373/KJ00005086070.pdf |title=[[柴田道賢]]「道元禅師の出家について」|website=駒澤大学 |accessdate=2024-04-26}}</ref>
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* 『日本文化史叢考』（誠信書房、1977年）

* 『永平二祖 孤雲[[懐弉]]禅師御伝記』（[[山喜房仏書林|山喜房佛書林]]、1980年）

*『道元禅師伝の研究　修訂増補版』（筑摩書房、[[1966年]]→名著普及会、[[1988年]]）
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* 『日本文化史叢考』（誠信書房、[[1977年]]）

* 『永平二祖 孤雲[[懐弉]]禅師御伝記』（[[山喜房仏書林|山喜房佛書林]]、[[1980年]]）


=== 訳注 ===

=== 訳注 ===

* 『道元禅師語録』（[[岩波文庫]]、1940年）、復刊1987年ほか

* 『道元禅師語録』（[[岩波文庫]]、[[1940年]]）、復刊[[1987年]]ほか

* 『道元禅師清規』（岩波文庫、1941年）、復刊1987年ほか

* 『道元禅師清規』（岩波文庫、[[1941年]]）、復刊1987年ほか

* 『[[正法眼蔵随聞記]]　新校注解』（[[山喜房佛書林]]、1942年→再版1956年ほか）

* 『[[正法眼蔵随聞記]]　新校注解』（[[山喜房佛書林]]、[[1942年]]→再版[[1956年]]ほか）


=== 編著 ===

=== 編著 ===

* 『道元禅師全集』（[[春秋社]] 上下、1930年→[[筑摩書房]] 全3冊、1969年→[[臨川書店]] 全3冊、1989年）

* 『道元禅師全集』（[[春秋社]] 上下、[[1930年]]→[[筑摩書房]] 全3冊、[[1969年]]→[[臨川書店]] 全3冊、[[1989年]]）

* 『曹洞宗大系譜』、『曹洞宗大年表』（佛教社、1934-1935年）

* 『曹洞宗大系譜』、『曹洞宗大年表』（佛教社、1934- [[1935年]]）<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.soho-tokutomi.or.jp/db/jinbutsu/4173 |title=大久保道舟 (Doshu Ohkubo) [[村上素道]]の勧めで『曹洞宗大系譜』を送る|website=[[徳富蘇峰]] |accessdate=2024-04-26}}</ref>

* 『曹洞宗古文書』（同刊行会 上下、1961年→筑摩書房 全3冊、1971年）

* 『曹洞宗古文書』（同刊行会 上下、[[1961年]]→筑摩書房 全3冊、[[1971年]]）

* 『[[正法眼蔵]] - 古本・校定』（筑摩書房、1971年）

* 『[[正法眼蔵]] - 古本・校定』（筑摩書房、1971年）


=== 博士論文 ===

=== 博士論文 ===

* 『道元禅師伝の研究』（[[文学博士]]、[[東京教育大学]]、1954年、[[岩波書店]]）

* 『道元禅師伝の研究』（[[文学博士]]、[[東京教育大学]]、[[1954年]]5月）

**『道元禅師伝の研究　修訂増補版』（筑摩書房、1966年→名著普及会、1988年）


=== 論文 ===

=== 論文 ===
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* [http://bauddha.dhii.jp/INBUDS/search.php?m=sch&a=&uekey=%E5%A4%A7%E4%B9%85%E4%BF%9D%E9%81%93%E8%88%9F&ekey1=author INBUDS>大久保道舟]

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== 脚注 ==

== 出典 ==

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== 参考文献 ==

=== 参考文献 ===

* 『道元禅師伝の研究 - 修訂増補版』（名著普及会、1988年）

* 『道元禅師伝の研究 - 修訂増補版』（名著普及会、1988年）


== 外部リンク ==

== 外部リンク ==

* {{Kotobank|大久保道舟}}

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* [https://ndlsearch.ndl.go.jp/search?cs=bib&from=0&size=20&q-author=%22%E5%A4%A7%E4%B9%85%E4%BF%9D%E9%81%93%E8%88%9F%22 著書 - 国会図書館]


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[[Category:東京大学史料編纂所の人物]]

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2024年4月28日 (日) 16:50時点における版

大久保 道舟
人物情報
生誕 (1896-07-01) 1896年7月1日
日本の旗 日本福井県
死没 1994年9月5日(1994-09-05)（98歳没）
出身校 曹洞宗大学
学問
研究分野 仏教学
研究機関 東京帝国大学史料編纂所・福井大学・駒澤大学・東北福祉大学
学位 文学博士（東京教育大学）
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大久保 道舟︵おおくぼ どうしゅう、1896年7月1日 - 1994年9月5日︶は、日本の仏教学者。博士。福井大学教授、東北福祉大学学長、駒澤大学総長を歴任。雅号は﹁越渓﹂。

来歴


福井県武生市︵現: 越前市︶に生まれる。武生中学、曹洞宗大学︵現: 駒澤大学︶を卒業後、東京帝国大学史料編纂所史料編纂官補となる。東亜練成院練成官、福井師範学校教授を経て、戦後の1949年に福井大学教授となった。1954年、博士論文﹃道元禅師伝の研究﹄で博士号︵文学、東京教育大学︶を取得。福井大学を定年退職した後は、駒澤大学教授として教鞭をとった。1968年に東北福祉大学学長、1978年より駒澤大学総長、曹洞宗龍門寺住職[1][2]、福井県文化財専門委員会委員[3]をつとめた。1994年9月5日、急性肺炎のため死去[4]。

受賞・栄典


●1982年‥勲三等旭日中綬章受章
●1990年‥武生市名誉市民 [4]

著作


●﹃道元の言葉﹄︵東峰書房、1943年→誠信書房、1974年︶
●﹃道元禅師伝の研究﹄︵岩波書店　1954年、1993年︶[5]
●﹃道元禅師伝の研究　修訂増補版﹄︵筑摩書房、1966年→名著普及会、1988年︶
●﹃日本文化史叢考﹄︵誠信書房、1977年︶
●﹃永平二祖 孤雲懐弉禅師御伝記﹄︵山喜房佛書林、1980年︶

訳注


●﹃道元禅師語録﹄︵岩波文庫、1940年︶、復刊1987年ほか
●﹃道元禅師清規﹄︵岩波文庫、1941年︶、復刊1987年ほか
●﹃正法眼蔵随聞記　新校注解﹄︵山喜房佛書林、1942年→再版1956年ほか︶

編著


●﹃道元禅師全集﹄︵春秋社 上下、1930年→筑摩書房 全3冊、1969年→臨川書店 全3冊、1989年︶
●﹃曹洞宗大系譜﹄、﹃曹洞宗大年表﹄︵佛教社、1934- 1935年︶[6]
●﹃曹洞宗古文書﹄︵同刊行会 上下、1961年→筑摩書房 全3冊、1971年︶
●﹃正法眼蔵 - 古本・校定﹄︵筑摩書房、1971年︶

博士論文


●﹃道元禅師伝の研究﹄︵文学博士、東京教育大学、1954年5月︶

論文


●CiNii>大久保道舟
●INBUDS>大久保道舟

出典



(一)^ “7.ご揮毫者芳名録”. 全国青少年教化協議会. 2024年4月26日閲覧。

(二)^ “朧谷寿﹁龍門寺に大久保道舟先生をお訪ねし、勧められるままに泊めていただきました﹂”. 越前市 (2012年10月1日). 2024年4月26日閲覧。

(三)^ “文化財調査報告第21集 ※横山古墳群ほか 1971年”. 六一書房. 2024年4月26日閲覧。

(四)^ ab﹃現代物故者事典 1994～1996﹄︵日外アソシエーツ、1997年︶p.107

(五)^ “柴田道賢﹁道元禅師の出家について﹂”. 駒澤大学. 2024年4月26日閲覧。

(六)^ “大久保道舟 (Doshu Ohkubo) 村上素道の勧めで﹃曹洞宗大系譜﹄を送る”. 徳富蘇峰. 2024年4月26日閲覧。

参考文献


●﹃道元禅師伝の研究 - 修訂増補版﹄︵名著普及会、1988年︶

外部リンク


●﹃大久保道舟﹄ - コトバンク
●著書 - 国会図書館
先代
東北福祉大学学長
代：1968年 - 1978年
次代
後藤秀弘
先代
岡本素光
駒澤大学総長
7代：1978年-1982年
次代
水野弘元
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